2018年12月26日水曜日

スマートフォンの魅力なき進化

デュアルカメラのスマホが増えてきているどころか、トリプルカメラなんて物まで出てきている。
私的にこれら愚の骨頂にしか見えない。無知な素人故に何の説得力もないが、それでも私は好きになれない。
スマホで写真を撮る人は多い。私だってそうだ。単焦点レンズでスナップ写真を楽しむ感覚ならば、スマホのカメラほど便利なものは無い。
スマホの形状上デジタルズームしか出来ないわけだが、デジタルズームによる画質の劣化は致命的である。そこで現れたのがデュアルカメラでありトリプルカメラなのだろうが、そもそも誰がそこまで求めているのか?
背景をボカせるだとか、遠くの物も綺麗に撮れるだとか、それを望むなら一眼を買えば良いではないか。どんなにスマホが頑張ろうが、一眼に勝てる見込みはないのだから、小細工は労せずに退くとこは退くべきである。
私の視点では、カメラの扱いを知らぬ人を騙して稼いでいるかのように見える。とうぜん騙される方も悪いわけだが。特に昨今は写真系SNSを通り過ぎて動画系SNSが流行っている。カメラ機能が向上すれば、より良い動画が撮れると勘違いする者は少なくなく、新たなスマホを購入してしまう。なんとも愚かな話である。

シングルカメラのスマホが消えたわけではないので、気に入らなければそちらを使えば良い事。なのでカメラネタはここまで。肝心なのは、そんな所しか進化できないスマホ業界である。
手に納まるコンピューターとしては十分なスペックに達し、もはや一般ユーザーにスペックアップは必要ないと思われる。それでも最上位機種を買う人が少なくないのは、これまた愚かな話である。Proが使う物は高い、一般用に安い物もある。なのに高い高いと喚く者。身の程を知らないとは恥ずべき事である。

ならばどうする。多くの手に渡ったスマホはどうすべきなのか?そんな事ぁ、私ごときが知るはずはない。
ただ気になるのは、多くのオフィスでラップトップが稼働している事だ。一般的なオフィスワーカーの中に、ハイスペックを必要とする人が何割いる事か。スペック的にはスマホで十分ではないだろうか。下手をすれば、職場で使っているラップトップより手持ちのスマホの方が高スペックかもしれない。
携帯電話の代わりとして企業に食い込んだスマホだが、いっそのことラップトップ市場も乗っ取れる可能性は秘めている。
スマホだけでは仕事にならない事は承知である。だがどうだ。スマホがスマホとしても扱え、スティックPCとしても扱えれば一石二鳥。デスクではマウス、キーボード、モニタと繋げてPCと使え、席を立つ時は電話とファイルの閲覧ぐらいなら支障はない。
もちろんこれに適したOSが必要である。また、管理し易いシステムである必要もある。スマホだからと安易に写真が撮れ、かつ社外へ持ち出されては、守秘義務も何もあったものではない。

カメラ、PC、電話、手帳、地図、様々な物を取り込んできたスマートフォン。それらの性能を上げる事は結構だが、さらに多くの物を取り込む事の方が重要ではないか。そして何よりもシンプルである事である。レンズの出っ張りですら受け入れ難かった私が、デュアルレンズなど受け入れられる筈がない。機能のためにデザインを殺すなど、とんでもない事である。

そうは書いたものの、今年のiPad Proのスペックには驚愕したし、欲しいとも思った。ハイスペックに魅力を感じないわけではないのである。ただ、それより魅力を感じたのはApple Pencilがマグネットで付くという点だ。スペックの向上よりも、こういう使い易さを追求して欲しいものである。

ならばお前がやれば良いじゃない。そう言われてしまえばぐうの音も出ない。私も愚か者の一人である。

2018年12月5日水曜日

「セガvs.任天堂 ゲームの未来を変えた覇権戦争」を読んで

ブレイクJハリス著「セガvs.任天堂 ゲームの未来を変えた覇権戦争」

ようやく読み終えました。

長かった。ホントに長かった。一つ一つの物語が細かくて、しかも突然場面が変わるものだから、掴みにくいところも多々ありました。
もともと映画化を視野に入れて書かれた本作。どうやら1シーズンのTVシリーズ化に落ち着いたようですが、それなら要約されて丁度良いかと思います。

時代はファミコンからプレステの初期まで。トム・カリンスキー氏がSOA(セガ・オブ・アメリカ)のCEOに就任し、メガドラで北米シェア55%を達成するも、セガサターンの時代で辞任するまでを書いた物語。と言っても、SEGAだけではなく任天堂やSCEの物語も書かれています。
任天堂に屈辱を味わわされ、SEGAと共闘しようと思いきや破断。そんなSCEが参入直後に覇権を握る。SONYが嫌いな私でも、この展開は実に楽しめました。SEGAにせよ、SCEにせよ、挑戦者は手段を選ばないものですね。

