年越しに限り臨時列車が出ており、私は2時49発の各停で伊勢原へと向かった。伊勢原駅からの大山行きバスも、今日この日は多数出ている。そして山頂を目指す人も多数いた。これが山ブームの力か。
狙っていたバスは満員となってしまったが、追加車両を出して対応した神奈中。毎年こうなのか、素早い対応である。
初詣渋滞で遅くなるかと思いきや、バスはスイスイと走り3時35分に到着。ケーブルカーまでの道のりと、乗車までのちょいとした待ち時間により少し時間は稼げたが、それでも下社に4時5分。 山頂まで1時間半を見たとして、5時に出ても少し早いぐらいである。ただこの登山客の量からするに、山頂の場所取りが懸念されるので、茶屋で軽く休憩して4時35分には出発した。
いるわいるわ、老若男女問わず多くの登山客が。デニムのパンツとスカートのカップルなんて阿呆か。
しかし後から考え直してみると、海側で育った私には海岸で初日の出を見るのが当たり前の様に、内陸部の人達には山から見るのが普通なのかもしれない。私だって富士山登山の最初3回くらいは山に登ると思えない格好だった。たかが山登りなのである。大山程度なら普段着でも良いではないか。でもやっぱ、それなりの装備のが楽だし快適だけどね。
とにかく他の登山客が邪魔だった。物量的に邪魔だったのもあるが、大山山頂からの初日の出なんて極一部の人間しかやらないと思っていたら、意外とポピュラーだったのが悔しかったのだ。元旦の大山には二度と登るまい。
そう思って登っていたら、休憩を取ることなく1時間で登りきってしまった。5時14分に富士見台を通過、5時34分に山頂着である。
見晴らしの良い小屋前には、既に多くの人が縮こまって座っていた。確かにここが最高のポイントではあるが、この寒い中何時からいるのやら。ここは冷静に一段降りて山頂の見晴台に陣取った。この時刻だと人もポツポツいる程度。ただここも日の出までには人でいっぱいになる。小屋前ほどではないが。
三脚を立てて夜景の撮影。空が少し赤みを帯びてて綺麗だ。しかし場所が若干悪く、日の出撮影には使えなかった三脚。大きいのを持ってきて無駄だった。
私の横では寒い寒いと口にしながら凍えている男性がいた。このカップルも何時からいるのやら、日の出の時刻ぐらい調べてこいよ。私は湯を沸かし、ソバを食べた。そして汁粉も食べた。あーあったかい。あー美味しい。
しかし食べ終わってしまえば体は冷える一方。20分くらいは厳しかったが、装備はシッカリしていたので横の男性ほどではないだろう。
そして6時50分頃に日の出。ビューティホー。初日の出なんて、何年ぶりだろうか。大山山頂に来て良かったと思えた一瞬。でも次回は明神ヶ岳か大野山だな。
陽が指したばかりなのに、何故か温まってきた気がした。不思議なものである。少しノンビリして7時半に出発。淡々と下って8時5分に中腹の見晴台に到着。装備を薄くしがてら10分ほど休憩。ここから日向薬師までは4.2km。
普通の山道を延々と下る。やたらと蛇行しているなと思ったら、九十九曲という名が付いている道だった。8時43分に林道に出た。日向薬師までは2.3km。もう一息山道を下って林道に出たら、後はひたすら舗装路を歩く。
道中にあった浄発願寺に三重の塔があってビックリ。途中で日向薬師のバス停と日向薬師に分かれる分岐となる。悩むとこだが、ここは騙されたと思って日向薬師方面へ。すると日向薬師裏の駐車場に着く。この時9時32分
重要文化財を多数抱えているとはいえ、境内の寂しさからか人気のない日向薬師。派手さはないが歴史を感じる建物である。
元旦早々から大山阿夫利神社と日向薬師を訪れたわけだが、どちらも詣出てはいない。神は信じても頼らないのが私の信条だから。
