2016年8月19日金曜日

うなぎを求めて浜松へ

18きっぷが余っているので、今度は浜松へウナギを食べに行ってきた。
専門店なら浜松でなくてもあるし、もっと近い三島もウナギで有名ではないか。
五月蝿い!
ウルサい!
うるさい!
一般的にウナギと言えば浜松だろう!しかも三島だと18きっぷを使う意味が無いのだ!
なにせ私は舌が貧しい。だからシチュエーションが大事なのだ。浜松で食べたウナギだから美味いはず。伊豆で食べた海鮮物だから美味いはず。駅前の居酒屋で刺身が美味い店などと言われても、専門店でない限り何も有り難みを感じないのだ。
ただ、不味いと感じる時はシチュエーションに騙されず不味いと感じます。

そんな訳で、6:14鴨宮発に乗車。熱海で乗り換えるだけで、あとは浜松へ直行。
9:19、浜松に着きました。バイクで弁天島と浜松城に来た事があるだけの浜松。まずは遠鉄バスの一日フリー乗車券「遠鉄ぶらりきっぷ」を買いました。
一時間ほどバスに揺られて、着きましたるは浜名湖パルパル。ここから舘山寺ロープウェイで浜名湖を越え、大草山へと向かいます。
到着したら、そこは浜名湖オルゴールミュージアム。まずは展望台から下界を一望。
巨大な自動演奏オルガンによる演奏は素晴らしかったけど、全体的に内容薄いかも。でも来て良かった。

大草山を散策せず、とっとと退散。バスの経路上に「浜名湖 ぬくもりの森」というのがあったので寄ってみた。
佐々木茂良という方によるデザインの建物が集うエリア。例えるならムーミンみたいな世界。
氏はこの世界観で何軒も施工しているとの事で、ぬくもりの森はその見本市みたいなものか。
敷地は広くないものの、それだけに世界が完成されているので、立ち寄るには良いスポットだ。

この近所にウナギ屋が一軒あった。浜松に着いた頃からお腹が空いていたので、ここで済ませてしまおうと思うも、食べログの評価を見ると賛否両論。味は良いけど接客や雰囲気が...みたいな感じ。どうしようかと悩むも虚しく、本日は休業でした。
浜松駅に戻って「うなぎ料理あつみ」に行ってみるが、40分待ち。待つのは嫌なので、通りすがりにあった「大貫」に入った。普通に美味しかったけど、有名店との違いは何なのか。私の舌では分かるまい。

次は浜松市楽器博物館へ。とにかく豊富な世界の楽器。随所にヘッドフォンがあって結構な数の楽器の演奏は聴ける。体験部屋もあったが子供向けで種類が少ない。
かなりの楽器を見たものの、カホン以上に実用的でシンプルな打楽器には出会えなかった。イランの楽器サントゥールの音色、というかイランのメロディは美しかったです。
入場料以上の見応えはあります。特に鍵盤楽器をやっている方にはオススメです。

最後に訪れたのは中田島砂丘。掛川の南遠大砂丘は私的に肩透かしを食らった感じだったが、こちらは如何なものか。
砂丘に入った瞬間の光景は、ちと素晴らしい。でも意外と緑があるのね。
少し歩いて振り向くと、もうコレジャナイ。
海岸に出たらもうオシマイ。海を見慣れているせいか、何の感動も無し。早朝、誰にも踏み荒らされていない時に来て、風紋を見たらまた違うのかしら。

16:09、浜松駅を発つ。熱海で乗り換え19:25鴨宮着。読書するには良い旅でした。

少しとはいえ浜松を経験したので言いますと

「三島で十分だ」

2016年8月15日月曜日

房総へ下見

青春18きっぷが余ってる。下田へスノーケリングをしに行きたいが、伊東から先はJRではない。では房総だ!1泊2日、テント泊して房総スノーケリングだ!
なんて考えはしたものの、荷物の量からして現実的ではない。天気予報も優れないし台風も迫ってる。せめて下見を、と思って房総半島・鉄の旅。

