2008年9月23日火曜日

豪雨の中部ツーリング その3

 2008年9月22日、岡崎は快晴だった。6時45分にホテルを発ち、岡崎城へ向かう。二輪車は無料で駐輪できて嬉しい限りだ。
 園内の建築物は綺麗で、横には乙川も流れているので、公園としての完成度は高い。城の裏手のお堀には水が流れていないが、それはそれで植物が生い茂り吸い込まれそうだった。徳川家康の像を見た後、大型車用の駐車場から一般車用の駐車場へ下りようとしたが、結構迂回しなければならなかったのは改善して頂きたい。
  岡崎ICから東名高速道路に乗った。世間は平日、通勤時間帯のせいか交通量が多い。昨日の豪雨の成果か、単に周りの流れによるものか、チキンの私に100km/hで走る事が苦ではなかった。美合PAは近すぎるので立ち寄らず、7時45分、赤塚PAで休憩。朝からミソカツ丼ときしめんのセットを食べ、今日一日分のエネルギーを蓄えた。PAのクセにコンビニと吉牛がある赤塚PA。月曜日なので「キン肉マンII世」の立ち読みを怠ってはいけない。
 三ヶ日ICで下り、竜ヶ岩洞へ行こうと表示に任せて国道362号に乗ったが、私の記憶と方向が違う。料金所を過ぎて直ぐ左に入るべきだったのか?しかし西気賀からの奥浜名湖が綺麗だったので良しとしよう。気賀から県道320号へ移った。ここまでは表示があったので良かったのだが、井伊谷の交差点で方向が分からなくなった。私が見落としたのかもしれないが、遠回りさせられた感じがしていただけに、この不親切さに嘆いた。
  9時20分、竜ヶ岩洞に到着。洞窟内は広く、かなり洞窟内を探検している気分になれた。水が豊富なのも飽きさせない利点だ。最大の目玉は、落差30mの”黄金の大滝”なのだが、無理に見ようとすれば濡れること間違いなし。迫力がある事は確かだ。開場後間もないこともあり、貸切状態だった。そのせいか、今年になって見た=生涯見た鍾乳洞の中で最も素敵な鍾乳洞だった。

 国道257号をひたすら南下すれば浜松城に着く筈なのだが、これがまた混んでいた。片側一車線の細い道路なのだが、意地で追い越しまくって浜松へと向かう。一方通行がやたらと多い浜松城周辺で迷いつつ、10時30分、どうにかこうにか浜松城の駐車場に辿り着いた。コンコルドというホテルの手前を入っていくのがポイントだ。敷地が広く日本庭園の綺麗な浜松城公園。しかし天守は小さかった。浜松市街を一望する為に登っても損はないと思うが、今回の旅は平等に何処の城にも入城するつもりはない。園内マップをロクに見てない事もあり、方向感覚を失って迷いながらも、どうにか駐車場に到着。相変わらずの一方通行に苦戦しながら、国道152号線に乗る事が出来た。
  一度だけ東から西へ走ったことがあるのだが、静岡県はバイパスが多くて非常に助かる。とはいえ、その勢いで目的地を過ぎてしまっては意味が無い。掛川バイパスに乗る前に、表示に従って掛川市街および掛川IC方面へ逃げたのだが、これは少し先走り過ぎた。国道1号線一般道を行くつもりだったのに、何やら山の方へ行ってしまった。大した害はなく、線路の下を潜ってそれなりに進むと、北北東の方向に城が見えた。それに向かって走って行くと、街並の一部が現代的な城下町風になっていた。到着である。

  高台にある美しき掛川城。その周りに立ち並ぶ黒レンガの家々。これぞ私の求めた城下町である。城下町風のエリアは極限られているが、それでもこの姿勢が嬉しい。「掛川市街を一望してもねぇ・・・」という事で城には入らなかったが、私がこれから進む方向の雲行きが怪しい事は確認できた(結局、僅かに小雨に遭った程度だったが)。


 小夜の中山をトンネルを潜ると、何かが私の頭を過った。この辺で一度、国道1号から逸れる予定だったのだ。地図を見て、道を引き返し、下道へと降りた。目的地は諏訪原城跡と金谷駅である。
 地図を見る限り、意外と敷地の広そうな諏訪原城跡。とりあえず順路に沿って歩いてみたが、結構距離があった。起伏が緩やかなのは助かったが。まぁ何と言うか、城跡と言われなければ単なる山の一部である。とても城があったとは思えないが、お堀の跡だけは見応えがある。石垣こそ無いが、深く掘られた複数のお堀が山の中に存在する事が、実に不自然で面白かった。とはいえ他に見所はなく、観光客もいやしない。かなり放置状態だったが、これで良いのか諏訪原城跡?
 続いて、SLが走る大井川鉄道の金谷駅へ向かった。運が良ければSLが見れるかと期待していたが、運悪くというか下調べをしていなかっただけあり、SLは見れなかった。是非ともSLに乗りたいので、今度は電車で来るとしよう。

 それでは国道1号線に戻って、駿府城跡を見に静岡へ・・・行く予定だったが、たかが城跡の為に都会の中を走るのは懲り懲りなので、相良牧之原ICへと向かった。どうせ大井川鉄道に乗る時に、静岡まで新幹線で来る事になるのだ。今回の旅行で無理矢理行く必要は無い。

 13時22分、相良牧之原ICから東名高速道路に乗った。牧之原SAで鶏の唐揚げを食べ、一服し、長い高速走行への覚悟を決める。掛川を発って間もない頃から風が強かったので、高速道路だとなお影響を受けた。適度な速度のトラックを見つけては、後ろについて快適に走行していた。利用者の多い東名高速道路なだけに、80km/h〜90km/hで走る大型車がゴロゴロいるのは非常に助かる。
 日本平PAで一服し、「次は富士川SAで休憩」と思っていたが、意外と疲れていなかったので走り続けることにした。しかし、私のペースメーカーが富士川SAへ突入してしまい、新たに代わりを見つけなければならなくなった。たまに左に寄り過ぎて、路肩の水たまりを踏む新たなペースメーカー。そのせいか、はたまた超小粒の雨が降っているのか、ヘルメットのシールドに水滴が付いていく。ふと気づくと、細かなジャブの連発が、意外と私の視界を遮っている事に気づいた。愛鷹PAまで残り2km、内心かなり恐い思いで走っていた。
 沼津から先になると走行車の数は減り、ペースメーカーは見つけにくくなった。チキンながらも少しは成長したようで、独力で90km/h〜100km/hを出し続けた。足柄SAで休憩を取るつもりだったが、ここまで来ると見知った土地だ。鮎沢PAも通り過ぎて、終点の大井松田ICを目指した。御殿場IC以降やたらと走行車の速度が速く、また80km/hで走るチキンの私に戻ってしまった。
 山北の辺りだろうか、景観の開ける場所があった。富士川SAを過ぎた直後も、物凄く景色が開けていた。この2箇所、私としては心底恐かった場所だ。北海道で高速道路に乗った時に気づいた事だが、近くに物体が無いと吸い込まれそうになる。距離感が掴みづらいのだ。富士川SA付近からの景観は素晴らしいものだったので、是非とも、助手席で堪能したいものだ。

 15時56分、大井松田ICを下り、ガソリンを満タンにして、16時16分、自宅に到着。走行距離1163kmに及ぶ旅は無事に終わった。3日間の平均燃費は1リットル辺り28.2km。流石バイクである。
 バイクを洗い、日帰り温泉で疲れを癒しても、19時には自宅で夕飯を食べていられる。静岡市を飛ばしたのは正解だった。

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