朝6時過ぎに出発し、まずは山中湖周辺でノンビリと。三国峠を下りた先、道志みちへの分岐にある廃屋が以前から好きでした。町中にありながら、なんとも趣きのある廃屋です。
-ベンチが何気に実用的-
そこから湖岸を西へ進むと、廃休憩所って言えば良いのか、左手に寂れた家屋が数件立っています。
-左が私のGN125H-
今回の目玉である三洋証券洗心寮跡は、そのすぐ近く。道路右手に門で封鎖された場所がありますので、その先に洗心寮があります。もう名称からして信用なりません。気分をリフレッシュするという意味なのか、疑問を抱かぬ社畜にするという意味なのか。そもそもそんな寮に巨大な地下金庫があるのも疑わしいです。
金庫入口は光が差し込み明るいものの、金庫の中は真っ暗。そんな暗闇の中に佇むクマのヌイグルミ。なんてセンスのある廃墟マニアの先人たち。こういうの恐いんですけど。
-三洋証券洗心寮-
-中はスッキリしています-
-金庫内のクマ-
河口湖へ向かう途中、やたらと禿げた木が立っていたので寄ったところは、正一位漣(さざなみ)神社。ケバケバしくて変な神社かと疑いましたが、ちゃんと意味あって昨年の暮れに枝おろしをしたようです。
-河口湖沿いの廃ホテル-
河口湖沿いで発見できたのは、廃ホテルx1と廃キャンプ場x1。廃ホテルは封鎖されていて侵入を断念。外観の雰囲気は秀逸でした。廃キャンプ場は受付の建物があるだけで見応えはないです。
精進湖付近にある集落、精進湖民宿村へ。地図で見ると樹海の中という異様な空間にある精進湖民宿村。郵便局・商店・保育所・小学校、あとは民宿が無数にあるだけ。山中湖・河口湖はまだしも、精進湖にそんな民宿の需要があるとは思えないのですが。
気付かなかったのですが、小学校は廃校だそうです。不法侵入すると町中に警告が流れるのだか流れないのだか。
本栖湖に到着し、いよいよ大本命である廃村巡りです。本栖みちで身延町へ抜け、古関〜瀬戸〜根子の集落を抜けて行きます。ここから注意すべき分岐点が3つありますので、先にこれらを説明しましょう。
-根子の先にある分岐-
右手の林道に惹かれますが、先に行っても行き止まりですので左へ。
-左に行けば折門。真っ直ぐ行けば八坂・三ツ沢へ。-
-集落を目指すなら右へ。天空採園へは左へ。-
まず一つ目の分岐を真っ直ぐ行ってしまい、行き止まりからさらに歩いて迷いました。「分岐を真っ直ぐ東へ」と覚えていたのですが、それをするには早かったのです。とうにsoftbankの電波は届かなくなっていたので、調べる術もありませんでした。幸いにも周辺の地図画像がキャッシュされていたので、勘違いに気付けた訳です。
二つ目の分岐は分かり易いので三つ目。Googleマップでは八坂と書かれた地域は、三ツ沢集落というそうです。分岐の表示では、左が八坂、右が三ツ沢となっていますので、正しい知識を持っていないと、延々と峠を登る羽目になります。
そうして登った峠の先には、天空採園・八坂村が!何が出来るのか知りませんが、いやはや、とんでもない場所に住んでいるものです。
-八坂村にて-
ここから折門集落に行けそうですが、三ツ沢を訪れていないので下山。これまた奥地にある三ツ沢集落ですが、廃村ではありません。なんか普通にド田舎です。
-三ツ沢集落-
そして最後に折門集落。車で行ける範囲は、かろうじて息をしている雰囲気。と言っても物置とかそういうレベルだと思います。廃村の雰囲気十分なのですが、本当の折門集落はここではありません。丁度出会ったハイキング客によると、山の中に廃村があったとの事。ただちょっと、無闇に登るには厳しいコースだったので、早めに断念。無闇に登って迷うのは、何度も経験しているだけに。
-折門集落-
あまりにも濃い折門集落。またいつか、山登りも兼ねて来ようかと思いました。瀬戸にある方外院も、古さを感じて良い感じのお寺っぽかったですし。
-折門集落から見下ろした二つ目の分岐地点-
お腹が空いたので道の駅しもべで蕎麦を食べました。が、全く腹の足しになりませんでした。この頃で既に15時になっていたので、残りの目的地は断念。しかし、身延線沿いを南下する事なんてこの先しなそうなので、あえて遠回りをしました。
信号が全くない快適な身延線沿い。南部町に入ると解体中の橋を発見したので寄り道。お腹は空いていましたが、迷わず立ち止まりました。
-旧南部橋-
富士市にあるドラえもん神社こと冨知六所浅間神社。日を改めて見せるにはチト遠いので、ここだけは寄りました。が、そこでは"おやじバンドフェス"とやらが行われていました。オヤジ、ウゼェェェェェェ!野外で行われるオヤジ・フェス。私が近隣の住民なら耐えられません。そもそもこんなイベントまで許可をしてしまう神社、あらゆる点で壊れています。
後はひたすら走るのみ。バイパスを飛ばし、箱根を越えて、19時頃には小田原に到着しました。多くの目的は遂げられませんでしたが、ツーリングとしてだけ見れば楽しいものでした。
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