2014年10月25日土曜日

MOA美術館で又兵衛

天気が良いので熱海のMOA美術館へ行ってきました。今の時期なら紅葉を待てば良いのですが、なにせ人混みが嫌いなので...。
エスカレーターを昇るだけでテンションはハイ!
円形ホールの天井に圧巻!
そうして来ました、本館です。

能楽堂や黄金の茶室、通常の展示物も良かったのですが、何より良かったのが現在開催中の岩佐又兵衛勝以の「豊国祭礼図屏風」と「浄瑠璃物語絵巻」。その細かい書き込みと、愉快な浮世絵。それはもう見事なものです。

本来の目的は日本庭園「茶の庭」。綺麗に整備された庭園でしたが、ちと見所が少ないかな。
もう一つの目的が「二條新町 そばの坊」。
美味しい蕎麦と日本酒を堪能しに来たわけです。とても美味しかったのですが、日本庭園を見ながら食える訳ではないのか...残念。伊豆高原の店も行ってみたいです。

2時間ほどの滞在でしたが、それはそれは楽しめました。また新緑の頃に来たいと思います。

さて、「箱根美術館」と「MOA美術館」と言えば、世界救世教であります。手かざしによる浄霊と自然農法。手かざしと言えば崇教真光も有名どころ。
常識で考えれば、手かざしで病気を治すなんてインチキそのもの。即ち怪しい宗教です。が、本当に手かざしに効果が無いと言えるのでしょうか?人体に秘められたエネルギーというのは、狭い常識では計り知れないものではないでしょうか?
どちらかと言えば、私は生命の未知なる可能性を信じる質ですので、世界救世教も崇教真光も悪くはないと思います。

まぁでもさ、他の宗教を引き合いに出したり、組織作りや金稼ぎに走るところは、私は嫌いだわ。開祖の教え自体は素晴らしくても、それを伝える母体が大抵クソ。

2014年10月19日日曜日

【甲武信ヶ岳】遠出するほどではない百名山

10/19(土)の午後からバイクで外出。三国峠に来てみると老若男女多勢の人がカメラを携えていました。特別な日でもあるまいし、三国峠は人気だねぇ...と思いつつ、私も富士山の夕焼けに期待して来た訳で、湖岸で待機。
 見ると空がキュピーンと2トーンに。でも夕焼けはダメでした。

その日は石和に泊まり、 翌朝4:30に出発。雁坂みちを走り、道の駅みとみに着いたのが5:15頃。寒い中、食事を摂ったりトイレに行ったりして時間を潰していると、空が明るくなってきました。
 6:00、日本三大峠の一つである雁坂峠に向け出発。ひたすら林道を歩き、林道の終点である沓切沢橋(とうきりさわばし?)に着いたつもりが、「ここは沓切沢橋じゃないよ」的な看板があったので、休まず登山道を進みました。でもあれ、地図で見る限りは沓切沢橋なんだけど...
 沢を渡るところで休憩。意外と勢いのある沢だったので、慎重に渡りました。
 ジグザグした道を登りきり、間もなくすれば雁坂峠。地図のイメージではそんな感じなのに、一向に終わらぬジグザグ。そして、なかなか近づかぬ尾根。
 8:21、そうこうしてたら雁坂峠につきました。自分のいる場所の山深さと、富士山が味わえて景観良し。
ここで15分ほど休憩を摂りましたが、既に登る足が無くなり気味。
 徐々に下った後の急登。ヒーヒー良いながら9:04に雁坂嶺に到着。
 9:40には東破風山。
 このちょっと先からの見晴らしは良かったです。
 10:05、破風山こと西破風山に到着。破風山(はぶさん)は、東も西も山頂が味気ない。

地図で標高を見てみると、どうやら200m下った後に300m登って甲武信ヶ岳な様です。いずれも高低差です。水平距離はもっとあります。
 そんな高低差を目の当たりにした絶望感。もう登れないんですけど...
 10:41、下りきったところにある破風山避難小屋に到着。いよいよ長い登りの開始です。
トロトロ登り、木賊山への分岐は巻き道へ。木賊山には帰りに寄るので、余計な登りは避けたいのです。
 11:36、甲武信小屋に到着。ここから最後の急登が待ち構えています。
 12:05、甲武信ヶ岳山頂に到着。狭い山頂に無数の人。景色と言えば、山、山、山。山頂はとっとと後にして、少し下りたところで休憩しました。

12:15に甲武信ヶ岳を出発。山小屋までの下りは早いものです。後は下るのみと思っていたのですが、木賊山への登りがキツかった。
 12:46、木賊山に到着。ここから下った先にある分岐を右へ。後は道の駅みとみに向けて下るのみです。
13:54、近丸新道と徳ちゃん新道の分岐に到着。当初は近丸新道を下るつもりでしたが、等高線を見ると、沢に下りてからの登りがありそうなので、徳ちゃん新道へ。
下っているから良いものの、長くて退屈な道です。こんなとこ登りたくないわ。

14:54、徳ちゃん新道を抜けました。西沢渓谷にも行きたかったのですが、時間も体力も余裕なし。
西沢渓谷蒟蒻館が気になりましたが、こちらも寄る余裕なし。
15:18、道の駅みとみに着いて、休憩して帰りました。家に着いたのは19時過ぎ。

甲武信ヶ岳ですが、遠出してまで行く山ではないです。特別な魅力を感じませんでした。強いて言うなら、雲取山の時の様に「こんな山奥まで来ちゃった」的な気分を味わえる程度。
小田原住まいの私からすれば、ヤビツ峠〜塔ノ岳〜大倉でも歩いた方が全然楽しいです。

