2014年7月13日日曜日

綺麗は良いこと、でもそれだけではない

ヨドバシでXbox Oneのデモおよびプレイ映像を見ました。驚くほど綺麗でした。これは欲しくなりますね。

ただ、美しさはそこまでヤル気を引き出しません。つまらなかったり、面倒くさかったりすれば、そこで放棄してしまいます。やはりゲームは内容なのです。
中には「綺麗だ!→欲しい!→買おう!」と言って、積みゲーにする人もいます。昔の私です。なので、美しさを否定する訳ではありません。

企業の利益を考えれば、スペックに走ろうが、課金に走ろうが、パチンコ業界と組もうが、否定できる事はありません。ただ、この流れに乗っていない企業があります。任天堂です。

未だにスマホへゲームを提供していない任天堂。でも元々自社ハード以外に提供してませんからね。良いと思います。任天堂は、ソフト屋でもありハード屋でもある訳ですから。

課金ゲームを否定するのもユーザー想いで良いですね。褒めすぎかな。バーチャルコンソールはけっこう阿漕な印象ですけど。
ゲームが大人に対する物ならまだしも、子供の玩具、家族の玩具として考えれば、完成品を決まった価格で提供するべきです。無料で釣って後から毟り取るとか、印象は良くないですね。

そして、今年の5月に岩田社長が発表した新興国向けのハードの件。これには感心しました。
先進国ですら多くの人が置いてけぼりなイメージの最新ハード。高い、メンドイ、分かりづらいの三拍子ですからね。そりゃあスマホで済ませる訳ですよ。
玩具としてはWiiとDSが至高だと思います。この2機が発表された時は、任天堂に感心しました。

スペックに走るPSとXbox。遊びを進化させようとしてコケたWii U。ところで、これらは誰かが求めたのでしょうか?これらを誰が買えるのでしょうか?
前述した通り、先進国の人ですら置いてけぼりなのに、新興国はどうなっているのでしょう?一人一台スマホを所持している訳ではないだろうし、下手すれば未だにメガドラ全盛?もしくは酷い出来のパチモン?
誰かがキチンとしたゲームを提供してあげるべきです。と思っていたら、任天堂が発表していました。

「そこしかシェアが無い」とか「ハードの価格とスペックを見ないと分からない」とか、いくらでもケチはつけられますが、現時点ではとても人間思いな案だと思います。是非とも成功して欲しいですね。

ちなみに私は任豚ではありません。元セガ信者なので、むしろ任天堂が嫌いだった方です。
しかしセガは任天堂と全く逆の道を行ってますよね。変わっていないのは、空振りが多い事ぐらいかな。メーカーとしての魅力は全く無くなりました。

利益を出してナンボってのは分かりますけど、玩具は子供を楽しませる物であって、株主を喜ばせる為の物ではありません。客の目を眩まして買わせる様なやり方ではなく、真っ向勝負で物欲を刺激して欲しいものです。

ちなみに私が最近物欲を刺激されたのは、超合金「太陽の塔のロボ」。9月発売予定なのですが、意外と人気だそうです。

これはちょっと冒険しすぎですが、そこに妥協を感じないのが魅力ですね。高いけど、予約しましたよ。ガメラのソフビと並べたいもの。

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