2011年4月30日土曜日

ヤビツ峠から塔ノ岳、そして大倉

 2011年4月30日、今年のGWで数少ない晴れを約束された日。何もしないのは勿体ないので、遂に丹沢主稜縦走に挑む事にした。
 ヤビツ峠から西丹沢自然教室まで、制限時間はバスの都合で10時間。様々な方法を考えてきたが、いっそ勢いに任せて日帰り縦走に行ってしまおうという訳だ。
 結果は惨敗。富士見山荘の時点で胃酸過多の気配を感じ、花粉症であろう止まらぬ鼻水、そして尾根歩きの快適さを邪魔する強風。
 時間との闘いなので、塔ノ岳まで10分と休まず歩いたのだが、寒いわ・胸焼けで気持ち悪いわ・ティッシュが切れそうだわで、大倉に下りる事にした。

 そんな訳で、よく覚えていない為、箇条書きで済まそうと思う。

7時16分、新松田から小田急線で秦野へ。

7時35分のバスは満員で乗り損ねたが、臨時バスを出していて助かった。神奈中バス、機転が利くではないか。
 8時13分、ヤビツ峠に着いて進行方向に迷う。バス停が岳ノ台の裏手にあり、かつ進むべき道が下りだったせいだ。

8時30分、ヤビツ峠を出発し、8時46分に富士見山荘で一服。早くも胃酸過多の気配を感じる。塔ノ岳まで6.2km。

9時28分、多くの登山客を追い越し、二ノ塔に到着。
 9時41分、三ノ塔に到着。この手前から景色が開けてテンションが上がるが、鼻水が止まらない。塔ノ岳まで4.0km。
 三ノ塔から一気に下り、10時3分に鳥尾山に到着。クサリ場渋滞とか勘弁して欲しい。

10時17分、行者ガ岳に到着。塔ノ岳まで2.3km。

10時46分、新大日で一座り。塔ノ岳まで1.4km。
 11時18分、塔ノ岳に到着。風と鼻水と胸焼けに負けず、所要時間2時間48分。流石にこれは無理だと思い、景色を堪能するでもなく、一服して下山開始。

11時35分、金冷シから大倉方面へ。大倉まで6.4km。

11時50分、花立山荘では風が弱かったのでダウン。22分の仮眠の後、出発。鼻水と胸焼けは少しマシになった。
 12時40分、堀山の家でトイレ休憩。出発した後に便意を覚える。

13時05分、駒止茶屋を通過。

13時26分、見晴茶屋で一服。

13時35分、大倉高原山の家を通過。
13時48分、観音茶屋で牛乳プリンを食す。

14 時13分、大倉に到着し、真っ先にウンコ。山岳スポーツセンターを軽く見学し、14時55分の臨時バスで渋沢駅へ。

 以上。本日の教訓を活かし、またいつか丹沢主稜縦走に挑もうと思う。その時は西丹沢自然教室から大倉かな。

2011年4月29日金曜日

MOHIKAN is DEAD...

 10連休に突入したので、今年のGWはモヒカンで過ごそうと思いました。でもモヒカンって、自分で刈るには難しいんですよね。特に後ろ。
 あっさり諦めて丸坊主にしました。アタッチメント無しで刈るのもムラが目立って難しいんですよね。やっぱ隔週で3mmに刈っているのが丁度良いみたい。

 まぁ外出予定があってモヒカンにするなら良いのですが、家でゴロゴロしているだけなのにモヒカンにしてしまうと、周りに余計な気を使わせてしまいます。
ついに気がふれた...とか
こいつに未来はない...とか
 かすかに残していた期待を打ち砕いてしまうかもしれないので、これも親孝行の一つと思いましょう。

