2016年5月29日日曜日

御嶽駅から棒ノ折山

先日武甲山に登った際に気になった山、棒ノ折山へ行ってきた。奥多摩・御嶽駅から山々を越えて、さわらびの湯に浸かって帰る計画だ。
寝坊して始発を逃す。5:01、鴨宮を出発。約3時間後、8:06に御嶽駅に到着。なんとも遠いものである。
一服してウンコして、8:20に御嶽駅を出発。駅の近くにセブンがあるのは便利だが、用が無いので寄らず。
線路を渡り、慈恩寺の左脇に登山道がある。歩き易い道が多く、
9:15に惣岳山登頂。
9:49、岩茸石山。この山頂は見晴らしが良い。だが見えるのは山だけ。
11:00には黒山登頂。何が楽しい訳でもなく、オニギリ1つ食べて出発。今回の山行、棒ノ折山で10分休んだ以外は、各山頂で5分休んだか休まないかという程、休みを摂っていない。
権次入峠から棒ノ折山へ向けて長い登りが続く。疲れは感じていたが、休まず行けそうだ。そんな時、不意に右脹脛に痛みが走った。こむら返りである。完全に攣る前に脚を伸ばせたので、2,3分で歩けた。しかし余韻は残る。

11:30、棒ノ折山。
広い山頂で景色も良く、人気の理由が分かる。分かったところで退散開始。山頂手前だけでなく、権次入峠からの下りもシンドイ。

岩茸石から白谷沢へ向かうつもりだったが、林道を逆に歩いてしまった。このまま名栗に下りても良いかと思ったが、林道と登山道が3度交差していて、さわらびの湯方面に戻る事が出来た。
林道を歩いていた際、6台ほど停められる場所を見つけた。なるほど、ここからなら棒ノ折山と岩茸石へアクセスし易い。その代り、林道以外に楽な道は全くない。
13:00、下山。さわらびの湯方面に行くのが面倒で、バス停「河又名栗湖入口」に向かってしまった。
さわらびの湯にもバス停はある。その事を忘れていた。後はいつもの事だが、入浴よりも帰りたい気持ちのが強いのだ。

13:17、バスに乗車。14:06、東飯能駅で電車に乗る。JRを乗り継いで、寄り道もする事なく、16:36に鴨宮に着いた。

もう少しノンビリしても良いだろう。だがしかし、今日の私は鼻水タレ夫。サラサラした鼻水が延々と出続けてるのだ。荒療治と思い山登りに来たが、改善はしなかった。

2016年5月23日月曜日

ロドガブの夜

3年ぶりのRodrigo y Gabriela。仕事は昼で上がり、14時過ぎに新宿着。別件があっさり済んでしまい途方に暮れる。
新宿駅周辺をブラつくも特に用事は無し。大江戸線を目指して新宿ダンジョンを歩いていると、DQHのポスターなどがあった。DQHに興味はないが、
黒板画がスゴイ!
すごい!

16時過ぎには六本木に着いた。のんびり見た事のないミッドタウンとヒルズを歩いてみたが、なんとも私に合わない場所だ。休日なら人混みに紛れて安心するものの、平日だと田舎者が浮き彫りにされている気分である。早く地元に帰りたくなった。
そうも言ってられないので、とにかく時が過ぎるのを待つ。四十路過ぎの貴重な時間を、こんなに無駄にして良いものなのか。自己嫌悪である。

それにしても都心は闇が深い。
チアガールの格好をしたオッサン。近くにいた警察は関与せず。
電話先の女性に対し、浅はかな知識を得意げに話す若者。世の中そんなに甘くないよ。
マクドに座れば、隣のオッサンはスマホを見ながら小声で一人言。何に突っ込んでいたのやら。
ライブに行けば、いい歳こいたカップルが延々とイチャイチャベタベタ。ライブ来ないでホテル行け。
帰りの電車じゃ、目の前の若者がポケットに突っ込んで股間をいじる。それも頻繁に。真相は不明だ。
そして、六本木の片隅に放置された廃屋。家屋にフォーカスしたら背後の森ビルが飛んでしまった。
どこにでも変な人はいるし廃屋もある。東京だって例外ではない。輝かしい分、影もあるものだ。ド田舎は闇しかないかもしれないけれど。

ようやく19時を過ぎたので、EX THEATER ROPPONGIに向かう。ほぼ時間通りに始まった。
ロドリゴ!
ガブリエラ!
ロドリゴ・イ・ガブリエラ!

