2007年8月20日月曜日

中国短期留学7~上海

 2009年8月18日。朝6:00、皆で寮を出発。新鄭国際空港までは、1時間ほどで着いた。本来なら、私は大学から別行動をとるはずだったが、寮を追い出される時間は早い、荷物は重い、という理由で、一緒に空港まで運んでもらうことにしました。

 皆の乗る飛行機は8:30発、私の乗る飛行機は12:55発。空港まで同伴してくれた老師および中国人学生3人と共に、私は皆を見送った。皆が見えなくなり、老師たちと共に外へ。「煙草があれば大丈夫」そう伝えて、彼女たちとも別れを告げた。

 本を読んだり、煙草を吸ったり、ブラブラしたり、かなり怪しい人物だ。9時前、お腹が空いてきたので空港のレストランへ行く。入り口に係員が立っているので、言われるがままに案内される。まずは38元/人でチケットを購入。そのチケットと交換に皿を貰い、あとはバイキング形式。料理はどれも中華。やっぱりスープの味は薄い。
 ウェイトレスの対応は、とても良かったです。飲み物を取ろうとしても、スープを取ろうとしても、「お持ちするから座っててください」と。ただ暇だっただけか?
 ゆで卵の殻を剥くのも良い暇つぶしだった。かといって長居しすぎもなんなので、40分ほどで退散。

 空港のトイレは綺麗だ。しかし、大便器は中国式。基本的に尿はOBしている。これは利用する側の問題ですね。洋式便器もあったので一安心。注意書きは無かったけど、一応紙はゴミ箱へ。と、このトイレットペーパー、個室内にはありません。便所の奥の壁に設置されているので、予めそこで必要な分をとって、個室へ行きましょう。

 10:25頃、チェックイン開始。荷物を手放したいので、とっとと済ませた。待合室にも喫煙所があって安心。
 12:55、飛行機は時間通りに飛んで、時間通りに着いた。ホテルまでは面倒くさいからタクシー。しかし、タクシー待ちの長蛇の列が出来ている。まぁ、その分タクシーも多いので、30分ほどで乗れました。日中のせいか、闇タクシーは北京の時より少なく感じた。
 自動車道が張り巡らされている上海。街並といい、首都高を走っている気分だった。上海は都会だ。中国らしくないけど、上海の方が首都っぽい。

 16:00、銀波大酒店(ホテルの名前です)に到着。タクシー料金は57元。予想より遥かに安かった。
 見た感じ、北京の時に比べてランクの落ちるホテル。1泊3,900円(朝食付き)だし、たいした期待はできまいて。
 フロントに行くと、客がなにやら揉めていた。おそらく、予約より部屋数が足らなかったのだろう。中国語なので、全く分からん。明らかに機嫌の悪そうなフロントの女性たち。しかし、私の番になると、キチンと態度を改めた。英語の合間に、さりげなく日本語を使ってくれたりして、とても好印象でした。
 私の部屋は最上階の10階。部屋はシングル。ホテルの案内など、いたるところに日本語も使われている。少し市街地からは離れているけど、お薦めできるホテルです。
  時間がないので早速行動を開始。南に行ったつもりが西を歩いていた私。軌道修正をして、無事に外灘へと出れました。この間、2度も中国人から声をかけられました。
 一度目は若いカップル。とりあえず中国語が話せないと伝えると、英語が話せるか聞いてきました。どうやら銀行へ行きたいらしいのですが、私もまだ着いたばかりで分かる筈がありません。そう伝えたら分かってくれたのか、もしくは「こいつは英語も駄目だ」と諦めたのか、諦めてくれました。
 二度目は家族連れのおじさん。やはり中国語が分からないことを伝え、地図を見せて一緒に考えようとしましたが、時間の無駄と悟ってくれたのか、諦めてくれました。
 手ぶらだったとはいえ、そんなに溶け込んでたのかな?そんなに人が良さそうに見えるのかな?ちなみに、何も盗られたものはありません。

 外灘に出て道路を渡ると、黄浦江の向こうに近代的なビル郡が見えます。これだけでも上海に来た価値はある!道路を渡って黄浦公園へ行くと、外灘観光隧道と東方明珠塔のチケットがセットで売っていました。これは手っ取り早いと思い、隧道片道35元と東方明珠塔70元のチケットを100元で購入。でもこれは先走りすぎ。このチケットでは、263m展望台に登れても、350m展望台には登れません。新たに買う気もしないので断念。

 黄浦江の下を無人車で行き来できる外灘観光隧道。約5分間、数パターンのイルミネーションの中を通る様は、まさにアメージング!同じ無人車に乗った外人さんが「It's amazing!」と感動していたので、間違いありません。
 外灘観光隧道を出て左に行くと東方明珠塔があります。夏休みが影響してか、とにかく混んでいました。

 この辺一帯は、内も外も見事に観光地化され、土産物を買うには困りません。ただ、どの土産物屋も高いです。300元とか普通にあります。もちろん、私は何も買ってません。

 263m展望台から見た景色は、これまたアメージング!北京・開封ではあまりお目にかからなかった青空が、ここ上海では良く見えます。雲との比率も良く、天気に恵まれました。
 350m展望台は行けなくて正解。私の訳が合ってれば、1時間待ちだったと思います。上海は見足りないのが山ほどあるので、またの機会に来れば良し。できれば、一人ではなく、女性と二人で・・・。
 浦東公園から外灘を眺め、地下鉄二号線に乗って陸家嘴駅から南京東路駅に移動。上海の地下鉄は日本と同じ要領で平気です。自販機で切符を買い、それを自動改札にSuicaのようにかざす、改札を出る時は普通の切符のように入れる。路線図も困らない程度にあるので、分かり易いと思います。
“自販機”なにげにこの言葉を書きましたが、これ、私が中国で初めて見た自販機です。飲み物も煙草も、これまで街中で自販機を見かけませんでした。なんて不便な国なんだ!と思いましたが、日本が多すぎるだけかもしれませんね。

 常に歩行者天国の南京東路。見慣れた都会の街並なだけに、(私は)安心できました。買い物するには困らないけど、たぶん物価は高いです。日本で買っても変わらないのではないでしょうか?ガンプラの値段から察するに。
 人民公園まで来たし、日も暮れてきたので、KFCでも寄ってホテルへ帰ろうとしました。これで私の旅も終わり、の筈でしたが、物語はまだ続きます。

 ホテルへ戻ろうと南京東路を歩いていると、2人の女性が話しかけてきました。年配の女性は北京で中国語の先生をやっているという方、もう一方は生徒?娘?よく聞いてませんでしたが、若いです。とりあえず中国語が分からないことを伝えると、英語が分かるか聞いてきたのでYes.今朝9時に上海に着いたが、財布を失くした、もしくはスラれたみたいです。ここは中国、分からない話ではありません。警察に届けたようですが、見つかることもないでしょう。そこで、夕飯を御馳走して欲しいというのです。

 これから別れるまで、警戒線は常に張っています。とりあえず何が食べたいか尋ねたところ、日本人の私に合わせてか吉野家を提案してきました。人民元も余っていることですし、私は了承しました。
 それでも200元は余裕があります。この母と娘(仮)は、これからどうするのでしょう?私が騙されているのなら、被害を最小に抑えれば良いだけのこと、しかし真実ならば、放っておくわけにはいきません。幸い私の泊まっているホテルは安いので、同じホテルで良いなら一泊分の料金を出してあげることを提案しました。
 それに応じたように見えた2人。すると母は、「娘だけでも帰したいから電車代が欲しい」と言ってきたように思えました。いくら出すかは私が決めること。要求されたものは出しません。でもこれは私の勘違い。ホテル代を出してくれるなら、電車代を出してくれってことです。上海に留まっても仕方ないもんね。
 北京までの長い道のり、硬座は可哀想ですが、硬臥や軟臥の料金を出すほど信用もしてません。よって軟座2人分の料金として、追加で400元、計600元を渡すことにしました。

