2016年4月30日土曜日

クレマチスの丘

 クレマチスの丘に行ってきました。「クレマチスの丘」と言う割に花畑があるわけではありません。美術館などがある広々とした場所です。
場所は静岡県の長泉町。地名を言われてもピンと来ない長泉町。御殿場や沼津の辺りに存在しています。電車で行く場合は、JR三島駅から無料の送迎バスが出ています。御殿場線の長泉なめり駅からでないところが、キチンと考えられています。
 9:40三島駅発の始バスに乗れるよう出発。三島駅の構内には韮山反射炉のポスターがありました。韮山反射炉と富士山なんて纏めて見れないだろ...
 送迎バスは「クレマチスの丘」を経由して「ベルナール・ビュフェ美術館」まで行きます。まずはクレマチスの丘で下車。
まずはヴァンジ彫刻庭園美術館。ヴァンジの事などまるで知らないのですが、とても私好みの作品群でした。庭園もノンビリするのに最高です。

すぐ隣のIZU PHOTO MUSEUMに寄って、少し歩きます。駿河台自然公園の中を通り、
吊り橋を渡った先にベルナール・ビュフェ美術館があります。と、その前に井上靖文学館に寄りました。

ベルナール・ビュフェの作品を見るのも初めてだったのですが、これもまたヴァンジ並の衝撃でした。厨二病的な雰囲気のもあれば、素朴な風景画もあり、実に好みです。風景画なんてシンプルすぎてファミコンの風景を想像しました。と言っても、ビュフェのが前ですが。
ロベール・クートラスに至っては芸術の何たるかを叩きつけられた気分です。嫌いではないけど、それの凄さは理解できませんでした。
芸術の好みなんて感覚的なものです。技術や歴史を知っているとまた違うのでしょうが、そういうのは逆に不純物かと。

11時半には一通り見終わったのですが、帰りのバスが13時過ぎまでありません。平日なら12時台のバスがあるのですが、休日は何故か無い。昼時は人が動かないからバスを出さないのか。否、昼時に客を逃がさない為の処置だな。

ケチな私は下まで歩き、再びヴァンジ彫刻庭園美術館に入りました。そして庭園で読書。それでも時間が余ったので、バス停で読書。喫煙できるカフェでもあれば入ったのに。あぁ、テラス席で吸えたのね...

三島駅周辺には素敵な庭園や公園があるのでプラプラしたかったのですが、布団を干してきてしまったので、直帰しました。

とても素敵なクレマチスの丘。次行く時は、ヴァンジとビュフェだけで良いかも。

2016年4月24日日曜日

部屋の鍵を失くした

昨日鍵を失くした。
いつもは財布の小銭入れに鍵を入れるのだが、それが無い。思い返すと、家を出る時に服のポケットに入れた気がする。自宅から英会話教室まで自転車で10分の道のり。探す範囲が狭いのは幸いだ。
家の中に予備が一つあった筈なので、コールセンターに電話すれば解決する。だから平静を保つようにした。
英会話教室までノンビリ道を辿る。教室内もサッと見せてもらう。帰り道、雨が降ってきた。暗い最中探し続けても見つからないので、コールセンターに電話する事を決意する。予備が無くなる以上、鍵交換をしなければなるまい。

アパートに戻りコールセンターへ電話。一度経験しているので、鍵を紛失した旨伝える。ふと尻ポケットに手を突っ込み財布に触れると、
あれれれれ?
ここか!
ここにあったのか!
普段使わない財布の外ポケット。休日はSuicaを入れるのに使うのだが、近場に出る程度ならここに鍵を入れる事もある。
見つかった旨を電話で伝え、部屋に入って一服。