 さて、天気は良いけどゴロゴロするか。これも節約の一環。全てはWrestleMania28の為に。

2011年4月24日日曜日

麻婆豆腐


 スッカリ暖かくなりまして。今日の風が春一番といったとこでしょうか。
 この季節にしてしまいがちなのが、ジョギングの後に風邪をひくことです。暖かくなってきたもんだから、走った後にゴロゴロして体を冷やしてしまい、風邪をひく。
 そんな私は水曜から風邪をひきました。鼻水だけなんですけどね。
 この風邪を治すにはどうしたら良いか?普段なら肉を食べます。肉体にガッツリとパワーを与えるのです。
 でも今回は、辛いもので汗をかき疲れを取ろうと、麻婆豆腐を作りました。

豆板醤
コチジャン
味噌
おろしニンニク
おろしショウガ
山椒
七味唐辛子
ブラックペッパー
ナツメグ
中華だし

と多量の調味料を用いて作ったところ、これが悪くない。後から来る辛味が汗を噴き出させます。御飯と一緒に食べると丁度良い辛さ。
 これが金曜の夜。でもって土曜の朝から13kmのジョギングに出たら、見事に雨に当たりまして、昨晩も同じ麻婆豆腐に頼りました。

 けっきょく何が良かったのかは分かりませんが、とりあえず回復はしました。今日も18km走ったし。
 シンプルな味付けも好きなのですが、多数の調味料が上手く絡み合った時は何とも嬉しいものですね。
 今晩は赤ワインが残っているので、ハヤシライスでも作ります。

2011年4月16日土曜日

桜の季節は終わったらしい

 曇り/雨の予報が続いた今週末ですが、金曜になってまさかの予報変更。本日は実に暖かかったですね。なので桜を求めて富士五湖方面へツーリングしに行きました。こちらは見頃が少し遅れると期待したのですが、ほとんど終わってましたよ。

下吉田の新倉山浅間公園。
すぐ近くの『しんたく』でうどんを食べました。
舞鶴城公園(甲府城址)
曽根丘陵公園

 いもっこを食べようと富士ミルクランドに寄りましたが、残念、いもっこの屋台がいませんでした。

 やっぱバイクは気持ち良いですよね。GWはツーリングに決まりかな。でもMira Ginoで車中泊しながらプラプラするのも悪くないですね。これからの季節、バイクで動く事の方が多くなる筈ですので、Mira Ginoに乗っておかないと買った意味ないし。

 まぁWrestleMania28に向けて出費を抑えないといけませんので、いっそGWは全日雨になってくれないかな。

2011年4月15日金曜日

WrestleMania27 そして...


 4月3日に行われたWrestleMania27が、ようやく放送されたので、友人とピザを食べながら観戦しました。
 現役で活躍しているThe Undertaker、Triple H、Edge、Christian、Big Show、Kane、そして特別参加のThe Rock、Stoncold Steve Austin、Trish Stratus。私が10年前に観始めた頃の面々がこれだけ揃っているのですから、RoyalRumble以降は興奮しっ放しで、それはそれは待ち遠しかったイベントです。

 Edge vs Alberto Del Rio、Rey Mysterio vs Cody Rhodesは置いといて、8人タッグ戦。Santino MarellaとJustin Gabrielが見所だったのですが、アッと言う間に試合が終わってしまいました。「Justin Gabrielの450° splashがカッコいいんだ」と友人に薦めていたのに、まるで出番なし。WrestleManiaの舞台でコブラが観れただけでも救いでした。

 Randy Orton vs CM Punkの見所は、やはりRKOの出すタイミングでしょう。あの突如として繰り出されるRKOは、歴史に残るカッコよさです。

 Michael Cole vs Jerry Lawlerは何だったんでしょうね。去年のBret Hart戦以上に無駄に長くて退屈な試合でした。客はスタナーしか求めていないんだから、Austinに時間の大半をくれてやれば良かったのに。

 The Undertaker vs Triple H。The Undertakerの勝利を疑っていなかったのですが、そこに疑問を持たせるのがShawn Michaels以降のテーマ。流石にペディグリーをあれだけ喰らった時はヤバいと思いましたが、まさかのヘルズ・ゲートで終了。Triple Hがタップをしちゃうとはね。なんか拍子抜けでした。
 でもこれで来年のWrestleManiaに行く理由が出来ました。たぶん最後なんだろうな、The Undertaker。