 手持ちが無いのでカードを取りにホテルへ戻りたいことを告げ、3人で歩いてホテルへ。ホテルの近くのATMで金を下ろし、500元を手渡しました。電車以外にもお金は必要ですからね。
 後は別れるだけという時、母が日本円が欲しいと言ってきました。「北京の友達に見せたいから」と言ってましたが、そんなことの為に金をあげるわけないでしょう!こっちだって借金はあるわ、貯金はないわ、職はないわ、な状況なのです。最後の最後で胡散臭さを残して欲しくありませんでした。
 上海駅までタクシーで行かせようとしましたが、人民公園からバスで行くとのことで、歩いて去った2人。終電には間に合わなかったでしょう。

 私は人助けをしたのか?それとも騙されたのか?99.8%、騙されたんだと思います。しかし真実はどうでも良く、上海の夜を人と味わえたことと、人助けをしたかもしれない自己満足、その2つの事実があれば十分です。
 善人のように見えますが、若くて可愛い女性が1人もいなければ、出会った時点で無視してたでしょう。あ、やっぱ俺は騙されたのか?

 2009年8月19日。朝7:00、チェックアウトを済ませホテルを出る。リニアモーターカーは諦めた。南京東路駅まで歩くには、荷物が大きすぎます。
 ホテルの前にタクシーがいたので、それを利用。もちろん料金の見積もりは忘れません。140元〜150元ということで、安心。
 上海浦東国際空港まで、実際にかかったのは149元。45分ぐらいで着いたと思います。

 チェックインが始まったので、とっとと済ますものの、成田と違ってその後の楽しみがない。手荷物検査を済ませ、免税エリアへと行きました。
 朝食を食べていないため、お腹が空きました。ホテルの朝食は7:00スタートだったので、食べ損ねたのです。空港の食事は高い。カツカレーで55元って、何日分の食費だよ!
 手持ちの人民元は40元ちょっと。フライドポテト22元とコーラ18元で、その場は凌ぎました。日本円も使えるし、ATMもあるので、足りなければ調達はできますが、今さら贅沢する気はありません。

 40分ほど遅れて飛行機は出発。私の1時間前の東京行きは出発時間未定となったので、これに比べればマシだろう。
 成田空港から成田エクスプレスで横浜へ、そこからは東海道線で鴨宮へ。日本の暑さはムカつく暑さだった。
 ようやく故郷に帰れた安心感が3割、これからの生活への不安感が7割、19日間の現実逃避は終わりを告げた。

中国短期留学6~開封4

 2009年8月15日。今日は待ちに待った洛陽!と思いきや、龍門石窟だけらしい。洛陽の街も歩けぬ、関林廟にも行けぬ、三国志好きの私にとって、この留学が無意味になるほどショックだった。

 洛陽までは、開封から高速道路に乗って3時間ほど。単調な景色が続く中、時には中国らしい素敵な自然が見える。しかし、いつでも靄のかかっている中国の大気、遠くが見渡せないのが非常に残念でした。
  世界文化遺産に登録されている龍門石窟。大小合わせて何万(?)もの石像が、岩肌に掘られています。石像の多くが過去に首を削られ首無しの状態なのが残念。それでも、この石像だらけの光景は見る価値がありました。スケールでかいです、中国。
 公園の管理も行き届いていて綺麗だし、伊川の運ぶ風も心地よい。ここもまた、良い観光地でした。伊川を渡ると、観経寺、そして白園があります。唐代の大詩人"白居易"の墓がある白園。白居易を知らないので、なんとも言えませんでしたが、緑に囲まれていて良い所です。茶屋があるので、そこで茶を飲むのも良いでしょう。値段は最低でも30元だった気がします。それだけ良いお茶があるのでしょう。

 夕食は大学付近で豪華に中華。お腹が空いてなかったので控えめにしようとしたけど、けっきょく胃がもたれました。少し休んだ後、数人でバドミントン。シャトルが見えなくなるほど暗くなって終了。 2009年8月16日。7:00、大学近くの朝市を見に行きました。朝っぱらから屋台が並んで、食べ物は勿論、衣類まで売っているという朝市。既に何人かは利用していたようですが、私は朝起きるのがシンドイので行ってませんでした。
 3人で行って使ったのは4元。これで朝食は満たされました。これが庶民のリアルな金額なんでしょうね。味も良くって満足です。

 午前中はリーディングの授業。授業はこれが最後です。昼は学食で。この味ともお別れというのは、とても寂しい。
 午後は中国人学生たちと交流会。日本語クラスは男子が少ないらしく、そこにいたのはH氏ともう一名だけでした。
 女子に囲まれるのは気を使うので、私は彼とひたすら話していました。読書好きということで、なかなか難しい話題も飛び出ましたが、そこは年の功で誤魔化しました。ちなみに、会話はほとんど日本語です。この留学全般で分かったことですが、発音のできてない中国語は相手を混乱させるだけです。どんなに語彙を増やしても、どんなに文法を覚えても、発音ができなければ話になりません。

 17時をまわり交流会は終了。残りの日数もあと僅か、それぞれに想いがあるでしょう。というわけで、大梁門組と開封駅組に分かれて行動開始。大梁門は個人的に徒歩で見に行っているので(8月8日参照)、私は開封駅組へ。
  タクシーで包公湖まで行き、そこから駅までは徒歩。湖に写る夕焼けが美しい。
 ここ開封で、稀に見たのが歩道に設置されたブランコ等の遊具。で、これで子供が遊んでいるのかと思いきや、お年寄りが健康のために利用しています。包公湖の畔にもこの設備はあり、年寄りだらけでした。朝と夜の公園といい、この国の人達は、ホント健康的です。衛生的ではないですが・・・。

 気づくと城壁をくぐっていました。危うく南門を見逃すとこでしたが、こりゃ見る価値もない。
 1時間ぐらいで着いたのかな。開封駅に到着。北京から来た時は自分の身を守るので精一杯だったため、駅を眺めている余裕はありませんでした。こうして見ると立派な駅です。外見はね。

 20時半を過ぎるとバスが無くなるため、夕食を食べずに戻ることに開封駅から開封大学付近へ行くには、18番のバスに乗れば良いとのことで、とりあえずバス停に待機。結局はSさんがバスを捕まえて乗り込んだので、バス停の意味があったのかわ分かり兼ねます。
 地図上のオレンジ色のラインが、我々が利用したバスの経路です。2ヶ所の屋台街を発見し、恐ろしいほどガタガタした道も体験。車内の電気は街灯りを頼りにしているのか、点けてくれません。まるで何かのアトラクションです。一人だったら不安になること間違いなし。
 ちなみに、開封市内のバスは一律1元です。乗る際に1元支払って、降りたいところで降りる。日本のように、降車ブザーはありません。たぶん全ての停留所に止まっていると思います。

