2014年4月27日日曜日

【雲取山縦走】鴨沢〜雲取山〜北天のタル〜三条の湯

東京都で最も高い山、
雲取山。
奥多摩のさらに奥地にある山は、
地図で見ると絶望します。
それでも人気のある雲取山。
遂に覚悟を決めて行ってきました。
何に覚悟が必要かって、
私はピストンが嫌いなのです。
なので
雲取山に行くなら飛龍山にも登ろうと。
こうなると総距離は30km前後。
日帰りの際どい距離です。

4時半に青梅を発ち、
途中のセブンでカップ麺を朝食に。
奥多摩には何度か来ているものの、
青梅から鴨沢まで35km以上あるのか...。
鴨沢バス停の駐車場にバイクを駐車。
5:42、登山開始です。
演歌、演歌、演歌。
やっぱ御老人って演歌が好きなのね。
道中にあった廃墟。
のんびり見ている余裕はありません。

最初に書いてしまうと、
鴨沢から雲取山まで、
緩やかな登りをひたすら歩く感じです。
約10kmの距離を
徐々に登って標高を稼ぎます。
キツい登りは
最後の小雲取山ぐらい。
林の中を歩くことより、
山腹に沿って歩くことのが多いので、
常に明るいのも魅力です。

6:01 小袖乗越登山口 通過。
6:51 堂所 通過。
7:20 七ツ石小屋で7分の休憩。
7:45 ブナ坂から尾根道に突入。
とても気持ちの良い尾根道。
果てに見えるのは飛龍山か?
マジか...
ヘリポート。
この先には、
無数のテント。
水場が近いので人気があるんですかね。
奥多摩小屋も近いですし。
このすぐ先に、
尾根道と巻き道の分岐があります。
すぐに合流するので、
どちらを行くかは人それぞれなのですが、
この尾根道に価値があると思えません。
山に来ているんだから、尾根道だろ。
私はそう考えましたが、
登りきった後に体力の無駄と思いました。
鬼畜な小雲取山への傾斜。
これを登りきれば、
雲取山はすぐそこです。
七ツ石小屋以降、
しばしば姿を現す富士山。
素晴らしい景色!
と言いたいところですが、
しょせん山々と富士山だけ。
これなら丹沢からでも済む話です。
8:42から9:00まで
雲取山山頂で休憩。
西の斜面を下り、飛龍山へと向かいます。
が、
このルートは残雪に悩まされます。
残雪で塞がれた登山道。
雪の重みで倒れた熊笹が、
登山道を覆い隠していたりもします。

登山道を外れたと感じたら、
即座に軌道修正。
登り尾根に比べ、
こんな道、誰が登るのかと思ったら、
親子の軍団が登ってきました。
この時間にこの場所って!?
奥多摩の山に無知な私は驚かされましたが、
三条から来たそうです。
なるほどね。
9:19 三条ダルミ 通過。
ここから先、
雪を乗り越え進む箇所あり。
軽アイゼンすら持っていない私は、
滑落しても文句が言えません。
不意にズボッと脚がハマり、
左脹脛を攣りました。
これは軽かったので、
尾を引かず良かったのですが、
この衝撃に大腸も驚いたようです。
突然きた便意。
あまり我慢が効かないようです。
しかし、
右も左も急斜面。
登山道から逸れる場所はありません。
人が来ないとは言え、
流石に登山道の真ん中ってのは...
徐々に尾根が近づいてきて、
少し登れば越えられる程度になりました。

するとどうでしょう!
幻なのか現実なのか?
私の目の前に
一面のお花畑が広がったのです。
これがエデンと言うのでしょうか?
私は迷わずお花を摘みました。
摘める限り摘みました。
指にお花が付いてしまう
アクシデントはありましたが、
気分爽快です。
気づくとお花畑は消え、
便意も消えておりました。
これが山の奇跡です。

それにしても、
自分のウンコの臭いって、
トイレだと様々なのですが、
野外だと同じなんだよな。
けっこう不思議。

9:56 狼平 通過。
良いペースです。

が、
残雪を避けるため尾根に逃げたら、
登山道を見失いました。
登山道を探しに斜面を下るも、
まるで見つからず。
地図とGPSでは登山道にいる筈なのに...。
最悪ここでビバークか?
そうなる前に決断しよう!
11:05 飛龍山を諦め、
来た道を引き返す事にしました。
でも、
尾根に逸れた箇所まで戻ったら、
登山道を発見。
再び飛龍山を目指します。
止むを得ず登山道から外れたら、
一刻も早く軌道修正するのが大事ですね。