パッショネイトで、アグレッシブで、リズミカルで、メロディアスなギタープレイ。約100分、ほとんど休む暇はない。また次の機会が待ち遠しい。

ところで今日は氷室のファイナル。「LAST GIGS」と言う割に、布袋の登場は無かったらしい。最後ぐらい4人揃って欲しかったけど、仕方ない事だ。行く努力もしていないけれど、行かなくて良かった。

2016年5月15日日曜日

bjリーグ2015-2016ファイナルズ

bjリーグとして最後の年なので、ファイナルを観に行ってきました。沖縄と富山、かつのは沖縄と思いはしたものの、古株・富山が10年目にして初優勝を飾れば感動ものではないかと期待したわけです。
さらには昨年のファイナル。行かずに後悔した名試合。行かずに後悔するなら、行って後悔した方がマシでしょう。

3位決定戦は見ませんでした。秋田と京都、京都がまさかの大敗。見なくて良かった。
富山vs沖縄、第1Q初っ端は点の取り合いだったものの、17-22と沖縄が5点リードして終了。その差は第2Qでも縮められず、33-39となりました。

第3Q早々に沖縄が3連続シュート。即座にタイムアウトを取りリズムを取り直し、残り4秒、5点差で終わると思いきや沖縄の3ポイント。52-60、実質これがトドメになった感じです。

とにかく富山のシュートが決まらない。3ポイントはハズしまくり。それだけ沖縄のディフェンスが上手いということでしょうか。一時18点差ぐらいまで開いたものの、74-86で沖縄が勝利。ドラマは簡単には起こらないものです。
ただBリーグへ目を向けると、NBL勢への対抗馬として期待できるのは、沖縄「琉球ゴールデンキングス」な訳で、最後を〆るに相応しいチームが優勝したと思います。

どうなるかBリーグ。頑張れ沖縄。でも私が本当に見たいのは、横浜ビーコルセアーズの活躍です。

2016年5月14日土曜日

HK2も酷かった

『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』を観てきました。前回に続き酷かった。見てられないほど酷かった。面白い箇所はあったし、カッコいいシーンもありました。でも極々一部。

まずCGが酷い。邦画のCGは20年前から進歩していないんじゃないかってほど安っぽい。撮影場所も酷いです。一番最初の戦闘シーンなんて、いかにも撮影用って感じの人気のない道路だし。
そしてやっぱりギャグが寒い。笑わせようとする時のオーバーアクションが寒いのかな。ああいうのは舞台で見ると面白いのですが、映像で見ると不自然なんですよね。なので、会話シーンとかにサラッと入るギャグなら、私も楽しめるのです。
キャラクターも前回に続き酷いです。変態仮面は日常生活が舞台なのだからアメコミ路線を狙えば良かったものの、特撮路線で行ったのがそもそも失敗。敵と言えば怪人。これが「変態仮面」を「変態仮面」でなくした最大の要因。

苦痛の2時間。何度も帰ろうと思った2時間。それを救ったのがスタッフロールでした。音楽も映像も実に良い。日本はアニメの国なんだと改めて実感しました。

次回作がありそうな終わり方をしましたが、今度こそ映画館には観に行きません!

ついでに、上映前の邦画の宣伝も魅力的なのが無かった。どれも本当につまらなそう。お陰でその後に流れた「ゴーストバスターズ」が一層面白そうに見えました。ただ、「クリーピー 偽りの隣人」は面白そうでした。ああいう陰湿な雰囲気のサスペンス物も邦画の得意な分野ですね。

円覚寺の土曜坐禅会

小さい頃から物を欲しがる性格だったのが、物を置く場所も買う金も失ってから、持たない事の楽さを知りました。
若い頃は人と行動するのが好きでしたが、歳と共に人付き合いが減り、一人で行動する楽さを知りました。
物や人に執着する不自由。利便性を求めた複雑化。シンプルさを求めている内に禅に興味を持ったので、坐禅会に行ってみました。

