2007年8月20日月曜日

中国短期留学4~開封2

 2007年8月9日。6:30、昨晩行った公園に太極拳を見に行きました。"朝の太極拳"、こんな中国らしい光景を見れるなんて幸せです。でも私は見るだけね。何人かは太極拳に挑戦し始めたので、私はベンチに座って見知らぬオッサンと話していました。9割は理解できませんでしたよ。ハハハ・・・。
 午前中は昨日に続き発音の授業。朝が早かっただけに睡魔に襲われたので、声を出すことで意識を保ちました。

 昼食は外に出て、餡がかかっていない餡掛けそばを食べました。皿うどんが近いのですが、皿うどんは餡で固麺をふやけさせるのに対し、こちらは蒸すことで固麺をふやけさせています。
 前菜で出た卵スープの味が薄いこと。味が薄すぎる、または濃すぎて口に合わないってことは多いです。でも、この味の濃い餡掛けそばの後に卵スープを飲んだ時は、丁度良いかと思いました。
午後は開封の目玉、龍亭公園と鉄塔巡り。水に囲まれた龍亭公園は、素晴らしいの一言です。正門から龍亭へと伸びる道の両サイドには、東に潘家湖、西に西に楊家湖があります。「東が善人用、西が悪人用の湖」みたいな説明を受けましたが(逆かもしれません)、水泳を楽しむ人達が見えるのは西側。この歴史的な土地で気楽に泳いでいるんだ、悪人と言われても仕方がない。
 裏庭に回ると、そこには中国らしい景色が待っていた。かなり手入れが行き届いていない裏庭。この杜撰さが中国らしい。故宮とか景山公園が綺麗すぎたんですよね。
 夕立にあいながらの観光でしたが、良いところに連れてきてもらいました。
 先を歩く老師に、私を含む3人がつきました。ただ歩くのが早いからってだけの理由です。老師の中国語での説明に対し、返せるのは適当な相槌と目に見えない「?」のみ。3人揃っても、文殊の知恵は出ませんでした。

 雨の降る中、高さ55.88m、13層からなる鉄塔へ。この周りも公園になっていますが、やはり管理は杜撰。
 「鉄塔には登りたい人が自分で登ってください」とのことで、「ここまで来て何で?」と思いましたが、登ってみて納得。ほとんどの人が10元を払って登ったわけですが、中は人2人がどうにか交差できる程度の狭くて急な階段が、ひたすら螺旋状に伸びるだけ。灯りは最初の1層目しかなく、あとは各層に1つずつある小窓からの日光を頼りにするだけ。
 「でも最上階には・・・」という期待も空しく、そこにあるのも1つの小窓。蒸し暑い中、苦労して登ったのにこの始末。お陰で、雨に濡れても構わないほど汗だくになりました。

 夕食は6日に行った麺料理屋へ。四川省でなくても、辛い料理は本気で辛いです。私の頼んだ細麺も、辛さを抑えてくれてる筈なのに汗だくになりました。
 バナナジュースを頼んだところ、バナナの味はすれども薄め。そういえば中国は、まだ粉ジュースが主流って情報を目にした気がする。粉をお湯で溶かし、冷たいのが飲みたい時は、それを氷で冷やすって。中国の生水をモロに口にしたわけですが、腹痛に襲われはしませんでした。しかし、便はユルユルです。

 夜は雨のパラつく中、数人でバドミントン。まるで勉強する気なしですが、体を動かすことも大事ですから。そのせいか(?)、風邪はすっかり治りました。

 2009年8月10日。午前中はフリーなので、朝8:00から皆でバドミントン。しかし体育館は使えず、外は風があり、すぐに雨は降り出すわで、9時過ぎに終了。時間があるので、外出組と勉強組に分かれました。私は意外にも勉強組。だって、雨だとメンドイから。
 H氏とSさんに、様々な文章を訳してもらいました。やはり役立つのはネイティブなフレーズ。辞書の例文よりも、ネイティブに教わるのが一番正確です。そして、昼飯時には忘れました。

 午後は中国画の授業。絵を描くのは嫌いじゃないので楽しかったけど、筆を使うってところが難しいですね。でも、この授業が一番楽しかったです。

 夕食は大学近くの屋台街にて。人数が多いだけに、イロイロ食べれました。私を含め料理を注文した人間は、今イチ何を頼んだか分かってないので、何を食べたかもよく分かりません。
 食後はタクシーに乗って皆で本屋街へ。相変わらずの賑わいです。もともと大人数での行動が好きではないので、待ち合わせ場所と時間を決めて、自由行動を提案。皆さん無事に合流できて良かったです。

