2010年9月19日日曜日

房総半島ツーリング'10 その2

 2010年9月19日、朝食が8時からなので6時に起きて養老渓谷をバイクで流した。朝靄の濃い山間は、半袖で心地良い涼しさ。
  この養老渓谷には、粟又の滝を始めとしていくつかの滝がある。それらを全て見て歩くには時間が無いので、目玉となる粟又の滝のみに狙いを定めた。町営駐車場にバイクを停めて少し歩くものの、散策路への入口が分からず退散。入口は滝見苑という旅館の目の前にあるので、事を急いてはいけないようだ。
 バイクを路肩に停めて、いざ滝へ。しかし案内が無くて分からない。この粟又の滝、幅が広く傾斜がなだらかなので、脇を歩いていても滝と気づきにくいのだ。しかし下へ降りて見てみると、それはそれは見応えがある。その迫力を写真で伝える技術のない自分が、実に悔やまれる。
  宿に戻って一風呂。朝食をガッツリ食べて、9時前には宿を発った。養老渓谷駅で9時15分の小湊鉄道を撮る為である。今回走ってみて思ったのが、房総半島はローカル線天国かもしれないという事。房総撮り鉄ツアーをしたら、結構楽しめる気がする。
  養老渓谷から高滝湖。ここにある"水と彫刻の丘"という場所が気になっていってみたのだが、これが予想以上に素晴らしい。現代アートを強く推しており、選り好みをしない印象を受けた。湖の使い方が上手く、この点だけで再度行きたくなる完成度。アーティストの選出も個人的には悪くないと思うので、市原市を通る事があったら、是非立ち寄って欲しい場所である。
  この後は千葉城へひた走るのみ。流石に車が増えてきて、これまでの快適さは失われた。一直線に伸びた国道297号と小湊鉄道の並走は、言葉にできないほど気持ちよかった。写真を撮るには絶好の場所なのだが、気持ち良すぎて停まるのが惜しいほどに。
  11時24分に千葉城に到着。千葉市街でけっこう迷ってしまった。なにせ予想外にも都会だったものだから。横浜以上に都会な感じがしたが、どうだろうか。
  東海岸沿いをひたすら下って、13時に富津岬に到着。ここまでの道路が気持ち良い。広いわ空いてるわで、80km/hが平均速度。富津岬の展望塔にも感動。実に綺麗な岬で、近くに磯料理の店や公園があるのも良い。
  道に迷いながらも東京湾観音へ。56mとコンバトラーVに迫る観音像で、胎内を頭まで登れるというからこれまた驚き。胎内の拝観料は500円。314段の螺旋階段を登って、最高20階の天上界まで行ってきた。外を眺める事のできる場所は多いので、是非とも外から写真を撮ってもらいたいところだが、相手がいなくては始まらない。

 金谷港に着いたのが14時50分。出航が15時20分なので、のんびり食事を摂っている余裕はなし。あまりお腹も空いていなかったので、メロンパンを買って食べた。
 房総半島を西半分走っての総評は、「房総最高!」と言っておこう。バイクだからこそ分かる何も無い事による気持ち良さ。千葉という大都会から、工業地帯あり、美しい海岸あり、静かな山間あり、温泉あり、鉄道あり、芸術性あり、そして何と言っても機動力の高さ。4泊ぐらいして房総半島全体を堪能しても良い気分だ。
16時過ぎに久里浜港を発って、自宅を目指した。やはり湘南は駄目である。相変わらず葉山から鎌倉まで大渋滞。いつもいつも、湘南に来る人達ってアホなのか?アホである。
 湘南ということで、陽が落ちてきても海には人で賑わっていた。こんな汚い海でよくも喜べるものである。

 自宅に着いたのが18時14分。荷物を置いて、とりあえず夕飯を食べに出掛けた。
 ちなみに本日のGN125Hの燃費は40km/ℓほど。房総半島、なんともエコな土地である。

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