2024年4月29日月曜日

西の湯巡り(城崎〜三朝〜有馬)

2024年のGW。あまり降り立った記憶の無い兵庫県に行く事にしました。
まずは準備。往復の新幹線、特急はしだて、はまかぜの特急券。三朝温泉から神戸の移動手段。取るべきものは取っておかないと宿の予約が台無しになります。 小田原から京都の新幹線は事前予約をして希望の列車が取れました。京都から天橋立の特急はしだて、そして翌日の鳥取へ行くための特急はまかぜは1ヶ月前にえきねっとで予約をし、国府津駅にある指定席券売機で発券しました。鳥取・三朝温泉から神戸の交通手段は悩みましたが、倉吉駅前から三ノ宮までの高速バスを選択。そして最後、小田原までの新幹線。29(月)の東京方面なら予約も不要かと考えていましたが、1ヶ月前でかなりギリギリ。新神戸から小田原は取れず、夕方の新大阪〜熱海が取れただけでも幸いです。
準備が整えば後は旅立つのみ。その間約1ヶ月。旅行は計画している時が楽しいので気持ちは次の旅行に移ってしまい、本件が過去の物になりつつありました。

4/26(木)、5:59国府津発に乗り6:17小田原発のひかり533号に乗り換えて、8:00京都着。遥か彼方31番ホームから8:38発の特急はしだて1号に乗車。

旅のにぎわい御膳を食べながら、初めて乗った山陰本線の車窓を楽しみました。
心も懐も貧しい時の私は「駅弁なんて冷や飯のくせに割高だ!」と思っていましたが、駅弁は見て楽しい、食べて楽しい。そして流れる車窓からの景色。私がこれまでしていたのは「移動」であり、今回ようやく「電車旅」を覚えたのではないでしょうか。
10:40 天橋立に到着。まずは次の特急券を確保。一服しようと喫煙所を探している内に天橋立を歩き出しました。

全長3.6km、そのほとんどが松林なので歩いている内に飽きました。レンタサイクルを利用するのが利口です。
11:55松林を抜け、帰りの観光船とケーブルカーのセット券(1,500円)を購入。

まずはリフトで傘松へ。入山料400円を払い12時半発のバスで成相寺(なりあいじ)へ。日本一を自称するパノラマ展望所に惹かれましたが徒歩で40分との事で断念。弁天山展望台に寄り、山門まで下って13:15発のバスに乗車。下りはケーブルカーに乗ろうかと思いましたが、時間に縛られないリフトを利用。一の宮桟橋発の観光船次発が13:45発と14:15発。14:34発の特急はしだて5号に乗るかので14:15発だとギリギリなのです。

ビューランドや智恵の湯にも寄るとなると1日必要な天橋立でした。
15:36豊岡に到着。ここから城崎温泉まで特急を使うのは割高なので、16:07発の山陰本線に乗車。途中にある玄武洞に惹かれましたがアクセスが悪いので断念。16:19城崎温泉に到着。

駅を玄関として街全体を宿として捉える城崎温泉。浴衣で外湯巡りは当たり前。なので私も夕方は柳湯、夕食後に一の湯へ行きました。

夜も店が開いているので素泊まりで外食を楽しむのも良いと思います。

4/27(土)、宿で朝風呂を済ませ8時から朝食。8:45にはチェックアウトして9:10始発の城崎温泉ロープウェイに乗りました。

山頂から景色を眺めて9:30発で下山。城崎温泉駅までの道中、城崎文芸館の足湯に浸かったものの温かいのは上層だけ。私しかいなかったので撹拌が足りなかったのかもしれません。
10:48発の特急スーパーまつかぜに乗車し、12:07鳥取着。初めての鳥取県、ベタに鳥取砂丘へ向かいました。12:30発のバスで砂丘センター展望台で下車。ロープウェイで下った先には広大な砂丘が広がっていました。こう言ってはなんですが展望台に寄る必要はないかと...

国内他にも砂丘はあれど鳥取砂丘は唯一無二。砂「丘」の名に恥じない地形です。とりあえず正面に見える丘まで歩きました。その先も砂丘!すごい!観光客が多いのも頷けます。

これが脱エジプト、脱鳥取か?
その程度で帰還したのですが丘の上から13:30発のバスが見えました。どうしたって乗り込めない。次のバスは14:40。嗚呼、悲しいかな車社会。しかし、この間に昼食を摂ってお金を崩しました。

そう、鳥取駅からして電子決済が使えないのでバスも現金しか使えません。10,000円?5,000円?ケツを拭く紙にもなりゃしねぇ、ヒャッハーっ!!
15:02鳥取駅に到着し、コインロッカーから荷物を取り出して15:14発の特急スーパーまつかぜに乗車。さらば鳥取、また来たい鳥取砂丘、次は帽子を被って裸足かサンダルで歩きたい。

