2020年11月21日土曜日

激坂最速王決定戦2020

2020年11月21日、「激坂最速王決定戦」と名を変えた「第3回山道最速王決定戦」が開催。新型コロナの影響で多くのマラソン大会が中止される中、思い切った決断です。でもそのお陰でこのマラソンシーズンに開催できたと言って間違いないでしょう。
第1回は3月、天気には恵まれましたが、帰りのバス待ちに時間がかかり非難轟々でした。
第2回は9月、運営は前回より改善されていましたが、天気には恵まれず。快晴なら暑かったでしょうが、山の天気は不安定でむしろ寒かった気がします。
そして第3回。今回は素晴らしかったのではないでしょうか。天気は快晴。運営も良し。片道13.5km、標高差981mのターンパイクを往復なんて誰が走るのかと思いましたが、1,000人近くの方が参加されたようです。
登りの部でも地獄なのに、こちらは半分の約500人。こんなに超人がいるとは驚きです。
私はと言いますと、3回連続登りウォーキング。無理だって、こんなの。

12:11に早川駅に着いて、受付のある早川小学校へ。少し早いかと思いましたが、何やかんや丁度良かったです。
10時から順次走り始めていた往復の部の方々は続々と返ってきていました。なにせ1位が1時間40分、女子でも2時間ちょい。超人どころか超神です。
13時にウォーキングの部がスタート。景色の良い右車線を歩けないので、ずんずん登っていきます。
13:45 御所の入橋を通過。ここで約4km。
山間に見える景色が素敵です。このすぐ先に最初のトイレがあります。
14:10 ほおずき橋を通過。ここで約6.4km。
標高が高い分、こちらからの景色もまた素的。ここの前に双眼鏡のある展望台があったと思いますが、そこは大したことないのでスルーしました。
ターンパイクは紅葉が綺麗らしいのですが、たぶん桜かな。桜は既に散り、冬山の装いでした。

7kmの辺りで既に疲れを感じていた私。9kmの辺りで駐車場があったので一服したのですが、第3のトイレまで後少しかと思って4分で歩き始めました。でもそんな訳はありません。第2のトイレが8.5km地点なので、第3のトイレは11.3km地点とまだ先です。
そんな私を襲う災難。お腹を冷やしてしまったようです。次にオナラをしたら、多分水っぽい実が出ます。いや、もう出ちゃったかも。
景色が開けて爽快なれど、足は痛いわ、ウンコはしたいわで、感動している余裕はありません。
何度も肛門を引き締めてきました。走れば早くトイレに着く。体だって温まる。理屈で言えばそうですが、振動与えて盛れたら意味がありません。机上の理論なんてクソだ。
この坂を登りきればトイレがあるはずです。
あったーーーーーーーーーーっ!!!!
ブブリュ ブリュブリュ ブビビビビビッ!!!
自宅で出してきたのに、それはそれは大層な量でした。手持ちの着替えは靴下とTシャツのみ。漏らしていたらバスに乗るのも叶わずウンコまみれで13.5kmを下るところでした。
出す物を出してスッキリ。白銀展望駐車場からの景色を眺めながら一服。トイレも含めここで20分休みました。
そして最後の登り。これぞ激坂!これを登り切っても残り1kmほどあります。
激坂を振り返ったところ。ここで心が折れたランナーは数少なくないでしょう。
15:58、大観山展望台に到着。再び襲ってきた便意にまずはトイレ。お腹の風邪を引いたのか、この日は夜まで下り気味なお腹でした。
ちなみに先の富士山はD7500で撮ったもの。こちらはiPhone X。スマホカメラのHDRは綺麗ですが、やっぱ不自然。

体が冷えてきたので16時半頃のバスで下山。己の足で下山した人が多いので、バスには余裕で乗れました。
17時には料金所に戻ってきて、17時40分頃には帰宅。風呂に入ってスッキリしましたが、足はガクガクです。

第3回山道最速王決定戦、コロナ禍で開催してくれた事に感謝です。学生ボランティア達にもさらに感謝です。
彼らは望んでボランティアをしているのか。私はそうは思えません。おそらく学徒動員。東京オリンピックでも行われるであろう学徒動員。戦後75年経つというのに、この島国ときたら。
一方、そのお陰で安く抑えられている参加費。その恩恵を受けている私には何も言う資格はありません。でも、ボランティアって誰かに言われてやるものではないと思います。学校とか、会社とか、会社とか、会社とかっ!