2014年10月13日月曜日

チバラギ・ツーリング

10/9(金)、23時過ぎに家を出て国道246号で東京へ。例年よりも早く涼しくなったせいか、夜に走るととにかく冷える。防寒・防風に備えたつもりでも、長時間走っていると冷えてしまう。しかし私は止まれない。東京なんて通過点に過ぎないのだから。

そんな通過点・東京で迷う。国道6号に行きたいのだが、永田町の辺りで迷う。土地勘が無いので、迷う事は想定内。靖国神社の前に出て軌道修正が出来ました。確かこれが1時半頃のこと。

国道6号でひたすら北東へ。休憩を挟みつつ走るだけ。夜の国道6号に、何がある筈もなし。5時半に大洗に着き、いざ大洗磯前神社の鳥居へ。
 ここに来るのはこれで三度目。難しい。タイミングもそうだけど、どういう構図が良いのか、本当に難しい。

次が今回の旅の本命、国営ひたち海浜公園。道中で寄る場所も無いので7時には到着。意外と並んでいる車はおらず私が先頭。しかしそこから1台また1台と増えていった。
通常の開園時間は9時半。何を出来る場所でもないので、適当に場所を見つけて寝た。歩道の片隅で木に寄りかかって寝た。端から見れば浮浪者か行き倒れ。
8時半には駐車場を開門。9時には開園してくれた。ネモフィラの時もそうだったが、この臨機応変な対応が素晴らしい。
 それでは国営ひたち海浜公園。人のいない内に写真を撮ろうと急ぐ人々。気持ちは分かる。分かるけど、これから美しいものを撮ろうと言うのに、身なりや行動が美しくない。それなら平日の朝一に来いよ。
 コスモスは見頃、コキアは紅葉し始め。それでも絶景だった。
 そばの花も地味に咲いていた。
また来る機会があるのなら、パンパスグラスを見逃さない様にしよう。

国道6号を戻り、土浦で国道125号へ。目指すは、あみプレミアムアウトレット。
 そこからの牛久大仏。
 巨大な牛久大仏だが、周辺に比較対象が無いのでその巨大さが伝わりにくい。なのでここに来てみた。特に買い物目的ではなし。

次に目指すは印西市。
 途中で見かけたディスカウントショップ「ジェーソン」。その存在を友人から聞いた時は、ネーミングセンスに驚かされたジェーソン。遂に訪れる事が出来た。トライアルに匹敵する落ち着かない雰囲気である。

道中でケンタッキーの「ゆず辛チキン」が目を引いた。でもそれは今日食べなくても良いものである。ならば次の目的地で金を落とすべきだ。そう考えていたのだが、利根市の県道4号沿いで見慣れぬハンバーガー屋を発見する。
その名はロッキーバーガー。かつてはチェーン展開していたようだが、今では本部が潰れて、残るはこの利根店と関宿店のみ。
店内は昭和!
値段も昭和!
しかし、その場で手作りのハンバーガーは悪くない。こういう店があるのは悪くない事だ。

利根川を渡り、木々に囲まれ閑散とした道を走る。この先にあるのだから、印西の街とはさぞや寂れた街なのだろう。そう思いきや、
そこには不自然なほど綺麗な街があった。千葉ニュータウン、恐るべし!
そんな町中にあるBIG HOPガーデンモール印西。駐車場には多数の車が停まっている。
敷地内には多数の遊具があり、多くの子供たちが遊んでいる。しかしここはショッピングモールである。買い物がメインの筈である。
だのに遊具を離れると閑散としている...。空きテナントもチラホラ。廃墟モールへのカウントダウンが始まっていそうである。

印西市の街は、とにかく綺麗で住み易そうだった。店も豊富だし、実際に住み易いらしい。ただ難点もあるようだ。
成田新幹線の計画倒れ。運賃が高額な北総線。高速道路からのアクセスの悪さ。そして、予定を遥かに下回る住民の少なさ。
住民にとって今は住み良い街かもしれない。しかし店を営むものにとって、外需が望めないのではないだろうか。来れば時間を潰せる街かもしれないが、ここでしか手に入らない物はないだろう。
山の中に切り開かれたニュータウン印西。今後が楽しみな土地である。

今度はひたすら南東へ。外房まで来たのは良いものの、国道から距離があるのね、九十九里浜。陽もほとんど沈んでおり、iPhoneの充電も僅かとなった。九十九里浜など所詮浜。特別興味があった訳ではないので、国道128号で茂原市の快活CLUBへ。隣にはケンタッキーがあったので、ゆず辛チキンで晩餐だ。

翌朝6時。国道128号をひたすら南下する。
月の砂漠の御宿海岸。
鳥居のある鵜原海水浴場。
こちらも鳥居の守谷海水浴場。
通り道には行川アイランド。もちろん侵入はしていない。
JR行川アイランド駅は意外に綺麗。行川アイランドの閉鎖により利用価値の無くなった駅。地元住民の声で存続が決まったようだが、それでも1日の利用人数は僅か。

鴨川から県道34号へ。途中で脇に入るとあるのが、大山千枚田。
なめてました、大山千枚田。このスケールには驚き!ここでのライトアップはさぞ見応えがあるのだろうが、今年は諦めよう。だって、独りで来たくないし...。
途中で見かけた軽トラ。憎めない顔をしている。
金谷港より10:25のフェリーで久里浜へ。
大磯町のカレー屋CHAIROでランチを食べて、15時前には帰宅した。

総距離600kmぐらいかな。良く走ったわ。