私のバイクが125ccなので、折角無料になった箱根新道は利用できず、国道1号でのんびり箱根越え。9月になると早朝の箱根は寒い。それを知っていて上着を着ていたものの、少し寒かったです。
道の駅・箱根峠で休憩し、まずはホテル箱根路へ。と思ったが見当たらない。あー・・・れ?場所は合っている筈なのですが・・・。むしろ私が昨年見た箱根路・焼け跡は第2段階だったとか。私はてっきり火事→廃墟の順だと思っていたのですが、廃墟→火事→解体の順なのでしょうか。とにかく無し、と。
三島から国道136号を下ると、右手に大和インテリアやらエイデン三島店やらがあります。ここで右折をすると、待っているのはポプラ病院。民家に囲まれた明るい廃病院。廃れ具合も悪くなく、なんと言っても安心感があります。廃墟ビギナーには手頃な物件でしょう。
-ポプラ病院内部-
-ポプラ病院の車-
続いて目指すは伊豆長岡スポーツワールド。広い敷地に巨大な建造物。それでいて出入りは限りなく自由。こんな開放的な物件に寄らない手はないと思って行ったものの、駐車場に入ると待っていたのは解体業者。これには敵わず惜しくも退散。
解体完了と言っても過言ではないほど作業は進んでいる様子。流れるプールの場所を覗いてみましたが、プールらしきものは見当たらず。僅か1年でこんな事になるなんて・・・。まぁ私は一度でも訪れる事が出来たことを光栄に思いましょう。
再び国道136号を南下すると、大仁のカーブで私の目を奪う建物たちが現れました。どのテナントも廃墟っぽく、さらにその裏手にはラブホテルの廃墟。ホテル・ピースです。中はそりゃもう荒れ放題。女物の下着がやたらと落ちていました。国道沿いの明るい廃墟。ここもビギナーにはお薦めです。
-ホテル・ピース内部-
-ピース周辺-
ここから伊豆市まで下りる予定でしたが、修善寺で道を間違え達磨山へ向かってしまいました。ここはここで峠道が気持ち良いので好きです。平和寺本山もあるし。
どちらにせよ目的地は土肥の清越金山。去年は侵入ルートの分からなかった建物へ、草むらを登って侵入。頼りなく、しかしながら立体的で味わい深い廃墟。この空間はたまらなく良かったです。
最上階はかなり解体されたいました。と思ったら、現在進行形で解体をしていました。これに見つかるまいと、急いで階下へ。こんな物件が無くなるのは残念ですが、その前に来れて幸いでした。
-清越金山-
さらに土肥でもう一軒。小土肥のホテル、さちかぜ荘です。半身は植物に覆われた廃ホテル。それはもう素晴らしい荒れっぷりです。相方は突然のコウモリ出現に驚いていました。
-さちかぜ荘内-
-退場するの!?-
-近所のカカシ-
早くも昼になってしまったので、このまま土肥で昼食。地元の方の薦めもあって、「さくら」という食堂に行きました。やはり海鮮ものは相応の値段ですが、蕎麦は美味しくて良かったです。店の落ち着いた雰囲気でした。
ちなみにここを出たのが13時。もはや伊豆半島一周などしている余裕はありません。
国道136号を戻り、伊豆市へ向かいました。結果として、達磨山へ道を間違えたのは正解だったかもしれません。この国道沿いにあるのが、B級スポット「伊豆極楽園」。ここに来れば地獄が分かる。地獄が分かれば天国だって。その天国は何かと思えば、卑猥極まる秘宝館。こんな天国、行きたくない・・・。
なんか女優らしき女性を2名連れて、何処ぞのテレビ局が取材をしていました。まぁ静岡第一かMONDO21あたりでしょう。
土肥を出た時点で襲ってきた睡魔に対処すべく、道の駅・天城越えの芝生で昼寝。15時過ぎに出発しましたが、かなりカツカツです。河津から国道135号を北上。伊豆稲取を過ぎ、友路トンネルの手前左に駐車スペースがあります。ここにバイクを停め、ちょっと下ればギョギョギョギョギョっ!!
最高に空気の淀んだ隔離病棟の登場です。ほとんど陽の当たらぬその場所は、薄暗く得意なオーラを放っていました。いやホント、ここは二度と行きたくない。
国道135号を走っていけば、右手の海岸沿いに現れるのが大川グランドホテル。アピール度満点の廃ホテルなのですが、入口付近に車が停まっていた。管理人がいるのでしょうか。ちょっとだけお邪魔しましたが、物音がしたので退散しました。そこで何を見るよりも、管理人に怒られるのが、現実的で一番嫌です。
大川グランドホテルは消化不良でも、この近くには日大セミナーハウスがあります。位置さえ把握しておけば、道はおのずと分かるでしょう。
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