この物語によると、SOAからすればセガサターンは開発段階から期待できるものではなかったそうです。それは3Dより2Dの機能を特化させてしまったから。任天堂の支配体制、セガサターンの開発しにくさ。それを考えるとプレステの覇権は必然だったのかもしれません。
しかし、日本で2D格ゲーが流行っていたあの頃に、セガサターンの性能は間違いではなかったと思います。エロゲーもありましたし、とにかく充実してました。とは言っても、結果が全てですが。。。
本作の終盤で「NIGHTS into dreams」が酷い評価を受けています。発売前のSOAの評価なので、発売後の評価は書かれていませんが、「NIGHTS into dreams」こそ中裕司の生み出した秀作だろっ!と個人的には思うものの、それだけ北米でのソニックの人気が高いという事ですね。

この物語の先に何が起きてきたか。
NINTENDO64は売れなかったようでいて、実は大ヒット作だらけ。
DreamCastは素晴らしいハードだったにも関わらず、初期生産数を確保できずに大失敗。
PlayStation2はDVD機能で驚異的な成功。
巨人MicroSoftの参入なるも、島国根性万歳。日本の鎖国っぷりが露見。
DSとWii、新しい遊びを追求し続けた任天堂の劇的な大逆転。
そして現在、WiiUで失敗したかと思いきやSwitchで快進撃を続ける任天堂。

そこで働く人たちにはたまったものではないかもしれませんが、傍から見るには面白いほど激しいシェア争いです。これから先も、ゲーム業界は激しく楽しく争いあって欲しいものです。そしていつの日か再びSEGAが...いやないな。
ハイスペック機でSIEとMicroSoftと張り合えないし、娯楽を追求するには任天堂ほどの信念がない。アミューズメント機器を扱うセガ・インタラクティブなら、今までにないコンシューマー機を生み出してくれるかも。体験重視でオプション機器だらけの珍ハード。Wiiがリモコンとボードで済ませたのに、1ゲーム1コントローラーという無駄っぷりを発揮してくれそうで楽しそうです。

2018年11月25日日曜日

第40回丹沢湖ハーフマラソン〜ミカンかバナナどちらかドーゾ

今日は第40回丹沢湖ハーフマラソン。5km、10km、ハーフいずれも紅葉の丹沢湖を周回できる楽しい大会です。昨年はハーフに出場して身の程を知りましたので、今年は10kmに出場しました。

交通の便を考えてか、スタート時刻が遅いのも魅力。私は9時に家を出て、原付でプラプラと向かいました。が、直前で渋滞。5kmのスタート時刻10時とぶつかってしまいました。10kmのスタートまで1時間ありますので、玄倉方面から行けないかと試みたものの通行止め。大人しく5km集団が走り去るのを待つべきでした。

一服して、貴重品を預け、荷物を校庭の端っこに置いて、放尿をして、スタート5分前。余裕が全くありませんでした。でも構いません。私はヌルい後続集団からスタートですから。
10時になって10kmのスタート。ヌルいヌルい。タイムを気にせぬ後続集団。中間からスタートして追い抜かされながら自分のペースを掴んで行くより、後続からスタートして追い抜きながらペースを掴んで行く方が私の性に合っています。
いつもなら後ろ姿の素敵な女性をストーキングするのですが、今日は何故か違いました。ヌくことに夢中で女性そっちのけ。嗚呼、永遠の独身男性。遂に性欲すらも果ててしまったか。

6kmを過ぎた頃、丁度良いペースの集団に辿り着きましたが、それでもジワリジワリと距離を詰めて抜かします。でも抜くことの出来ない一人の女性。そんな彼女が気にかかり、私のターゲットとなりました。
登りでも大してペースの落ちない私は、最後の登りで彼女を抜かします。が、その後の下りで抜かされました。負けじと喰らいつくも、ここで抜かすのは紳士ではないと思い併走。このまま僅差で後からゴールしようかと思っていたら、残り20mほどで彼女のみならず他の男性方もラストスパート。これには付いていけませんでした。

結果、54分台でゴール。1時間以内は厳しいだろうと出場したものの、アップダウンの厳しい丹沢でこのタイムは、今の私にとって嬉しい記録です。こういう結果が今後のヤル気に繋がるかもしれないので、マラソン大会とは楽しいものです。

ゴールをするとミカンかバナナが貰えました。「ミカンかバナナどちらかドーゾ」と連呼する小学生男子。字数が多くて大変だなぁと聞いていましたが、気づくと「ミカンかバナナどーぞ」に変わっていました。意味は通じるので問題なし。最初は大人の指示に素直に従うも、自分なりに無駄を省いてしまう面倒臭がり。こういう子が将来、業務効率化に精を出してくれるのでしょう。
あの子がその後、どこまで簡略化したかは知りませんが、神奈川の僻地に住む大人に「言われた通りにやれ」と叱られていない事を祈ります。

