2010年4月25日日曜日

ぶらり金時山

 2010年4月25日、早朝から動き始める予定が寝坊してしまった為、8時50分の出発となった。久野林道を走り、目指すは箱根町の仙石原。さらに言うなら、ローソン仙石原店。23日より期間限定で新東京市店を化しているので、これは見るべきと向かったのだ。
  予想はしていたけれど大層な混みっぷり。だから早朝に動くべきだったのだ。遠い場所ではないので、日を改めて来るとしよう。
  店内はまさにEVAだらけ。スタッフは黒のNERVジャケットを着て、客は私も含め濃いのが多い。限定グッズなどもあるかもしれないが、その辺は特に興味がないので金は使わず。但し、NERV仕様のiPhoneバッテリーケースは惹かれるものがあったが、12,800円出すほど夢中ではない。そもそも未だに「破」を観ていないし。

 目的の一つを遂げ公時神社に到着。天気が良いせいか、そこには多くの車が駐車していた。私はバイクなので、適当な空きスペースに難なく駐車。
 山登りの支度をし、トイレに寄って、9時50分に出発。山頂まで75分とある。
  今回の目的は乙女峠にあるので、金時山はひたすら登るのみ。登り始めて間もなく目にする"金時宿り石"。この迫力を活かした写真を撮るには是非とも比較するものが欲しい。また登る機会があるのなら、人なり物なり用意するのを忘れないようにしよう。
 車の量に比例して、登山者も多かった。団体客や家族客、そんな方々をドンドン追い越す独り身の私。そうしていたら10時47分には山頂に着いた。
  箱根や御殿場は綺麗に見えるが、肝心の富士山には雲がかかっていた。本日は食事を持ってきていないので、煙草を吸って喉を潤し、乙女峠へと向かった。

 箱根方面および南足柄方面からの道とは異なり、乙女峠への道は尾根を歩くので雰囲気が違う。3月に箱根の尾根歩きをしたばかりなので、見覚えのある光景だ。
 2つのピークを越えると長尾山山頂に到着。金時山山頂からの所要時間は28分。ここから乙女峠までは10分程で着く。
  11時37分に乙女峠に着き、乙女茶屋でコーヒーを注文した。サイフォンで温められたコーヒー、砂糖の代わりに出てきたザラメ。なんとも良い雰囲気ではないか。
 山小屋の主である谷さんや後から来た常連さんと会話をしていたら、30分も過ごしてしまった。裾野や御殿場など近隣に住む常連たちの憩いの場。金時山や鍋割山などに見劣りする小屋ではあるが、多くの人の手で生き続けていて魅力のある小屋。表のメニューにある大半がブラフっぽいのも、また一興である。代を継いで、いつまでも残ってくれる事を祈ろう。

 ローソン新東京市店、乙女茶屋ときて、本日最後の目的は乙女峠からの下山道である。3月に来た時は木々が倒れて道が倒壊し、それはそれは荒れ果てたものだった。それを写真に収めようと訪れたわけだが、利用客の多い道だけに既に整備されていた。
 ちなみにこの道、やたらとケルンというか積み石がある。昔は箱根と御殿場を繋ぐ道として使われており、牛や馬に登らせては山頂で用が無くなると殺していたとかいないとか。それを祀る為の馬頭観音があるので、その派生が点々としているのかもしれない。
 12時42分に乙女口に到着し、12時54分には公時神社に戻ってこれた。約3時間、内40分は休憩時間。予想以上の手軽さだった。

 帰りに宮ノ下の不動の滝に寄ろうとしたが、場所が良く分からなかったし混んでいたので断念。帰り道に撮りたい物を何点か発見したものの、カメラは既にザックの中だったので、やはり断念。
 ローソン新東京市店も含め、数日後の早朝に再び訪れるだろうから、今日はスンナリ諦められた。

 手軽に行ける日帰り登山。また一つ、小田原が好きになれた日だった。

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