 バスを降りた場所は大学から少し離れているものの、悪くはありませんでした。夕食はdicosというファーストフード店に行きたかったからです。中国オリジナルのファーストフードも興味深いし、我々に付き合って散歩してくれたH氏とYさんのお礼としても手頃かな?と。
 味は良かったです。普通にファーストフードです。6人で119元、値段もマクドとかと変わりません。 2009年8月17日。開封をブラつけるのも今日が最後です。朝7:00、大学西側を散策しに行きました。河南大学の新キャンバスも建築途中なのか完成しているのか、立派なホテル、日本円が両替できそうな銀行、数年後が楽しみなエリアです。
 そんな期待を一層大きくさせるのが、建設途中のショッピングモール。既に古風な建物は出来ており、これが最終的にどうなるのかが、とても楽しみです・・・が、そこに掲げられた看板には
「NEW CENTURIAL MASTER "OMMERCIAL" PLAZA」
"COMMERCIAL"ではなく"OMMERCIAL"、私の語彙不足か?でもやはり辞書にものっていない。別の意味でも期待を裏切らないショッピングモールになることでしょう。
 10:00からは卒業式。卒業証書まで貰っちゃったけど、私の中国語は上達してませんよ。だから留年させて欲しい。日本に戻りたくない。むしろ現実に戻りたくない。
 卒業式はあっさり終わり、皆で黄河を見に行きました。開封から北に10kmの位置に流れる黄河、ここまで来て中国人の源たる河を見ないわけにはいきません。
 軽1BOXのタクシーを2台捕まえ、1台には7人、1台には8人が乗って(運転手を除く)、ガタガタの道をキュウキュウになって移動。昨夜のバスといい、楽しかったです。
 我々が黄河を見ている間も待ってくれて、往復で1台50元。こういうのが楽しめたのも、中国人学生が一緒にいてくれたお陰です。
 "黄河"と名乗れど、しょせんは水と砂の混ざった茶色い河。どれだけデカイか知ろうにも、どこが向こう岸なのか分からず感じられない。でも、この水に触れ、この風に浴びるだけで感激。
雨が降り出したので、早々に退散。14時前には帰ってこれました。

 最後の学食を一口でも味わいたかったので、皆で学食へ。提案したくせに、全く食べない私。別にお腹は空いてなかったし。
 それでも時間が余っているので、相国寺組とビリヤード組に分かれて行動。相国寺は魅力的だけど、雨が降っていたので、私はビリヤード。
 それも16時過ぎに終わり、やることも無くなった。最後の晩餐は皆で食べたいので、店を予約しに行き、一部解散。途方に暮れた4名は、大学近くの公園にたどり着く。様々なことに挑戦している人々、それを眺めていると、一人の幼児が近づいてきた。
 2歳ぐらいだろうか?男の子なのは確かだ。だってモロに見えてるし。北京でも見かけたけれど、幼児のズボンは基本的に股間部分が大きく裂けている。これなら蒸れることもないし、おもらししても安心(?)だ。でも、この男の子はそれすらない。Tシャツ一枚着ているだけで、「俺の剣をとくと見よ!」と言わんがばかりにプラプラさせている。フフ・・・それが貴様の剣か、可愛い奴よ。

 荷造りを済ませ、最後の晩餐は中華。寮のロビーにて記念撮影をする。人との別れは多く経験してきたつもりだけど、こんなに惜しんだことはないと思う。「再見」その言葉が実現する日を心から祈ろう。

 別れの後、部屋でシャワーを浴びる。あとは体を流すだけ、と思いきや、出てきたのは水だった!おそらく皆が利用した直後のため、溜めてたお湯が切れたのだろう。次のお湯が溜まるまで、温水は使えない。ちくしょー、早く日本に帰りてーっ!

中国短期留学5~開封3

 2007年8月12日。発音の授業、昼食、リスニングの授業と、留学らしい一日を送りました。午前も午後も3時間授業で、途中で10分ほどの休憩が入ります。この授業の長さ、大学へ行ってない人間としては辛いです。若い頃なら、なおさら苦痛だったでしょう。大学へ行かなくて良かった。

  夕食は近所の店で。豚肉とネギを豆腐で巻いて食べるという発想が面白かったです。これが”百頁”という豆腐なのか?見た目も食感も高野豆腐みたいでした。


 食後は数人で本屋街へ。友人夫婦への土産を探しに行きました。ファミコンのX in 1ソフトを発見しましたが、税関でひっかかりそうだし、値段もボッタクられそうなので断念。ぱちもんピカチューとかあって面白かったです。夜の龍亭公園周辺も、ゆっくり見れて感激。この辺は電飾が点いて綺麗なのです。

  そろそろ大学の授業が始まるせいか、Yさんたちの同級生が大学に戻ってきはじめました。この日、我々に同伴した新顔は3人。ホント皆さん、日本語が達者です。


 2009年8月13日。7:00、少林寺拳法発祥の地、登封市の嵩山へ向かう。高速道路を使って2時間ほどで到着。この地の見所は少林寺のみ?少林寺に着く前も、大きな少林寺学校を4つほど目撃しました。こんなに生徒がいて、彼らは卒業してからどうするのだろう。

  噂には聞いていましたが、見事に観光地化されている少林寺。開封の観光名所とは違い、かなり管理が行き届いています。

 少林寺拳法の本場ということで、どれだけ厳しい修行をしているのかと思いきや、見た感じは体育の授業。これが現実か?いやいや、裏では地獄の特訓が行われているはずだ。
 だるまのモチーフとされる達磨大師こと普堤達磨が禅宗を開いたのも、実はこの地だそうで。お寺もかなり充実してます。歴代僧侶の墓地"塔林"は、これまた一風変わってインド風。達磨がインドの僧だったからでしょうか?
 最後は少林寺武術館演舞庁にて、30分の演舞を鑑賞。凄いことには凄いのですが、やっているのは恐らく学生。建物は綺麗でも、施設的な限界でエンターテイメント性に欠ける。この地で見るには、これが限界か。
 周りの山々も素晴らしく、かなりお薦めの観光スポットです。日本人観光客もチラホラおりました。

開封についてホテルで食事。こういうとこでの食事が、私も含め皆の口に合ったとこを見た試しがない。どちらかと言えば、庶民的な味のが美味しい。それが現実なのか、私たちの舌が庶民レベルなのか、それはどうでも良いことだ。

 スイカが出てきて一安心、と思いきや、最後の最後でソバが出てきた。この辺がまるで理解できない。

 19:30過ぎ、寮に到着。12時間以上タバコを吸わなかった自分に感心して、この日は終わる。

 2009年8月14日。午前中はリスニングの授業。午後の授業は老師の都合により一時間繰り上げられた。のんびり昼食が食べれない、明日の昼食も買いたいので、私はパンを買いに行った。この辺ではスーパーでパンを見かけない。パンが欲しければケーキ屋を探そう。日本では考えにくいが、確かに畑は一緒だ。パンが売り切れていてもケーキを買えば良い。言葉通り、「パンが無ければケーキを食べれば良いのに」だ。

 朝から晩までなにかしらの屋台が出ている中国。炒麺(日本で言う焼きそば)が売っていたので、それを昼食にした。プラスティックの容器から(蓋が出来ぬほど)溢れる麺。サービス満点だ。その上にジャガイモ、大根、ゆで卵を乗せて完成。値段は2元。
 味はまぁまぁ。量が多いだけあって、お腹は満たされますが、途中で味に飽きてしまいました。こういう時に白米が欲しいです。

 午後の授業は16時に終わり、時間が空いたので大きな三毛スーパーへと向かった。目的は親への土産だ。
 外国土産は難しい。名産品や高い物を買えば良いわけでもない。だから私は、安いお茶を三種類とインスタントラーメンを購入した。

