2011年4月3日日曜日

六国見山(鎌倉から大船へ)

 2011年4月3日、国府津駅より9時の東海道線に乗車。大船で横須賀線に乗り換え、9時44分に北鎌倉に着いた。
  源氏山公園までの道のりは遠くなく、登りもそれほどキツくないので3,40分で着くだろう。左手に銭洗弁天が現れたところで左折し、10時7分に源氏山公園に到着。頼朝像を見に行きがてら、化粧坂切通しをピストン。距離も高低差も大したことないので、手軽に済んだ。
  10時33分、銭洗弁天に到着。源氏山公園からはすぐ近くだ。岩場を刳り貫いた先に社がある不思議空間。鎌倉の寺・神社の中で、最も好きになれそうなスポットだった。
 10時52分、鎌倉駅に到着し南下。県道21号に出て、目指すは鶴岡八幡宮。目的は二の鳥居から段葛を歩いて鶴岡八幡宮に行きたかっただけなので、遠回りをしただけだった。まぁPatagoniaに寄れたし、ミスドで食事も摂れたので良しとしよう。

 11時31分、源氏池の畔で一服し、東へ向かった。白い鳥居が目を惹く鎌倉宮に軽く寄り、早々に拝観料を取られる瑞泉寺は回避。
  瑞泉寺一つ目の門の先に道標があるので、それに従う。すぐに天園ハイキングコース入口があるので、11時56分、第2ラウンド開始。
この辺一帯の山々は岩山ばかりなのか、あらゆる形をした岩壁は歴史を感じさせる事もあり、道を歩いているだけでも楽しい。全体的に傾斜はキツくないので、トレイルランにも良いだろう。
  12時18分、天園に到着。食事も摂れるまさかの休憩所が2件ある天園。まぁ大した標高でもないし、車が走れる道が続いているので、何もスゴい事ではないが。
 休憩所を抜けるとすぐにゴルフ場の脇に出る。ここでトイレと椅子があったので一服。しかし、そのすぐ先は広々とした大平山山頂だった。
  大平山山頂から15分もかからぬ12時45分、十字の分岐となる。私の向かう今泉台は右手なので、いざ向かってみたら、すぐ下に住宅街が見えた。いつの間にこんなに下山していたのやら。と言うか、今泉台が高い位置にあるのだ。
 扇状に区画された土地内に、規則的に配置された道路。見た目には良いのだが、歩く上では分かりづらい。何度も迷ってようやく目的の場所に着いたのだが、これは下に下り過ぎ。地図を見直すと、もっと賢いルートがあった。

 ともあれ山道に突入し、13時27分に六国見山山頂に到着。景色は良いし、ベンチもある。何より、たまたま見かけた散歩中の子犬が、たまらなく可愛かった。

 六国見山を下ると、大船高校の近くに出る。ここでも未だ結構高い位置にいる。
 そこから見ても存在感のある大船観音を目指し歩く。「曇天の冴えない日にしては、まぁそれなりに楽しめた」と思いながら歩を進めていると、古ぼけた建物が目に入った。私も何かを感じたのか、歩きつつも建物からは目を反らさない。そうして建物の側面が見えた時、私の求めていた物を発見した。


トマソンである!
無用扉である!

 2階の壁に付いている扉には、階段が繋がっているわけでもなく飛び降りる他にない。
 遂に見つけた私のトマソン。ことトマソンに関しては、私は偶然性を重要視する。既に場所が分かっている物件を見るよりも、偶然発見する事に意義があるのだ。
 テンションは一気にハイへ。これほど歩いても退屈気味だった人間が、心の底ではサンバカーニバル状態である。そんなテンションで見た大船観音は、実に魅力的に感じた。まったく、デカけりゃ良いってものではないだろうに。
 これから咲き乱れる桜は私を昂らせてくれること間違い無しなのだが、それですら、あのトマソンほど興奮させてくれる事はないだろう。

 ちなみに今回歩いた六国見山と天園だが、手軽にハイキングに行くには実に良いコースである。

0 件のコメント:

コメントを投稿