峠を下れば富士山が見えてくる。その光景次第でテンションは相当変わる。この日の景色は絶景で、今にも登山客が見えそうな勢いだった。
展望台で一服した後、山中湖北岸沿いに走る。合宿シーズンなので初々しい女子中高生がウヨウヨしていないかと思ったが、合宿中なだけにプラプラしている筈も無かった。
道の駅”富士吉田”で再び一服。富士急ハイランドを過ぎた辺りから河口湖南岸沿いを走ろうとしたが、道を間違え県道714号を走っていた。進路を補正し河口湖西岸へ出て、西湖の南岸を走る。早めに出発しただけあり、渋滞と言うほどのものには巻き込まれていない。
県道710号から国道139号に出たら、東へと戻った。7月に行った紅葉台を訪れる為である。前回より天気は良いので、その景色も格段と良いものだろう。紅葉台まで車で行ける事は知っていたが、激しいダートは予想していなかった。友人はオフ車だから良いものの、私は性能が全く逆のアメリカン。少しでも平坦な箇所を選んで走り、無事に紅葉台に到着。ここから歩いて三湖台へと向かった。
三湖台からの景色は期待通りで、青木ヶ原樹海の広さに圧倒される。今回は広角レンズを持っていたのだが、それでも補えない広さである。富士山はもちろんの事、南アルプスも見えて大満足。ここに比べれば劣る紅葉台からの景色も、この天気のお陰で素晴らしいものだった。
国道139号に戻ったら、県道71号を南下。不気味と言われる青木ヶ原樹海も、日中は木陰を作ってくれるので嬉しい存在だ。気持ちよく県道71号を走っていると、謎の牛を発見したので急遽立ち寄った。立ち寄ったと言っても、ただ牛を見ただけである。飲食店の所有物らしいが、肝心の店についての詳細はチェックしなかった。誠に申し訳ない。
このすぐ近くで気になったのが”富士聖地”と呼ばれる場所。白光真宏会の敷地なのだが、一般人も入れる様な。興味深いので向かってみたところ、唯一発見できた宝山口は通常閉鎖されており、諦めて先へと進んだ。なお、白光真宏会のホームページを見れば、キチンと細かいアクセス方法も載っている。
富士ミルクランドで暫く休憩。ジェラート食べたあと富士宮焼きそばを食べようとしたところ、”鱒バーガー”と”いもっこ”が気になった。どちらも惹かれるが、”鱒バーガー”は未だ作っていなかったので、”いもっこ”を食した。要はジャガバターなのだが、芋が甘くて上手かった。
白糸の滝付近で県道72号に入り、国道469号を東へ。腹が膨れたせいか睡魔に襲われた。単身なら何処でも休むが、友人と一緒では眠る事も出来ない。とりあえず最後の目的地である丸火自然公園を目指すが、入り口が分からず素通りした。軽い休憩の後、御殿場へ向けて走る。走り易く気持ち良い国道469号も、遅い四輪車に遮られては台無しである。
御殿場市内に到着し、なんとなく日光無線へ。この辺では有名なラジコンの店である。特に買う気は無かったが、まぁ巡礼という事で。
そのまま箱根へと上がり、久野林道へ逃げたのだが、ここでまた睡魔。あと少しで自宅なのだが、その少しが危ないレベルなので休憩。
14時前には酒匂川を渡り、友人とはそのまま解散。真っ直ぐ帰れば良いものの、古本屋で立ち読みをし、それから帰宅して昼寝。小田原と比べ心地よい暑さだった富士山周辺。しかし、日差しの強さは格段に強く、私の両腕は朱に染まった。色は違えど、まるで両腕を失う直前のテリーマンである。
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