 空いた時間をどうしようか考えてたら、ある重要な事実に気づいた。リコンファームだ。中国の国内線では、航空券を持っていても出発時刻の1週間前から72時間前までに航空会社へ確認の電話を入れなければならない。これを72時間前から受付開始と思っていたため、急いでリコンファームをしに行った。
 英語で済まそうと思っていたが、英語の回線は混雑したまま。途中で会ったH氏が同伴してくれていたので、彼に中国語回線でリコンファームしてもらった。

 18:00、夕飯へ出向く時間だ。さらに増えた中国人学生。日本人11人、中国人8人、もはや一組で食事をとるのは難しいので、三組に分かれることにした。一組は普通の食堂を探して行動開始、もう一組は以前行ったブラジル料理店へ。しかし、ブラジル料理は高いので、その組の中国人は私たちの組に合流。私たちの組は日本人4人、中国人5人となり、なかなか大所帯となった。
 何処に行こうか悩んでいたら、最も日本語の達者な新顔Yさんが、韓国料理を提案してきた。その意外性に迷わず賛成。韓国料理ってことは、焼き肉か?

 最初の一組と同様、私たちも「近くで安い店」組だったのですが、気づけばそこは本屋街。そしてやっぱり焼き肉でした。一番贅沢な組になってしまいました。
 肉の味は普通でした。でもキムチは素晴らしい。これで白米があれば最高だったのですが、どうやら白米は無かったようです。
 料金は9人で167元。ブラジル料理よりは安く済みました。一人頭で考えれば、マクドに行くより安いです。でもまぁ中国人学生にとって高いのは事実、ここは日本人4人で割り勘。焼き肉喰えて幸せだ。

中国短期留学4~開封2

 2007年8月9日。6:30、昨晩行った公園に太極拳を見に行きました。"朝の太極拳"、こんな中国らしい光景を見れるなんて幸せです。でも私は見るだけね。何人かは太極拳に挑戦し始めたので、私はベンチに座って見知らぬオッサンと話していました。9割は理解できませんでしたよ。ハハハ・・・。
 午前中は昨日に続き発音の授業。朝が早かっただけに睡魔に襲われたので、声を出すことで意識を保ちました。

 昼食は外に出て、餡がかかっていない餡掛けそばを食べました。皿うどんが近いのですが、皿うどんは餡で固麺をふやけさせるのに対し、こちらは蒸すことで固麺をふやけさせています。
 前菜で出た卵スープの味が薄いこと。味が薄すぎる、または濃すぎて口に合わないってことは多いです。でも、この味の濃い餡掛けそばの後に卵スープを飲んだ時は、丁度良いかと思いました。
午後は開封の目玉、龍亭公園と鉄塔巡り。水に囲まれた龍亭公園は、素晴らしいの一言です。正門から龍亭へと伸びる道の両サイドには、東に潘家湖、西に西に楊家湖があります。「東が善人用、西が悪人用の湖」みたいな説明を受けましたが(逆かもしれません)、水泳を楽しむ人達が見えるのは西側。この歴史的な土地で気楽に泳いでいるんだ、悪人と言われても仕方がない。
 裏庭に回ると、そこには中国らしい景色が待っていた。かなり手入れが行き届いていない裏庭。この杜撰さが中国らしい。故宮とか景山公園が綺麗すぎたんですよね。
 夕立にあいながらの観光でしたが、良いところに連れてきてもらいました。
 先を歩く老師に、私を含む3人がつきました。ただ歩くのが早いからってだけの理由です。老師の中国語での説明に対し、返せるのは適当な相槌と目に見えない「?」のみ。3人揃っても、文殊の知恵は出ませんでした。

 雨の降る中、高さ55.88m、13層からなる鉄塔へ。この周りも公園になっていますが、やはり管理は杜撰。
 「鉄塔には登りたい人が自分で登ってください」とのことで、「ここまで来て何で?」と思いましたが、登ってみて納得。ほとんどの人が10元を払って登ったわけですが、中は人2人がどうにか交差できる程度の狭くて急な階段が、ひたすら螺旋状に伸びるだけ。灯りは最初の1層目しかなく、あとは各層に1つずつある小窓からの日光を頼りにするだけ。
 「でも最上階には・・・」という期待も空しく、そこにあるのも1つの小窓。蒸し暑い中、苦労して登ったのにこの始末。お陰で、雨に濡れても構わないほど汗だくになりました。

 夕食は6日に行った麺料理屋へ。四川省でなくても、辛い料理は本気で辛いです。私の頼んだ細麺も、辛さを抑えてくれてる筈なのに汗だくになりました。
 バナナジュースを頼んだところ、バナナの味はすれども薄め。そういえば中国は、まだ粉ジュースが主流って情報を目にした気がする。粉をお湯で溶かし、冷たいのが飲みたい時は、それを氷で冷やすって。中国の生水をモロに口にしたわけですが、腹痛に襲われはしませんでした。しかし、便はユルユルです。

 夜は雨のパラつく中、数人でバドミントン。まるで勉強する気なしですが、体を動かすことも大事ですから。そのせいか(?)、風邪はすっかり治りました。

 2009年8月10日。午前中はフリーなので、朝8:00から皆でバドミントン。しかし体育館は使えず、外は風があり、すぐに雨は降り出すわで、9時過ぎに終了。時間があるので、外出組と勉強組に分かれました。私は意外にも勉強組。だって、雨だとメンドイから。
 H氏とSさんに、様々な文章を訳してもらいました。やはり役立つのはネイティブなフレーズ。辞書の例文よりも、ネイティブに教わるのが一番正確です。そして、昼飯時には忘れました。

 午後は中国画の授業。絵を描くのは嫌いじゃないので楽しかったけど、筆を使うってところが難しいですね。でも、この授業が一番楽しかったです。

 夕食は大学近くの屋台街にて。人数が多いだけに、イロイロ食べれました。私を含め料理を注文した人間は、今イチ何を頼んだか分かってないので、何を食べたかもよく分かりません。
 食後はタクシーに乗って皆で本屋街へ。相変わらずの賑わいです。もともと大人数での行動が好きではないので、待ち合わせ場所と時間を決めて、自由行動を提案。皆さん無事に合流できて良かったです。

 2009年8月11日。午前中は発音の授業を受け、午後から一人散歩に出かけました。今日の天気は晴れ。いつも靄がかかったような天気なのに、今日は雲の合間に青空も見えます。
 大学から東へ向かい、城壁をくぐって北上。目指すは清明上河園。微妙に地図と違い、気づけば北門に到着。自分の位置を見失いながらも、どうにか軌道を取り戻す。
 宋代の画家"張択端"の作品「清明上河図」の世界を再現したテーマパーク"清明上河園"。外から眺める分には楽しそうですが、80元という入園料はいささか高い。皆で行動していたら、行っていたかもしれません。

 龍亭公園の畔を歩いて大通りへ抜ける。この辺の建物は歴史的に作られていて、風も心地よく、とても良いスポットです。
 大通りに出て本屋街を抜ける。昼は屋台は少ないものの、街頭販売が目立ちます。街頭で電子辞書を売る電気屋。このセンスが分かりませんが、その時、私の目に飛び込んできた素敵な商品”iPhone”のパチモン!高そうなので買いませんでした。怒られると嫌なので写真も撮りませんでした。でもあれは、間違いなくiPhoneのデザインでした。

