2010年2月14日日曜日

小田原梅祭り その2

 先週行った曽我梅林。そろそろ紅梅も咲いたかと思い、今度はデジイチを持って写真を撮る事を前提に向かいました。
  下曽我駅周辺には無料駐輪場が無く、自転車の置き場所に困ったのですが、特に係員がいるわけではなかったので有料駐車場に無断で止めました。駐車場を探す過程で下曽我駅の裏側に回ったところ、ロータリーがあり中央にはオブジェがあるのですが、それらの存在意義が分かりません。ロータリーからバスが出るわけでもないし、こちら側には観光で見る様なものは無いので、利用するのは近隣の住民のみ。ある店と言えば八百屋が一軒。なんとも不思議な空間でした。
  中河原梅林を通り抜け瑞雲寺へ。立派な本堂が梅林で彩られ、実に綺麗です。見晴らしの良い天津神社から宗我神社、そして法輪寺へ。そこからは坂を登り、弓張の滝へと向かいました。普段見ているこの低山に、滝があるなど思ってもいなかったので、これも今回の目的の一つでした。

  道沿いに流れる川へは梅の枝がせり出し、あれが咲いたらさぞかし絵になるだろうと思いました。ですので、これはこれでまた撮影しにくると思います。舗装路から山道へ、小さな沢沿いを進んで行くと、こじんまりした滝がありました。下曽我駅から1kmちょいで、この山道と滝を味わえるのなら、悪くはないと思います。




  次は澄禅和尚が修行をしたという横穴式古墳"澄禅窟"へ。この澄禅窟の道標が独特でして、これら"曽我の里道しるべ"というものが全部で4つあるそうです。今回、その内2つは発見できたので、残る2つもいずれ見れればと思います。



 トイレのある見晴し台を目指して歩いたのですが、コースマッップ通りに行けば六本松跡まで登る事になります。トレッキングシューズは履いてきたものの、飲み物も持たない散歩程度の外出だったので、そこまで登る気は起きません。ですので、それを避ける様な道を通ったのですが、山の中をそんな素直な道が走っているわけではなく、結果として余計にアップダウンしただけの様な気がします。
 合っているかも分からず道を歩いていると、人の賑わう声が聞こえました。眺めがそれなりに良い場所なようですが、自分が南下しすぎた事を感じ、立ち止まらずに下山開始。ちなみに、そこが私の目指していた見晴し台だったのは、後で知った事です。
 下山を開始してすぐに、ようやく自分の位置が認識できました。そこは私の好きな夜景スポット。そこから少し登ったところが見晴し台だったのです。若い頃、ここへ夜景を見に来たものの、なにぶんUターンするには厳しい場所でして、そのまま林道を進んで下山しようとしました。その頃は今よりも冬が寒く、路面は凍結。狭い農道でタイヤを取られ転落するかと思いましたが、初心者ながらもよくハンドルを上手く切れたものです。

 山を下りて別所梅林へ。先週以上に混んでいますが、それに比例して梅の花も見頃となっていました。梅の写真を撮りに来たものの、こうも梅だらけだと構図が難しく、なんとなく梅林内を歩いただけでした。

 2時間半以上歩いて、ようやく下曽我駅へ。お昼はマクドでニューヨークバーガーと決めていたのですが、下曽我駅付近の平野家という食堂が目に止まりました。これはと思い入店。中は完全に昭和。しかも初期。とても良い雰囲気です。席が少なく、メニューも少なく、かつ丼が900円と、少し不安になりました。安いところでラーメンを注文。卵を使った自家製麺とやらが実に楽しみです。そしてその味たるや美味。自家製麺の軽い甘さと少し濃いめの醤油スープが良い具合に絡んでいます。店の雰囲気も合い重なっての美味さかもしれませんが、良い味でした。

 人生の大半を過ごしている土地なのに、知らない事がたくさんあります。これまで地元に興味を示した事が無かったせいもありますが。お陰で、安上がりで充実した休日を過ごせました。

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