15:47倉吉に到着。送迎バスが出るまでの間に観光案内所で翌日の高速バス券を購入しました。倉吉駅から三朝温泉まで車で15分程。チェックインを済ませ休む間もなく外出。古い温泉街な雰囲気の路地、でも極一部。

夜の散歩をして帰りがけに花火観賞。ショボくて即退散したのですが、それは早とちり。前半は客寄せの合図だったのでしょう。音を聞く限り20分はやってましたが、終盤は豪快な音が鳴り響いていました。

4/28(日)、5:30から朝風呂入って早朝散歩。送迎バスで送ってもらい9:05倉吉駅着。9:35発の高速バスに乗車しました。
事前に済ませた筈なのに出発直後に覚えた尿意。10:22鳥取駅BTに到着。発車時刻は10:40なのに降りれる訳ではなさそうです。それもその筈、このバスにはトイレが付いているのですから。普通に考えたら中央右側。けれど走行中に無作為に立ち上がりたくはありません。あれこれ悩み日本交通のHPでトイレの位置を確認して、ようやく用足し。同じ迷いを持つ方の為に記述しましたが「出来るなら 我慢しないで 用を足せ」。山登りで散々学んだ筈なのに、まだ私に無駄な自尊心が残っていたようです。
11:55から12:10まで安富PAで休憩。予定より少し早く13:15に三ノ宮BTに着きました。初めての神戸。右も左も分からぬ通り六甲道へ行くところ下りに乗って神戸で引き返した次第。昼食を摂りバスで六甲下へ。14:40発のケーブルカーに乗り、

15:15発のバスで六甲山ガーデンテラスまで行き、六甲山頂駅で40分ほど並んでロープウェイに乗車。待った甲斐あってロープウェイからの景色は絶景。その高さ、その距離、私の知る限りでは最高にスリリング。16:38有馬温泉駅に着き、徒歩で宿へと向かって17時にチェックイン。

軽く入浴して18:30散策へ。日中とは打って変わって人の減った街。皆さん宿で夕飯中なのでしょう。それに合わせて店も閉まっているので、夜の温泉街を楽しむ所ではないようです。

4/29(月)、4時前には起きたものの有馬温泉で早朝散歩をする気になれず、部屋でFF5(ピクセルリマスター)をやっていました。9:15にチェックアウトし、9:24有馬温泉発の神鉄有馬線に乗車。有馬口、谷上で乗り換え9:51三ノ宮に到着。荷物をコインロッカーに入れ、まずは北野異人館街へ。

短いけれどとてもお洒落な異人館街。そんな街に割と合うラパン。ここはFIAT500が通って欲しかった。
「うろこの家」の来客が多かったのですがFateファンでしょうか。それにしては若い客層でした。何にせよ興味がないので早々に退散。

歩くほどに景色が変わる神戸。港町なだけに横浜同様楽しめます。

途中で昼食を摂って神戸ポートタワーに到着。南京町を経由してアーケード街を渡り歩いて三ノ宮駅に到着。初めて来た神戸、そのコンテンツの集約っぷりは唯一無二ではないでしょうか。けれど私にとっては豚に真珠。最も時間を潰したのがナガサワ文具センター。驚くほど万年筆の品揃えが豊富です。私はボールペンを探しに来たのですが、運命の出会いはありませんでした。次に時間を潰したのがホビーショップ タムタム。幾度も通販でお世話になったタムタム。店頭だと予期せぬ発見があって楽しいです。
15:07、三ノ宮から新大阪へ。新大阪駅新幹線乗り場の喫煙所は激混み。2つある出入口の内、一方では行列が出来、もう一方では自由に出入りする。正に「ヤニカス」な民度を目の当たりにしました。当然中はモクモク。ヤニカスの分際で移り香が嫌なので早めに最後の一服を済ませ、乗車までの1時間弱で臭いを取ろうという努力。「そもそも吸うなヤニカス」と言われればそれまでですけど。
16:48発ひかり516号に乗車し19:04熱海着。

帰りの東海道線で食べようと新大阪駅で駅弁を買っておいたのですが、ボックス席にテーブルが無い事を思い出しました。昭和の記憶です。令和の私は一般車両で物を食べる事はしません。なので急遽グリーン券を購入。こんなところでJREポイントを消費するとは。しかしそのお陰で気軽に駅弁が食べれました。
19:38国府津に到着。長いようでアッという間の四日間。それ即ちGWの2/5が終了した事を意味します。