 相国寺の前を通ろうとしたけど、道を間違えました。KFCで食事にしようとしたけど素通り。一度歩きだすと、なかなか止まらないのが私です。
 流石に飲み物が欲しくなり、コーラを購入。この散歩で立ち止まったのは、この時と写真を撮る時だけでした。
包公湖へ行くと、伝統的な趣の建物を発見。その名は"開封府"。こちらもテーマーパークで、入園料は35元。立ち寄ってはいません。
 包公湖は良い所です。ただの湖(池?)なのですが、見ているだけで良いところです。湖を突っ切る歩道がありまして、ここを歩くのが気持ちよい。でもやっぱり管理は杜撰。
 湖では足漕ぎボートを楽しめます。定番の白鳥は勿論のこと、あれあれ?どっかで見たような見たことないようなキャラクターがモチーフになってないか?
 石景山遊園もそうですが、中国って一番敵にまわしちゃいけないところを敵にするのね。
「開封駅まで歩いて、タクシーで帰還」の予定でしたが、風が気持ちよいので畔を歩いて、そのまま徒歩で帰還しました。2時間半、ほとんど休まず歩き続けた私の散歩。

 16:20、近所のホテルで包餃子の課外授業。具を包むのはもちろん、皮を伸ばすところから始めます。人数に対して作業スペースは狭かったけど、楽しかったから良し。
 もちろん、それは夕食として出ます。他の料理ももちろんあって、ここで血の料理が食べられると思いませんでした。もともと特に美味しい物ではないのでしょうが、スープに使われた辣油の味が強すぎて、血の味が全くわかりませんでした。
 食後には、そば湯ならぬ餃子の煮汁が登場。味が薄いというより無い?発想は良いんですけどね。
 ホテルの前で記念撮影。を皆がしている間に、私はホテルのトイレへ。ここで中国のトイレ事情を目の当たりにしました。
 中国のトイレットペーパーは、紙質が悪いせいか流せません。だからゴミ箱に捨てます。流せないのは良しとして、便器です。寮のトイレは洋式ですが、一般的なのは電車の中と同じ和式。向きを間違えると、便が前部に残ってしまいます。尿の勢いが強ければ、容赦なくOBします。
 星がいくつか知りませんが、ホテルでさえこのレベル。中国のトイレ事情は、一つの壁だと思います。

 帰り道に大きめのスーパーへ立寄りました。三毛の名のつくスーパーは、ここ開封では大小含めかなり見かけます。どれだけ大きいのか疑問に思いましたが、公式サイトは見つからず。
 こういう店に来たら、パチもんを探すのが楽しみです。セブ島のロビンソンでファミコンのX in 1ソフトがあったぐらいだ、ここもきっと・・・と思いましたが期待はずれ。VCDはパチもんくさいのが多々ありましたが、玩具はダイソーと同じレベル。お菓子もそうでもない。ようやく見つけたパチもんは、ガンダムSEEDのジグソーパズル。明らかにキラとラクスなのですが、背景のキラキラ感が最悪のセンスでした。欲しかったけど、1000ピースとデカかったので断念。

中国短期留学3~開封1

 2007年8月5日、午前中は校内の案内、そして午後は学校周辺の案内、の予定でしたが午前中で両方終わってしまいました。
午後は自由ということになり、出かけたい人だけで外出することにしたけれど、私は寝坊して置き去り・・・。寮にいるのもなんなので、一人で街をブラついてきました。
  どの国にも壁に落書きをする奴はいるもので、「FUCK毛怪物」と書かれた言葉が妙に気になった。"FUCK"は世界共通か?それより"毛怪物"って何だ?
 中国と言えば自転車!たしかに自転車は多いのですが、この二輪車文化が日本より発達しています。国土が広いから自転車道も大きく作れるっていうのもあるのでしょうね。電動自転車、電動スクーター、果ては電動トライク(三輪車)。魅力的ではありましたが、日本の狭い道路には不向きですね。
 そんな電動車の店が並ぶ通りを発見。ソニー電動車店とか松下電動車店とか名乗っているけど、あくまで名前だけだと思う。
 17:00、みんなで開封市街地の本屋街へ行く。歴史的な名残で開封市街地は城壁に囲まれ、この城壁内は予想を超えて栄えていた。現代的な建物が密集する地域もあれば、歴史的な建物が密集する地域もある。もちろん庶民的な地域もある。日本人にはマイナーな開封ですが、ここはかなり良い場所です。
 本屋街というだけあって本屋は多いものの、他の店もあります。KFCもあって安心。そしてその前は屋台が並んでいて活気に溢れています。
 夕食は二手に分かれました。餃子屋組と屋台組。北京で逃した屋台、ここで喰わねば何時食べる!
 蝉はサクサクしていて悪くなかったです。何かの心臓も弾力があって美味しい、何を食べたかよく分かってないけど、どれも悪くなかったです。ただ、青物が欲しいとこでした。
 この屋台街、しばしば強烈な臭いのする場所があります。その原因は臭豆腐。噂には聞いていたけど、とにかく臭いです。味は悪くはありませんでしたが、こんな臭い思いをして日々食べようとは思いません。ちなみに、同様の理由で納豆も嫌いです。

 2007年8月6日、午前中は中国の文化について勉強。中国の祝日、そして歴史、でも中国語なので分かりません。たまに訳してくれるので、それを頼りになんとなく聞いてました。
 昼は学食へ。中国人学生はお薦めしていませんでしたが、いやいやこれがまた美味しい。実に日本の家庭料理に使い料理と味付けです。少し固いけど白米も食えて幸せ。もちろん値段も高くない。4人で料理3品と各自ご飯で丁度良いぐらいですね。ただ、衛生的には悪そうですw
 午後は書道。何年もかけて学ぶ本場の書道を、たった3時間で学ぼうというのです。しかも中国語で。正直チンプンでした。
立派な肩書きをお持ちの書道の先生。最後に私たち一人一人に好きな言葉を書いてくれました。「蒼天巳死」にしようか「中黄太乙」にしようか悩んだけど、どちらも字が思い出せず断念。しかも印象良くなさそうだし。というわけで、仏教徒らしく「諸行無常」にしておきました。
 夕食は麺料理。私が選んだのは刀削麺。「刀削麺って何?」と聞かれると、左腕で麺の固まりを抱えて右手で削るジェスチャーしかできないのですが、同じ質問をされたH氏も同様のジェスチャーをしていました。ボディランゲージは世界共通だ。
 食事の後は台球に行きました。ビリヤードです。ネットカフェとビリヤード場が合体しているのですが、さすがオンラインゲームが盛んな中国のネットカフェ。数えてませんが、「300台のパソコンが並んでいた」と言っても過言ではないでしょう。
 楽しく過ごしておりますが、電車の中でひいた風邪が悪化しています。かなり熱っぽいです。風邪薬を持ってきといて良かった。