走り終わった後は楽しみの食事です。まずは無料のシシ汁。体が冷え始めたかと思う頃の温かいシシ汁は美味この上なし。そして私定番のお汁粉。皆さん焼き鳥とかに並んでいて、すぐ横で全く人気のない300円のお汁粉。これぞ私の為にあるような食べ物です。が、私の目に飛び込んできた料理がありました。
すっぽんラーメン500円。
山北町と言えばスッポンです。あの精の出るスッポンです。詳しい事は知りません。ただ、走り終わった後のスッポン料理は効くだろうと思い、お汁粉を断念しました。
女の尻を何処だーっ!と急に精力が満ち溢れるわけでもなく、まぁなんか、珍しいもの食べたのかなって気持ちです。折角ですから、ご当地の企画物を食べるのが吉かと。

帰路、スーパーで買い物をしても14時頃には帰宅できました。車でもバスでも脱出するのに時間がかかる丹沢湖。そこは原付サイコーです。

Tシャツのデザインは前面は良かったのですが、背面はチト派手すぎかと。走っている最中に見た限りだと2015と2016は良かったです。何故この時に出なかった、私!
天気に恵まれ紅葉も所々綺麗で、良い大会でした。来年も10kmで参加させて頂きます。きっと。

2018年11月14日水曜日

メガドライブ ミニを本気で考える

以前メガドライブ ミニの内蔵ソフトを考えたところ、願望を連ねただけで終わってしまいました。
前回、歴代ハードのシェアをまとめてみたら、メガドライブは日本で振るわなかったものの、セガジェネシスは海外でスーファミを破っているのです。そう考えるとメガドライブ ミニの発売延期は妥当であり、SEGAには墓の中まで持っていきたいメガドライブを発売して欲しいものです。

そんなメガドライブ ミニに相応しい内蔵ソフトは何か?
メガCDや32Xは無しとの事なので、純粋にメガドライブソフトから20本を選りすぐってみました。

01.ソニック・ザ・ヘッジホッグ3
彼の存在があったからこその成功でしたので、外せないシリーズ。ナックルズ・ザ・エキドゥナがいるので「3」を選びました。

02.ファンタシースター 千年紀の終りに
ファンタシースターの最終作。海外でも評価が高く、遊びやすいので本作を選びました。「2」も名作ですが、ベタ移植ではプレイするにはシンドイです。

03.シャイニングフォース2 古えの封印
メガドライブの看板シリーズの1つ。SRPGなので他とのバランスも取れて、外せない一本です。

04.ランドストーカー
クォータービューのアクションRPG。個人的には「ストーリー・オブ・トア」を入れたいのですが、こちらのが人気がありそうなので。

05.ガンスターヒーローズ
トレジャーの第一作にしてその名を知らしめた名作アクション。様々な機種に移植されていますが、欠かせぬ一本です。

06.バンパイアキラー
メガドライブ版「悪魔城ドラキュラ」。ワールドワイドで売るならば外せぬタイトルではないでしょうか。

07.魂斗羅ザ・ハードコア
こちらもコナミなので、バンパイアキラーと共に入れて欲しい一本。

08.コミックスゾーン
ワールドワイド向けで完成度も高いアクション。メガドライブの雰囲気にマッチしているので、欠かせぬ一本です。

09.ベア・ナックルⅢ
メガドライブを代表するアクションシリーズ。新作ごとに面白さも増しているので、最終作である「3」を選出しました。

10.ゴールデンアックス
「3」まで出てるゴールデンアックス。アーケードでの思い出もあるので、これは一作目を推します。

11.ザ・スーパー忍II
忍者ものは外せませんので、よりクオリティの高い「2」を選びました。

12.エコー・ザ・ドルフィン2
メガドライブならではのイルカゲー。遊びやすくなった「2」が適任かと思います。

13.アラジン
ディズニーゲームはとにかく動きが綺麗です。ミッキーではなく、あえてアラジン。

14.タズマニア
こちらも良い動きを見せてくれます。キャラクターもメガドライブの雰囲気に合っていてグッドです。

15.アウトラン
マンネリなので「ターボアウトラン」と悩みましたが、「アウトラン」を超えられるのは「アウトラン2」だけなので、「アウトラン」にしました。

16.スーパーファンタジーゾーン
SEGAの代表するシューティング。開発も発売もサンソフトですが、シリーズの名に恥じない名作です。

17.鋼鉄帝国
もう一本横スクロールをと思って悩みました。「サンダーフォースⅢ」かⅣか。「スパークスター」を入れるとコナミ率が高くなるし、「宇宙戦艦ゴモラ」も捨てがたい。
結果、メガドライブらしい作品という事で本作にしました。

