降雪が続き白く染まった丹沢と箱根。その刺激を抑えきれず、仕事を休んで山に行きました。最近煮詰まっていたので気分転換。とはいえ仕事の状況を見て、前日に断わった上です。
小田原から大雄山線に乗り、関本からは箱根登山バス。通勤、特に大雄山線の通学ラッシュを避けて、行動開始したのは8時台。9:05関本発のバスに乗り、9:16矢倉沢に到着。箱根方面は意外と白かったものの、矢倉岳は期待薄。
バス停の近くに公衆トイレがあるのは嬉しいですね。各道標が何気に見落し易いのは前回学習済なので、気をつけて前進。9:24、何をするでもなく白山神社に寄り道。9:33にゲートをくぐって登山道へ。
山道に入ると意外と雪が残っていたので、後々への期待が膨らみました。山頂に近づくにつれ深まる雪。と言っても3cmぐらいですけど。流石に人が踏み込んだ気配は少なかったです。
-矢倉岳山頂-
10:17に矢倉岳山頂に到着。南に広がる足柄平野、北には富士山、西には箱根の山々。この視界の広さは、金時山や明神ヶ岳に勝っています。まさかの一人占めで、展望台に乗り放題。もうこれで矢倉岳に未練はありません。
意外と休んで10:38に出発。下りは軽アイゼンが無いと厳しかったです。
ここから足柄万葉公園への道のりは特に何もありません。最初に下りきれば後は緩やかなのですが、迂回していて無駄に長い上に何もないので、退屈この上ないです。
-足柄万葉公園-
11:20に足柄万葉公園に到着し、軽く休憩。トイレや足柄城跡に寄ってから、いざ金時山へ。最初の難関は、延々と続く退屈な舗装路です。雪が積もっていれば楽しめるかと思っていたのですが、全くそんな事はありませんでした。車で均されているところは凍結していて歩けないし、それ以外のところは踏み均されていないので軽アイゼン必須で歩きにくい。地味に体力を奪われて12:17にゲートに到着。寄り道したとはいえ、時間がかかりすぎです。
12:35、景観の良い猪鼻砦跡に到着。この快晴のせいか、富士山からの雲がだいぶ伸びていました。 そして眼前に聳える金時山。自分でも思っていたより疲れています。12ヶの鉄階段を越え、山頂に到着したのは13:10でした。
-金時山より-
週末とは打って変わって、人の少ない金時山山頂。私を含め単独客が3名。後は年配の団体が一組。なんか「金時山登頂1500回バンザーイ!」とかやってました。山の楽しみ方は人それぞれなので構わないのですが、私なら1500回違ったコースで、様々な山を歩きたいものです。ただ、我が物顔で金時山の表示の前に長々と群がるな。1500回登ったところで、金時山は誰の物でもないのだから。
そんなイラつく光景に耐えきれず、早々に乙女峠への下山を開始。ゆったり下るだけだと思っていましたが、まさかのピークが1回。完全に忘れてました。ちょっとこの雪道では避けるべきコースでした。
13:39に長尾山山頂を過ぎ、13:49に乙女峠に到着。乙女茶屋でコーヒーを一杯頂きたいところでしたが、バスの時刻まで30分。逃せば次は一時間後なので、のんびりしている余裕はありませんでした。
その甲斐あって、14:11に乙女口バス停に到着。14:19のバスで仙石原案内所前まで行きました。
ここから徒歩で3分程、道路沿いにマウントビュー箱根という宿があります。日帰り入浴1,100円と他より若干高いのですが、立地と建物の綺麗さだけで決めました。風呂は室内と露天が一つずつ。貸し切り状態だったのでリラックスできました。
帰りのアクセスも、目の前にある仙石文化センター前のバス停から、一本で箱根湯本駅/小田原駅まで行けます。しかも4本/時間と多め。
バスの到着5分ぐらい前に宿を出て、バス停で待っていたのですが、そんな私に「バスが無ければ中で待っていたらどうか?」と従業員さんが声を掛けてくれました。丁重にお断りしたが、ここまでの心配りはそう出来ないかと思います。こんな誰も見てないブログで恐縮ですが、マウントビュー箱根を高く評価しています。
15:25のバスに乗車。道路は空いていて16:12に小田原駅東口に到着。予想以上に体力は消費しましたが、休んだ甲斐があったというものです。今日出勤していたら、おそらく血の涙を流していた事でしょう。