8月から待ち続けた時がようやくやって来た。谷川岳が晴れ予報の週末。待っている間にその気持ちは願望から決意へ、決意から義務感へと変わり、今となっては逆に行きたくない。とはいえ秋の乗り放題パスは昨晩購入済。山の荷物もまとめてあり、早朝3時に起床した。
4:37 国府津発の始発に乗り込み、遥か群馬県まで電車に揺られてく。寝る、寝る、寝るあるね。そうして寝てたらお腹が冷えたかもね。高崎でトイレに駆け込む。洋式便器なのに大便がOBしていたのは不思議だったが、実害はないのでそのまま利用した。出すものは出したので安心だが、この緩さは心配だ。
9:54 土合に到着。地上まで続く階段は以前撮ったので、すぐさま登り始める。俗人ども、私の背中を撮る事を光栄に思え。
そのまま谷川岳ロープウェイ駅まで歩いていく。誰も付いて来る気配が無いが、俗人どもは歩くのもトロいのか。しかし慰霊碑の辺りに来たところでバスに抜かれた。あったのか!この時間に!もともと歩くつもりではあったが、こうして抜かれるとチト悔しい。
ロープウェイ駅に着き、トイレへ。どうやら出すべきものは出きっているようだ。一服して10:34に山登りを開始した。
10:41、西黒尾根登山口に入る。延々と続く急な登り坂。体力のある内に標高を稼げるのは良い事だ。
11:31、8分の休憩。そこから少し登り切ったら一気に視界が開けた。私のテンションも一気に上がる。
鎖場があったりと、とにかく岩場。歩きにくくは無いのだが、油断をすれば滑落する可能性はある。
12:04 ラクダのコブを通過。山頂が遥か先に感じる。
ひたすら岩場を登っていく。振り返ると登った高さを実感出来て楽しい。
また後ろをチラリ。だいぶ登った。
けどまだ先は長かった。
ようやく山頂付近に着くも、雲に覆われ視界が悪く、ゴールを知りたい私に希望を与えない。
13:05、トマノ耳に到着。何で人が並んでいるのかと思ったら、記念撮影の行列だった。阿呆か。
オキノ耳への道は細く、行く人と帰る人で渋滞していた。お陰でオキノ耳に着いたのは13:22。
やはり記念撮影行列が出来ていたので、それを見た事で良しとした。ここでようやく二度目の休憩。
13:32に出発。とにかく視界が悪い。私の前を手慣れた三人組が歩いた。反対側から来る人への気遣いが上手く、それで待つ事になるなら私も異論は無かった。
13:53 谷川岳肩ノ小屋。トイレに寄りたかったが、並んでいたので先へ進んだ。帰りは天神尾根である。
抜かせる限り抜かさせて頂き、14:14 天狗の留まり場を通過。しかしここからが遅かった。決して「急げ」とは思わない。ただ、「自分が渋滞の先頭にいるのでは?」と、たまに疑って欲しい。そして先に行かせて欲しい。
14:49、ようやく熊穴沢避難小屋を通過。ここから少し飛ばすが、また渋滞。
ロープウェイ駅も近い事だし、私もノンビリ進む事にした。
しかしそれは性に合っていなかったようで、15:15、行列から逃れるように田尻尾根を下り始めた。次に乗れる土合発の電車が18時台だったし、体力的にも回復していたからでもある。
ただ尿意と便意は違った。これらは下まで保つか怪しい。尿意だけでも解消したいが、尿を出したら便も出てしまいそうなので我慢した。衝撃に気をつけつつ、滑りやすくなっていた田尻尾根を迅速に下る。
すると15:48には広々とした道に出た。ロープウェイを見上げつつ、沢の音を聴きながら下っていく。
一度は沈静化した便意が、川のせせらぎに呼び起こされる。流すところはあるのだから出してしまえば良い。そう思いつつも、私にはこの綺麗な水を汚す決断は出来なかった。
16:02には下りきり、16:06にロープウェイ駅に帰還。ブビブビビっと出すものはすぐに出たので、幸いにも16:10発 水上駅行きのバスに乗れた。
バスの中で残ったチョコを食べる。水上駅前でチョコ味の生どら焼きを食べる。高崎駅でココアを買う。それだけ疲れたのだろう、本能がチョコを求めてた。
16:47 水上発の上越線に乗れ、東海道線で国府津に着いたのが21:18。予定より早く帰ってこれて嬉しい。
念願の谷川岳。西黒尾根を楽しめただけでも良しか。ただ、初心者が多いのか、私の目についたのが極端に酷かったのか。山登りを甘く考えるな。
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