 ここでWrestleMania28のCM。CMの雰囲気からして、いかにもマイアミ。私の憧れるマイアミ。まさか来年はマイアミか?と思っていたらマイアミでした。これはもう行くしかない!
 後でCMを見直したら、冒頭で既にマイアミと告知してました。それどころかネット上ではとうにバレていて、再来年がサンフランシスコである事すら分かっています。

 男女混合6人タッグも楽しみにしていたのですが、アッサリ終わってしまいました。Trish Stratusはまるで活躍しておらず、 John Morrisonも技が綺麗に極まらず、LayCoolもその魅力を活かせてませんでした。唯一の驚きが、Nicole "Snooki" Polizziの身体能力の高さですかね。ホント、Michael Cole vs Jerry Lawlerに時間を費やしすぎなんだよ。

 そして最後のJohn Cena vs The Miz。The Rockが絡んでくるのを楽しみにしていたのですが、そんなもんかって感じ。
 しかし、それがあるから翌日のRAWが映えたわけで、いきなりWrestleMania28でのThe Rock vs John Cenaが決定!おいおい1年後なんですが、ちゃんと試合するんだろうね。

 と、こんな感じで今シーズンが始まりました。来年4月1日のWrestleMania28。これは行くしかないでしょう。
The Undertakerの20連勝 & 引退(するんじゃないかと)
The Rock vs John Cena
舞台はマイアミ。
 これを生で観なければ、死ぬまで後悔しそうです。
 後は私の好きなレスラー達が、1年間を無事に過ごしてくれるよう祈るのみ。Santino Marella、来年もコブラを見せて欲しいものです。

2011年4月10日日曜日

京都のあと

 不眠で日帰り京都ドライブをしたというのに、朝8時半から18kmのジョギング。20kmを狙っていましたが、14km地点で限界を感じたので諦めました。
 散髪やら洗車やらを午前中に済ませ、晴れ間の見えてきたところで午後からはバイクで桜巡り。

 根府川の
 白糸川橋梁
 山北駅
大井町の第一生命

と周り、四川というラーメン屋で担々麺を食べて帰ってきました。
 まだバイクには少し風が冷たいですね。

京都ピストン、桜のチンマン

 2011年4月8日、23時45分に車で自宅を発った。仕事を定時で終えて数時間の睡眠を摂ってからの出発を予定していたが、まさかの残業により寝ずの旅立ちである。
 大井松田ICから東名高速道路に乗り西へ。この桜満開の週末に雨が降ってしまう小田原とはオサラバである。目指すは京都。不眠で約400kmの距離を走ると思うと、不安でたまらない。

 沼津の辺りからだろうか、若干だが雨が降ってき始めた。1時03分に富士川SAで16分の休憩。そして雨足はドンドン強くなっていく。
 2時23分に小笠PAで17分、4時に刈谷PAで15分の休憩。疲労は溜まる一方なので、数分でも目を閉じる事が重要になってくる。
 5時21分に土山SAに到着。かなり先が見えたので、ここでは29分の休憩。雲は空を分厚く多い、とても止むとは思えない。本当に京都は午後から晴れるのだろうか。

 6時45分、タイムズ大宮八条に駐車。京都駅とKCTP京都駅ターミナルへの距離、そして駐車料金の上限(1,200円/24h)を考えると、ここがベストに感じたのだ。
 未だ雨が降っていたので伏見稲荷は断念。車の中で一眠りし、8時頃目を覚ますと傘が要らない程度に雨が小降りになっていた。