 2007年8月7日、午前中は昨日に引き続き、中国の歴史を勉強。ここ開封は宋の時代に"東京"という名の首都だったこともあり、宋朝の部分では開封の名所や名物を紹介してくれました。お陰で歴史の授業であることを忘れた。
 後半は切り絵。老師の作った作品は素晴らしく、実際にやってみても面白いものでした。機会があれば、またやりたいものです。
 昼食は学食。料理の名前を理解できれば想像がつきます。食感、調理方法、素材、今回の留学で一番覚えた単語が、この料理関係の用語だと思います。
 午後の授業は音楽。中国の古典音楽について学びました。大抵の人は中国らしいメロディというのが想像できると思いますが、この中国独特の叙情的で広大な旋律、完成度にしても歴史の長さにしても、西洋のクラシックと同じくらいメジャーになっても良いと思います。
 夕方は数人でバスケをやりました。昨日がビリヤードなら、今日はバスケ。留学の目的を忘れています。しかし5分で息がきれ、30分後には止めました。バスケは好きですが、技術も体力も足りません。
 みんなで少し散歩をし、夕食を食べる場所を探します。日本人側の意見としては「よく分からないからお任せ」、中国人側の意見としては「彼らの口に合うのは何だろう?」といったとこでしょう。
中国人学生の提案したのは、近所のブラジル料理店。彼らも行ったことはなく、明らかに高そうです。それは、中に入ってリアルになりました。
 店内は綺麗で、形式はバイキング、値段は知りません。前から気になっていたけど、中国人学生が短期留学の日本人の金銭感覚に合わすのって大変だと思います。そういうわけ で、ここは御馳走。彼らはこの土地で、私たちに様々な"初めて"を体験させてくれるのです。私たちが返せる"初めて"は、これぐらいしかないし。
 中国でブラジル料理。従業員の中にはロシア人も登場。もう何がなんだか分かりません。そして、何がブラジルだったのかも分かりません。そろそろ会計を・・・と思っていた頃、突如店内がブラックアウト!迅速にロウソクを持ってきて対処する店員。それにしても立派なロウソク立てだ。この停電は作為的なものか?それとも慣れているだけか?
 20分ほどで停電は回復。そして問題のお会計。13人で624元(10,296円)。どひゃー!学生には食べれる金額ではありません。でもまぁ良い店でしたよ。以前は日本料理屋だったということで、息が長くないかもしれません。
 ちょっと胸焼けするほど食べちゃいました。胃が弱いので、すぐにもたれます。風邪も完治してないし、体調的には最悪です。
 2007年8月8日、朝7時から数人でバスケをやりました。30分ほどで止め、シャワーを浴びて授業へ。もちろん風邪は治ってません。
 今日は一日、発音の練習です。"n"と"ng"2つの「ん」、日本人も使い分けているのですが、意識していないだけに使い分けるのが難しいです。
  放課後、皆との夕食はパスして単独行動に出ました。私の立てる計画は、ペースが早くて無茶な点もあるので、人にはお勧めできません。
 まだ行ったことの無い場所を散策。大学から見えるテレビ塔の近くまで行き、庶民の匂いタップリの路地を通って、城壁の近くまで行きました。
 汗だくになりながらも歩き続けること70分、ファーストフード店で夕食にしようとしたけど、やはりレジにメニューが無さそうなので断念。大学近くの屋台街で羊の肉をむさぼりました。

 大学近くのスーパー"零点超市"で皆と遭遇。これからダンスを観に行くそうなので同伴しました。道中、花火の音が聞こえ始める。はるか南東の方で上がる花火、目的地の公園で何発か見れました。これが私にとって今年初の花火だったりします。
 さて、ダンス。公園でダンスといっても、ストリート系ではありません。社交ダンス・・・でもないし。踊る者もいれば、剣舞をやる者もいて、そんな親を待つ子供たちもいる。中国の夜の公園、よく分からない世界だ。
 この公園では、ローラーブレードや子供用の車のレンタルをしているらしく、子供達はこれで好きなように遊んでいます。人にぶつかることもなく、なにげに上手いのではないでしょうか。特に車で遊ぶ子供、凄い勢いで助走をつけドリフトまがいのことをしてます。中国の交通事情の荒さが、既に垣間見えています。
 みなさん長居しそうなので、私は先に退却しました。かなり歩き疲れていましたし。

中国短期留学2~北京2

 2007年8月3日、今日は終日フリー。イロイロ行こうと思っていたけど歩いていくにも限度があるので、ひとまず故宮に的を絞った。ホテルから西へ10分ほど進むと、多くの欧米人観光客を発見。これはそこに観光地があるってことの証明ですね。そういうわけで正陽門に到着。
 ここから北上すると、天安門をくぐり故宮へと辿り着く。デカデカと毛沢東の顔写真が飾られる天安門。15元で上にも登れますが、ペットボトルは持ち込み不可、ヤル気の見られぬ手荷物検査、そして、どーってことない見晴らし。お金を払ってまで登るほどではないと思います。
60元払って故宮へ入場しようと売り場へ並ぶものの、一向に前に進まない。カウンターは3つあれども、列は5列ぐらいになっていた。油断をすれば横入りされるので気をつけましょう。40元で外国語の音声ガイドを貸し出していますが、私は借りませんでした。
 故宮はとにかく広いです。全てを見てたら3,4時間はかかるかもしれません。私は"故宮へ行った"という経験が欲しかっただけなので、北側の出入口である神武門までひたすら歩き、南側の出入口である午門まで戻って終わりにしました。
 神武門付近で水を購入。中国産のミネラルウォーター(500m?)で1本3元。観光地にしては安いと思います。ちなみに、故宮内で喫煙所は見受けられませんでした。
 午門まで戻る途中、いいかげん疲れたのでベンチで一休み。すると武装警官らしい青年が声をかけてきた。この制服、忘れるはずもない。制服、デジカメ、そして笑顔、写真を撮ってもらいたいのは明らかだ。しかも相手は武装警官、安心して接することができる。一人寂しかったのもあり、快く引き受けました。私の撮った写真にも満足してくれたようです(2回目で・・・)。

 12時半過ぎ、煙草を吸いたいのでホテルへ帰還。道中、小さな店で水(1本2元)を購入。今日を終わりにするのもなんなので、14:30、少しブラついて帰りに夕食を食べようと計画。「何を食べようか?」「セブンイレブンは何処にあるんだ?」そんなことを考えていたら景山公園に着いた。これ、かなり歩いています。
 景山公園は綺麗です。多くの緑に囲まれ、景山(高さ43m)の頂きにある万春亭からの景色も素晴らしい(らしい)。流石に登る体力はありませんでした。まさかここまで来ると思っていなかったので、デジカメすら持って行きませんでした。スリ対策ということで、中国にいる間はいつでも、一人で歩く際は手ぶらで行動していました。
 チョコアイス(5元)とオレンジジュース500m?(5元)を補給し、少し休んで退散。
 2008年の北京五輪に向けてか、建築および修復中の建物が目立つ北京。栄えているには栄えていますが、少し横道にそれれば庶民的な光景が見れます。そして、横道に逸れなくても見れる庶民的光景もあります。
・肌着で歩くオヤジ
・肌着を腰の上まで捲っているオヤジ
・肌着すら着てないオヤジ(半裸です)
 シャツを腹の上まで捲るのは一般的らしく、若い男性でもやっています。どいつもこいつも、見せれる腹にしてから晒せ!
 ついでに交通事情。中国人の車の運転は荒いです。かなり強引です。流石に信号では止まりますけど。そんな車を恐れず信号無視する歩行者。歩行者用の信号は、正直なところ飾りです。歩行者にせよ、運転手にせよ、意思の強い者が前に進めるようです。

 話が逸れました。王府井通りと交差する東安門大街では、夕方から屋台がオープン。16:30頃でも数店舗がオープンしていた。しかし、あまりに疲れていたので、何も食べずにホテルへ帰還。
 夜中にお腹が空くと困るので、北京駅前の吉野家へ出陣。中国の吉野家は日本と違い、マクドの様にレジで受け渡しをしてテーブルで食べます。で、やっぱりレジにメニューがない。あるのは新商品の広告のみ。鳥肉、ブロッコリー、人参の丼物とサラダとミルクティーのセット(29元)。注文してから気づいたのが、牛丼のセットなら中国語で言えました。
 牛丼のサイズは2種類で、12元と16元。日本と比べれば格段に安いですが、中国ではまだ高いと思います。

