2009年11月29日日曜日

第31回丹沢湖マラソン

  神奈川県は山北町で行われているマラソン大会「丹沢湖マラソン」に出場してきました。自ら進んで長距離を走るなんて事は、これまでの自分からは考えられなかったので、こういう大会に出るのは初めてです。
 ジョギングを始めたのが今年4月。当時は2kmすら果てしない距離に感じていた私が、今では平日で6km、休日なら10kmは普通に走れる様になりました。まぁノンビリとですが。

 丹沢というと、これまでにも山登りで訪れている場所です。ですので、この時期にバイクで行ったら寒いという事は分かっていました。でもバイクで行きました。それなりに着込んでいったので凍える程ではなかったものの、体は芯まで冷えました。
 そんな寒めの丹沢湖周辺。紅葉シーズンは既に終わったと思っていたら、かなりの紅葉っぷり。今年は箱根と甲府の紅葉を見に行きましたが、本物の紅葉を今日知った感じです。

 私の参加するのは10kmなので、10km参加者用の駐車場にバイクを停めました。後から知ったのですが、バイクは大会の会場である三保小学校の校舎裏に停められるようです。ただ、ここに停めてしまうと、ランナー全員が完全に走り終わるまで帰れないのでは、という疑問は残りますが。

 9時10分に開会式が始まり、10kmの開始は11時から。ジッとしていると寒いので、とにかくストレッチをしてました。それでも体は冷えてきて、トイレの近いこと近いこと。
 最後の放尿を済ませ、いよいよスタート。人生初の(自主的な)マラソン大会が始まりました。

 人と走るにあたり気をつけるのは、自分のペースを守ること。私のペースならタイムは60分を切れるか切れないかといったとこ。大事なのはスピードではなく、完走することです。
 と書いたものの、頭では分かっていますが性格的には無理です。これまで走ってきた自分の脚ならば多少の無理はきくと信じ、少しでも抜いてく気で走りました。
 色とりどりの山々は美しく、それに見とれていたのが2割。あとは言葉通り、女の尻を追っていました。尻を視姦し、抜き去った後は別の尻を視姦。そんな事の繰り返し。キツいアップダウンはなく、そうこうしてたら55分29秒でゴールできました。早くはないけど、自己新なので満足です。
 ゴールをしたら、まずは飲み物。そしてバナナの支給。さらに"しし汁"の無料配給。スタート直前から空腹感を覚えていたので、何か物足らずお汁粉(300円)を食べました。これが美味い。汁粉が美味いというより餅が美味い。
後は特にやる事もないので、すぐに帰りました。この辺は中川温泉という温泉地帯なのですが、バスタオルを持ってきていないので立ち寄りませんでした。

 初めてのマラソン大会、一人でも楽しめるものでした。女の尻もそうですが、普段走らないコースというのは、やはり楽しい。
 次回は富士スピードウェイを走る富士マラソンフェスタ。今シーズン、もう一本ぐらい参加しても良いかも。

 最後にフォローを入れさせて頂きますが、女の尻、女の尻と書いたものの、多分そこまでイヤラシい目で見ていないとは思います。走っている最中にそんな余裕はありませんから。
 尻は置いておいても、走っている女性って髪をアップにしている事もあり、後姿が素敵だと思いました。

2009年11月21日土曜日

チャリで鎌倉

 2009年11月21日、予報通りに天気は良かった。自転車で鎌倉へ紅葉を堪能しようと思っていたので支度を始めたが、サイクリング用のスパッツが見当たらない。思い当たるところを全て探したが見当たらず、もう中止にしようと思いつつ、一番可能性の高いところを念入りに探したら見つかった。探し物をする時は、広範囲を浅く探していくのではなく、一つ一つを念入りに観ていけという事か。

