2015年12月27日日曜日

【四十一歳の青春18きっぷ】3日目 山形

朝起きると、鶴岡は吹雪いていた。当初は鶴岡公園まで散歩してから発つ予定だったが、そんな天候ではない。電車の遅延が気になるので7時半ごろ鶴岡駅に着いたのだが、そもそも7:16発が来ていない。遅れた電車は8:01に出て、8:21に余目に着いた。乗り換える予定だった陸羽西線は待機していてくれて、もともと新庄での待ち時間が長かった事もあり予定通りの奥羽本線に乗れた。が、やはりこちらも吹雪いてて遅延。落ち着いたのは天童のあたりだったか。
山形はチラホラ雪が降っているものの、空は晴れていた。飯を食い、11:30にレンタカーを借りていざ北へ。目指すは鮎川村の「小杉の大杉」である。
白銀の山形を期待していただけに残念な感じだが、北へ進めば雪も残っていよう。しかし自然は残酷なもので、村山の辺りで天気は激変した。タイヤが取られているようで運転するのが怖い。しかし車を借りた以上は行きたい。普段運転していない私にとって、胃に穴が開くかと思うストレスだった。私の求めた雪は、こんなに激しいものではない。
遂には心が折れて停車する。都合の良い事に大石田駅の近くだったので、銀山温泉だけは行こうと足を向けた。吹雪く中、かなり慎重に先を行く。13時半ごろ銀山温泉に着いたが、さすが山中、なかなかの吹雪きっぷりだ。長く駐車をしたくない。帰り道も心配だ。雪を見ながら入浴したかったのだが、惜しくも滞在時間は30分。
また来よう、銀山温泉。
今度はバスで。
お泊りで。
女性と共に...
嗚呼...目標が夢となった。

銀山温泉から国道13号へ出る際、意外と走りやすかった。私が慣れたのか、タイヤが暖まったのか、除雪作業のお陰か。雪も落ち着いてきたので、これはと思い北上を開始した。
なかなか快適な13号。新庄市まで来ると雪が強くなってきたが、路面の具合は悪くない。慎重ではあるが、ストレスを感じず無事に小杉の大杉まで来れた。特に誰かが訪れた様子もなく、駐車場までの道は綺麗に積雪していた。そこを車で上る勇気はなく、少し手前に停めて徒歩で向かった。
これが小杉の大杉。その形から「トトロの木」とも呼ばれる木。存在感があって実に良い。
他に誰とも会うことなく、小杉から退散。13号へ向かう途中、軽自動車が2台衝突していた。一歩間違えば私もああなるのだ。こんな日に、こんな遠くで事故るのは勘弁である。
国道13号に乗ると、天気は最悪だった。陽が沈み、視界も徐々に悪くなる。70km先の山形までこんな状態が続くと思うと生きた心地がしない。寒さのせいか急激にバッテリーが切れたiPhoneもまた、心寂しくさせてくれた。
天童市の手前で雪は落ち着き、路面も安心できる感じになったので、コンビニで休憩。なんてしてたら、また振り出した。山形まで降り続いた。時間に余裕があったので、焦ることなく自分のペースで走り続けた。
山形市内に入り、適当に晩飯を食べ、スーパー銭湯で入浴し、ネットカフェにイン。ネットカフェ3泊目ともなると読みたい漫画もなく、自宅が恋しくなってきた。明日は会津若松で泊まる予定だが、一気に小田原まで南下したい。もちろん鈍行で...。

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