2018年6月4日月曜日

低い山ほど危険らしい

新潟県の遭難事故を受け低山登山の危険性が喚起されているが、そもそも山登りが危険な行為である。単独行メインの私から言わせると、山に登る以上、死を覚悟して登れと言いたい。あと、他人任せにしないことだ。

偉そうな事を言っておいて、私が登る山は大して高くない。金も車も無い私には、北アどころか南アや八ヶ岳すら遠い。山小屋泊はしたくないので日帰りばかり。となると2,000m以上の山に登るのは年に一度あるかないかである。
なので低山登山は経験豊富。とはいえ、林業や猟師の方々に比べれば私なんて山の素人である。私から送れる助言なんて無い。ただ、私の遭難未遂経験は語れる。

2010年3月 雨山
丹沢山塊にて、寄から雨山峠まで歩き、松田町まで南下した時の事。積雪で道を見失い、強引に登ったところ少し焦った。またその後、獣道を歩いていたところ、猟師の方に誤りを指摘され助かった。

2011年9月 位牌岳
静岡県の愛鷹山にて。位牌岳から下山しようとしたところ、道標が見当たらず道らしき道も分からず困惑した。あまり人の通らぬ登山道は木々などに埋もれて判別がつかない事が少なくない。

2011年11月 櫛形山
リボンを辿って下るも、明らかに道ではなく迷った。あれは林業用の目印だったのか?下った傾斜を引き返し、登山道を発見した。

2014年4月 雲取山
奥多摩の雲取山にて。積雪で登山道が隠れていたため、尾根伝いに歩いてみたら迷った。登山アプリとGPSを頼りに、強引に下れば登山道に着くだろうと挑戦してみるも、さらに迷いそうだったので断念。引き返してみたら、あっさり登山道を発見した。

2016年8月 大山
丹沢の大山より、ネクタイ尾根を探したところ変なところを下ってしまった。沢に着いたが行くあてもなく、強引に登って登山道に取り付いた。

2017年5月 乾徳山
山頂から下山する際に道を見失う。それっぽいところを歩いてみたが、状況は悪化の一途を辿った。最後は強引に下って登山道に辿り着いた。

この他にも、広い尾根や名もなき山頂で道標が見つからず困惑した事が何度かある。あまり人の通らない登山道は、林業用の道や獣道との区別が付きにくかったりする。また、落ち葉や雪で登山道が隠れてしまうことも珍しくない。
そこで大事なのは、やはり立ち止まる事。
そして引き返す事。
これだけ迷っているのに強行突破をしてしまう私が言うのもなんだが、道を見失ったら早めに引き返す決断をすべきである。

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