18.ぷよぷよ通
メガドライブには欠かせぬ落ちゲー。私は相殺システムが苦手なので初代を推したいのですが、妥当に「通」にしました。

19.マイケル・ジャクソンズ・ムーンウォーカー
メガドライブ ミニを出すのに本作を省いたら、天国のマイコーも報われません。マイコーも愛したメガドライブ。その証として本作は欠かせないでしょう。

20.テトリス
最後にこれ。今だからこそ出来るかもしれない。任天堂に「SEGAの野郎、やりやがった!」と思わせたい。

以上です。入れるところは入れて、外すところは外す。子供は任天堂にくれてやれ。クールガイズこそSEGAの客。そんなメガドライブらしさを大事に選んでみました。それにしてはアクション率が高すぎですが、仕方がない。アクションゲームがクールなんだぜ!

メガドライブ ミニ。ソフトラインナップは世界共通で、選びに選び抜いたものを期待しています。そして今の若者たちにも、クールなアイテムとして所持して欲しい。むしろカバンからぶら下げて欲しい。
メガドライブこそ反体制のシンボル!挑戦者の証!そして勝利者の軌跡!
男ならメガドライブを選べ!
男ならメガドライブに学べ!
そこで熱いものが込み上げてきたお前は、まだ暫くは童貞だ!
「SEGAなんてだっせーよな。」SEGA自ら放ったこの言葉こそが真実だ。

山あり谷ありコンシューマーゲーム業界


先月「任天堂"驚き"を生む方程式」を読みました。Wii、DS、そしてSwitch。VBという失敗作もありましたが、ユーザーに新しい体験を届ける姿勢を崩さない任天堂は尊敬に値します。サードパーティや小売店からの視点は、また別かもしれませんが。

そして最近は「セガvs.任天堂 ゲームの未来を変えた覇権戦争」を読んでいます。上下巻あるのですが、片方だけでも長いです。ようやく上巻を読み終えました。
SOA(セガオブアメリカ)からの視点が多いので、日本人である私にとっては新鮮です。任天堂による支配。SOAとSOJ(セガオブジャパン)の対立。SONYの屈辱と逆襲(までは読んでないけど)。

かつてはSEGA信者で、SEGAがハード屋で無くなり、高スペック機に付いていけなくなり、任天堂のハードが丁度良く感じるこの頃。昔より一歩退いた視点で物事を見れるようになりました。
そこで、歴代ハードの販売台数をグラフ化して眺めてみました。販売台数と出荷台数が混在していますし、あちらこちらから数字を拾ってきたので、信用しないでください。何となくシェア率が分かれば良い程度で。


まずは歴代ハード。NEO GEOやATARIのハード等、含まれていない物もありますが、数字に大きな影響を与えないので無視です。
とにかくPlayStation2がスゴい。ワールドワイドだと特にスゴい。
DVDには興味があるけど、録画の出来るVHSで十分。そんな方々が多かった時代に、DVDが観れるゲーム機として破格の値段でリリースされたPlayStation2。アンチSONYの私は幸いにもDVD再生機を所有していたので購入しませんでしたが、持っていなければ間違いなく買っていたでしょう。
その一方で驚きなのがワールドワイドのWiiです。綺麗だからなんだ?そんなに動画が必要なのか?そんな疑問を抱き始めた頃、機能で勝負してきたWiiは私のツボにハマりました。2004年のDSに続き、2006年にWii。これぞ任天堂の真骨頂。

次に世代ごとに見てみます。私が最初に手にしたゲーム機がファミコンだったので、その頃からです。
アタリショックで冷え切ったゲーム業界に衝撃を与え、独占した任天堂。助けを求める仲間もおらず、一社で立ち向かった我らのSEGA。SG-1000からセガ マスターシステムへと進化させ喰らい付こうとしたものの、その差は縮まるものではありませんでした。
ワールドワイドの比が高いのは、ブラジルという事情のある地域のお陰かと思います。

16bit時代。SOAのお陰で記録的なシェアを獲得したメガドライブ。単純にワールドワイドで見ると「SEGA頑張ったね」という感じですが、日本を除いた比率で見るとスーファミを上回っているのです。「セガのゲームは世界いちぃぃぃ!」なんて、SEGA信者の戯言かと思っていましたが、海の向こうでSEGAは天下を取っていたのでした。
国内でPCエンジンのシェアが高いのは、アーケードからの移植作品がラインナップもクオリティも素晴らしかったからではないでしょうか。あれで8bit機なのだから驚きです。
それぞれに個性があって面白い時代でした。

