2009年9月17日、小田原城址公園のインド象"ウメ子"が亡くなった。1950年(昭和25年)より小田原と共に生きてきた象。もはや守護神と言っても良い。
私の小さい頃は、小田原城址公園にはそれなりに動物がいたものだが、気がつけば鳥と猿とウメ子のみ。鳥と猿はどうでも良いにせよ、象を処分するわけにもいかず、市からすればようやくお荷物が消えてくれたのかもしれない。
確かに小田原城は狂っている。天守があり城址公園もあるのに、動物園はあるわショボいアミューズメントパークはあるわ、城下町らしさはまるでないわで、最悪の城下町である。訪れた人たちも「天守のすぐ下に象!?」と仰天した事だろう。
とはいえ、いろいろ城を見て回ると、これはこれでアリだと思う様になれた。こんな馬鹿げた城址は他にないからだ。
はたして市はどうするのだろうか。まぁ代わりのインド象を用意する気はないだろう。それなら少しはマシな動物園を維持してきただろうし。
小田原の街に期待できるものはないので、小田原駅西口の北條早雲が乗っている馬をウメ子に代えてしまうようなキチガイっぷりを発揮してくれると、呆れながらも嬉しいものである。
ウメ子よ、この街を見守っていておくれ。
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