借金の返し方ひとつ

奨学金を借りて大学へ行くも、何を達成するでもなくギリギリ卒業し、ブラック企業に就職。生活が苦しくて、また借金。これでは結婚なんて後回し。気づいてみれば三十半ば。そんな人生を送った人、送る人が何人いるか知りませんが、あてもなく借金なんてするものではありません。

今日、この人たちとの付き合いが大事！
いいえ、大事ではありません。数年後には他人です。
今日見つけたこの商品、買うなら今しかない！
いいえ、そんな事はありません。数ヶ月後にはゴミになっています。

投資のための借金ならまだしも、浪費のための借金は無駄そのものです。
されど欲望とは手強いもの。欲望に負け、ついつい借金を積み重ねてしまうと、完済までの未来が見えなくなります。今月は2万しか払えない。今月は頑張って2.5万も返済しちゃった。けれど減った元本は0.5万。なんと切ない借金人生。

かく言う私は、2016年4月時点で400万の借金がありました。浪費に浪費を重ね、気づけば400万。月に8万返しても、半分以上は利息です。2016年末までに90万返済したのに、内49万が利息。まだ351万も残っていました。なんて果てしない・・・
終わりが見えないと返済する気が失せてしまい、また借金をしてしまいます。その気持ちは分かりますが、私はそうしませんでした。もうリボ払いは積み上げない。そう決意だけして地道に返してきました。

給料の大半が返済に費やされる日々、私は利息をいくら払ったのか振り返ってみました。そうしてようやく目が覚めたのです。利息を払い続ける事の無意味さを実感したのです。
2016年には毎月4万も払っていた利息が、今では2.5万を切りました。それでも月に2.5万です。2.5万も無駄な出費をしているわけです。それが悔しくて、月々の利息を減らしていくのが楽しいこの頃です。

借金を返済するのが辛い方。この様に残金を見るのではなく、利息を見てみたら如何でしょうか？人によっては、この見方が返済する気を起こさせてくれるかもしれません。

一番良いのは借金をしないこと。今その瞬間に大事な物など、そうはありません。他人から見たら大したモノ・コトではなかったりするので、まずは一歩退いて考え直してみましょう。
借金するなら、家族のための家や車。そして勉強したうえでの投資。このくらいです。事業をやられている方は別として。

欲に負け、返済に追われる日々を暮らしている方。私の元本はまだ200万ほど残っています。でも返さなければ終わらないので、欲に負けずに返済してきましょう！