鍵を仕舞った場所に問題はない。大事なのは「服のポケットに入れる」という疑わしい記憶を作ってしまった事だ。

2016年4月23日土曜日

箱根園の一本桜

芦ノ湖東岸、箱根園に巨大な一本桜がある。高地にあるオオシマザクラなだけに、桜の事を忘れた頃に見頃になる。今年こそ見逃さまいと、天気は優れないものの家を出た。

7:45 小田原駅東口発のバスに乗り込む。箱根園まで1,310円。到着予定時刻は8:50。
デカイ!のは知っていたが、やはり見応えがある。
天気が優れなかったのは残念だが、時間が早いだけに空いていたのは幸いだ。

本来ならここから駒ヶ岳に上がって、早雲山までハイキングして強羅に抜ける予定だったが、火山の影響で立入規制がかかっている。地図で規制エリアだけを見ると、黙って通り抜けてしまえば行けるだろうと思っていたが、駒ヶ岳や大涌谷周辺のハイキングコースが丸ごと立入禁止らしい。
仕方ないので元箱根まで散歩。湖岸の鳥居を間近で見たのはこれが初めて。

バスで二ノ平まで出て、彫刻の森方面へ。麦とろを食べに来た。
とろろは好きだが、外で食べる程では無いと思っていたが、予想以上に美味かった。麦とろご飯、なんとも良いものだ。豆腐も玉子も美味かった。

調子に乗って御飯をおかわりしたら、とろろなだけに腹一杯になった。帰りの箱根登山鉄道では少し苦しくて寝る。
小田原で下車したついでに小田原城の藤棚へ。今年の藤は2週間早いとか聞いたが、確かに早い。小田原城はGW中が見頃だろうか。

小田原の二大閑散デパートの一つアプリに寄った。今年の8月で閉店らしい。隣のEPOの方が先に逝くと思っていたが、意外だ。
そのEPOはと言うと、やはり死に体。旧時代のデパート形態。アプリとEPO、まとめて一つにしてもどうなんだか。裏の商店街もシャッター街だし。
駅前から小田原城にかけては力を入れて開発している。この選択は正しいと思うので、他のエリアは今は見捨てるべきだろう。

2016年4月10日日曜日

初めての潮干狩り

今日は潮干狩りに行ってきました。
10時に横浜駅で待ち合わせ、新杉田でシーサイドラインに乗り換え。八景島シーパラダイスが見えてきた先には、潮干狩り場で有名な海の公園が見えてきました。それは大変な混みようで、人間の欲にまみれた姿を垣間見た気分です。

我々の目的地はその先の野島公園。
シーパラを真正面に見据えた場所です。
潮干狩り客は多くいたものの、海の公園ほどの芋洗い状態では無いと思います。

この世に生を受けて41年。正直なところ潮干狩りの何が面白いのか知りませんでした。海岸で貝を採る。それだけの為に金を払うとか、全くもって理解不能です。でもいざやってみると面白い。貝を掘り当てた時の感触。その近辺により大きな貝があった時の嬉しさ。なんとも楽しいではないですか。
自分に必要な分量も取れました。これ以上採りたいとも思いません。神奈川県民ですので、わざわざ房総まで行って金を払わずとも、横浜で無料で済むなら、それに越したことはありません。