2024年4月20日土曜日

忍野と根場

4/20(土)、忍野へ桜を見に行ってきました。地元から車で行くつもりが事故か故障か強制キャンセルとなり、隣の駅で借りようかとも思いましたが、御殿場まで行くのすら割とかったるい。滅多に運転しないので、1時間もすると飽きてしまうのです。
発想を変えて御殿場から車を借りることにしました。R246で渋滞しようが関係なし。眠くなったら寝れば良い。電車様々です。

6:35国府津発の御殿場線に乗り7:23御殿場着。JR東海の御殿場線ですが、国府津からなら普通にSUICAで改札を通れば良い事を最近知りました。帰りに国府津で降りる時だけタッチする機械を間違えなければ、他は気楽なものです。
御殿場駅近くのタイムズカーシェアに乗り込んで、いざ北上。山中湖に出たら西岸を走らず東からグルリと回りました。
平野のあたりは桜が多かったのですが、湖畔はそこまで植ってないのね。
むしろ逆さ富士の方がビューチホーでした。
そして忍野八海。
9時前だというのに中国人の団体客が来始めていました。日本人より中国人の方が多い印象。逆に私も中国に行きたいわ、久々に。
忍野の桜は十分見頃。天気にも恵まれて最高でした。
一方、河口湖畔は大分散っていたので立ち寄らず、隣の西湖に足を伸ばしました。
西湖いやしの里根場。1966年に土石流で壊滅した集落を再現したそうです。藁葺き民家が立ち並びつつ、綺麗に整備されて良い場所です。しかも桜が見頃と来たら最高ではないですか。

車は6時間借りたので、温泉に寄っていくか、のんびり下道で戻るかと考えていましたが、結局富士五湖道路を使って12:15には車を返却。アウトレットに寄る用も無かったので、12:17御殿場発の電車に乗って帰宅しました。

2024年4月7日日曜日

修善寺ついでに虹の郷

4/6(土)、一月ぶりの温泉旅行は手頃な距離の伊豆・修善寺温泉。桜は満開、仕事も満杯。それらは先週末までに片付く見込みだったのに、当てが外れて落ち着かない温泉旅行。けれども旅行に行くからには全てを忘れてノンビリします。
12:50国府津発の東海道線で小田原に出て、踊り子9号に乗車。特急券はえきねっとで買ったものの、乗車券はどうしたものか。JR東海どころか伊豆箱根鉄道も走るのでSUICAで改札を出られません。そんな疑問は紫の指定券売機が解決してくれます。国府津から修善寺までの連絡乗車券が買えました。

米神桜を眺めながら駅弁で昼食を満喫する予定でしたが、国府津の東華軒はほぼ売り切れ。小田原駅ではホームのKIOSKが閉店。食べ物を手に入れられず、修善寺まで空腹に耐える苦行となりました。
14:06修善寺に到着。14:20発の東海バスに乗って虹の郷へ。乗客の大半は修善寺温泉で下車していました。

人生2度目の虹の郷。前回の記憶はほとんどありません。イギリス村とオランダ村を往復するだけなら程良いのですが、山の中なので匠の村も行くと体力を使います。映える写真を撮る分には英蘭エリアで事足りますので、楽しみ方が多い場所ではないでしょうか。

とは書いたものの目的も無く来たおっさん一人では何を楽しむでもなく、伊豆の村でカレーを食べたぐらい。15:41発のバスで退散し、修善寺温泉BSで下車。小腹を満たしながら宿に向かいました。16時過ぎにはチェックインして休憩。

ひとっ風呂浴びて18時、夕飯を食べに外出したものの飲食できる店がありません。今度こそ空腹との戦いかと思いきや、惣菜を手に入れる事が出来ました。

4/7(日)、6時過ぎに起きて朝風呂。7時から朝食を食べ、8:10にはチェックアウトしました。8:31発のバスに乗るためバス停に向かうと目に付いたのが湯回廊・菊屋。一目見ただけで惹かれる老舗の貫禄。いずれ泊まってみたいものです。
8:49修善寺発の駿豆線に乗り、三島広小路で下車。

三島大社の桜は満開の文字通り開いていました。
10:10三島発、各駅停車で11:00小田原着。ちょうど良い電車がこれだったので選びましたが、選択肢は少なくありません。
①新幹線:15分 2,440円
②熱海から踊り子:30分 1,440円
③各駅停車:36分 680円
乗り継ぎなしでこんな感じ。国府津に帰る時は各駅停車一択ですが、小田原に立ち寄る時は新幹線も悪くありません。

小田原城をグルリと回って昼食を食べて退散。12:10国府津に帰ってまいりました。

今回の旅行で学んだこと。温泉旅行に行くのなら必ず夕食付きで宿を取るべし!
この鉄則を守らなくても良い温泉地は、私の知る限りでは草津ぐらいです。