 明日は緊張の移動日。中国の電車、長時間の移動、開封駅から開封大学まで、私は無事に行けるのでしょうか?
 2007年8月4日朝7時、チェックアウトを済ませ、ホテルでタクシーを拾う。行き先を書いた紙を渡せば、言葉が通じなくても問題ない。ちなみに、ホテルでは英語しか使っていません。英語が話せて助かりました。
 本来ここでは地下鉄を利用する予定でしたが、荷物が大きい上に地下鉄の乗り試しもしていないので、タクシーにしました。

 ホテルの目の前の通りを西へ9kmほど行けば北京西駅に着きます。9km、実際にはけっこうな距離でした。タクシーで正解だったと思います。北京西駅を通り過ぎるタクシー、流石にこれはツッコミましたが、Uターンできる場所が先なようです。地理が分からないので従いました。
 料金は33元。少し高い気がしますが、騒ぐほどでもありません。そもそも、このタクシーのお陰で、私は無事に北京西駅に辿り着けたわけですし。

 電車に乗るのは簡単でした。駅に入るとすぐに荷物検査機があるので、そこに自分で荷物を入れて自分で取ります。何番の待合室に行けば良いかは、デカデカと電光掲示板に表示されているので、日本の駅でホームに行く感覚で待合室に行きます。
 待合室は広いです。これから電車に乗る人が一同に会するので、"室"というより"ホール"です。ここには売店があるので、飲食物が調達できます。
 待合室の奥には改札が複数あり、その先にゲートがあります。各ゲートの上には電光掲示板があるので、自分がどの改札に並ぶのか、入場が始まっているのか、自分の電車が何番ホームから出るのか、ということは中国語が分からなくても、それなりに分かります。多くの人が並んでいるので、その群れに従いましょう。
 出発30分前になって改札がオープン。流れに乗って切符を切ってもらい、ゲートをくぐります。あとは目的のホームへ行き、自分の車両を探すだけ。人の流れに乗って行けば良いと思います。
 私が利用したのは寝台車。1室4名でベッドも柔らかめの車両です。そのぶん値段は高いです。車両に乗る際、係員に切符を渡すと鉄のプレートが貰えます。到着駅が近くなると乗務員が来て、再び切符と交換してくれます。

 自分の部屋へ行き荷物を棚にしまおうと持ち上げると、同室の中国人男性Y氏が手伝ってくれました。お礼は言えれども会話は厳しい。「どこへ行くの?」と聞かれたので「開封へ行きます」と答え、私が日本人で中国語が分からない旨を伝えました。するとY氏は私に英語を話せるか尋ねてきました。それならまぁオッケーです。Y氏はアメリカ在住で、北京への出張がてら故郷の開封へ帰る途中とのことでした。これはラッキー!
 一眠りすると、喉がとても痛かった。空調のせいで風邪をひいたようです。お腹が空いたものの昨日の例を考えて食料は調達していませんでした。Y氏がカップ麺を食べようと車内販売を捕まえたので、私もそれに便乗させていただきました。
 電車の経路を見る限り、水滸伝で有名な梁山泊、そして中国人の源である黄河が見れるかもしれません。気を配ってはいたものの、結局どちらも見れなかったというか、よく分からなかった。

 予定より30分遅れて開封駅に到着。Y氏がいるから駅から出るのも安心。駅からはタクシーを拾って開封大学へと向かいました。
 開封駅前は思っていたより栄えています。開封大学周辺は、市街地から少し離れているせいもあり少し庶民的。だけど綺麗な方だと思います。

 大学に着けども、他の面々は未到着。私だけ寮に案内され、皆が来るのを待っていました。30分ほどして全員集合。私たちの面倒を見てくれるW老師、中国人学生H氏、Yさん、Sさん、そして私を含む11人の留学生。
 皆で中華料理を食べに行きましたが、ちょっと口に合わなかったかな。

 ちなみに、禁煙は諦めました。寮の部屋内で煙草が吸えるんだもの・・・。

中国短期留学1~北京1

 2007年8月1日、今回の留学には別の目的がある。それは"禁煙"だ。土地が変われば喫煙可能場所も分からない。主に過ごすのは大学の寮内だ。煙草を吸えるか怪しいもので、これを機に煙草を止めようと思った。
鴨宮駅までの道中、車の中で父の煙草を一本もらう。「これが最後の一本だ」私の闘いは始まった。

 12:50過ぎ、成田空港第2ビルに到着。「鴨宮-成田空港第2ビル」の乗車券と「横浜-成田空港第2ビル」の成田エクスプレスの特急券を合わせた額は5,010円。所有時間は、乗り換え含めて約2時間40分。

 チェックインは済ませたものの、そこには試練が待っていた。飛行機が遅れている。推定3時間。この間、私にどうしろと?煙草を吸えということか?
遅延の詫びに1,000分の食事券を貰った。日本を離れることだし、和食のレストランへ行った。空いている席は喫煙席のみ。私は出直すことにした。
 数分後、同じ店に戻る。私を覚えていたのか、店員は禁煙席に案内しようとするが、私は喫煙席を選んだ。その手には2箱の煙草。いや、だってね、暇じゃない。

 14:55の便は19:30へと変更された。北京に到着するのは相当遅い。これはホテルへ連絡すべきか?何語で?そもそも、国際電話をかけるのが初めてだ。
 悩みながらも国際電話の掛け方を調べる。私が購入したのは1,000円分のKDDIスーパーワールドカード。何度もやり方を間違えたものの、なんとか電話は繋がった。
 来た!中国語だ!英語で返したチキンな私。まぁまぁ、中国語はこれから学びに行くわけですから。
 中国での両替は時間的に厳しい。レートは悪いが、成田空港で両替することにした。1元=17.46円。4,365円が250元になった。
 出国手続きを済ませ免税店へ。フィリップモリスが1,900円。煙草税って100円/箱も取られているんですね。とてもお得だけど、禁煙を諦めたわけではないので購入しませんでした。

 さらなる遅延もあり、飛行機が動き出したのは20:00。飛行機の飛び立つ瞬間、文明の偉大さを感じる。こんなデカイのが、多くの人を乗せて空を飛んじゃうんだからね。
 悪天候も影響し、23:30、北京首都国際空港に到着。飛行機を降りるとそこにはバスが。バババ、バス!?驚きはしたが冷静に考えると、下手に綺麗に着飾っている成田より、分かり易い気はする。

 北京首都国際空港から北京市街へはバスが出ている。料金は一律16元(らしい)。時間が時間なだけあって、バスは既に終了していた。一服しようと思ったが、闇タクシーの勧誘が五月蝿い。こんなのに乗ったら、1,000元取られることもあるそうだ(翌日出会う中国人ガイドH氏による情報)。タクシー乗り場へ行けば、係員らしい人が声をかけてきてくれる。行き先を告げれば乗るタクシーを指示してくれるので従いましょう。ただ、
・目的地まで、だいたいいくらかかるか運転手に聞く
・メータを倒しているか確認する
 このくらいは自己防衛の為に、自分で確認しましょう。北京首都国際空港から北京市街までの料金は、高速道路代を含めて100元前後が相場です。