カートリッジからCDへと移り、多くの機種が存在した群雄割拠の時代。とはいえ御三家以外は空気みたいなものでしたが。
セガサターンがこれ程までに売れていないとは知りませんでした。国内ではドラクエ、FFが決定打となったと信じ、私はスクエニ嫌いになったのですが、根本的に駄目だったようです。
SONYの逆襲、ここに実る。SONYのブランド力なのか、サードパーティが任天堂の支配からの脱却を願ったのか。とにかく新参で一気にシェアを攫ってしまったSONYに脱帽です。

前述した通り、PS2でDVDが観れる事が大きかったと思います。
ドリームキャストは歴史に名を残す名機だと思いますし、私の周りには持っている人が多かったのですが、現実は違ったようです。
ゲームキューブも良いハードでした。何気にハンドルが良い。初代iMacもハンドルに愛嬌があったように、ゲームキューブも親の持てるハードでした。
大御所Microsoftの投じたXBOX。行き場を失ったSEGA信者の受け皿でしかなく、あんなデカくて五月蝿い物は普通買いません。
私のXBOXは勿論パンツァードラグーンオルタ モデルでした。SEGAハードだと思い込むに相応しいオルタモデル。手放す時は本当に辛かったのですが、邪魔なんだよ。

そしてWiiの快進撃。ライトユーザーが求めるのは高スペックではなく、新しい遊びだという事を証明したWii。日本では任天堂の天下ですが、ワールドワイドで見ると正に三国時代。
日本を除いて見てみると、XBOX360がPS3を上回っているのが興味深いです。今でも我が手許に残っているXBOX360。ハードもサービスも素晴らしかったのに、日本の鎖国体質ここにあり。

最後はWii Uの失敗とXbox Oneの弱体化。この頃はゲームに興味が無かったので、いずれも新しいハードが出たことを知りませんでした。日本の鎖国っぷりが極まっていますが、それを除いてもMicrosoftは何をミスったのか?
そして最新機種NINTENDO SWITCHは破竹の勢いを見せています。こうして見ると山あり谷ありのゲーム業界。いつしかMicrosoftが天下を取る日が来るかもしれません。が、そんな日が来るとも思えません。サードパーティ次第か。

一般の方からすると、綺麗だろうが何だろうが高い金を払ってまでゲームは要らないのです。だから話題性のあるWiiやSWITCHには惹かれた。ただ、彼らの買うソフトなんてたかが数本。下手をするとライト層が一世代で買う本数は、ヘビー層が一月に買う本数未満かもしれません。ビジネス的には、PlayStationやXBOXのハイスペック主義も間違いではない、どころか正解だと思います。「おかあさん至上主義」なんて止めて、金払いの良いオタクから毟り取れ!とも思いますが、そこを切り捨てない任天堂は尊敬に値します。こんな会社が日本企業である事が誇り高いです。

さて、SEGAが一時代を築いた事は分かりました。メガドライブは愛されてなくても、ジェネシスは世界で愛される機体だったのです。その事実を元に、次回はメガドライブ ミニの収録ソフトを予測し直してみようと思います。

2018年11月10日土曜日

衣張山と名越切通し

いつか歩いてみようと思っていた鎌倉の衣張山へ行ってきました。
8:39に鎌倉駅に着き、コンビニで一服してから出発。
出発した途端に目に飛び込んできたゲーム屋さん。書いてあるゲーム機の古さから今はもう無いのかと思いきや、現役のようです。時間が時間だったので確認はできませんでしたが、本当に営業中ならばいずれ訪れてみたいところです。

段葛を直進し、鶴岡八幡宮の手前で県道204号へと右折します。とにかく歩いていると、報国寺まで来ました。これは行き過ぎかと思い検索。やっぱり...
報国寺の手前、県道から一本奥の道を戻ると案内板がありました。
なら一体どこを曲がれば良かったのさ!というわけで県道に戻りました。右手の犬懸橋を渡って、川沿いに登っていけば良かったのです。
住宅街を突き進み登山道に突入。昨日が雨だっただけに、鬱蒼としていて良い感じです。
9:38、山頂に到着。見晴らしが良いです。富士山も見えます。
山頂では休まず、逗子ハイランド沿いのベンチで一服。この辺も見晴らしが良いです。
10:03、パノラマ台に寄りました。ハイランドからすぐです。ベンチがあるので、ここで一服すれば良かった。
ハイキングコースへと戻って先に進むと、何かの案内板を発見しました。お猿畠の大切岸、三浦半島らしい石切場跡です。

先に進むと小動物が動く音がしました。リス?リスか?2匹発見したものの、カメラを構えるより早く何処かへと消えてしまいました。
リスは凶暴な生き物だとジョジョで教わりました。腹に風穴を空けられなくて助かりました。
山の中だというのに一匹の猫が寝てました。ハイカーたる私を気にかける事なく、木の枝を枕にして寝続けます。堂々としたものですが、この猫の本拠地はどこなのやら。
道中にあった「まんだら堂やぐら群」。幸いにも公開中だったので立ち寄りました。
そのすぐ先に名越切通し。2号、1号と通り抜け、住宅街から逗子駅まで歩きます。10:51、逗子駅に到着。

