愛と誠

映画に対して語れる程の知識はないので、

偉そうに評価はしたくないのですが、

なにせ「愛と誠」は私の大好きな漫画です。

漫画の実写化は駄作ばかり。

噂だとミュージカル仕立てだとか。

この2つの情報からして期待は出来ません。

かつ、三池崇史監督。

氏の作品とは相性が悪いようでして。

で、感想ですが、

単に邦画としてなら好きです。

その見方なら、各キャラへの侮辱も好めます。

現実にはヒョロ眼鏡であろう岩清水弘。

現実にはウザイ真面目女であろう早乙女愛。

歌の部分はね、どうしようもないですから。

四季にせよ新感線にせよ、

日本語はミュージカルに合わないと思います。

それでもですね、

作風と言い描写と言い、邦画としてなら好きですよ。

「愛と誠」として最悪です。

なんで「愛と誠」なの？

「愛と誠」が好きならば、このアレンジは出来ないだろう？

そのくらい酷いです。

「愛と誠」に出て来る人々は、皆が本気です。

本気で体当たりをしてきます。

原作が梶原一騎なだけに。

アホかってぐらいに一途なんですよ。

でもそこが良い。

俺も愛の為に死んでやる！

そう思わせるパワーが映画にはありません。

その時点で「愛と誠」では無いと思えます。

ホント、

余計な事をするな。