2009年8月29日土曜日

ガンダムとY150

 2009年8月29日、午前中から都内へと向かった。大井町からりんかい線に乗り、東京テレポートで下車。目指すはお台場なのだが、真逆の方向へと歩いてしまった。その事実に気づいたのは東京ビッグサイトを通り過ぎてからであり、軌道修正を試みようにも方向感覚が無いので、無意味にビッグサイトを一周してしまった。暑い日差しの中脚も疲れたので、国際展示場からゆりかもめに乗った。その混み様から乗車制限されているという台場。それ故にりんかい線を使ったのだが、降車する分には制限などないので、始めからゆりかもめで向かっていれば良かった。

 船の科学館を過ぎれば目的の物が見えてくる。そう、等身大ガンダムである。大して動くわけでもなく、ただ等身大というだけなので、始めは興味がなかったガンダム。しかし、それも8月31日までともなると見たくなってしまったのだ。
 台場から歩く人の量は多い。老若男女様々な人がガンダムへと向かっている。普通の人でもガンオタは少なくないので、想像よりは暑苦しくなかった。
  予想以上の時間をかけて目撃したガンダム。間近で見ると18mはやはりデカイ。馬鹿なものを作ったものである。とはいえ、等身大を作るとしたら、当たり障りのない初代ガンダムを選択するのは利口なところである。やれアッグガイだのパーフェクト・ジオングだのと、性格の捻くれた奴らに答えていたらキリがないからだ。ちなみに私の希望はザクタンクである。
 ガンダムの股の下を潜るのに多くの人が並んでいた。それをしたからと言って何になるわけでもないので、私は傍観。屋台が多く並んでいたので、広島焼きを食べたのだが、キャベツばかりで値段に相応していない内容だった。残念な想いで空腹を満たしていると、ガンダムが首を動かし始めた。やはりどうでも良い事だ。とはいえ、撮り甲斐のある被写体である事に違いなく、望遠と魚眼で堪能させて頂いた。
  帰り際、潮風公園のゴミ箱を見るとペットボトルが溢れていた。実に都会的な光景である。
 あえて船の科学館からゆりかもめに乗り、無事に座る事も出来た。前には若いカップルが座り、季節がら少女は生脚をはだけている。脚フェチとしては気になるところで、フォルムは悪くないがもう少し毛の手入れをした方が良いだろう。まぁこれだけ間近で見ない事には気にならない程度だが。

 次の目的地は横浜だ。みなとみらい線で中華街へ行こうと電車に乗り込むと、電車は逆方向へ進んでいった。何も考えずに出発直前の電車に乗ってみれば、この様である。大人しく次の停車駅で乗り換えて、元町中華街へと向かった。

 久々に来た中華街。こうして見ると、外国人が想像する中国を街にしている様な感を受けた。単に本土が徐々に現代的になってきているだけかもしれないが。
 魚眼を装備していたのだが、オブジェ的な物が想像以上に少なく、魚眼を活用する場に悩んだ。それでも何枚か撮影した後、山下公園から歩いてみなとみらいへと向かった。
  さすが横浜、この辺は実にアート的で歩いていても一向に飽きない。但し男一人で立ち寄る場所はない。もちろん、私が場違いなだけという事は自覚している。

  一つ目の目的はY150の巨大グモ”ラ・マシン”。むしろそれしか興味がないので、どうにかタダで見れないかと歩いていたら、サークル・ウォークから見る事が出来た。17時の公演まで15分ほど。サークルウォークから眺める貧乏人たちに紛れて待っていると、夜間割引券(¥1,200-)の存在を知った。このまま遠目に見ているのは惨めだし、遠目に見るラ・マシンは1,200円の価値があると思い、入場する事を決意した。

 結構な人だかりだが、撮影する分には望遠があるので問題ない。ビデオ撮影している人もいたが、この人たちは帰ってからそれを見るのだろうか。そうして見ていると、どうにも間近で撮りたくなってきた。ラ・マシンの接近に伴って、後退する見学客。その乗じて最前列へ向かい写真を撮っていると、ラ・マシンが水を吐き出した。これはこれで楽しいのだが、水からカメラを守る事に必死だった私。
  ラ・マシンに満足した私は、海のエジプト展を見にパシフィコ横浜へ。しかし時すでに遅し。最終入場が17時と、実に子供だけに的を絞った公開時間に肩を落とし、私はただただ立ち去るしかなかった。

  食事を摂りながら陽が落ちるのを待つ。最後の目的はコスモワールドの撮影である。この為に小さい三脚とリモコンも用意してある。そこでの撮影に満足した私は、そのまま帰らず税関方面へと歩いた。どうせなら夜景も撮っておきたいからだ。

 最後に横浜市開港記念会館を撮り、日本大通りから電車に乗って帰宅。かなりカメラ三昧で有意義な一日だった。

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