 こうして9時に自宅を出発。どうにかして西湘バイパス沿いを走れないかと思い二宮で国道1号から外れてみたが、変に遠回りしただけだった。
 そして早くも諦めモード。やはり自転車は、ジョギングや山登りとは使う筋肉が違う。まだ大磯にも着いていないのにこんな調子で、無事に鎌倉まで辿りつけるのだろうか。
  大磯港の辺りから国道134号へと入ると、道は快適だった。ひたすら続く平坦な道。チャリダーの多く走る道だが、どうして彼らはあんなに速いのだろうか。
 茅ヶ崎に入りコンビニで休憩。ここでカメラを取り出した。ここからは正に湘南。いちでも撮影できる状態にしておかなければならない。
 片瀬江ノ島まで来たら空腹感を覚えたので、ファーストキッチンに寄った。ここまで来れば鎌倉は遠くはない。まずは長谷の大仏を見ようと走っていたが、気づけば鎌倉駅方面への交差点も通り過ぎてしまう始末。こうして、なんとか12時には鎌倉駅に到着した。
  さて、予定していたコースが狂ってしまった。鶴岡八幡宮へ最初に行くと、どうにも全てが回れない。そもそも、帰る時間と体力を考えると、どうにも無理だ。鶴岡八幡宮に寄った後、長谷へと向かったものの大仏は見ず。もはや望みは帰ることだけ。バイクで来れば良かったと、つくづく思わされた。



   来た道と同じく国道134号を走る。江ノ島に寄りたかったが、そんな余裕は無かった。花水川を越え大磯町に入った時、かなり安心したものの、肉体もとい右膝が限界にきていた。時にはママチャリに乗る女子中学生にすら追いつけない始末。踏ん張りはきくものの、長時間は決して保たないほど右膝が痛い。どうにかこうにか小田原市内に入り、道端で休憩。ブックオフで立ち読みをしなければ、16時には帰宅できていただろう。

 大人になって初めてのチャリ遠出。そこから得た事は、中学生の時に自転車で川崎まで行った時と同様、「自転車で遠出をする意味が分からない」である。
間違っても、欲に負けてロードバイクは買わないようにしよう。私には不要な物である。

 あ、ちなみに紅葉だが、目を向ける余裕が無かったので定かではないが、 多分葉は散っていた。

2009年11月15日日曜日

明神ヶ岳から矢佐芝

 2009年11月15日、朝7時に起きると眼前には青空が広がっていた。出掛けるかどうか悩みつつ支度をし、結局8時には家を出た。自転車で小田原駅へ向かっていると、富士山が綺麗に見えてテンションが上がった。

 8時36分の大雄山線に乗り大雄山へ。そこから9時15分発の伊豆箱根バスに乗り換え、道了尊へと向かった。余談ではあるが、関本からは伊豆箱根バスと箱根登山バスが出ている。道了尊方面へ向かうなら伊豆箱根バス、地蔵堂方面へ向かうなら箱根登山バス、時刻表や運賃を調べる時の参考にして欲しい。
 大雄山最乗寺は紅葉客で賑わっていた。それに紛れて私も写真撮影。日差しの当たり具合や構図に納得いかず、紅葉撮影の難しさを思い知った。
  9時55分に最乗寺敷地内から明神ヶ岳登山道へと入った。一度は登った道なので、どんなものかは覚えている。林道を2本越えれば、明神ヶ岳見晴小屋に到着。ここまでの所要時間は約30分。

  ここでオニギリを1つ食べ、煙草を一服。見晴小屋からの眺めは良く、他の登山客は感激していたが、この登山道の魅力はここから先にある。

 見晴小屋から少し登ると、ススキに囲まれた場所に出る。ここからの景色はさらに良いが、それでもまだまだである。神明水で顔を洗い、少し急斜面を登って行く。この登山道の魅力はここである。登る程に視界の開ける景色。最高で左は新松田から右は相模湾まで見える。
  これが終わると普通の山道。笹に囲まれた道へと出て、いよいよ山頂かと思っていたが、再び普通の山道へと入った。どうやらこの辺は退屈だっただけに、記憶から飛んでいたらしい。しばらく歩いて頭上が開けたら、久々に眺めが良くなる。そして最後の急勾配。目の前には若い女性が2人歩いている。女の尻を追うかの様に力を振り絞り、11時33分に明神ヶ岳山頂に到着。

  空気は澄んでおり、富士山がハッキリ見えた。箱根の山々も良い感じだ。しかし、とにもかくにも風が強い。強風と言うより暴風である。とりあえず残りのオニギリ2個は食べたものの、とても煙草を吸える状況ではないので、早々に下山を開始した。

