2009年9月27日日曜日

iPod Shuffle



iPodの中で手軽さを追求したiPod Shuffle。画面が無いから選曲が出来なくて不便と思われるかもしれないが、そんな事はない。実際のところ、歩きながら選曲など滅多にしないものだ。
 これに対して批判的な方もいるかもしれない。しかし選曲する術を失えば、意外と必要ない事に気づくだろう。

 最新のiPod Shuffleはより小さく、よりシンプルになり、曲の読み上げ機能がついた。操作はイヤフォン上のリモコンで行う。個人的には魅力を感じない一品だ。第1,第2世代と買った私だが、第3世代は手を出す気が起きない。

 先日、洗濯物を取り込んでいたら異物を発見した。そう、iPod Shuffleである。数日放置し、本日電源を入れてみたが反応はなかった。死亡である。
 実は洗濯をしたのは二度目であり、買い直してから3ヶ月しか経っていない。小さい事は良いばかりではないということだ。

 流石にもう一度同じ物を買う気はしないし、現行機を欲しいとも思わない。外出時の小さなお供がいなくなるのは寂しいが、
iPod nano(ジョギング用)
iPod Classic(ドライブ用)
iPod Photo(語学用としているが、基本的に放置)
iPod Shuffle 第1世代(完全に放置)
を持っているので、それほど困りはしないのだ。

 ともあれショックである。小さい物には強力な防水処理を施して欲しいものだ。

2009年9月25日金曜日

ウメ子 R.I.P.

2009年9月17日、小田原城址公園のインド象"ウメ子"が亡くなった。1950年(昭和25年)より小田原と共に生きてきた象。もはや守護神と言っても良い。

 私の小さい頃は、小田原城址公園にはそれなりに動物がいたものだが、気がつけば鳥と猿とウメ子のみ。鳥と猿はどうでも良いにせよ、象を処分するわけにもいかず、市からすればようやくお荷物が消えてくれたのかもしれない。
  確かに小田原城は狂っている。天守があり城址公園もあるのに、動物園はあるわショボいアミューズメントパークはあるわ、城下町らしさはまるでないわで、最悪の城下町である。訪れた人たちも「天守のすぐ下に象!?」と仰天した事だろう。
 とはいえ、いろいろ城を見て回ると、これはこれでアリだと思う様になれた。こんな馬鹿げた城址は他にないからだ。

 はたして市はどうするのだろうか。まぁ代わりのインド象を用意する気はないだろう。それなら少しはマシな動物園を維持してきただろうし。

 小田原の街に期待できるものはないので、小田原駅西口の北條早雲が乗っている馬をウメ子に代えてしまうようなキチガイっぷりを発揮してくれると、呆れながらも嬉しいものである。

 ウメ子よ、この街を見守っていておくれ。

2009年9月5日土曜日

道志みちから山中湖

 2009年9月5日、6時半に家を出て横浜へ。8時に横浜町田IC付近で待ち合わせなので早めに出たが、東名高速を使うと確かに早すぎたので、海老名SAで30分ほど休憩。やはりチキンな私に高速道路は堪える。
  予定時刻前には友人と合流し、国道16号を走って橋本へ。この時間から混んでいるとは、恐るべしである。橋本から国道413号で津久井湖方面へ行く予定だったが、良く分からぬ道へ。方角は合っていたので、コースを変えて津久井湖沿いを走らずに道志みちへと入った。

 道志みち、その存在は知っていれども、走る事のなかった道路。山間を走る道志みちは、時として素晴らしい光景を見せてくれ、かつ遅い車の後ろにつかない限りは実に走り易い道である。道志という土地も実に味わい深くて落ち着ける。ただ道中暫くコンビニが無い。途中で尿意を激しく覚えたが、立ち止まる機会を掴むのに実に悩んでしまった。そうして立ち寄ったのは道の駅”どうし”。多くのバイク乗りが休憩しており、駐輪場を見る限りではまるでバイク屋である。彼らが走りに来た気持ちも良く分かる。
  山中湖へ出てから湖畔を走り、西側のボート乗り場付近で休憩。白鳥のボートと本物の白鳥が纏めて見れたのは嬉しかった。

  すぐ近くの山中諏訪神社に寄った後、花の都公園へ。山中湖付近で働いていた事もあり、忍野八海にも何度か訪れているだけに、目にした事は少なくない場所なのだが、訪れるのは初めてだ。

  これがまた広い。そして美しい。時期的に目立ったのがヒマワリとコスモスだが、間近でのんびり見ると良いものである。敷地内には滝やら水車やらもあり、かなり時間が潰せる。昼食にほうとうを食べたら、帰るのがかったるくなるほど落ち着いてしまった。


 とはいえ最後の目的は、トドメの様に落ち着かせる紅富士の湯である。残念ながら富士山には雲がかかっていたが、日中なだけあり空いていたので快適だった。

 風呂を出てゴロリと横になったものの、15時には出発。道志みちは来た時よりも快適で、道端で一度休憩したきり、そのまま津久井湖付近のコンビニまで走ってしまった。国道413号はやはり渋滞しており、のらりくらりと進んで城山ダム付近の公園で休憩。それなりに綺麗な場所ではあるが、湖は一望できなかった。敷地内の観光会館は17時閉店で、まさかこの時刻に蛍の光を聴く羽目になるとは予想もしていなかった。売ってる物は観光客向けでもあり、地元客向けでもあり、良く分からぬ店。古ぼけた街並、そして天守は無いくせに”津久井城”の幟を無数に掲げる津久井湖城山公園。観光客を掴もうとする気持ちは分かるが、方法を分かっていない感があり、そんな長閑さが素敵な街である。

 橋本までもひたすら渋滞。連れを横浜町田IC付近まで送ろうと思っていたが、この渋滞の中お互い気を使った走りをするより、早めに分かれるが吉と思い、国道16号への分岐で解散した。厚木まで下り、そこからは東名高速。完全に陽が落ちる前に帰れそうなペースだったが、中井PAで無駄にダラダラと休憩している間に周りは暗くなってしまった。地元に着いても本屋で立ち読みして帰ろうとしない私。旅の終わりを実感するのが嫌なのか、単に帰ると片付けが待っている現実が嫌なのか。とはいえ19時半には帰宅した。

 淡々と書いてしまったが、道志みちはまた走りたい。道中の写真を撮りたいので、伊勢原〜宮ヶ瀬湖〜道志〜山中湖〜小山と一周してくるコースも良いだろう。