神奈川県で坐禅会と言えば、鎌倉の建長寺と円覚寺が有名です。時間帯と行き易さから、北鎌倉の円覚寺へ行きました。
初心者向けの土曜坐禅会は13:20から。二回目以降の方は14:40から。参加費無料で、予約や当日受付もありません。10分前には着いているようにとの事なので、12時半に着きました。まだ誰も並んでいなかったのですが、すぐ後に来た男性方が並び始めました。
「やれやれ、そんなに急ぐなよ」と思いつつ退散。しかし20分後には40人ほど並んでいました。一人並ぶと並んでしまうのですね。
「その卑しさ、修行が足りん」と思いつつ、私は近くのベンチに腰掛けたのですが、10分ほどで行列は70人ほどに増加。流石にこれはと思って私も並びました。私も未熟です。ちなみに、最終的に100人ぐらいになりました。

13:10になり開場。キャパは120人ぐらいでしょうか。
内容としては、ユルい感じで坐禅の説明を受けるぐらいです。後半に10分間の坐禅を2回やって終了。約1時間ですし、人と協力する事もないので、一人でも参加し易かったです。胡座でも構わないので、坐禅が組めない方でも安心です。
ただ、靴だけでなく靴下も脱ぎます。鎌倉散策などした後に来ようものなら、足の臭いで心が安らぐ事はないかもしれません。それも試練の一つか?
また円覚寺へ行こうと思いますが、いずれは建長寺も体験してみようと思います。

別に禅にハマる訳ではありません。自分のミニマニズム的な考え方を理解するのに東洋思想を学んでみようと思ったわけで、一番身近なものが禅だっただけです。
帰りに本屋に寄って禅関係の本を見てみたのですが、生活改善・自己啓発的な類が多くてウンザリしました。私は禅を知りたいだけであり、著者の意見はどうでも良いのです。人間、簡単に変われるものではありません。己の行動を見直し修正をしていく事で、徐々に変わっていくのです。

2016年5月8日日曜日

NASが全く繋がらない!〜WiMax2経由のMacとLinkStation

我が家のNASは必要時しか起動しない。Macは普段はスリープ状態。そのせいか、たまに使おうとしてもNasNavigator2に現れない時がある。もしくは、NasNavigator2で見えていても、接続できない時がある。

ちなみに、我が家の主な機器は下記3点だ。
・MacBook Air [MD712J/A(Mid 2013 11")]
・WiMAX 2+  [Wi-Fi WALKER HWD15(HWD15SWU)]
・NAS(Buffalo LS210D0101)

普段ならMacBookを再起動すれば改善する問題なのだが、今回は違った。全くもってNacNavigator2に現れない。従ってNASのIPアドレスも分からない。NASを固定IPにした気もするので、まずはNASの設定を初期化。されど改善せず。

無線環境に問題はないので、NASとHWD15の有線部分を疑う。LANケーブルの異常かと思い、眠っていたMacBook Late2008をHWD15へ有線接続。ぐむむむむ、ダメである。
Macのネットワーク診断に「モデムを再起動してみろ」と言われたので、HWD15を再起動。これでMacBookの有線接続は改善した。

HWD15をNASに有線接続しなおす。キタキタ、遂にNasNavigator2に現れた。問題解決である。
以前HWD15を再起動したのは1,2週間前だし、いったい何が原因なのやら。パソコン初心者の「何もしていないのに...」と言う気持ちが分かった。

サラッと書いたが、これを解決するのに4,5時間はかかっている。
時間をかけて独力で問題を解決しているだけに、ろくに調べもしないでパソコンの事を聞いてこられると、正直ムッとする。こういう知識は経験と努力から成っているものなのだ。「ググレカス」とも言いたくなるさ。

