2019年12月29日日曜日

今度は雪の清津峡

12/27(金)、冬の18きっぷの旅が始まる。天気予報に頭を悩ませ、ようやく決まった今回の計画。
まずは長野、松本への移動である。16:57 国府津発に乗ろうとするも3分遅れ。茅ヶ崎での乗り換え時間が3分だったので、早くも計画が狂う。もう帰ろう...その決断力も大事ではあるが、不測の事態に対応する柔軟性も大事。私の場合は、ただ決めあぐねてズルズル先へと進んだだけだ。
挽回策は19:36発 八王子からの特急あずさ31号。そして上諏訪で各駅停車に乗り換え。少しでも18きっぷを活用したかったから...。
20:04 松本に到着。夕飯を食べてネットカフェで夜を過ごした。

12/28(土)、松本駅前で朝マックを食べ、5:58のJR大糸線に乗車。信濃大町で目を覚ますと、そこは雪に染まっていた。
稲生の辺りでは湖沿いを走る。海沿いは見慣れたものだが、湖沿いは私には珍しい光景。
8:03 信濃森上に到着。徒歩で岩岳ゴンドラを目指す。途中で2,3度、シャトルバスに抜かしては抜かされて。私が乗ると思って紛らわしかったかもしれないが、私は歩くと決めたのだ。ところがどっこい意外と距離があったので、乗れば良かったシャトルバス。
8:40 岩岳ゴンドラに到着。9時の営業開始と共にゴンドラに乗車。これが面白い。ただ登るだけかと思いきや、まさかのアップダウン。それだけに時間も長め。
そうして着いた頂上は銀世界。今年はまだ雪が少ないそうで、今日は実にタイミングが良かったそうな。
山頂から見下ろす景色も良いが、
目的の山頂テラス...これも絶景。もうホント、可能なら松本に住んで北アを登りまくりたい。
下山してすぐ、10:02の有料バスが来たので白馬駅へ。白馬駅隣の無料休憩所にて足湯に浸かり、ストーブで暖を取り、11:02の電車で北上。
南小谷で長い待ち時間があったのでお座敷で休憩。かつては炬燵が置いてあったという休憩室。足の臭い登山客、破廉恥な行いに走る男女、そりゃあ撤去して正解だ。
12:00発の電車で北上すると、ドンドン雪が減っていった。12:57 糸魚川に到着。もはや雪の跡すらない。歩き易いから良いけれど。
南アルプス口より目指すは谷村美術館。徒歩20分ほどかかるけど、バスが少ないから仕方がない。
タモリ倶楽部で知ったこの建造物。なんと非日常的。中の作りも面白く、聖観音の部屋は特に幻想的だった。ちなみにこの建物、裏を見ると顔っぽい。
そして日本庭園・玉翠園。広くはないが作りは綺麗。キチンと滝が流れていて、水が循環しているのが大きい。玉翠園は見て楽しむだけなので、いつか翡翠園を歩いてみたいものだ。
14:05 谷村美術館を出て糸魚川駅へと戻る。
糸魚川駅のジオステーションにあるジオラマが素晴らしい。Nゲージで作るジオラマは子供の頃の憧れだった。でも私はテレビゲームの方が好きだったので手を出さなかったけど。工作系は苦手だし。
南口は住宅街で面白みが無かったが、北口は...シャッター街。
でも日本海が近かったので、とりあえず日本海展望台で満足。
日本海はしょせん海。私としては山を見た方が楽しい。
土産物などを見て時間をつぶし、15:48のえちごトキめき鉄道で直江津、そして妙高高原へ。そこからは、しなの鉄道で18:08 北長野に到着。そして夜を過ごす。