ようやく歩いたこのコース。鎌倉側も逗子側も駅から遠いので、下手すると街中を歩いている時間の方が長いかもしれません。やはり私には大仏切通しから円覚寺まで歩くのがベストコースです。

逗子駅に着いて終わりではありません。私の目的は別にあるのです。
久里浜へと出て歩くこと15分。車でないとアクセスの悪い「くりはま花の国」に来ました。こんな時期に何故って、
ただゴジラを見てみたかったから。なかなか大きいです。下半身に滑り台が設置してあります。
花の時期には見応えがありそうで素敵な場所でした。久里浜駅から私の足でも15分。さらにゲートから登ったり下ったりするわけですから、電車での来場はチト大変です。

身近なところで外出したいという思いで選んだコース。気になっていた場所を見れただけで満足です。

2018年11月4日日曜日

EvolutionとCrownJewel

29(月)に放送されたWWE Evolution。史上初、女性だけのPPV。これが何とも面白い大会でした。
初戦を飾ったトリッシュ・ストラタス&リタ vs アリシア・フォックス&ミッキー・ジェームスでは、当然の事ながら前者が勝ったわけですが、私はミッキー・ジェームスに拍手を送りたい。未だに現役で頑張っているのに、この晴れ台でジョバー。前者2人が勝つのが見え見えだっただけに、私は彼女を応援していました。とはいえ、歳を取ってもトリッシュ・ストラタスが誰より美しい。
20人バトルロイヤルもロイヤルランブル以来の楽しさでした。ケリー・ケリーに目を惹かれますが、一番嬉しいのはマリア・ケネリス。デビュー当時の馬鹿キャラが愛おしくて、忘れられない女子レスラーです。
ASUKE、カイリ・セイン、紫雷イオ。日本人は皆敗退してしまいましたが、見せ場はあったので不満はなし。とにかく大成功と言えるPPVに思えました。

そして3(土)に放送されたCrown Jewel。サウジアラビアで行われたPPV。これがまた凄い。なんと初っ端でハルク・ホーガンが登場。豪華な面子のトーナメント戦。メインのDX vs 破壊兄弟。選手の入場時には派手に花火が上がり、リングサイドは王族らしき方々がソファでゆったり観戦。とにかく金がかかっており、出場選手のチョイスからしても、王族の中に往年のWWEファンでもいるるとしか思えません。
昨年から女性の社会進出が話題になっているサウジアラビアですが、本PPVでは男性の試合のみ。女性が試合をするにはまだ早いという事なのか。まぁこの辺は差別云々ではなく宗教的な風習ですので、他国がどうこう言えるものではありません。
ただ、Evolutionとの間隔があまりにも短すぎるので、男性だけのCrown Jewelに備えての女性だけのEvolutionだったのかなと思えてしまいます。

とにかく、どちらも面白いPPVでした。そして今月19日にはサバイバー・シリーズが放送されます。王者vs王者にチーム対抗エリミネーション・マッチ。この大会からレッスルマニアまでが、毎年楽しみでなりません。

2018年11月3日土曜日

Nintendo Switchを手に入れた

発売から約1年半。ようやくNintendo Switchを買いました。
かつては任天堂を嫌ったものですが、SEGAハードが消え、PSと箱でスペック競争を繰り広げる中、玩具メーカーであり続ける任天堂の姿勢に惚れています。任天堂のターゲットはあくまでも子供とそのお母さん。だからこそ省電力で静かで頑丈なハードにこだわります。そしてその仕様は私のツボでもあります。「スパイダーマン」や「ラスト・オブ・アス」などハイスペックなゲームにも魅力は感じますが、
やり込まない
待つのが嫌い
五月蝿いのは嫌
そんな私には任天堂ハードしか残されていないのです。

さてさて、それでは記念すべき1本目です。
SEGA AGES「ファンタシースター」!
Switchの性能関係なし!懐古厨ならSwitch買うなよ!と文句を言われても仕方ありません。いえいえ、ちゃんと「ゼルダの伝説」のダウンロードコードも買ってありますよ。それは夜中に落とすとして、とりあえず軽い「ファンタシースター」なのです。

本作の発売日は1987年12月20日。同年1月26日には「ドラクエⅡ」、6月12日には「ヘラクレスの栄光」、12月18日には「ファイナルファンタジー」と、ファミコンがRPG時代に突入した年です。
その頃のSEGAにあるRPGを言えば、SC-3000用の「ブラック・オニキス」のみ。全く勝負になりません。同年10月、ファミコン版を遥かに凌ぐ美しさの「覇邪の封印」が発売され、そして本作「ファンターシースター」です。「ヘラクレスの栄光」で敵が揺れる程度だったのに対し、「ファンタシースター」では部分的ですが動きます。乗り物で地上を駆り、水上を走り、宇宙も渡る。ファンタジー路線のファミコンと異なり、SF路線で攻めたSEGAの自信作です。13歳の私に「SEGAこそ至高!」と思わせた一品です。
とはいえバランスが悪く、子供だから楽しめた難易度でした。「ドラクエⅡ」に「FF1」、バランス調整が出来てないのは他も同じでしたけど。

