2010年12月25日土曜日

クリスマスは南山へ逃避

 2010年12月25日、快晴の冬空。ノンビリと8時過ぎに出発し、新松田8時41分発の小田急線に乗車。本厚木から乗る神奈中バスの時刻は9時50分なので、本厚木で40分以上待つ事になってしまったが、これは結果的に悪くなかった。満員となった宮ヶ瀬行きのバス。乗車時間は実質1時間程かかったので、座れなかったら後に差し支えただろう。
  10時38分、水の郷に着き一服して出発。目指すは宮ヶ瀬湖北西部に位置する鳥居原。宮ヶ瀬湖畔の主要エリアとなる宮ヶ瀬・鳥居原・ダムサイト。宮ヶ瀬以外に訪れた事がないので、少し寄り道する事にした。あるのは景色の綺麗な展望台、平凡な広場、鳥居原ふれあいの館。なんとも特色のない場所だが、花の咲く季節にはまた違うかもしれない。
 ここから道路沿いに東へ歩くと、左手に道標が現れるので、そこが登山口入口となる。権現平まで2.0km、ダムサイトにあるあいかわ公園まで5.2km。
  11時21分に登山開始。たかが2kmと思いきや、急な階段が体力を奪っていく。途中で鉄塔があり、都内まで見える絶景。鉄塔から権現平まで0.8km。緩やかな道が続き、最後に一度だけ階段。ここを登りきって間もなくトイレ(冬季使用中止)が現れ、そこを過ぎれば権現平(南山園地)である。

  11時54分着。オニギリを1つ頬張り一服。犬連れのハイカーがいたので、少し見させてもらった。犬連れ登山に惹かれつつ、展望台へ。ここからの景色は鉄塔よりも絶景。本日のコースで最高のポイントである。

  12時6分、権現平を出発。ここから南山山頂までの距離は1.0km。山頂直前で少し階段がある程度なので、12時20分には到着した。権現平に比べて狭い山頂だが、景色は素晴らしい。
  団体客がいてノンビリ出来なかったので、12時26分には出発。ここからは急な下り階段が続く。時にはクサリ場もあり、登りには使いたくないコースだ。南山を縦走する際は、東側から出発するのではなく、私の様に西側から出発した方が良いだろう。
 景観の良い鉄塔を過ぎた先、ベンチのある分岐で、北側駐車場/服部牧場方面へ。ダムサイト方面へ行くならこのコースである。
 12時52分には道路に出た。山道だけなら1時間半。手頃な距離で、道標が多々あり、良い間隔でベンチも設置してある。そして景色も良いと来た。なんとも素晴らしいハイキングコースである。
  服部牧場とやらをチラッと見て、遊覧船に乗るためダムサイトへ。時間に若干の余裕があったので、あいかわ公園に寄ってみた。面白そうなアスレチック、立派な橋、広々とした芝生、様々な乗り物。宮ヶ瀬とはまた違った魅力の溢れるダムサイト。ダムの上を歩く事もできるので、投身自殺や死体遺棄などにも便利な場所だ。

  ダムを渡った先、もしくはインクラインで登った先に遊覧船乗り場がある。券売機で乗車券を買い、13時35分発に乗車。10分程で宮ヶ瀬に着く。宮ヶ瀬からの神奈中バスは毎時50分に出ているので、1時間ほど待ち時間がある。

 まずは前から渡りたかった水の郷大吊り橋。長さ315mの橋には多数の電飾が付けられており、ライトアップしたら光のトンネルと化すのだろう。今日という日に単身でそんなところを潜ったら、血の涙を流して発狂するかもしれないので、早いところ帰りたいものだ。
残ったオニギリと共に、水の郷で購入したもつ煮を食べた。以前も食べたのだが、ここのもつ煮は一杯300円で量も悪くなく、味も良いのでお薦めだ。出店は完全に開ききっていなかったので断念。限定のラーメンバーガーが売り切れていたので、お汁粉を食べた。

 14時50分のバスで宮ヶ瀬を撤収。やはり帰りも1時間近くかかった。出発も遅く、帰りも早い。見所も多いので、実に良いコースだった。
 ちなみに、車やバイクで行く場合は、鳥井原に停めて遊覧船で帰ってくるのが良いと感じた。宮ヶ瀬に立ち寄りたいなら、私同様に宮ヶ瀬を拠点にすると良いだろう。宮ヶ瀬湖を一周する無料シャトルバスが出ているので、これを利用するのも良いと思う。

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