2016年5月1日日曜日

秩父の目立つ山・武甲山〜名郷からの縦走

始発に乗って飯能へ。7:24に到着し、南口で一服。そしてウンコ。これで山の備えは万端だ。
それにしても人が少ない。GWだと言うのに、飯能からの登山客はいないものなのか。そう疑問に思いバス停を見てみると「西武バス」と書いてあった。これはまさかの逆方向。北口へと走り7:40の国際興業バスには乗れたものの、座ることなど出来なかった。

名郷までバスで約1時間。バス停「さわらびの湯」で人が結構下りていった。そこから目指すのは棒ノ折山。歩く距離も程々で山頂の広々とした山らしい。ここから御岳駅に下るのも面白そうなコースだ。

時間通りに名郷に到着。けっこう上まで行くのかと思っていたが、標高たったの380m。
眼前に高い山々が広がり心が折れるも、8:46に出発した。
まず目指すのは白岩渓流園。私の目的はその先にある廃村「白岩」である。
しかし先にあったのは、やたらと綺麗に区分けされた土地。廃村「白岩」、時すでに遅しか。
残る廃屋は二軒。一軒は長屋なので、三軒と言うべきか。建屋こそ木造であるものの、それほどの古さを感じない。
中は荒れ放題。私は先を急ぐので、侵入まではしなかった。
廃村とは異なり綺麗に整備されたトロッコの線路。観光地化でもするのかと思いきや、そもそもこのトロッコは現役だそうだ。

最初こそ登り易かったものの、後半は急傾斜で、10時に鳥首峠に到着。
さらに登ったところで大持山を見て愕然とする。今の疲れ具合からして無理かも。この先に小持山と武甲山が控えていて、こんなアップダウンだったら下界に着くのは何時になるやら。

冠岩に逃げたい気持ちで一杯だったが、前進。
10:33 ウノタワ。
11:01 大持山で10分の休憩。
小持山への途中で武甲山が見えて愕然とする。しかし大持山から小持山まで大きなアップダウンはなく、11:33には小持山を通過。ひたすら下って、11:56にはシラジクボに着いた。
目の前にそびえる武甲山との標高差は約200m。45分に及ぶ急な傾斜らしい。12:10まで休憩し、いざ出発。
下ってきた人たちとすれ違うタイミングで細かい休憩。ここでやはり疑問が湧きます。なぜ登りの人に道を譲るか?
歩荷の人に譲るのは分かります。あれは止まったら次の足が出なそうですから。でもたかがハイキングならどうでしょう。下りの人に待たれると、こちらは余計にペースが乱れます。危険度についても山によると思います。山登りとは自然との戦いであり、臨機応変な心構えが必要です。昔に比べて登山道も整備されているのに、昔ながらの習慣をただ守っているのは、その時点で山に向いていないのではないでしょうか。私はね、私の道を行きますよ。
話を戻すと、シラジクボから21分。12:31に武甲山に到着。今日が山開きのせいなのか、いるわいるわ、山に登らなそうな人まで大勢いるわ。
第一展望台から秩父市街を眺めて、12:41には出発。

あとはひたすら下るのみ。傾斜が緩く、滑りにくそうだったので、小走りで下っていった。12:58には長者屋敷ノ頭を通過。
13:25、渓流と新緑の景色が良かったので少し休憩。このすぐ先が林道。普段なら退屈な林道も、川沿いならば気が紛れる。
歩くのに飽きた頃に魅力的な店「土津園」が現れた。冷たい蕎麦にも惹かれるが、ここはソフトクリームのみ。しかも店から浦山口駅まで約700m。それもその筈、この店は橋立堂(橋立鍾乳洞)のすぐ裏だった。

14:30に浦山口駅に到着し、電車は5分後に来た。御花畑駅で下車し、芝桜会場を目指す。そう、今日急いで山登りをしたのは芝桜を見る為だった。17時までに着ければ良いと思っていたが、なんとも早い時刻に来れたものだ。
駅から会場までひたすら歩く。かなり広いのかと勝手に勘違いしていたのだが、その歩行距離と会場の広さにガッカリした。
武甲山の存在感はあるものの、これなら富士芝桜で良い。この混雑具合といい、二度と来るものかと誓った。

西武秩父から15:51の急行に乗るも、若干の遅延。飯能からFライナーで一気に横浜へ行けると思っていたのだが、遅延のせいで逃した。池袋で食事を摂り、20時ごろ鴨宮に到着。立ち続ける体力もなかったが、流石に座り疲れた。

意外とハイペースでいけた今回のコース。先述した棒ノ折山や名郷から武川岳を経由して芦ヶ久保まで縦走するのも興味があるコースだ。

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