 しばし疑問に思うのが、私はデジイチを持ち歩いている割には「写真を撮って下さい」と頼まれない。そんなに人を寄せ付けないオーラを発しているのだろうか。
  当初の予定では宮城野に下りてバスなり箱根登山鉄道なりで帰る予定だったが、そういえば塚原方面へ下りられたのである。案内板には「塚原駅まで2時間50分」とあり、こんなとこ下りる価値なしと思っていたが、折角なので矢佐芝方面へ下りてみた。ちなみに、"矢佐芝"というのが何を指しているのかは知らない。
 延々と木に囲まれた道。景観なぞ臨めたものではない。こんなところを利用する人がいるのだろうかと思ったが、その割に道は踏みならされていて、荒れ果ててもいない。
  12時25分頃、林道へと出た。登りで言うと明神ヶ岳見晴小屋直前の林道だろうか。少し下ると見晴台があり、決して悪くはない景色なのだが、本日これまでに見てきた景色と比べるとどうって事ない。
 そこからさらに下りていき、12時55分に再び林道に出た。ここは水場となっていたので、顔を洗った。ただ、この水が何処に辿りつくのか見当がつかない。 林道沿いに下りて行くと、右手に矢佐芝ダムが見えた。いつも遠くから見ていたこの山に、ダムがある事など想像もしていなかった。左手には何故か二宮金次郎像。どうやら金次郎はこの矢佐芝まで芝刈りに来ていたそうな。像の近くには観光用の看板(?)があり、誰も見ていない事だし穴から顔を出して撮影しといた。
  道を下って行くと、徐々に民家が見えてきた。どうやらこの集落が"矢佐芝"というらしい。同級生でもいない限り、こんな土地の存在は分からないだろう。

 特に見どころのない矢佐芝を抜けると、グリーンヒルに突入。地元の不動産情報を見てると良く目にする地名だったが、幼い事に父に連れられカブトムシを捕りに来たっきりの場所である。

 そのグリーンヒル、やたらと立派な家が建ち並んでいる。地元の庶民からすれば不便な場所だが、金持ちにとっては良い金の落とし場所なのだろう。このグリーンヒルで気になったのが、中古車の価格。高級車がやたらと安く、とあるコンパクトカーが3.9万円(外装は綺麗)が売っていた時、軽い気持ちで買ってしまいそうになった。当然と言えば当然だが、信用度は低いが。

 そんなこんなで14時過ぎに塚原駅に到着。と思ったら踏切が閉まった。もしや小田原方面ではと思ったら、14時9分の小田原行きで、無理して乗れるわけでもないので諦めた。12分後には電車が来るので、次の岩原駅まで歩いた。塚原-岩原間は、下手をすればバスの停留所よりも短い間隔である。

 地元の意外な一面が見れて、今回の下山コースはなかなかオツなものだった。

2009年11月4日水曜日

秋の早朝、昇仙峡

 2009年11月4日、未だ暗い上に寒い朝4時に家を発った。箱根で雪が降ったぐらいなので、この時間に峠越えは利口ではない。富士五湖道路を使って山中湖へ抜けると、気温は-2℃。スッカリ冬である。
 本日の日の出は6時9分。それまでには本栖湖に着くだろうと余裕をこいていたが、日の出と朝焼けの時刻は別物だった。焦り気味で走り、本栖湖西岸に到着。しかし、富士山には若干の雲がかかり、湖面は波立っていた。逆さ富士、それが簡単に見れるとは思っていないし、それが本日の目的ではないので、スッパリ諦め北上を開始。
 上九一色村を抜けるて暫くすると、目の前に甲府の街並が現れた。その背後には八ヶ岳などの山々。空気が澄んでいたので、その迫力たるや凄いものである。

 甲府駅前を通り山へと登る。行き先は昇仙峡。カーナビの言う通りに進んでいたが、ここで道を間違えた。間違えたものの誤りではなく、結果として昇仙峡下流部を車で登っただけである。
 その紅葉っぷりたるや素晴らしく、歩いて眺めたいところだったが、なにせ車一台分の道幅である。対向車が来ては困るので、急いで抜けたいところだった。後で知った事だが、この道は平日は登りのみの一方通行らしい。

 7時20分、無料の市営駐車場に到着。流石に店は何処も開いていない。新静観橋から下流へ歩き始めると、右手に無数のカボチャが置いてあった。ハロウィンの跡である。見た目はジャック・オー・ランタンだったが、カボチャを刳り貫いて作ってはいなかった。もうガックリである。そもそも日本人がハロウィンをやる意味が分からない。「Trick or Treat」と言って子供達が家々を回るとは思えず、そもそも日本、特に秋田ならば、そういう悪い子はナマハゲに連れてかれてしまう。
  話を戻し、仙娥滝を見た後そのまま下流へと進んだ。既に日は昇っているのだが、山間にあるだけに全体に陽が当たるのが遅い。紅葉は見頃で写真を撮るには困らないが、なにせ寒い。何となく下へ下へと歩いていたが、何処まで歩けば良いのやら。