さて、そんな「ファンタシースター」。M2による渾身の移植作です。「AGESモード」のお陰でストレスなく進みます。ゲーム中にアイテムリスト等が見れるのも便利だし、3Dダンジョンのオートマッピング機能も便利です。さすがM2です!
心配なのは「千年紀の終わりに」が移植されるかです。私は「ファンタシースター 千年紀の終わりに」を現行機でやりたいのです。その為には「ファンタシースターⅡ 還らざる時の終わりに」の移植も必須です。2,4の移植を期待しての先行投資でもあるのですよ、今回の買い物は。M2さん、お願いします!

SEGAファンの濃い願望が反映された移植希望ランキング。それにどこまで応えてくれるかは分かりませんが、Switch版SEGA AGESに期待してのSwitch購入でもあります。
「JSRF」「スパイクアウト」「ダイナマイト刑事2」は頑張って欲しい。「Nights」「スペチャン」「PD ORTA」も願わくば欲しい。「サクラ大戦」も全作やりたいし、ライセンス的に無理であろう「OutRun2」もやりたい。いい加減、私はXBOX360を手放したい!

任天堂に敬意を表すはずが、いつの間にかSEGA熱をぶちまけてました。とにかく、明日から「ゼルダの伝説 BotW」もプレイします。「塊魂アンコール」まではゼルダ一筋です。

2018年11月2日金曜日

渋谷に阿呆が群がるならば

ハロウィンに便乗し、渋谷のスクランブル交差点に若者が群がって問題となりました。
W杯然り、渋谷のスクランブル交差点はそういう場所として受け入れるしかないと思います。大人だって集団になれば馬鹿をやるものです。まるで若者だけが悪いかのように報道するのは如何なものかと思います。

そもそも報道自体が怪しい。マナーが問題だと言いつつも、むしろハロウィンを宣伝してるように見えます。渋谷が大盛り上がりなので、全国的にハロウィンしましょう的な。ハロウィンによる経済効果が大きくなれば、渋谷の商店街が数日迷惑を被ることなど小さな問題でしょう。

成人式然り、報道するから集うのです。馬鹿だ何だと報道するよりも、馬鹿は無視してれば良いのです。子供達が家々を回る姿を伝え、地方でもハロウィンしている健気な姿を伝える。マナーを守って楽しんでいる方々もいるのですから、そちらを報道すれば良いではないですか。誰も見向きもしなければ、人も集まらないものです。

それでもまだ人は集ってしまうかもしれません。そんな彼らは大馬鹿かもしれません。でもハロウィンなのです。Trickする日なわけですよ。ならばTreatしてあげれば良いではないですか。
仮装をしている人が歩いていたら飴をあげる。そして言います。渋谷から今すぐ立ち去れと。
馬鹿をしている人がいたら飴をあげる。そして言います。渋谷から今すぐ立ち去れと。
Trick or Treatなのですから、TrickにはTreatです。それで去らぬというのなら、それはハロウィン違反です。ハロウィンを楽しむ権利がありません。

日本には「鬼は外」の文化があります。鬼に豆をぶつけて良い風習です。ならば日本のハロウィンは、仮装者に飴を投げつけてみるのはどうでしょう。Trickしてくる輩に飴を投げつけて追い返す。なんとも日本らしいハロウィンになってきました。
いやでも、Trick or Treat!と言って訪れた子供達には、普通に飴をあげてくださいね。子供達にまで飴を投げつけて追い返さないでください。

2018年11月1日木曜日

Apple Special Event、その結果

10/30に行われたApple Special Eventは久々に楽しいものでした。最近は嫌でもリーク情報が耳に入ってきて、Appleのイベントを存分に楽しんだ記憶がなかったのですが、今回は興奮ものでした。それもこれもNew Yoeker達の熱気が凄かったからかもしれません。

MacBook Air、欲しいですね。私のAirがMid 2013なので、そろそろ買い換えたいのです。ただあまり困っていない。バッテリーはヘタっていますし、稀にフォトショやイラレを使う際に11インチは小さいです。外に持ち出すわけでもないので、買い換えなくても害はない。でもそろそろ買い換えたい。

