朝5時30分に家を出発し、無料化している西湘バイパスと八王子バイパスを有効に使って8時12分に二俣尾駅に到着。道中でオニギリ4個を買ったので、これが本日のエネルギー源となる。
二俣尾の駅には駐輪場がキチンとあるので、バイクの置き場には困らなかった。
8時20分に駐輪場を出発。奥多摩橋で多摩川を渡り、愛宕神社へ。境内の脇にある登山道を進んだ。道中には道標が点々とあるので困らないのだが、肝心の分岐点で道標が無かった。この道沿いには山内新四国八十八ヶ所霊場という八十八個の石仏があるので、要はその番号が大きい方へと進んでいけば良い。これは少し迷った私の経験によるものである。
八十八番目の石仏に着いたら奥の院はすぐそこか?と思いきや、結構距離があった。そんな奥地にある奥の院はなかなか大きく、ここに着いたのが9時13分。ここからは歩き易い道となっており、のほほんと歩いていると三室山への近道が現れる。これは迷わず選んで9時34分に三室山山頂に到着。特に得るものは無い。
少し来た道を戻って、分岐から日の出山を目指した。三室山の登り道と異なり、こちらは平坦に近いほどなだらか。ピークがあっても巻き道で回避できる。
景色の開ける梅野木峠に着いたのが9時52分。歩き易さからそのまま進んでいたら、高峰に寄るのを忘れてしまった。あまり気にせず、城壁のような石垣を登って、10時34分、日の出山山頂に到着。
軽く休んで御岳山へ。この山は神奈川県で言う大山的な場所である。驚きなのは、ケーブルカーの先に観光地だけでなく、集落がある事だ。標高900mを超える御岳山山頂に住む人々。なんとも送る言葉が無い。
この集落に着いたのが11時15分。とりあえず御岳神社に寄って、奥の院を目指した。この道のりがまた険しい。日の出山山頂から休んでいなかったので、11時50分、流石に疲れて腰を落とした。が、奥の院はすぐそこで、11時59分に到着。院の横の急登をちょっと登れば山頂である。
続いて目指すは鍋割山。神奈川県の鍋割山では鍋焼きうどんが食べれるが、こちらには山小屋すらなく景観も無い。巻き道があるので、無理に寄る事はないだろう。ちなみに到着時刻は12時13分。
問題なのはここからだ。本日の最高峰である大岳山への道のりは、しばらくなだらかなのだが岩場になると急登になる。そして、これが結構長い。大岳神社に着いて喜ぶのも束の間、ここからさらに急登が続いて帰りを不安にさせてくれた。
13時3分、大岳山山頂に到着。南側の景色が開けているが、見えるのは山のみ。天気によっては富士山が見えるらしい。
流石に疲れたので23分の休憩。ここからは下りがメインと言っても距離は9km程あるので、無理は禁物だ。
大岳山からの出だしは少し急だが、そこからはなだらかな道が続く。次に目指す鋸山は、名前が名前だけにさぞかし険しいものと思っていたのだが、予想外の平坦な道。しかしそれは勘違い。御前山/月夜見山との分岐をすぎると、本格的に登らされた。とはいえ大岳山手前ほどではないが。
14時20分、鋸山山頂に到着。景色はまるで開けていない。ここで最後のオニギリを頬張り、残りはあと少し。と言っても5km以上。
しばらくはなだらかな道だったが、天狗を祀る天聖神社の前後は、この上ない急勾配だった。天聖神社で軽く休んだものの、あっという間に体力は奪われた。急勾配を過ぎたら過ぎたで、退屈な下り坂が延々と続く。
舗装路に出ると愛宕神社はもう間近。15時49分に愛宕神社に到着して一安心。気づけば愛宕神社(二俣尾)に始まり、愛宕神社(奥多摩)で終わる道のりだった。
愛宕神社からは階段地獄。愛宕神社の裏手には五重の塔と鐘があり、良く分からぬ観光地だと思ったものだが、これらは戦没者の為の慰霊碑らしい。失礼しました。
廃れ気味の創造の森を抜け、16時5分に下界へ到着。良い機会なので氷川鉱山という廃墟に寄ろうとしたが、ブルドーザーが出入りしていたので諦めた。奥の方の敷地だけが廃墟なのか?
16時30分発の青梅線で二俣尾へ。17時5分にバイクで帰路へ。お腹が空いていたが、とにかく本厚木までは抜けようと休まず進んだ。本厚木に着いたら着いたで、下り車線沿いに手頃な飯屋が見つからず、けっきょく国府津までノンストップ。
久々に吉野家で食事を摂って思ったのが、すき家では450円で牛丼大盛り(サラダ&味噌汁)付きが食べられるという事実が、かなり凄いという事だ。酒匂川の花火の音を聞きながら、20時前には自宅に到着。我ながら、よくも奥多摩まで日帰りで山登りに行ったものだ。
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