快速は止まらず、大して人の乗り降りも無い大磯駅。けれども大磯が好きと言う人に意外と出くわす。そんな大磯の魅力を探ってみようと、散策ついでにハイキング。結果を先に言うと、街中を散策する前に歩き飽きたので魅力は分かりませんでした。
ちなみに、今回登った高麗山〜湘南平は「湘南アルプス」と呼ばれているそうな。沼津、鎌倉、三浦に相州。私の近場でこれだけ「アルプス」があるのですが、どれを耳にしても恥ずかしい。
12時前には大磯駅に到着。
駅前には洋館が。イタリア料理のレストランで、建物は築100年の歴史を持つそうです。お値段も悪くなく、席からは海が展望できるそうな。線路沿いを東へ歩くも、民家とフェンスに挟まれ味気なし。線路の下を潜って山側へ行けば、そこは平坦な化粧坂。民家と道路の間に歩道が無い...と言うか常に前庭があるというか、不思議と良い雰囲気の通りでした。
化粧坂から国道1号に出るあたりで蕎麦屋を発見。最近は蕎麦の気分だったので、ハイキングを始める前に昼食を摂りました。外観も良いですが、中の作りも良かったです。ただ、客のいる前で旦那に文句を言ったりするなよ女将さん。
12:37、高来神社に着きまして、境内のすぐ裏に高麗山への登山道があります。男坂と女坂に分かれていて、私は男坂で高さを稼ぎました。15分ほどで広々とした高麗山山頂に到着。そこから八俵山、浅間山と続き、13:09には湘南平に着きました。
僅か30分しか歩いていませんが、この間にはイスやテーブルが所々にあり、ハイキングを楽しむ年配が大勢いました。確かにとても手軽なハイキングコースだと思います。
休日とはいえ、何のシーズンでも無い湘南平は静かなものでした。デートスポットで有名なこの場所は、テレビ塔に多くの南京錠が付けられている筈でしたが、定期的に取り外しているのか大した数は付いていませんでした。
湘南平から大磯駅まで2.1km。標高わずか179mの山なのに下界を見ると意外と高さと距離を感じます。登山道を下りきってすぐに善兵衛池があるようなのですが発見できず。
線路を潜って島崎藤村邸に向かうも古民家カフェ「桃の家」と勘違いしてしまい即退散。雰囲気の良いカレー屋「CHAIRO」は以前行ったし、小田原の人間が大磯漁港に何を求めるでもなし、干してきた布団を取り込みたいのでこれ以上の散策はせずに退散しました。
大磯町、良い雰囲気の街ではありますが、かなり利便性は低いです。
城はあるけど下卑た感じの小田原。
駅周辺は不便この上無い国府津。
意外と乗降客の多い二宮。
汚いイメージの平塚。
平塚以西で引っ越すならば目くそ鼻くそ。鴨宮から引っ越すなら茅ヶ崎以東だなと実感しました。