 2009年8月11日。午前中は発音の授業を受け、午後から一人散歩に出かけました。今日の天気は晴れ。いつも靄がかかったような天気なのに、今日は雲の合間に青空も見えます。
 大学から東へ向かい、城壁をくぐって北上。目指すは清明上河園。微妙に地図と違い、気づけば北門に到着。自分の位置を見失いながらも、どうにか軌道を取り戻す。
 宋代の画家"張択端"の作品「清明上河図」の世界を再現したテーマパーク"清明上河園"。外から眺める分には楽しそうですが、80元という入園料はいささか高い。皆で行動していたら、行っていたかもしれません。

 龍亭公園の畔を歩いて大通りへ抜ける。この辺の建物は歴史的に作られていて、風も心地よく、とても良いスポットです。
 大通りに出て本屋街を抜ける。昼は屋台は少ないものの、街頭販売が目立ちます。街頭で電子辞書を売る電気屋。このセンスが分かりませんが、その時、私の目に飛び込んできた素敵な商品”iPhone”のパチモン!高そうなので買いませんでした。怒られると嫌なので写真も撮りませんでした。でもあれは、間違いなくiPhoneのデザインでした。

 相国寺の前を通ろうとしたけど、道を間違えました。KFCで食事にしようとしたけど素通り。一度歩きだすと、なかなか止まらないのが私です。
 流石に飲み物が欲しくなり、コーラを購入。この散歩で立ち止まったのは、この時と写真を撮る時だけでした。
包公湖へ行くと、伝統的な趣の建物を発見。その名は"開封府"。こちらもテーマーパークで、入園料は35元。立ち寄ってはいません。
 包公湖は良い所です。ただの湖(池?)なのですが、見ているだけで良いところです。湖を突っ切る歩道がありまして、ここを歩くのが気持ちよい。でもやっぱり管理は杜撰。
 湖では足漕ぎボートを楽しめます。定番の白鳥は勿論のこと、あれあれ?どっかで見たような見たことないようなキャラクターがモチーフになってないか?
 石景山遊園もそうですが、中国って一番敵にまわしちゃいけないところを敵にするのね。
「開封駅まで歩いて、タクシーで帰還」の予定でしたが、風が気持ちよいので畔を歩いて、そのまま徒歩で帰還しました。2時間半、ほとんど休まず歩き続けた私の散歩。

 16:20、近所のホテルで包餃子の課外授業。具を包むのはもちろん、皮を伸ばすところから始めます。人数に対して作業スペースは狭かったけど、楽しかったから良し。
 もちろん、それは夕食として出ます。他の料理ももちろんあって、ここで血の料理が食べられると思いませんでした。もともと特に美味しい物ではないのでしょうが、スープに使われた辣油の味が強すぎて、血の味が全くわかりませんでした。
 食後には、そば湯ならぬ餃子の煮汁が登場。味が薄いというより無い?発想は良いんですけどね。
 ホテルの前で記念撮影。を皆がしている間に、私はホテルのトイレへ。ここで中国のトイレ事情を目の当たりにしました。
 中国のトイレットペーパーは、紙質が悪いせいか流せません。だからゴミ箱に捨てます。流せないのは良しとして、便器です。寮のトイレは洋式ですが、一般的なのは電車の中と同じ和式。向きを間違えると、便が前部に残ってしまいます。尿の勢いが強ければ、容赦なくOBします。
 星がいくつか知りませんが、ホテルでさえこのレベル。中国のトイレ事情は、一つの壁だと思います。

 帰り道に大きめのスーパーへ立寄りました。三毛の名のつくスーパーは、ここ開封では大小含めかなり見かけます。どれだけ大きいのか疑問に思いましたが、公式サイトは見つからず。
 こういう店に来たら、パチもんを探すのが楽しみです。セブ島のロビンソンでファミコンのX in 1ソフトがあったぐらいだ、ここもきっと・・・と思いましたが期待はずれ。VCDはパチもんくさいのが多々ありましたが、玩具はダイソーと同じレベル。お菓子もそうでもない。ようやく見つけたパチもんは、ガンダムSEEDのジグソーパズル。明らかにキラとラクスなのですが、背景のキラキラ感が最悪のセンスでした。欲しかったけど、1000ピースとデカかったので断念。

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