 もはや車の中に居るのも飽きたので、8時15分に出発。京都駅へと向かう最中、原爆タイプのトマソンを発見。しかし原爆タイプはあまり興味がない。むしろリーガロイヤルホテル京都の裏側の寂れた感じの方が興味深かった。
 朝便をしようと京都駅でトイレを探すが、そう言えば都会のトイレは紙を常駐していないのであった。田舎者にとっては馬鹿らしい制度なので、朝便は断念。念の為に寄っときたかっただけだし。
 9時過ぎに自転車を借りて、いざ出発。雨は完全に止んでいる。
  9時27分、壬生寺に到着。壬生の名に惹かれて来ただけなのだが、千体仏塔の異質な感じが魅力的だった。
 四条通りをひたすら西へ。無用系のトマソンが無いかと危険なぐらいキョロキョロしながら自転車を漕ぐ。左右に首を振る過程で前を確認をしているだけなので、なんとも危険な走りである。そうこうしていたら10時8分に嵐山公園に到着。相変わらずの混雑っぷりが嫌だったので、北上して清涼寺に寄り、今度は東へ。
 広沢池を過ぎてすぐ、右手に桜が綺麗に咲き乱れる場所があった。そしてその横にはチンマン王国…。今回の目的地の一つである。
  王国と呼ばれるからには、さぞかし卑猥いっぱいの世界かと思っていたが、数体のチンマンがあるだけだった。まぁこれはこれで良かったかもしれない。私は癖のある下ネタが好きなので、こういう露骨で卑猥なネタは嫌いなのだ。なら何故来たのか問われるところだが、この馬鹿さ加減が嫌いではないので。

  ちなみに桜は本当に綺麗でした。桜の木の下にチンマンが無くて本当に良かったです。


 太秦方面に南下している最中、踏切待ちをしていると前にいたワゴンが後退してきた。前方から来た車とすれ違う為なのだが、ワゴンのバンパーがメリメリと私の自転車を飲み込んでいく。この不注意さにはマジギレし、怒鳴りながらリアガラスをパンチ。幸いにも自転車に傷はないし、私自身にも怪我は無かった。こんなので時間を削るのも嫌だし、文句を言って相手の気分を害すのもなんなので、そのまま立ち去った。頼むよ、主婦。
  10時49分、住宅街に突如現れる蛇塚古墳に到着。高さがあって立派な古墳なのだが、周りは住宅に囲まれて雰囲気台無し。むしろ、このアンバランスさが蛇塚古墳の魅力なのだが。
 木島神社の三柱鳥居を見て、二条城へ。二の丸庭園は桜の木が少なく残念だったが、それを補って余りある清流園は流石である。

 12時15分、お腹が空いたので松屋で牛めしを食べた。サイクリング中に惹かれる店を探していたのだが、この先で見つかる保証もないし、少し時間を稼いで空が晴れるのを待ちたかったのだ。
 しかし、この選択は大ハズレ。このすぐ先に「チャーミングチャーハン」なるお店があった。何が松屋だ、何が牛めしだ、私は大バカだ。
  丸太町通りを東へ走っていると、空が明るくなってきた。こうなると寝不足も何処かへ行ってしまう。テンションが上がったところで真如堂へ。その後は若王子。哲学の道は桜で彩られ綺麗なものだったが、私の目当ては猫たちである。

 この日見かけたのは7匹。ホントたまらんな、この空間は。

  府立図書館に自転車を停め、平安神宮へ。今回の私は、桜に彩られた平安神宮を見たくて京都に来たようなものである。それに応える神苑の魅力ときたら、それはそれは見事なものである。このまま桜の木の下に埋めて欲しい程に。
  テンションが最高潮に上がった状態で清水寺を目指すが、祇園周辺の混雑が萎えさせてくれた。
 清水の市営駐輪場に自転車を停車。嵐山・二条城など計5箇所の駐輪場を1日200円で利用出来るのは嬉しい制度だ。
 この辺になると混み具合が尋常ではなく、かなり嫌気が差したのだが、清水寺に着いてしまえばそれも一転。敷地の割に桜の少ない清水寺だが、それでも魅力溢れる寺である。
  ここで旅を〆たいところだが、霊山観音を観に高台寺へ。拝観料が無い代わりに線香代200円を要する霊山観音。「全ての宗教に平等でありたい」という個人的な宗教観念に従い、代金は払ったが線香は断った。
 二寧坂を歩いて駐輪場へ戻っていると、雲が陰ってきたので、今度こそ旅は終了。15時55分に自転車を返却し、16時13分に京都を発った。