出来れば今シーズンもう一度行ってみたい。その際はもう少し便利な道具も欲しい。

ウェーダーなんてあると最高ですね。

2016年4月9日土曜日

房総の桜

休日おでかけパスを前日に購入し、4:34の始発で房総へ向け出発。千葉城の桜がどんなものか気になったものの、止まることなく東へ向かった。
8:20、大原に到着。おでかけパスのエリアは茂原までなので、410円を別払い。房総横断乗車券(1,700円)を購入し、8:58のいすみ鉄道に乗り込んだ。葉桜の目立つ木もあったが、車窓から眺める桜吹雪が味わえたので、悪く無い時期である。
所々にカメラマン達が陣取っていた。今年はあくまで下見。撮影ポイントのチェックと、ベストな交通手段を模索する為だ。
9:23、城見ヶ丘に到着。
第一森宮踏切までは歩いて10分ほど。
車やバイクで行動するなら良い場所だが、電車と徒歩での行動ならば優先は下げて良いと思う。
第一森宮踏切から、ひたすら歩いて大多喜城。遠目に見た大多喜城が桜とコラボして綺麗だったので行ってみたのだが、天守まで行かずとも、すぐ下の大多喜高校からの景観が良かった。
11:38の電車に乗るため大多喜駅でひたすら待つ。すると電車に描かれた萌え絵に気づいた。ムーミンだけでは頼りないということか。
いすみ鉄道の中で路線図を確認しようと見上げたところ、全く違う場所の路線図が乗っていた。北陸で使い古した車両とは、日本の車両技術は凄いものである。
11:47、久我原駅で下車。秘境駅と言われる割には近くに民家があるし主要道路へのアクセスも悪くない。但し、「地図無しで総元と東総元の駅を探せ」と言われて見つけ出せる自信は無い。それほど存在感の薄い駅である。
総元駅まで歩いていくと、それはそれは素晴らしい光景が待っていた。東総元駅周辺も多くのカメラマンがいた人気スポットだったが、こちらも負けていない。
12:22の大原行きが来たので、写真を撮るにも丁度良かった。
私が乗るのは12:46の上総中野行き。
いくらでも時間の潰せる美しさだ。
12:55、上総中野に到着。
小湊鉄道が来るまで1時間あるので、近所の食堂で昼食を済ませた。食の取れるポイントは少ないので、予め買っておくのが良いと思う。
14:04、小湊鉄道に乗車。ここから先、どの駅も見ものである。
途中の菜の花畑も絶景だった。
14:25、世界一大きいトイレを見るため飯給で下車したのだが、こちらもかなりのカメラマン。
この位置で夜桜を撮ろうと多くの方が三脚を立てて場所取りをしていた。警察も注意に来ていたが、とにかく車停めすぎ。電車で夜桜撮影に来れば数少ない交通手段を見逃すことになるので、車で来たい気持ちは分かる。それにしても多すぎ。
目的の女子トイレはと言うと、桜と菜の花のコラボが綺麗そうだったが、なにせ股間にイチモツが付いているので中に入れない。人がいなければ構わず入ったのに。
ひたすら歩いて与市郎桜。青空だったらかなり素敵な一本桜なのだが、最も良い撮影ポジションが他人の敷地。空が白けていたので断念できたが、青空だったら目から血が出るほど悔しかったかもしれない。
里見駅もやはり綺麗。
電車の時間まで時間があったので、さらに徒歩。道路沿いに何故かV3が立っていた。
流石に疲れて、市原湖畔美術館は遠目に見て終わり。
16:54、高滝駅から乗車するも座れず。その反動か五井からグリーン車に乗車。20:42、鴨宮に到着した。実に楽しい日帰り旅行だった。

2016年4月4日月曜日

小田原、桜、ブラリ

桜に備えて三連休にしたものの、見事に天気が悪かったこの週末。晴れ間が見えたのは今日の午後くらい。桜の季節は何とも切ないものです。
写真を撮る気は失せたのですが、雨の合間に小田原市内を少し回ってきました。

まずは酒匂の桜。国道1号の脇に咲いているところです。川の両サイドから桜が咲いて好きな場所です。

そして有名な長興山紹太寺のしだれ桜。今日の午後から行動するには丁度良い距離だったので行きました。写真で見た限り私の好みではなかったのですが、実物をみたらやはり好みではありませんでした。
長寿の樹が立っているだけで、それを際立たせる物が周りに無いのです。入生田まで来たものの、これだけ見たらすぐ小田原に戻りました。

ついでなので小田原城。八幡山古郭からの景色はどんなものかと思ってみたら、まぁ普通。天守が桜に覆われる程ではないのですね。
桜はたくさん咲いていても、天守との組み合わせが難しい小田原城。
見応えのあるのはお堀です。お堀の桜は見ていて飽きません。

桑原にある「富士見の桜土手」は私が最も好きなポイント。小川と菜の花と桜のコラボが見れる場所は、そう無いと思います。でも今日は曇ってしまって魅力半減。

来年は快晴の週末に咲き誇ってほしいものです。