  ふとゴジラっぽい置き物が目についたので写真を撮っていたら、店の主人が声を掛けてきた。気づけば県営駐車場の近くまで歩いてきてたらしい。時刻は8時半頃だったろうか、日陰続きで体が冷えていた事もあり、ここで一息つく事にした。話によると、本日の快晴とは対照的に、昨日は雲りで寒かったらしい。昨日の箱根といい、本日の昇仙峡といい、天気に恵まれて幸いだ。

  汁粉とコーヒーで肉体を温め、来た道を引き返す。帰りは撮影ポイントが大分絞られておりズンズン進んで行くと、静観橋まで大した距離ではない事を知った。


 店々は既に開いており、観光客もそれなりにいた。ロープウェーは夏に乗ったので用はなく、9時50分に昇仙峡を後にした。



  御坂峠を抜けて河口湖へ。早朝の寒さが嘘の様に日差しが強い。空気は澄んでおり、富士山が綺麗に見えた。山中湖で見た富士山も美しかったが、やはりベストなのは三国峠から見る富士山である。前回来た時は青々とした風景だったのに対し、今回はスッカリ秋色に染まっていた。

 短時間ではあるが、チョコチョコと写真を撮るのに立ち止まっていた為、家に着いた頃には13時を回っていた。

2009年11月3日火曜日

残雪の神山

 2009年11月3日、朝目覚めて空を見ると、昨晩の強風が嘘の様に空をクリアにしていた。一気に冬の気候へと変わり、朝は実に寒い。そのため布団に潜っていたかったが、前2日間を引き蘢っていただけに、今日は出ようと支度を済ませた。
 7時に家を出発しようとしたが、いざ外に出てみるとやはり寒い。バイクで甲府まで行くのは自殺行為と悟った。なので予定を変更し、服を着替え荷物を変えて箱根に向かった。
 空気はとても澄んでおり、周りの山々がハッキリと見えて期待大である。

 コンビニで朝食を摂り、後は箱根へまっしぐら。国道1号をひたすら進み、出山鉄橋を通る箱根登山鉄道を撮ろうとひとまず停車。先日電車で箱根へ行った際に気になったポイントで、すぐ下には別の橋があり、とても魅力的なポイントだった。その橋、ジュジュベ観山苑へと続く橋なのだが、閉鎖されていた。それを乗り越えるほど非常識な人間ではないので、なんとか門越しに撮ろうと電車を待ち構えていた。
  もともと本数の多い電車でもないので、待っている内に余計な案が思い浮かんだ。どうせなら二本の橋をまとめて撮影したいと。それなら閉鎖など関係ない。そうして少し下山をすると、電車の音が聞こえてしまった。急いで戻るが間に合わず、登りの電車を撮り逃し、目当てのポイントも見つからず大失敗。しかし単線故に読み易く、登りが行ったという事は間もなく下りがくる筈で、それを待つ事にした。登りが来た時は離れていても音が聞こえたので安心していたら、下りは突如と現れた。急いでシャッターを切り、どうにか撮れて一安心。その出来に満足か否かは、望遠レンズを持って来なかった時点で決まっていたので、撮れた事に満足。