わんわん集会の衰退

このGW中、久々にスラックラインをやった。私がスラックラインに求めているのは派手なアクションではなく、明鏡止水のように静的、禅的なものなので、やるのは人気の少ない早朝だ。
6時前に公園に着き黙々とスラックラインをやる。以前なら犬を連れた方々が集まってきて、長い人だと1時間は滞在していた。その間、犬はリード無しのドッグラン状態。個人的には問題ないし、犬たちも行儀良いもので、飼い主から遠く離れることはない。単独行動の好きな私だが、こういうコミュニティが苦手なだけで嫌いなわけではない。
しかし、このGW中は一度も見ることは無かった。単に時間帯が合わなかっただけかもしれない。もしくは既に行われていないのかもしれない。自然発生した様なコミュニティだったのに、一人として現れないのだ。

仮にコミュニティが消失したものとして、原因を推測してみる。
1.人間関係の不和
御年輩が主な朝だけの知り合いみたいな雰囲気だったので、大きな喧嘩は無いだろう。よって、一人一人と抜けていく感じか。しかしこれなら一人二人は残っていても良い気がする。
2.不幸
御年輩がメインなだけに、中心人物の不幸を機に解散してしまったのかもしれない。旧知の中ならいざ知らず、早朝だけの付き合いならば一人二人の死に動じる年代でもないとは思うのだが。
3.行政処分
この辺が現実的か。公園の極一部とはいえ、ドッグラン状態なのである。早朝でも他に人は来るわけで、苦情を出す人もいるだろう。なんとも住みにくい世の中である。

栄枯盛衰とあるように人の集いもいつかは終わる。人によっては次から次へと点々とする人もいるだろう。私はそれに疲れたので、最初から参加しない方を好む。たまに会えれば良い人は何人かいるものの、すぐ会いたいと思える人など片手で足りる。逆も然り、私とすぐに会いたいなんて人は片手ほどもいるか怪しい。むしろ、そんな人はいないとさえ思える。それはそれで気楽なものである。

2016年5月5日木曜日

高柄山からコモア見る

「コモアしおつを上から見たい」そう思った今年の1月。ようやくそれを実行に移した。
四方津駅から大丸〜高柄山〜御前山を経て上野原駅へと行くコースである。

2時間半に及ぶ電車での移動。朝食虚しく早くも空腹を感じた。食料少なめなので、終点の駅に着いた頃には空腹の極致だろう。最初は上野原から四方津へと向かうつもりだったが、四方津駅周辺に何も無いのは分かっていたので、逆コースにしたわけだ。
8:41、四方津駅に到着。早くもオニギリを1つ食す。残る食料はオニギリ1ヶと一本満足バーが1本。
駅から西へと歩くので、コモアしおつがドンドン遠のく。川合峠の先に撮り鉄が何人かいた。電車を撮るには良い場所みたいだが、コモアしおつの欠片も入らない。こんな場所は論外だ。
緩やかな登りが続く。歩き易く、新緑の作る木陰が気持ち良い。されどコモアは見れず。たまに見えても木が邪魔で、眺望の期待できた「御座敷の松」からもダメ。
林道に出るところには休憩所があった。大丸(山)に寄るなら、林道を横断して向かいの登山道を登る。高柄山へ向かうなら、林道沿いを歩いて左手にある登山道を下る。
10:09、大丸山頂。特に何も無い。林道から大した距離ではないので構わないが、登らなくても良かった。

そして下る。トコトン下る。
10:39、千足峠の辺りから遂にコモアしおつを眺める事が出来た。
10:51、高柄山山頂に到着。
一部展望は良いが、それだけの山頂だ。
11:33、新矢野根峠に到着。ここには休憩所がある。
12:25、御前山山頂。得られる物は何も無い。
12:53、下山。目の前は墓地だった。
今回のルートで快適だったのは、最初の四方津駅〜林道の区間だけ。後はほとんど急なアップダウン。特に酷いのが御前山。こだわらないのなら、御前山は迂回した方が正解だ。数少ない快適な登山道部分も道が細いので、油断をしたら滑落してしまうかもしれないので注意は必要。
コモアしおつを見れたから良いようなものの、これが無ければ来た意味を全く感じられない山だった。

上野原駅に向かう途中。桂川橋より。たぶん中央の山が御前山。
その反対側。私は釣りに疎いので分からないのだが、こういう場所での釣りは良くある光景なのか。それともこれは一つの住居なのか。後者だとしたら、かなりリスキーな立地だろう。

