2016年8月13日土曜日

富士見平から瑞牆山と金峰山〜その2 金峰山

朝4時を過ぎると、暗い中にも関わらず周りから物音が聞こえる。私も出発準備を始め、5時に富士見平を出発。
5:38、大日小屋。ここまでの道のりは厳しくなかったが、ここから一気に登る。
6時に大日岩の麓に着く。もう帰りたいと思いながら、5分休憩して先を行く。でもまた登り。大日岩の高さぐらいまで登り。
しばらく平坦な道が続いたと思いきや、またも容赦無い登り。標高差を考えれば当然だ。
6:58に森林限界を突破。ギリギリ雲を突き抜けた感じ。若干の風があったが、歩いている分には半袖で心地よいぐらい。
それより何より景色が良い。南側は雲に覆われているが、それもまた神秘的。
雲で隠れた南側の崖。見えないのもまた怖い。
金峰山はまだかと歩き続ける。「これは!」と思った登りがあったので、すれ違う人に聞いてみたら、金峰山はもう一つ先。もう嫌だ...
ようやく見えた五丈岩。
2,500mを越える山頂に、この巨大な岩。自然とは何とも不思議なものである。是非とも登ってみたいが、撮ってくれる仲間がいるでもなし。登れども下りれなければ意味はなし。なので止めました。
7:38、金峰山山頂に到着。ホント、絶景。

ちなみに、金峰山は大弛峠から来た方が圧倒的に楽だそうです。しかも、昨年から週末だけ大弛峠行きのバスが出ているそうな。お陰で大弛峠〜みずがき山荘の縦走が人気だそうです。

7:55、五丈岩を出発。登りが2時間40分で来れたのです。下りは休まず1時間半ぐらいで行っちゃいましょう。
9:10に大日小屋を通過。鷹見岩からの景色が良いそうですが、この天気なのでスルー。
9:40、富士見平小屋に帰還。森林限界よりは歩きづらいだけに、1時間45分かかりました。

ふと見ると、隣のキノコが逆立っていた。
テントを片付け終わると、キノコは哀れな姿と化していた。何これ?私がやったのか?それともこういうものなのか?キノコに呪われてたまるまいと、10:25に退散。10:55にはみずがき山荘に到着し、11:25のバスに乗り込みました。

11:47、増富温泉で下車。次のバスまで90分。のんびり休みます。季節柄のせいか、どの湯船もやたらとぬるかった。けどそれが逆に心地よくのんびり疲れを癒せました。
麦とろ御飯も食べ、13:17にバスに乗車。
この増富温泉街、主な客は都内からのリピート客だとか。確かに雰囲気は寂れています。でも、インターネットが普及し秘湯が秘湯で無くなった昨今、こういう寂れた温泉街が逆に秘湯なのかもしれません。

韮崎駅から中央線に乗り、甲府で14:56発の身延線に乗り換え。このルートの方が1時間ほど遠回りなのですが、一度は身延線を乗り切ってみたくって。
なんか場違いな駅舎があると思ったら、それは市川大門駅。かの(?)大門碑林公園の最寄駅ということで納得。一度行ってみたいのよね、大門碑林公園。
海から遠いのに島。海から遠いのに波。そんな波高島は「はだかじま」。どんな由来だ...
16:10頃、ようやく静岡県に突入。こうして見ると、身延線のほとんどが山梨県。
さらによく見ると、車内の広告がまるでない。中吊りはあると思いきや、良く見たらJR東海ツアーズ。そりゃまぁ、効果薄そうだもの。

17:51、富士駅に到着。約3時間に及ぶ身延線の旅。ハッキリ行って、二度と乗りたくない。
流石にお腹が空いたので、富士駅近くの「金時」へ。
カツ皿とやらを食べてみました。テレビで紹介されたっぽいけど、個人的には桜えびの掻揚げにしとけば良かったかも。もしくは蕎麦。ちと玉子が甘くてシツコい。

18:32の富士駅発に乗り、鴨宮に戻ってきたのが19:52。山登りより移動の方が疲れる。だけど行った甲斐はありました。

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