 芦ノ湖が見えてくると、空気の澄み具合に感激。少し立ち止まって撮影をし、9時20分に目的の箱根園に到着。9時50分のロープウェーに乗ったのだが、この時に乗客には記念撮影をしてくれる。一組ずつ撮影してからロープウェーへと送りこまれるのだが、男の独り身なので撮影なぞ不要である。しかし声すら掛けられなかったのは、少し寂しかった。
 ロープウェーからの景色も圧巻。雪を被った富士山、紅葉に彩られた木々、そして芦ノ湖。他の乗客は感動しまくっているのと共に、私の心も震えていたが、それ以上にバイクで冷えた肉体が震えていた。
  駒ヶ岳山頂からの景色は、これまで以上に素晴らしく、まさに絶句。その凄さは生で見ないと分からない。まさか身近でこんな景色を拝める場所があるとは思いもしなかった。
 駒ヶ岳山頂の気温は0℃。とはいえ日差しがあって風がない為、肌寒い程度である。周りには昨晩降った雪が残り、その絶景と合わせて、最高の日を選んだ事を実感した。
  箱根元宮神社を見た後、10時15分、いざ神山へ。ハイキングコースはさらに雪が残っており、予期せぬ光景に胸を躍らせた。
 まずは駒ヶ岳を下山し、それから神山を登る。11時には神山山頂に到着したものの、それほど疲れを感じなかった。そして、残念な事に神山山頂からの眺望は望めなかった。
  大涌谷へ向かう道中、冠ヶ岳への分岐に差しあたった。大涌谷から見るとかなり目立つ冠ヶ岳。案内板を見ると、5分とか15分とか書いてある。裏と表で言ってる事が違うのは疑問だったが、とりあえず登ってみた。正解は5分だったのだが、残念ながら眺望はなし。まぁ木々の隙間から見える程度だ。
  後は大涌谷へ下りるだけ。早雲山分岐を過ぎて大涌谷へ向かうと、徐々に硫黄の臭いがしてきた。そして景色が開けると、そこには雄大なる富士山が。ホント、何度見ても飽きない山である。
 12時2分に大涌谷に到着。こうして歩いて見た限り、私とは逆の大涌谷から駒ヶ岳へ抜けるコースの方が、圧倒的に辛いと思う。
  箱根園行きのバスは12時39分があったので、それまで適当に過ごした。たまごソフトクリームとジャガベーで空腹を補う。ここのジャガベーの魅力は、殺意を感じるほど多いバターかもしれない。ジャガベー自体は普通だったので。富士ミルクランドの"いもっこ"が恋しくなってしまった。
 煙草を吸ったりフラフラしたり、こうして12時36分になったが、バスの来る気配がない。そうして時刻表を見てみると、渋滞のためバスがマトモに運行出来ず、シャトルバスで対応しているとの事。時刻表のすぐ横に注意書きは貼ってあったのだが、時刻表を見ている人間がどれだけ活字に目を向けないかが実感出来た。
 詳しくは係員へとの事だが、大涌谷に伊豆箱根バスの事務所があるわけでもなし、iPhoneは圏外で役立たず。途方に暮れていたらツアー客待ちの添乗員がいたので尋ねてみたら、丁寧に答えてくれたが、要は不定期だと。大涌谷の駐車場へ向けてどれだけの車が並んでいるかは分からぬが、一向に車が出ていっていないので、絶望的なのは伝わった。
 ロープウェーで桃源台に下りても、箱根園まで歩くのはチト厳しく、とにかく待ちしかなかった。
  13時頃だろうか、上湯行きのシャトルバスに箱根園・湖尻方面目当ての客を乗せてくれると教えてもらえた。質問していただけに、向こうから声を掛けてくれて嬉しい限りだ。
 確かに登りは物凄い渋滞。逃げ場がないだけに質が悪い。シャトルバスは上湯方面へと向かい、途中で渋滞に掴まっている箱根園行きのバスを見て停車。そして乗客たちは乗り換えである。
 車は全て大涌谷に向かっているため、そこを乗り越えれば綺麗に流れた。こうして見ると、大涌谷へ向かう車が多過ぎる。何がそんなに惹き付けるのだろうか。
 14時には箱根園に到着。軽く芦ノ湖湖畔に出て、トイレに寄って出発。単焦点のレンズを持ってきていないので水族館には用が無いし、そもそも寒くなる前に帰りたい。
国道1号で帰るのは利口ではないので、畑宿方面から帰宅。箱根湯本で国道1号に出ると、下りは箱根板橋まで渋滞。都内や神奈川東部のナンバーが目につくが、この時間から何をしに箱根へ向かっているのだろうか。

 澄んだ空気、紅葉に彩られた箱根町、そして残雪。バス待ちを考慮しても、素晴らしいDayTripだった。
 15時に帰宅し、テンションの上がっていた私は11kmのジョギングへ。さらにはジムで40分の筋トレ。流石に筋トレまでくると疲れが実感できたが、それと共に充実感もあった。
 家に帰り夕飯。そして入浴しながら洗濯。コインランドリーへ行って乾燥。テレビを見てReportを書いてとやっていたら、日を跨いでしまったとさ。