 よくここまで動いたものだが、それだけに高速道路での運転が心配だった。日のある内に東名高速道路まで辿り着きたかったが、早くも集中力が欠けたので16時59分、甲南PAで10分の休憩。ここでの仮眠がかなり効いて、18時37分に美合PAに到着。嫌な薄暗さになってきたところだったので、丁度良かっただろう。途中で2kmの事故渋滞が無ければ、尚良かったのに。
 19時56分に遠州豊田PA、21時26分に富士川SAで休憩。疲れもあるが、運転する事にも飽きて退屈極まりなかった。そしてトドメが御殿場-大井松田間の4kmに及ぶ事故渋滞。これはたまらんので御殿場ICで下りて、国道246号で帰宅した。これが正解だったかどうかは分からない。

 途中でスーパーにより、23時15分に自宅に到着。約24時間に及んだ京都ピストン。たまにはこういう無茶も悪くなかろうて。

2011年4月3日日曜日

六国見山(鎌倉から大船へ)

 2011年4月3日、国府津駅より9時の東海道線に乗車。大船で横須賀線に乗り換え、9時44分に北鎌倉に着いた。
  源氏山公園までの道のりは遠くなく、登りもそれほどキツくないので3,40分で着くだろう。左手に銭洗弁天が現れたところで左折し、10時7分に源氏山公園に到着。頼朝像を見に行きがてら、化粧坂切通しをピストン。距離も高低差も大したことないので、手軽に済んだ。
  10時33分、銭洗弁天に到着。源氏山公園からはすぐ近くだ。岩場を刳り貫いた先に社がある不思議空間。鎌倉の寺・神社の中で、最も好きになれそうなスポットだった。
 10時52分、鎌倉駅に到着し南下。県道21号に出て、目指すは鶴岡八幡宮。目的は二の鳥居から段葛を歩いて鶴岡八幡宮に行きたかっただけなので、遠回りをしただけだった。まぁPatagoniaに寄れたし、ミスドで食事も摂れたので良しとしよう。

 11時31分、源氏池の畔で一服し、東へ向かった。白い鳥居が目を惹く鎌倉宮に軽く寄り、早々に拝観料を取られる瑞泉寺は回避。
  瑞泉寺一つ目の門の先に道標があるので、それに従う。すぐに天園ハイキングコース入口があるので、11時56分、第2ラウンド開始。
この辺一帯の山々は岩山ばかりなのか、あらゆる形をした岩壁は歴史を感じさせる事もあり、道を歩いているだけでも楽しい。全体的に傾斜はキツくないので、トレイルランにも良いだろう。
  12時18分、天園に到着。食事も摂れるまさかの休憩所が2件ある天園。まぁ大した標高でもないし、車が走れる道が続いているので、何もスゴい事ではないが。
 休憩所を抜けるとすぐにゴルフ場の脇に出る。ここでトイレと椅子があったので一服。しかし、そのすぐ先は広々とした大平山山頂だった。
  大平山山頂から15分もかからぬ12時45分、十字の分岐となる。私の向かう今泉台は右手なので、いざ向かってみたら、すぐ下に住宅街が見えた。いつの間にこんなに下山していたのやら。と言うか、今泉台が高い位置にあるのだ。
 扇状に区画された土地内に、規則的に配置された道路。見た目には良いのだが、歩く上では分かりづらい。何度も迷ってようやく目的の場所に着いたのだが、これは下に下り過ぎ。地図を見直すと、もっと賢いルートがあった。