9時47分に日向薬師を出発し、裏手の登山道から日向山へ。最初は緩やかで、後半は階段が足に堪える。それでも20分の距離と手頃。大山の後では見劣りするが、景観は悪くない。先客がベンチを陣取っていたので、休まず進むことにした。
元旦早々から大山阿夫利神社と日向薬師を訪れたわけだが、どちらも詣出てはいない。神は信じても頼らないのが私の信条だから。
9時47分に日向薬師を出発し、裏手の登山道から日向山へ。最初は緩やかで、後半は階段が足に堪える。それでも20分の距離と手頃。大山の後では見劣りするが、景観は悪くない。先客がベンチを陣取っていたので、休まず進むことにした。
流石にここまで来ると足が痛い。特に下ってばかりなので、つま先が痛い。七曲峠で「見城山 10分」の表記が気になったが、そこまでの余裕は無かった。七沢温泉まで後0.7km、沢に出たとこで休憩を取った。ここからすぐに林道へと出る。後は林道を下っていくだけ。
道中にあった中屋旅館の建物が味わいがあって惹かれた。七沢温泉のバス停近くで立地は良いが、なにせバスが少ない。県道沿いのバスは多数出ているが、ここ七沢温泉方面となると非常に少ない。なのでよりバス停に近い七沢荘へと向かった。中屋旅館は見城山に登った時にでも来るとしよう。
道中にあった中屋旅館の建物が味わいがあって惹かれた。七沢温泉のバス停近くで立地は良いが、なにせバスが少ない。県道沿いのバスは多数出ているが、ここ七沢温泉方面となると非常に少ない。なのでよりバス停に近い七沢荘へと向かった。中屋旅館は見城山に登った時にでも来るとしよう。
建物の綺麗な七沢荘。フロントで受付を済ましたら、露天風呂まで延々と歩く。貴重品を入れるロッカーはあれども、ザックを入れられるほど大きなロッカーが無いので、更衣室に持ち込むしかなかった。
三つの浴槽がある露天風呂。お湯は共有なので、下流へ行くほどぬるくなる。源泉はぬるく湧かしているそうだ。反面、蛇口から出るお湯は熱湯で、水は出なかったので体を洗うに困った。
湯船にいらっしゃったのはヤク○さんらしき方々。害は無いけど落ち着かない。出るタイミングまで一緒で、足湯があったのだが浸かる気になれなかった。
この七沢荘、全体的に小綺麗な旅館だが、通路の途中に謎の機械が置いてあった。30分2,000円と高い気がするが、これは日本に3台しかない「宇宙エネルギー パワーボックス」というものらしい。どんなに綺麗に着飾っても、こういうイロものを置いてしまうところが実に素敵だ。残念ながら体験はしなかった。
三つの浴槽がある露天風呂。お湯は共有なので、下流へ行くほどぬるくなる。源泉はぬるく湧かしているそうだ。反面、蛇口から出るお湯は熱湯で、水は出なかったので体を洗うに困った。
湯船にいらっしゃったのはヤク○さんらしき方々。害は無いけど落ち着かない。出るタイミングまで一緒で、足湯があったのだが浸かる気になれなかった。
この七沢荘、全体的に小綺麗な旅館だが、通路の途中に謎の機械が置いてあった。30分2,000円と高い気がするが、これは日本に3台しかない「宇宙エネルギー パワーボックス」というものらしい。どんなに綺麗に着飾っても、こういうイロものを置いてしまうところが実に素敵だ。残念ながら体験はしなかった。
七沢荘から13分ほど歩いて七沢温泉入口のバス停へ。12時1分の愛甲石田駅行きが丁度行ってしまったが、12時8分発の本厚木駅行きへ乗車。元旦なだけに閑散とした本厚木駅前。松屋で昼食を摂り、後は帰るだけ。自宅に着いたら布団へ直行。なんだかんだで疲れた。
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