伊奈ヶ湖沿いの舗装路を登っていくと、まだ紅葉が綺麗でした。水場を通り過ぎて間もなく、進路を見失い暫く探してみたのですが、道らしい道が見つかりません。予め写真に撮っておいた地図を見てみると、私が進路を誤っていました。駐車場に戻り8:30、中尾根登山道から登り直しました。
-中尾根登山道の入口-
櫛形山山頂と県民の森の標高差は約1,100m。その割に急登はなくて登り易いです。9:18に林道を跨ぎ、9:58標高1800mの手前で私の初雪を見納めると共に、木々の間から甲府盆地が一望できました。そこからすぐに、ほこら小屋のある分岐に出ます。
-1800m地点からの景色-
-ほこら小屋-
10:05、ほこら小屋で休憩しようとしたところ、激しい咆哮と共に小屋から犬が現れました。野犬!?と思ったが首輪はしています。では猟犬!?と思ったら、普通の飼い犬でした。噛まぬと分かれば恐くはないので、小屋で休憩。綺麗で広くて水場も近い小屋。窓も多くて実に快適。これだけで櫛形山の評価がかなり上がりました。
-櫛形山の偽ピーク-
10:15に出発し、櫛形山の偽ピークに着いたのが10:43。三角点はさらに先なのですが、山頂と書かれ、富士山が良く見えるのですから、これ以上歩く必要はありません。
-裸山山頂-
来た道を戻り裸山へ。景観の開けてそうな山頂でしたが残念。南アルプス側は少し木が邪魔していました。それでも陽が良くあたって気持ちの良い場所です。
-アヤメ平-
裸山から20分ほど歩き、11:38、アヤメ平に到着。近年、鹿に荒らされアヤメが激減しているそうですが、そもそも今は時期外れ。雪で白く染まったアヤメ平は実に綺麗でした。ここの避難小屋で10分ほど休憩。次の唐松岳を過ぎたのは11:59。下りに下って丸山へ。しかし丸山は山頂を通りません。山頂に寄るのは別に大変ではなさそうでしたが、道もないし何もない感じがしたので、そのまま道に沿って歩きました。
すると、伐採の為にコースが変更されており、地図にはない道が現れて混乱。どうやら作業道らしく、車が2台停まっていました。
作業道を跨ぎ、赤いリボンに従い進もうとしたものの、明らかに道ではありません。伐採により隠れたのか、台風による倒木のせいなのか、とにかく赤いリボンを追って下山してみたのですが、リボンはあっても道はない。赤いリボンが途絶えた時、私は諦め上を目指しました。
なんとか元の場所に戻ったものの、40分のロス。作業道と並んで下る様に、登山道らしき道がありました。流石に冒険する気にはなれず、遠回りですが作業道を歩いて下る事にしたものの、これも県民の森へ続いているとは限りません。
さらに15分のタイムロスをして、山道らしき道を下る事にしました。ようやく正解で、20分後の13:47、林道に出れました。後はひたすら舗装路を歩くのみ。14:10、トイレのある分岐で10分の休憩。トイレは鍵が閉まって入れませんでした。
14:38、北尾根登山道入口の前を通過。県民の森周辺で北伊奈ヶ湖を見に寄ったら少し迷い、15:04、駐車場へと帰ってこれました。暗くなる前に帰れて何よりです。
ほこら小屋からアヤメ平までの印象が良い反面、その先には何も得る物が無かった今回のコース。私としては、中尾根と北尾根を使って往復するコースをお薦めしたいです。そうすれば滝やら見晴台やら楽しみが増えます。「距離を稼ぐ事が楽しみだ」そんな人は勝手に丸山方面へ向かって下さい。
-トライアルにて-
帰り道、トライアル南アルプスの駐車場で一休み。相変わらず電球の量を減らしていて、不安を煽ります。置いている商品も信用なりません。なんとも魅力的な店です。フカサワ温泉で疲れを取った後は、ネットカフェで時間を潰しました。そして、河口湖マラソンへと続きます。
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