12/29(日)、5:58北長野発のJR飯山線に乗る...はずが来ない。この駅がしなの鉄道なのは分かっているが、ここに電車が来る筈だよな...と不安になっていたら、6:05頃に来て一安心。蓮(はちす)の時点で11分遅れ。戸狩野沢温泉での乗り換えに間に合うのか不安だったが、7:01着。乗換時間が短くなって、逆に良かった。
戸狩野沢温泉7:05発。雪が積もっているのは期待通りだが、曇っているのが気がかりだった。けれど新潟県に入るにつれて晴れ間が広がる。
7:46、森宮野原に到着。下手に散歩して転ぶと嫌なので、駅舎内でヌクヌクとバスを待つ。
8:40、時間通りに南越後観光バスに乗車。少しでも節約するなら津波(津波BS)か越後田沢(山崎BS)で乗るも良し。ただバス停が駅前なのは森宮野原のみ。
乗客少なめ、道もガラガラ。9:18に清津峡入口BSに到着。この雪景色、この為に2ヶ月ぶりに再訪したのだ。
軽アイゼンを着けて歩いていくも、最初の集落の日陰部分が危険なだけで、他は日向だったので必要なかったかも。
9:40にはトンネルに到着。とにかく先を急ぐ。途中ですれ違ったのは僅か3組。早く来て正解だった。
そしてこれ!きたっ!水紋もなく綺麗な状態。
先の写真はiPhone XRで撮った物。こちらはNIKON D5100。自分の技術の無さを反省した。
陽の角度によっては壁面の反射も面白い。

撮るだけ撮ってのんびり景色を眺めていたら、やってきた女子〜ズ。若い女子がポーズを取ると絵になるものだと感心しつつも、時間かけすぎ。後から来た一人の男性の絶望感。分かる分かるぞ。水紋が治るまで1〜2分。けどその時間を確保するのが難しい。10:20、見るに絶えず私は退散。
あれほど静かだったトンネルも、戻る頃には何組もすれ違った。あぁ、あの男性の目的が果たせたとは思えない。
11:00にドライブインおもやに到着。10月は観光案内所的な使われ方をしていたものの、今日はクローズ。暖かいので外で腰掛けていたが、ふと気になったバス「雪国豪雪ライナー」。行きも帰りも見かけたが、なんぞあれ?どうやらトンネルまで行く冬季限定バスらしい。しかも次は11:10トンネル駐車場発っ!!!料金は片道1,000円とお高いが、いち早く越後湯沢駅に行ける優れ物。もはや私に乗る術は無く、バスは無情に私の目の前を通りすぎていった。
あまりに退屈なので、一つ前のバス停「角間」まで散歩。小学校の旧校舎を利用した磯辺行久記念 越後妻有清津倉庫美術館に惹かれたが休館。営業してればバスの待ち時間に丁度良い施設だ。
12:13、清津峡入口BSにてバスに乗車。しかし、小銭が足りない&千円札が無く内心焦る。越後湯沢駅に着き運転手さんに聞いてみると、すぐそこの券売所を案内された。券売所で精算し、チケットをバスに持っていけばOKだった。

足湯に使って時間を潰し、13:24発の新幹線とき320号に乗車。高崎までショートカットである。そこからは18きっぷとグリーン券でユッタリ帰還。18きっぷシーズンだからか、けっこう混んでたグリーン車。
17時過ぎには国府津に到着。満喫したな、雪景色。

2019年12月24日火曜日

サンタはいないと何故言える

この時期になると、お宅のお子様はサンタを信じているのか?という会話を耳にする。端で聞いていると変な話である。

それは、サンタクロースが存在していない事が前提になっているからだ。まるでそれを知る事が一つの通過儀礼になっている。
ならば何故大人はサンタがいないと言い切れるのか?それは見た事が無いからだ。見た事が無い人たちが経験を共有し事実としているだけであり、真実ではない。

彼らはサンタクロースに会えない理由を考えもせず、いないと決めつけ次代に伝えている。
キリスト教徒でない。極東の島国に住んでいる。そしてサンタを信じていない。こんな親の下に生まれた子供に、プレゼントを与える他人がいるか。
サンタの眼中に入れてもらえぬ哀れな親は、自らサンタを演じ、我が子に夢を与え、そして奪う。その悲劇は後世へと引き継がれる。なんとも哀しい文化ではないか。