5:01 鴨宮発に乗り、蘇我から外房線に乗り換え。チラホラいた海水浴客は、勝浦までの間にほとんど下りた。
9:12、安房天津に到着。
駅からすぐの海岸ですら、既に良い感じ。
しばらく歩いて城崎海水浴場に到着。水は綺麗だし、砂浜だけでなく良い感じの岩場もある。特に東側が良さげだが、そこまで歩く時間的余裕は無い。
駐車場無料、汚いがトイレあり、水シャワーはあったが脱衣所は不明。ついでに寄るには悪くないが、メインにするには不便かも。地元民の海と思っておこう。
ちなみに、駅から歩くと片道30分ほどかかる。1時間に1本ぐらいバスがある。コンビニは無い。

10:09安房天津を発ち、10:24太海に到着。
15分ほど歩いて太海漁港に到着。ここから手漕ぎの渡し船で仁右衛門島に渡る。客のいる限り休まず往復している感じだった。
手漕ぎと言っても、海の状態によるのかモーター付きに牽引してもらっていた。そもそも港から軽く泳いで行ける距離だ。
渡船代は往復で1,350円。太海フラワーセンターとのセット券が1,500円なので、そちらを買った。
島はとても小さく、写真を撮りながら歩いても30分で事足りた。
場所的にはとても良い。ヒジョーに良い!
BBQ可、シャワー、トイレ、脱衣所あり。質素だが売店もある。とうぜん水も綺麗。大人から子供まで楽しめる場所だ。
島に渡らずとも、フラワーセンター前の海岸でも良い感じ。
駐車場は8時開門。バイクの駐車料金は300円だった。車は知らん。
でも駐車場代に加え渡船代まで出して行く場所かと言われれば微妙だ。今の混み具合なら良いが、ヒリゾ浜のようになったら完全に興味は失せる。
太海フラワーセンターは...まぁうん、ついでなら。単体で600円払って入るとこではないかな。
まるよ太海店で御飯を食べ、12:24太海発。

13:01に館山に着き、西口の観光協会で自転車を借りた。沖ノ鳥島までバスで行くとバス停から20分ほど歩く必要があるが、電動自転車なら片道15分で海水浴場まで行ける。
ただヒドい。ヒドい混み様だ。オートキャンプするには良い場所で車、車、車。
車と海の間でBBQ。人気があるのも頷ける。
沖ノ鳥島は島と言えども地続きである。綺麗なんだろうけど、この混雑に嫌気がさして、島まで行かずに退散した。
時間もあるし他の観光スポットを観て回るつもりだったが、沖ノ鳥島を去ろうとしたところでパンク。押して帰れる距離ではないので、申し訳ないが自転車を漕いで駅へ帰還。パンクの重さを電力が相殺してくれたのでまだ助かった。レンタサイクル屋ならメンテ不足と文句の一つも言いたいが、観光協会の自転車ならこんな事があっても仕方が無い。パンクしたのがこの距離で良かった。
14:24館山を発ち、14:52浜金谷で下車。金谷と言えば鋸山...に寄る訳ではない。以前来てるし、空は快晴でもないし。
では何かと言うと、金谷から久里浜にフェリーで渡ってしまおうと言う魂胆だ。18きっぷ精神に反する選択。でも電車はもう飽きたし、多分こちらのが早い。ちなみに、このまま電車で帰れば18:40鴨宮着。
15:20金谷港を出発。東京湾を横断し、16:00久里浜港に到着。フェリーを下りた所にバス停がある。16:08のバスに乗り、16:32JR久里浜発に乗車。上総一ノ宮行き...延々と寝過ごしたら久里浜から九十九里浜まで行ってしまう訳か。便利な反面、油断の出来ないものである。そんな心配を他所に、大船で乗り換え17:52に鴨宮に着いた。

本日の下見により、バイクでの日帰りプランは纏まった。朝一のフェリーで金谷に渡り、城崎〜太海で泳いで、プラプラして最終のフェリーで久里浜に戻る。にも関わらずR134が渋滞してて、湘南クソっ!と一層嫌いになって帰ってくるパターンか。
18きっぷで日帰り仁右衛門島も悪くない。帰りの電車は熟睡だ。