13:20、上野原駅に到着。13:32に電車が来たので、何を食うでもなく帰った。

2016年5月3日火曜日

初島に、ネコ見に行くも、ネコ見れず

熱海からフェリーで30分。猿島は小さいし江ノ島は橋で繋がっているので、都心から最も身近な島と言えば、この初島でしょう。そんな初島は楽しいのか。結論から述べます。
何をするでもなくノンビリするには◯。
島に行き、海鮮物を食べ、くつろいだ。それが目的ならば初島は願いを叶えてくれるでしょう。
海水浴は砂浜が無いのでダメ。スノーケリングは港の近くでしか出来ず、面白くないと評判なのでダメ。釣りとダイビングは良いと思います。

フェリーの始発は7:30なのですが、早すぎても間が持たなそうなので、熱海駅に8:00着。
熱海駅は改築中でした。完成図を見ると、かなり現代的な建物になる感じ。駅前の寂れたビルとアンマッチですが、これらも改善されることでしょう。
海岸線との高低差が激しく、距離があります。道路は狭く、道が入り組んでいて方向感覚も掴めません。ザ・日本と言った感じの汚い街づくりですが、それもまた楽しみの一つです。
激しく過疎っていった熱海は、平成23年度を境にV字回復。多くの廃墟を生み出した熱海ですが、栄枯盛衰も味わえなくなっていくのでしょう。
8時半頃、熱海港に辿り着くと、ちょうどイルド・バカンス三世号が入港してきました。8:50に再び初島へと発つのですが、その乗客は200人ぐらいいたでしょうか。
想像以上の混みっぷりに、景色を楽しむ訳でもなく船底でノンビリしてました。そしていよいよ初島上陸です。

港では心太祭りを開催していました。一杯100円、迷わず食べます。そして外周4kmの散歩へ。
エクシブ初島は綺麗なホテルで、庭園も綺麗に整備されていました。アジアンガーデンR-Asiaは南国気分の味わえる場所ですが、そんなエセ南国よりもハンモックが魅力的。フォレストアドベンチャーの系列「SARUTOBI」もあるので、日帰りで1万も見積もっておけば、十分楽しんで寛げることでしょう。
プールは夏場だけ。海へもアクセスできますが、やはり岩場。スノーケリングをやった後にプールに浸かって着替えられれば良いのに。
南国の様な道もあれば、
抜ければ日本の海って感じ。
10時に港に戻ってきたのですが、まだ食堂がオープンしていませんでした。
唯一開店していた「めがね丸」で船長おまかせ丼を頂きました。生姜好きではない私でも美味しく感じれた店独自のタレ。
ところで大事なことを忘れています。私はネコを見に来たのです。港の周辺を歩いて、ようやく食堂の裏に一匹見つけただけ。ネコはどこだー!と思ったら、待合室にネコの部屋がありました。ネコはいませんでしたけど。

11:10発のフェリーに乗船。この時間になると一度に来るのが500人ほどいたかもしれません。帰る人は200人ぐらい。数えた訳ではないので適当ですが、回転率は良さそうです。
港から海岸線を歩いていると、北側に巨大な建物が見えました。
西側の山の斜面。熱海という狭い空間に存在する巨大な建造物。温泉街のイメージは湯河原に任せ、新たなリゾート地として生まれ変わろうとしているのでしょうか。
街全体に観光客は溢れています。駅前のアーケード街も大層な人だかりです。でもシャッター街も多いです。
小田原、沼津は平地が多い分、他の街を真似しがち。田舎者の勘違いオシャレを脱却できない感じがします。しかし熱海は別物です。他を真似しようにもそれを許さぬ地形ゆえに、全く新しい(迷走した)世界を見せてくれそうで楽しみです。

2016年5月1日日曜日

秩父の目立つ山・武甲山〜名郷からの縦走

始発に乗って飯能へ。7:24に到着し、南口で一服。そしてウンコ。これで山の備えは万端だ。
それにしても人が少ない。GWだと言うのに、飯能からの登山客はいないものなのか。そう疑問に思いバス停を見てみると「西武バス」と書いてあった。これはまさかの逆方向。北口へと走り7:40の国際興業バスには乗れたものの、座ることなど出来なかった。