「我が家にクリスマスは関係ない」
貧しい親が言いそうな言葉だが、それは正しい。そう、そもそもが関係ないのである。
一方で、賢い親も言うかもしれない。クリスマスが関係ない以上、プレゼントを与える理由もない。理由があるとすれば、賞与が入ったから子供にも分け与えてあげるだけだ。しかしその賞与もタダではない。大人が努力した結果、企業に与えられたものである。ならば子供も、努力した結果与えられるべき物だろう。これが「良い子にしていればサンタクロースが来る」に繋がるわけだ。

勤めていれば賞与が貰えて当たり前。そんな思考の親の下では、クリスマスだからプレゼントを貰えて当たり前という思考の子供が育ってしまうのかもしれない。
企業に貢献してこその賞与。ならば家庭に貢献してこそのクリスマスプレゼント。それこそが、サンタクロースに見向きもされぬ家庭のクリスマスプレゼントの在り方だろう。

この時期になると、お宅のお子様はサンタを信じているのか?という会話を耳にする。端で聞いていると変な話である。もちろん独身の私が会話に加わる事はない。こんな考えをする中年オヤジは、ただただ面倒臭いだけだ。

2019年12月14日土曜日

現実逃避の草津温泉

仕事が忙しい日々。忙しいのも新しい事を覚えるのも嫌いではないのですが、疲労と苦悩は蓄積していきます。不意に糸が切れそうなので、18きっぷで現実逃避。

5:40 国府津発の電車に乗ります。もちろんグリーン車。高崎駅でJR吾妻線に乗り換え、
10:19、長野原草津口に到着。何もない!
草津温泉行きのバスは10:24発。満席になったので補助席に座ってみたら、2台目のバスを案内してくれました。ならば一服するかと思いきや、gloのタバコスティックを忘れてきました。駅周辺では売っておらず、諦めてバスに乗車。
1台目に追いつき、10:52、定刻通り草津温泉バスターミナルに到着。
まずは湯畑へと向かいます。
草津温泉に来たことを実感。ではタバコを探しましょう。
セブンがあるので問題解決!と思いきやタバコは売っておらず、向かいのホテル一井の売店にタバコはあれどもgloは無し。
やはり湯畑沿いにあるシゲハラ。入ってすぐ左に煙草カウンターがあり、私のタバコスティックがありました!喫煙所は所々にあるので困りませんでした。まぁ電車に乗ってる間は気にしないので、頭のスイッチを切り替えれば吸わずにいられるんですけどね。

一服して排便をして、ついでに一井の売店でお土産選び。職場で配る気はないので、箱入りは除外。職場で自分がつまむ程度の物が欲しいのです。いつものパターンなのですが、選ぶのが面倒になって退散。西の河原公園を目指しつつ、どこかで御飯を食べるとします。
道中、牛肉まんが目に付き立ち寄った店。様々なカリントウが魅力的で土産に決定。
温泉まんじゅうを無料で配る店にはビックリ。もちろん頂きましたが、土産を買った直後なので、饅頭は買わずに先へ進みます。
続いては温泉たまご。こんなの食べるしかないではないですか!
そうして着きました、西の河原公園。足湯だけで満足できそうですが、
私は風呂に入るのです!大露店風呂で仕事の疲れを癒すのです!

入浴後、再び湯畑へと向かいます。焼きおにぎりを食べ、甘酒を飲み、食べ歩きで腹八分目になりました。草津熱帯園も惹かれるけど、なんかもう満足。
バスターミナルへ向かい、13:15のバスに乗車。2時間ちょいで撤収です。でも目的は果たしました。そういえば、やたらと蕎麦屋に行列が出来ていました。美味しい蕎麦屋は好きですが、並んでまで食べたくありません。

電車は14:21 長野草津口発。タクシーで行く浅間酒造観光センターに惹かれましたが、帰宅モードになっていたので断念。19:20に国府津着。往復11時間かけて2時間の草津散策。これで疲れが取れたのかは疑問ですが、気分転換にはなりました。
でもやっぱ夜の草津温泉も歩いてみたい。雪の降る時期、バスツアーにでも参加しようかしら。