 ともあれ山道に突入し、13時27分に六国見山山頂に到着。景色は良いし、ベンチもある。何より、たまたま見かけた散歩中の子犬が、たまらなく可愛かった。

 六国見山を下ると、大船高校の近くに出る。ここでも未だ結構高い位置にいる。
 そこから見ても存在感のある大船観音を目指し歩く。「曇天の冴えない日にしては、まぁそれなりに楽しめた」と思いながら歩を進めていると、古ぼけた建物が目に入った。私も何かを感じたのか、歩きつつも建物からは目を反らさない。そうして建物の側面が見えた時、私の求めていた物を発見した。


トマソンである!
無用扉である!

 2階の壁に付いている扉には、階段が繋がっているわけでもなく飛び降りる他にない。
 遂に見つけた私のトマソン。ことトマソンに関しては、私は偶然性を重要視する。既に場所が分かっている物件を見るよりも、偶然発見する事に意義があるのだ。
 テンションは一気にハイへ。これほど歩いても退屈気味だった人間が、心の底ではサンバカーニバル状態である。そんなテンションで見た大船観音は、実に魅力的に感じた。まったく、デカけりゃ良いってものではないだろうに。
 これから咲き乱れる桜は私を昂らせてくれること間違い無しなのだが、それですら、あのトマソンほど興奮させてくれる事はないだろう。

 ちなみに今回歩いた六国見山と天園だが、手軽にハイキングに行くには実に良いコースである。

2011年4月2日土曜日

秦野の高取山

 2011年4月2日、新松田駅より9時22分の小田急線に乗車。今回のコースは楽な筈なので、のんびりした出発である。9時32分に秦野駅に到着し、9時50分発、藤棚行きの神奈中バスに乗車。中庭のバス停に10時10分に到着した。
  近くにある源実朝公御首塚、金剛寺、朝日神社と寄り道しながら、蓑毛方面へ歩いた。高取山への道標が無いので戸惑い気味だったが、県道70号に出てようやく発見した。

 10時41分、道標に従い舗装路を登って行くと、久保橋についた。ここからゴルフ場の敷地内に入るのか、行く手にネットが張ってある。ネットを越えると左手に山道があるが、これは行き止まりなので、惑わされずにコース沿いの舗装路をひたすら登る。
 舗装路が終わり、いざトレイルランでもするかと走ったが、アッと言う間に力尽きた。平坦な道では慣らしていても、やはり坂道は別物である。今後の練習課題が分かったところで、普通に歩いて行くことにした。
 残り0.9kmを過ぎて間もない所だったろうか、階段状の道が堪えたが、そこを越えれば山頂はもうすぐ。11時41分、高取山山頂に到着するも、あまり景観が良くないので、休まず先を急いだ。
  山頂から間もなく、かなり急な下り坂が待ち受けている。こんなのは登りで味わいたくない。やはり山に登る時は、高い山から下っていくのが利口というものだ。
 高取山と念仏山の標高差は200mあるので、下るだけ下っても、登りは大したことない。12時12分に念仏山山頂に到着。高取山と違いこちらは絶景である。
  念仏山で一服した後、善波峠へと下る。時間にして約20分。左手にホテル街が現れ雰囲気を台無しにするが、善波峠は切り通しがあるので、それで気分転換。

  分岐から弘法山へと目指す途中、ネーブル売りがいる。以前は「ここで営業して意味があるのか」と思ったが、団体のハイキング客が買っていく様子を目の当たりにすると納得できた。


 ここからの道のりがキツくない事は既に経験済み。12時46分に弘法山山頂に到着。チラホラとしか咲いていない桜の木を眺めつつ、13時に権現山山頂に到着した。普段でも気持ちの良い場所なのうえ、車で来れることもあり、結構な人がいた。
 権現山山頂で一服し、浅間山を通って13時27分に下山。ジャスコのスポーツオーソリティに寄り道し、14時10分、秦野駅に到着した。

 手軽に楽しむなら念仏山ピストンも良いのではないだろうか。