名郷までバスで約1時間。バス停「さわらびの湯」で人が結構下りていった。そこから目指すのは棒ノ折山。歩く距離も程々で山頂の広々とした山らしい。ここから御岳駅に下るのも面白そうなコースだ。

時間通りに名郷に到着。けっこう上まで行くのかと思っていたが、標高たったの380m。
眼前に高い山々が広がり心が折れるも、8:46に出発した。
まず目指すのは白岩渓流園。私の目的はその先にある廃村「白岩」である。
しかし先にあったのは、やたらと綺麗に区分けされた土地。廃村「白岩」、時すでに遅しか。
残る廃屋は二軒。一軒は長屋なので、三軒と言うべきか。建屋こそ木造であるものの、それほどの古さを感じない。
中は荒れ放題。私は先を急ぐので、侵入まではしなかった。
廃村とは異なり綺麗に整備されたトロッコの線路。観光地化でもするのかと思いきや、そもそもこのトロッコは現役だそうだ。

最初こそ登り易かったものの、後半は急傾斜で、10時に鳥首峠に到着。
さらに登ったところで大持山を見て愕然とする。今の疲れ具合からして無理かも。この先に小持山と武甲山が控えていて、こんなアップダウンだったら下界に着くのは何時になるやら。

冠岩に逃げたい気持ちで一杯だったが、前進。
10:33 ウノタワ。
11:01 大持山で10分の休憩。
小持山への途中で武甲山が見えて愕然とする。しかし大持山から小持山まで大きなアップダウンはなく、11:33には小持山を通過。ひたすら下って、11:56にはシラジクボに着いた。
目の前にそびえる武甲山との標高差は約200m。45分に及ぶ急な傾斜らしい。12:10まで休憩し、いざ出発。
下ってきた人たちとすれ違うタイミングで細かい休憩。ここでやはり疑問が湧きます。なぜ登りの人に道を譲るか?
歩荷の人に譲るのは分かります。あれは止まったら次の足が出なそうですから。でもたかがハイキングならどうでしょう。下りの人に待たれると、こちらは余計にペースが乱れます。危険度についても山によると思います。山登りとは自然との戦いであり、臨機応変な心構えが必要です。昔に比べて登山道も整備されているのに、昔ながらの習慣をただ守っているのは、その時点で山に向いていないのではないでしょうか。私はね、私の道を行きますよ。
話を戻すと、シラジクボから21分。12:31に武甲山に到着。今日が山開きのせいなのか、いるわいるわ、山に登らなそうな人まで大勢いるわ。
第一展望台から秩父市街を眺めて、12:41には出発。

あとはひたすら下るのみ。傾斜が緩く、滑りにくそうだったので、小走りで下っていった。12:58には長者屋敷ノ頭を通過。
13:25、渓流と新緑の景色が良かったので少し休憩。このすぐ先が林道。普段なら退屈な林道も、川沿いならば気が紛れる。
歩くのに飽きた頃に魅力的な店「土津園」が現れた。冷たい蕎麦にも惹かれるが、ここはソフトクリームのみ。しかも店から浦山口駅まで約700m。それもその筈、この店は橋立堂(橋立鍾乳洞)のすぐ裏だった。

14:30に浦山口駅に到着し、電車は5分後に来た。御花畑駅で下車し、芝桜会場を目指す。そう、今日急いで山登りをしたのは芝桜を見る為だった。17時までに着ければ良いと思っていたが、なんとも早い時刻に来れたものだ。
駅から会場までひたすら歩く。かなり広いのかと勝手に勘違いしていたのだが、その歩行距離と会場の広さにガッカリした。
武甲山の存在感はあるものの、これなら富士芝桜で良い。この混雑具合といい、二度と来るものかと誓った。

西武秩父から15:51の急行に乗るも、若干の遅延。飯能からFライナーで一気に横浜へ行けると思っていたのだが、遅延のせいで逃した。池袋で食事を摂り、20時ごろ鴨宮に到着。立ち続ける体力もなかったが、流石に座り疲れた。

意外とハイペースでいけた今回のコース。先述した棒ノ折山や名郷から武川岳を経由して芦ヶ久保まで縦走するのも興味があるコースだ。