2021年5月9日日曜日

熟女にハマったGW

11日に渡ったGWが終わってしまう。実に悲しい。
大型連休は休むためにあらず、仕事に追いつくための連休になってしまっているのも実に虚しい。
前半は仕事から逃げるようにゼルダ無双三昧。3日からようやく重い腰を上げたものの、4日は茨城へお出かけ。5日以降は日々仕事。最低限は追いつけたけど、真面目に仕事してたらGWが丸々仕事で潰れるところでした。怠け者で良かったです。にしても完全にオフに切り替えられない連休に不満です。

そんな訳でほとんど家にいたわけですが、そんな私の気を紛らわせてくれたのがライブ鑑賞。あれも観たい、これも観たいで、このGW中でも何本購入したことやら。
最近聴く頻度の高かったのが、妖精帝國、LOVEBITES、Unlucky Morpheus。女性Vo.の国内メタルです。おじさん、若い女性Vo.ばかり追いかけてスケベね、と言われても言い返せませんが、それを吹き飛ばした熟女がおりました。

浜田麻里です。
強烈です。
歳を重ねるほどにアグレッシブになっていく曲。そして衰えを知らないハイトーン・ヴォイス。ヘヴィメタル・クイーンの名に恥じないヴォーカリストです。
そんな彼女をコーラスで支える実妹のERI。コーラスといえども姉に引けを取らない声質・声域。姉妹揃って強烈です。
KnotFest 2020が開催されていれば生で観れたのに、実に残念。


浜田麻里が女王だとしたら、姉御肌なのが寺田恵子。2017年のアルバムでも昔と変わらぬカッコよさを維持しているだけに、2021年発売予定のアルバムが楽しみです。


彼女らメタル勢とは異なりカッコいいRockを聴かせてくれるのが田村"Sho-Ta"直美。後ろを固めるのは土橋安騎夫、石川俊介、長谷川浩二、野村義男と私の青春時代を彩ってくれた面々。ミディアムテンポのHRが実に良いです。
私は1997年の新生Pearlで知りました。目当てはドラムのカーマイン・アピスだったのですが、田村直美の声がカッコいいったらありゃしない。


もう一人RockでBarbee Boysの杏子。1988年の時より2009年の時の方が魅力的という不思議。2021年発売のアルバムを聴いてみたら意外な曲調で、新しいものを取り入れているのが分かります。1,2曲目はライブで聴いてみたい。

最後に異質なところで、

Ali Projectの宝野アリカです。アリプロを知ったのが1993年発売の「嵐ヶ丘」。「嵐ヶ丘」と言えばKate Bushと言うよりANGRAの私にとって、この曲調は衝撃的でした。
そのギリギリな世界観は今も変わらず、人知れぬ影響力は大きなものです。

今回挙げたお姉様方をまとめてみました。


生誕年月

デビュー年

浜田麻里

1962年7月

1983年

寺田恵子

1963年7月

1985年

田村直美

1963年12月

1987年

杏子

1960年8月

1984年

宝野アリカ

1963年9月

1992年


最年長の杏子が一番エロいという不思議。年下好きな私でも彼女の色気はドゥルーリーです。

一方、男性陣にしても若い人らは上手いうえに曲調も新しいので楽しいのです。おじさん勢は普通に聞くと時代を感じるのですが、ライブになるとその巧さに圧倒されます。

男性にしても女性にしても若さは失われていくものですが、その代わり熟した味わいが出てきます。いつがベストではなく、今がベスト。そんな生き方をしているのでしょうか。見習いたいものです。

2021年5月4日火曜日

茨城県の石切山脈 (注:登山記録ではありません)

魅力度ランキング下位の常連・茨城県。基準が良く分かりませんが、旅行好きな方なら分かるはずです。魅力のない都道府県なんて無いと。茨城だって魅力はたくさん。そんな魅力の中でも新しめのスポット、石切山脈に行ってきました。
このコロナ禍でトンデモネーと怒られそうですが、私は2020年2月の札幌旅行を最後に旅行に行っていません。休日は神奈川県西部からも出ません。御殿場プレミアムアウトレットは2回行ったけど。だからせめて、このGWの1日ぐらい良いではないですか。グリーン車ですが、国府津〜小山間ですら電車空いてましたし。

そんな快適グリーン車で小山まで直通。そこから水戸線で稲田まで。休日おでかけパスの対象範囲は下館までなので、追加で420円かかります。

石の町、稲田。駅周辺にはコンビニすら見当たらりません。

駅正面の道を道なりに歩いていくと、険しい崖のある山が見えます。まさにそこが採石場。でもそこまで歩くわけではありません。

とにかく道なりに歩きます。目的地は県道289号沿いの右手にある株式会社 想石ですので、余計なところで曲がらないでください。駅から徒歩15〜20分ほどで到着します。
入場券売り場のすぐ横は屋外カフェ。

そこから見ると、この光景。

柵まで近づくと、この光景!
なんて不思議な世界でしょう。「地図にない湖」なんて呼ばれているそうですが、採石場跡に水が溜まっただけなので所詮は大きな水溜りです。水溜りなだけあって、ここから川へ流れているわけではありません。でも水が綺麗。そこが不思議。その秘密はここの花崗岩だそうで、花崗岩にろ過されることで地下水が綺麗なんだそうです。

敷地内を2〜3分歩くと第二展示場。そう、ここには石のオブジェがたくさんあります。

第二展示場からの景色も絶景です。これで入場料300円。絶妙な価格設定です。
しかし、これだけで終えてしまうのは勿体ないです。さらに1,000円払ってプレミアツアーに参加することを私は薦めます。
この絶景の前山採石場だけではなく、遠目に見えた奥山採石場も見れるのがプレミアツアー。所要は約1時間。移動は車でしてくれるので、疲れる心配はありません。

まずは前山採石場の上から。

そして奥山採石場。

奥山採石場の少し奥。

下って前山採石場の下。水が少なければもう一段、緑の部分へ下りれるそうです。

素敵!なんて素敵な採石場!
千葉の鋸山、栃木の大谷資料館、そして茨城の石切山脈。採石場は非日常的光景に溢れています。
我が神奈川県には無いのかと思いきや、真鶴にあるそうです。そんな山は見覚えがない...と思って調べたら海でした。真鶴半島に採石場跡がありました。そこよりも逗子市の鷹取山の方が有名な気がするけど。

帰りも思わぬサービスをしてくれて、なんて親切なプレミアツアー。ちなみにこの採石場、多くのMVでも使われているそうです。

特に上手いのがkalafinaの「百火繚乱」。曲調と相俟ってとても幻想的です。

都会で、誰かが作った不要だけど魅力的な物に囲まれて暮らすのも悪くはないと思いますが、自然と作られたり必要に応じて作られた絶景は、地方でこそ味わえます。このコロナ禍は、そんな地元を見直す良い機会。難しいんですけどね。「東洋のリヴィエラ」なんて称される神奈川県の根府川なんて、早川生まれの私の目には未だに単なるミカン山エリアにすぎません。