11:41 北天のタルに到着。
迷わなければ、とっくに着いてたわ。

問題はこの先。
途中ですれ違った方に聞いたのですが、
北天のタルから飛龍山への道は、
残雪が酷い上、
トレースする足跡すら無い状況だと。
え、えぇ...そのようで。
道なんてまるでありません。

なので三条へ下山しました。
緩やかな傾斜が続く道。
でも結構荒れてます。
雪で塞がった箇所が2カ所。
トレースして無事に乗り越えます。
12:41 三条の湯。
ここからサオラ峠に登り、
丹波天平を行くか、
丹波山へ下りてバスに乗るか。
私が選んだのは、
最も退屈な林道歩き。
飛龍山を断念した時点で、
登る気力は失せてしまいました。

13:03 林道に出ました。
ここから7〜8kmぐらい
ひたすら退屈な林道。
駐車場は皆無に近いし、
三条から来た人たちって、
そもそものスタート地点は何処なんだ?
14:39 お祭に到着。
と言っても、
ここから鴨沢までの道路沿いも退屈。
15:04に鴨沢の駐車場に到着。

飛龍山、前飛龍、熊倉山、丹波天平。
このペースなら、
陽のある内に縦走は出来ました。
ホント、あの残雪が残念。
かといって、
出直そうとは思いません。

もえぎの湯に寄るつもりでしたが、
明るい内に帰りたくなったので、直帰。
19時には地元に帰ってこれました。

雲取山。
アクセスは最悪ですが、
登り易いし、
テント泊も楽しめるし、
とても良い山だと思います。

2014年4月26日土曜日

青梅のあたりブラブラ

快晴で始まった11連休。
8時前にバイクで出発。
小田原城に
御感の藤を見に来たものの、
まだチト早そう。
歳取ってそうだから、
こんなものなのかな?

そして一気に八王子。
100名城の一つ、
八王子城に来ました。
山城なので気軽に本丸跡へ行けません。
片道30分は見積もった方が良いかと。
途中で見晴らしの良い場所はありますが、
フーンってレベル。
八王子神社まで来れば後少し。
本丸跡はとても地味。
天守があるわけでもなし、
御主殿跡だけ見れば良いと思います。

青梅駅の北側にある
青梅鉄道公園。
蒸気機関車や
新幹線が置いてあります。
Nゲージを定時に走らせているようです。
入場料100円と安いのも良いですね。

奥多摩方面へ走行。
GWだと言うのに空いてるR411。
何気に立ち寄った鳩ノ巣渓谷。
けっこう散策し甲斐があるかも。
私の目的はこのすぐ近く。
白丸調整池のダムにある魚道。
そこへの階段を見に来ました。
グルグルと写真を見る分には神秘的。
でもそこの入り口は開放的で、
管理人の方が2名。
入場無料なので、ただいるだけ。
2名は無駄に見えますが、
こんな暇な環境、
ワンオペだったら発狂しそう。
ほとんど人はいませんでした。
まだまだ隠れスポットなのかな?

ちなみにこの魚道、
公式な情報が少ないです。
まず解放日ですが、
下記URL奥多摩町観光案内の
「魚道解放日のお知らせ」
でご確認下さい。
リンク先に無ければ探して下さい。
奥多摩町観光案内上からは
消えないと思いますので。
解放時間は10時〜16時。
見学は前述した通り無料です。

青梅に戻り、さらに東へ。
埼玉県は飯能市。
あけぼの子どもの森公園。
ムーミン谷をモチーフにしており、
とても素敵です!
これで無料ってんだから最高です!
まぁ大人一名様は
大人しく写真を撮るだけですが。

またまた青梅に戻り、
バイクは駅前の駐輪場へ。
レトロな街並を売りにしているのか?
時間も余っているし、
駅前の駐輪場にバイクを停め、
ブラブラしてみました。
レトロな看板は多々ありますが、
それとは別に古い建物も多いです。
こういう雰囲気が良いです。
とても当たりそうにない...
折角なので青梅赤塚不二夫会館へ。
入場料は450円。
17時になった瞬間閉める勢いでしたので、
行く方は時間に注意しましょう。
生原稿はもちろん、
トキワ荘時代の部屋を再現してたりして、
なかなか面白いです。
一人で来たのは勿体なかった。

ダラダラと時間を潰し、
明日に備えてネカフェで休憩。
でもこのネカフェ、
読みたい本がまるで無い...。
そもそも漫画の量が少なすぎる。
寝に来たのだから良いけどさ...

全く関係ありませんが、
7月のWWE来日公演では、
ハルク・ホーガンが来るのですね!
八王子城を下り始めた際に
メールが来て知りました。
A席ですが、チケット取れて良かった。
日本のハルカマニアが
どれだけのパワーを秘めているのか?
とっても楽しみです!