こうして9時に自宅を出発。どうにかして西湘バイパス沿いを走れないかと思い二宮で国道1号から外れてみたが、変に遠回りしただけだった。
そして早くも諦めモード。やはり自転車は、ジョギングや山登りとは使う筋肉が違う。まだ大磯にも着いていないのにこんな調子で、無事に鎌倉まで辿りつけるのだろうか。
大磯港の辺りから国道134号へと入ると、道は快適だった。ひたすら続く平坦な道。チャリダーの多く走る道だが、どうして彼らはあんなに速いのだろうか。
茅ヶ崎に入りコンビニで休憩。ここでカメラを取り出した。ここからは正に湘南。いちでも撮影できる状態にしておかなければならない。
片瀬江ノ島まで来たら空腹感を覚えたので、ファーストキッチンに寄った。ここまで来れば鎌倉は遠くはない。まずは長谷の大仏を見ようと走っていたが、気づけば鎌倉駅方面への交差点も通り過ぎてしまう始末。こうして、なんとか12時には鎌倉駅に到着した。
さて、予定していたコースが狂ってしまった。鶴岡八幡宮へ最初に行くと、どうにも全てが回れない。そもそも、帰る時間と体力を考えると、どうにも無理だ。鶴岡八幡宮に寄った後、長谷へと向かったものの大仏は見ず。もはや望みは帰ることだけ。バイクで来れば良かったと、つくづく思わされた。
来た道と同じく国道134号を走る。江ノ島に寄りたかったが、そんな余裕は無かった。花水川を越え大磯町に入った時、かなり安心したものの、肉体もとい右膝が限界にきていた。時にはママチャリに乗る女子中学生にすら追いつけない始末。踏ん張りはきくものの、長時間は決して保たないほど右膝が痛い。どうにかこうにか小田原市内に入り、道端で休憩。ブックオフで立ち読みをしなければ、16時には帰宅できていただろう。
大人になって初めてのチャリ遠出。そこから得た事は、中学生の時に自転車で川崎まで行った時と同様、「自転車で遠出をする意味が分からない」である。
間違っても、欲に負けてロードバイクは買わないようにしよう。私には不要な物である。あ、ちなみに紅葉だが、目を向ける余裕が無かったので定かではないが、 多分葉は散っていた。
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