 1:00、ノボテル新僑に到着。タクシー代は高速道路代を含め99元。
英語でチェックインを済ませ、4階にある私の部屋へ。3泊で34,500円(朝食付き)、あまりホテルに泊まった経験は無いが、悪くないのではないか?ドライヤーは無かったと思います。トイレは洋式で紙も流せます。ベッドが広いのは良いが、相手がいないのが寂しい。
精神的に疲れる一日だった。幸先不安である。

 2007年8月2日。1階で朝食(洋風バイキング形式)を済ませ、ツアーの待ち合わせ場所である長富宮飯店へと向かう。道中、北京駅を撮影したら、警備員みたいな人(武装警官)に何か言われた。後でガイドのH氏に聞くと、「武装警官を撮るものと勘違いされたのではないか?」ということでした。街は自由に撮れますが、武装警官にカメラを向けるのは止めましょう。

 地図で見るとそうでもないが、長富宮飯店は意外と遠かった。徒歩で30分ほどかけて到着。嗚呼、他の日本人観光客に会える。どんな人達か楽しみだ。
 と思ったら、ツアー客は私のみ。ガイドは中国人男性のH氏。北京の短大で勉強したという日本語は、悪くはない。運転手も含め、男3人のドライブが始まった。
最初に行ったのは、明十三陵。明の皇帝の陵墓群で、観光地として最も有名なのは、地下宮殿のある定陵。私が行ったのもここです。
 明の時代とかよく分からないし、あまり興味もないので、H氏のガイドも聞き流すだけ。地下宮殿は生乾きの匂いがして臭かった。

 北京市街の北部だろうか?車での道中、洋風のラブホテルらしき建物を発見。それにしてはデカイ。見た感じディズニーランドに似ているが、位置的に石景山遊園ではないのは確かだ。H氏に尋ねると、ある政治家が郊外を盛り上げようとアミューズメントパークの建築を始めたが、権力を失い計画も白紙。建築途中のまま放置されているらしい。ディズニーランドをパクる気は、昔からあったのね。

 万里の長城へ行く前に昼食をとった。レストランと土産物屋が合体した、観光客を餌にしているような場所だ。お腹が空いてなかった上に、一人分としては量が多い。味はまぁ普通ですかね。
 ここで中国語を使ってコーラを注文。一応通じたが、微妙に通じていない。常温のか冷やしたのか聞いてきたのかな?飛行機の中でも、私の「コーラ」は通じませんでした。

 万里の長城エリアに突入。道路を挟む両サイドの山には、既に長城が見えている。空はクリアに晴れ、観光するには最高だ。腹が満たされ、道路は渋滞、睡魔が私を襲う。「ここで寝ては他の2人に悪い」と思っていたら、H氏が既に寝てました。男1人のためにガイドしてつまらないだろうから、そのくらい気が抜けていた方が私としても助かる。
万里の長城最北端(かな?)、八達嶺長城に到着。凄い!本気で凄い!中国人、凄いぞー!!
 画像は西側(男坂?)から東側(女坂?)を撮ったもの。男坂はとにかく急なので、女坂より空いてます。短いスカートで登ったら見えてしまうかもしれません。"かもしれない"ということで、そんなの履いて登っている女性はいませんでした。
 男坂最高部へ到着。「ここからの景色に酔うぞーっ!」と思っていたら、「証明書、名前書いて」と日本語で営業する中国人が待っていた。気持ちは分かるが、情緒ってものが無いのか?気分が悪いから、早々に下り始めた。
 H氏との待ち合わせまで時間があったので、ペットボトルのお茶を購入(10元)。噂には聞いていたが、本当に砂糖が入っている。ラベルに"低糖"と書いてあるしね。私は砂糖入りの麦茶が嫌いではないので、疲れた時に冷たいこれを飲む分には美味しく感じました。ただ、喉を潤すために緩いこの茶を飲んだら、嫌みな感じがしました。

 客が私一人なこともあり、ツアーは早めに終了。帰りはノボテル新僑まで送ってくれました。
 時間が余ったので、東単通りと王府井通りを散策。常時歩行者天国の王府井通りは、かなり賑やかで良い。脇には屋台が並ぶ"小吃通り"。ここで珍品を食べるぞー!と思いましたが、中国人が密集する中で行動するのは危険と感じ、諦めました。

 ホテルの近くで高級そうな煙草屋を発見。北京にしても開封にしても、煙草と酒を一緒に扱うのが一般的なようで、大抵店が綺麗です。ここでマルボロを2箱購入。1箱16元(260円)でした。

 夕食は北京駅前のマクドナルド。「このセットを一つ」「飲み物は〜で」これさえ中国語で言えれば問題ない。と思いきや、レジカウンターにメニューがない!あるのは期間限定フィレオフィッシュのチラシのみ。レジ上部のメニューを指差して注文しようものなら混乱は必死。この100%中国人の中で戸惑うわけにもいかないので、期間限定フィレオフィッシュで諦めた。まぁマクドに行くと、いつもフィレオフィッシュを食べている人間なので、問題はないのですが。
 限定フィレオ、ポテト、コーラLのセットで23元(379.5円)。中国では御馳走扱いされるわけだ。味は普通です。ただ、写真と見た目が違うマクドでも、今回は一層ギャップが激しかった。

 20:30 ホテルのロビーで北京散歩の方から電車の切符を受け取った。これで予定通り開封へ行けるだろう。

中国短期留学~はじめに

 2007年8月、2週間ですが中国へ語学留学に行きました。
元々は15日間の中国留学だったのですが、往復の航空券代が198,000円!?たしかに高い時期ではありますが、これは高すぎです。とはいえ、留学先までの安全を考えるなら、この金額を出しても良いかと思いました。
 そんな私に追い打ちをかけたのが、"一括払い"という現実。とてもじゃないけど無理です。
 こうして私は、自力で留学先まで行かねばならなくなりました。とうぜん安くは済んだので、中継点である北京・上海を味わってこようと思ったわけです。
 私にとって中国とは、万里の長城とリニアモーターカー!この2つが体験できれば、ほとんど悔いは残りません。

 漠然と願望を伝えるだけでは旅行代理店の方も困るでしょう。そう思い自らスケジュールを組んでみました。その際、お世話になったのが以下のサイト
地球の歩き方(書籍を購入しました。とても役に立ちました。)
AraChina.com(鉄道と国内線の時刻が調べられて便利です。)
 お世話になった旅行代理店はJTB。他の客も電話も無視し、長時間を私の為に割いてくれたJTB。"同時に2つ以上対応できない"ってのが本音でしょうが、とても感謝しております。

 旅に必要なのは、移動手段と滞在先。ホテルの予約も航空券の取得も旅行会社がやってくれるとして、問題なのは鉄道の乗車券です。

 中国で鉄道の切符を入手するのは、なかなか至難の業だそうです。乗車日の数日前に発売開始するので、券売所に並んで購入します。自動券売機という物はないそうです。
 そこで代理店を利用するわけですが、手数料が高いです。中国語はできないけど並んで買いたい、そういう方は必要事項を紙に書いて手渡せば良いと思います。
 日本だとH.I.S.がこのサービスを行っているようですが、やはり手数料が高いので、現地北京の代理店"北京散歩"を利用しました。こちらは地球の歩き方でも紹介されていますし、手数料も他よりは安めなので、悪くないと思います。問題の手数料は150元、宿泊先まで持ってきてもらうなら運搬料として別途100元取られます。
 乗車券を購入するには、"いつの鉄道"で"どの座席"か?ということを調べておかねばなりません。その辺は AraChina.comを参考にすると良いでしょう。