2016年8月13日土曜日

富士見平から瑞牆山と金峰山〜その2 金峰山

朝4時を過ぎると、暗い中にも関わらず周りから物音が聞こえる。私も出発準備を始め、5時に富士見平を出発。
5:38、大日小屋。ここまでの道のりは厳しくなかったが、ここから一気に登る。
6時に大日岩の麓に着く。もう帰りたいと思いながら、5分休憩して先を行く。でもまた登り。大日岩の高さぐらいまで登り。
しばらく平坦な道が続いたと思いきや、またも容赦無い登り。標高差を考えれば当然だ。
6:58に森林限界を突破。ギリギリ雲を突き抜けた感じ。若干の風があったが、歩いている分には半袖で心地よいぐらい。
それより何より景色が良い。南側は雲に覆われているが、それもまた神秘的。
雲で隠れた南側の崖。見えないのもまた怖い。
金峰山はまだかと歩き続ける。「これは!」と思った登りがあったので、すれ違う人に聞いてみたら、金峰山はもう一つ先。もう嫌だ...
ようやく見えた五丈岩。
2,500mを越える山頂に、この巨大な岩。自然とは何とも不思議なものである。是非とも登ってみたいが、撮ってくれる仲間がいるでもなし。登れども下りれなければ意味はなし。なので止めました。
7:38、金峰山山頂に到着。ホント、絶景。

ちなみに、金峰山は大弛峠から来た方が圧倒的に楽だそうです。しかも、昨年から週末だけ大弛峠行きのバスが出ているそうな。お陰で大弛峠〜みずがき山荘の縦走が人気だそうです。

7:55、五丈岩を出発。登りが2時間40分で来れたのです。下りは休まず1時間半ぐらいで行っちゃいましょう。
9:10に大日小屋を通過。鷹見岩からの景色が良いそうですが、この天気なのでスルー。
9:40、富士見平小屋に帰還。森林限界よりは歩きづらいだけに、1時間45分かかりました。

ふと見ると、隣のキノコが逆立っていた。
テントを片付け終わると、キノコは哀れな姿と化していた。何これ?私がやったのか?それともこういうものなのか?キノコに呪われてたまるまいと、10:25に退散。10:55にはみずがき山荘に到着し、11:25のバスに乗り込みました。

11:47、増富温泉で下車。次のバスまで90分。のんびり休みます。季節柄のせいか、どの湯船もやたらとぬるかった。けどそれが逆に心地よくのんびり疲れを癒せました。
麦とろ御飯も食べ、13:17にバスに乗車。
この増富温泉街、主な客は都内からのリピート客だとか。確かに雰囲気は寂れています。でも、インターネットが普及し秘湯が秘湯で無くなった昨今、こういう寂れた温泉街が逆に秘湯なのかもしれません。

韮崎駅から中央線に乗り、甲府で14:56発の身延線に乗り換え。このルートの方が1時間ほど遠回りなのですが、一度は身延線を乗り切ってみたくって。
なんか場違いな駅舎があると思ったら、それは市川大門駅。かの(?)大門碑林公園の最寄駅ということで納得。一度行ってみたいのよね、大門碑林公園。
海から遠いのに島。海から遠いのに波。そんな波高島は「はだかじま」。どんな由来だ...
16:10頃、ようやく静岡県に突入。こうして見ると、身延線のほとんどが山梨県。
さらによく見ると、車内の広告がまるでない。中吊りはあると思いきや、良く見たらJR東海ツアーズ。そりゃまぁ、効果薄そうだもの。

17:51、富士駅に到着。約3時間に及ぶ身延線の旅。ハッキリ行って、二度と乗りたくない。
流石にお腹が空いたので、富士駅近くの「金時」へ。
カツ皿とやらを食べてみました。テレビで紹介されたっぽいけど、個人的には桜えびの掻揚げにしとけば良かったかも。もしくは蕎麦。ちと玉子が甘くてシツコい。

18:32の富士駅発に乗り、鴨宮に戻ってきたのが19:52。山登りより移動の方が疲れる。だけど行った甲斐はありました。