Mac mini。たまに欲しいと思う時があるのです。たまにMacをテレビに映して使いたい時があるのです。NASを止めてMac miniを母艦にするのも良いかと思うのです。でもMacBookの画面をAirPlayでテレビに映せば済む話です。NASもたまにバックアップを取る程度なので、やはり急を要さないのです。

iPad Pro、これも魅力的でした。Adobeによるデモが秀逸でしたね。iPad Proが出た時からApple Pencilでお絵かきする事を夢見てきました。ただ、普段絵を描くわけではありません。手持ちのiPad Airの用途は、Webブラウジングと漫画を読むぐらいです。
それなら普通のiPadで良いじゃない。
そんな声が聞こえてきますが、そうじゃないっ!そんなんだから貴方の人生は退屈なんだっ!身の丈にあった物を買ってる貴方の未来に「成長」の二文字は存在しません!Mac ProやiMac Proに手を出すわけではないのですから、人間ちょっと背伸びするぐらいが良いのですよ!

そんな感じで、刺激的なAppleイベントでしたが、それに応える資金が私にはありません。MacBook AirかiPad Proいずれかなら買えそうですが、前述の通り急を要さないのです。なのでまず、買う予定の物を一つ一つ消化していきましょう。
というわけで、Nintendo Switchを注文しました。Apple Special Eventに興奮した結果、私はNintendo Switchを買ったのです。Appleまるで関係なし。

「ドラクエⅪ S」まで買い控える予定だったSwitch。「無双OROCHI3」で心が揺らぎ、年末の「塊魂アンコール」で我慢の限界まで来て、Appleイベントによって買う決意をしました。まずは「ゼルダ」だな。その後は「SDガンダム」か。「オクトラ」もやりたいですね。

Switchを消化したので、来年夏あたりにフルサイズのデジタル一眼です。そうしてやっとAppleです。来年はiPhoneの機種変更を予定していましたが、もう1年耐えてMacBook Airかな。
物欲が止まらぬ人生。独り者は、成るべくして独り者なのだと実感です。

2018年10月27日土曜日

Superman has died...

スーパーマンのTシャツが欲しくなりました。青いシャツだと目立つので画像のTシャツを注文。
9/17、Amazon.co.jpより注文。primeではなくマケプレです。予定日の9/29になっても届かないので問い合わせると、不在だったので持ち帰ったとの事。それはどこだ?発送元の中国へか?不在通知も入れずに返送したのか?
不在通知が入っていなかったのは配送業者のミスであり、再送すれば同じ日数かかるとのこと。追跡番号も伝えずにそんな事を言われたところで、送ったのかも疑わしいのでキャンセルしました。無駄に終わった2週間。
10/1、同商品をAmazon.comで注文。10/3には発送されるも、しばらく停滞。途中、i-Parcelへ問い合わせもしましたが、結局10/27にAmazon.comよりlostしたかも...との連絡。注文をキャンセルしました。
マケプレ業者はAmazonに出店する以上、Amazonの名を汚さぬ業務を遂行して欲しいものです。

そんなにスーパーマンが好きかと聞かれるとNonです。私はキャプテン・アメリカが好きです。でも彼の「S」のマークが好きです。「ジャスティス・リーグ」で魅せた「スーパーマンだけいれば全て解決じゃん」的な圧倒的な力が好きです。
「S」マークを身につけ、何者でも無いと気づいた大人の私自身に、少しでも特別であると思わせたいのかもしれません。独身、子梨、低収入で借金あり。そんな惨めな私でも、何か特別ではないかと信じていたい気持ちが残っているのかもしれません。
しかし私は凡人でした。このまま寂しく年老いて死んでいくのです。
外見をいくら着飾ったところで、中身が乏しければ意味がありません。そんな事は分かっているのに、私は着飾ることで自信を持とうとしたのです。努力を怠り、楽に力を得ようとしたのです。なんとも愚かな人間ではないですか。

だから私は努力をします。別ブランドのスーパーマンTシャツなら大丈夫なはず!そう思いAmazon.comで注文をする努力です。そしてポチる。努力だけでなく、実行もするのです。嗚呼...何も分かってない私。しかも今度は黒いのだけでなく、定番の赤青もです。それもこれも阿呆の血のしからしむところ。

2018.10.28(土)追記
片が付いたと思ったら、本日午後に商品が届きました。どこまでも困らせてくれる商品です。とりあえずAmazon.comに連絡。もう不要ではありますが、返品するよりも返金を取り消してもらった方が楽なので、私は買い取る方を選びます。
その後、Amazon.comより返品の案内が来ました。12/15までに返送しないと、再度カードから引き落とすと。もうそのつもりなので、案内は無視。

2018.11.10(土)追記
10/28(土)に注文した分が届きました。
手許に揃った三着のスーパーマンTシャツ。近所でスーパーマンおじさんと呼ばれても仕方がない。でも基本的に、これ一着では出歩かないので目立ちません。だって乳首が浮き出ちゃうんだもの。いやん。