2020年11月8日日曜日

小田原城総構を歩く

海と山に囲まれ難攻不落の城だった小田原城。その要である総構を見てきました。
総構を歩いて小田原城を観光して食事もすると、3時間ほどで終わります。歩くだけなら1時間程度。箱根や伊豆のついでに寄るには良いコースです。
まずは小田原駅西口を出て左手へ。住宅街を通り階段を上っていきます。

慰霊碑のある公園。桜の名所らしいです。さらに先に進むと左手に総構が。
小峯御鐘ノ台大堀切。溝の中を歩く分には単なる道ですが、これを下って登って攻め込むと考えると命がけです。
さらに続く総構。これは良いハイキングコースだと思いきや、
あっさり終わりました。
すぐ近くに三の丸外郭 新堀土塁があります。広々して気持ちの良い場所です。城跡の楽しさは天守閣よりも地形です。そういった点では箱根の山中城跡は私の好きな場所。
三の丸外郭からの眺めも良いです。向かいの山が一夜城こと石垣山城。
三の丸外郭の近くに寂れた感じの建物がありました。廃墟か?入れるのか?と期待しましたが、相洋高校の敷地内っぽいです。廃墟ではありません。
小田原城に向かって下っていくと、良い感じに寂れた建物を発見。小田原競輪場です。廃墟ではありません。
廃止も検討された小田原競輪。公営ギャンブルの是非は問いませんが、控除率の高いギャンブルで赤字なんですから廃止にすべきだと思います。運営するなら設備投資と規制緩和をして黒字化を図る。でなければ廃止。そうは思うものの、様々な利権が絡んでいそうで簡単な話ではないのでしょう。
小田原城に着きました。登城ルートが整備され見応えのある城となった小田原城。いっそのこと町ごと城下町にして欲しいものです。
お堀から天守閣。天守閣には寄りません。地元なので今更近くで見るものでもなし。
小田原駅前に戻ってきました。2020年12月4日にオープンされるミナカ小田原の雰囲気は良いのですが、後ろにあるビルがその景観を台無しにしています。
それ以上に気になるのが、一軒残った不動産屋。とても邪魔。凄い邪魔。まるで中国。でもこの光景は嫌いではありません。
小田原駅東口ロータリーから南を見るとこんな感じ。左手の商業ビル群を今後どうするかですね。駅を下りたら城に着くまではタイムスリップできれば観光地として先はありそうですが、この状態でも中途半端。でも以前に比べればずっと良い街並みになったと思います。

かつての小田原を象徴するのがこの小田原駅前ビル。パチンコ屋と居酒屋ばかりで汚らしく、地元の客足はショッピングモールに取られてガッカリだった頃の象徴です。
その頃があるから昨今の開発があるわけですし、この光景はこの光景で残してあっても良い気がします。各地域が新しく様変わりしていく中、このバブルの遺産の様な建物は、ひとつのタイムスリップとも言えます。

神奈川県で唯一天守閣を有する町。箱根と伊豆の玄関口。神奈川県の端っこで都会を目指す必要はありません。他所の人が小田原に来たことを実感できる街になることを願います。

2020年11月3日火曜日

肉断ち

歳を重ねると何かと臭くなるものだ。私は独身、子供もいない。なので気遣い無用だが、世のお父さんは愛する娘に汚物扱いされているのかもしれない。匂い的に事実だとしても、私が親なら耐えきれない。

例えば脇だ。これは歳より体質なのだが。でもその体質を呼び覚ますのが精神的なものかと思う。気にするほど臭いを発する。私の場合は、朝に制汗剤、後は洗濯物への消臭剤。これらの化学的効果に期待をするのではなく、これで安心と思える精神的な効果に期待している。それで私は安心しているが、実際に臭いを防げているかは知らん。

そして足。まぁ臭い。8時間も外出してたら立派に臭い。娘が洗濯物を分けたがる気持ちが良く分かる。こればっかりは帰宅後に洗うしかない。自分の足の臭いでも部屋に定着すると思うと不快である。
長時間電車に乗る時は靴を脱ぐ時がある。少しでも乾かしたいからだ。とうぜん申し訳ないので、いつでも脱ぐわけではない。それ故に、ボックス席の向かい側に足を乗せているおっさんが信じられない。他人が座るシートに足の臭いを付着させるなど重罪である。

忘れていけない後頭部。自分で気づきづらいだけに、これは手強い。私は乾燥肌なので一時期湯シャンをしていた。必要最低限の汚れは取れるかもしれないが、問題は臭いである。
バスでおっさんの後ろに座った時のあの臭い。自分のフルフェイスから父の物と同じ香りがした時のショック。そうして私は、2日に1度はシャンプーを使うようにした。長いこと湯シャンしてもフケは止まらなかったし。

本題は屁である。オナラである。
父のオナラは何故あれほどに臭いのか不思議だった。オナラは臭いものではあるが、父のそれは一層臭かった気がする。そしてそれは自分のオナラにも感じるようになった。
臭いを伝えるのは湿気である。だからこそ夏や入浴中は良く臭う。今年の夏は特にヤバいと思った。自分のオナラは兵器であると感じた。
これを改善するには食生活の見直しだ。腸内バランスの修正である。その原因は肉。肉である。コスパの良い豚バラ、胸より遥かに美味い鶏モモ。満腹感もあるのでこの辺を食べる機会は多かったのだが、減らしてみた。
肉を食べるのは週に2,3食。代わりは豆腐やキノコ類。今更ながら和食の有能性を知った。
その結果たるや...不明。加湿器を点ける季節になったしね。

自分の臭いを気にしないのは迷惑だが、気にしすぎるのも逆効果。幸か不幸か私は怠け者なので、ちょっとした努力で安心感を得ている。ベストな改善策なんて知らないが、強迫観念に捕われないのは重要だと思う。