2020年2月28日金曜日

リボ払いの何が悪い

以前、借金なんてするものではないと書いたことがあります。その意見に変わりはないのですが、それでも借金をしてしまうものです。頭では分かっていても借りてしまう。人とは愚かな生き物です。自制の効かない馬鹿な生き物です。昔の人は言いました「馬鹿は死ななきゃ治らない」。その通りです。馬鹿を賢くするのは無理難題ですので、馬鹿に合わせた助言が必要なのです。

リボ払いの印象が悪過ぎて、最近ではその呼称を変えている会社もあります。しかし、そんなにリボ払いは害悪なのでしょうか?
他と比べて金利は高いものの年率15〜20%。妥当じゃないですか?現ナマを借りれるうえに返済額は融通が効くのですから。
ローンを重ねていくと月々の支払額が嵩んでいき、首が回らなくなることがあります。ならどうするか?稼ぎを増やせるなら増やす。売れる物があれば売る。体も売れるなら売る。それでも駄目なら他から現金を借りる。これです。この最後の選択です。
今月を凌ぐために他から借りれば、来月はその返済額も上乗せされるわけです。それを補うために他から借りれば、さらに上乗せ。借りれなくなったら返済もできなくなって破綻です。ここまで来ると平常心ではいられません。この状態で見知らぬ人から優しい援助が貰えたならば、あっさり受け取り騙されて人生終了です。
これを回避する手立てとして、リボ払いがあります。月々の支払額は下げても良いから、代わりに金利を多く払え。当然の交換条件です。自転車操業になるよりは、リボ払いの方が100倍マシなのです。
カード会社が最初からリボ払いを設定しているのは良いと思いません。でも、リボ払いは害悪ではなく、一つの見直し手段です。返済計画を立て直す為の便利な方法なのです。

でもですね、リボ払いに頼る状況にまで陥った人間に返済計画の見直しなんて能力はありません。返済期間など考えず、限度額まで借りるのがオチです。問題なのはシステムではなくキャラクター。リボ払いという薬を誤用してしまうほど馬鹿なので、良薬が麻薬になってしまうのです。

私はカード会社の手先ではありません。2016年4月時点のリボ元金400万。馬鹿の一人です。41歳でこれですから、もはや付ける薬の無い大馬鹿クラスです。
それでも2019年7月で200万。そして現在、120万まで元金を減らしました。自分が馬鹿と気づけば、徐々にやり直すことは出来るのです。

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なんてものはありません。欲しい物を減らして、ひたすら返済するだけですから。
リボ払いの金利は高い。それを必要としない人間にまで初期設定するカード会社も悪い。そして、それを必要とするほど借りてしまう人間も悪い。貸す方も借りる方も悪いのですが、それが共生できている限りは、どちらも悪いものではありません。

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