2019年2月24日日曜日

梅咲いて小田原

上映早々と「翔んで埼玉」を観に行った。原作は読んだ事があるものの、そもそも魔夜峰央の作品が性に合わないので好きでも嫌いでもない。私にとっての地方ディスは、やはり「こち亀」が面白い。
映画は面白かったのだが、同列に座っていた女性は終始笑い転げていた。そこまでか?と疑念を抱くほど笑い転げていた。私より年上に見えたので、原作ファンなのだろう。面白くて笑う分には大いに結構だが、雑談はするな。
ただこの光景も滑稽なもので、埼玉を始めとした関東四県がディスられているのを、小田原の人間が笑っているのだ。小田原と言えば神奈川県。都道府県的には勝ち組である。けれど県内ではカースト下位だ。これが神奈川県内のネタならば、ディスられる側...否、そもそも成り立たない。神奈川県民にとって、自分の町より下位の地域は視界に入らない。小田原なんて静岡県と思っている輩が少なくないのだから、ディスる対象にすらならないのだ。

そんな小田原、もとい西湘地区にとって誇らしげな季節がある。今だ。小田原市内の随所では梅の花が咲き、松田町では河津桜が菜の花とコラボする。神奈川県というステータスを持ちながら、自然に溢れているからこそ、私はこの土地が好きなのである。
という訳で、土曜は松田山に行ってきた。
毎年来るので流石に飽きたが、やはり来ずにはいられない。
御殿場線を下曽我駅で下車して、曽我梅林を歩く。こちらに至っては毎週末に来ているので、餅だけ食べて帰宅した。

そして本日、日曜日。確定申告のため、原付で税務署へ。入り口から溢れ出る行列に青ざめたが、それは作成・相談の方々。私は提出だけして、とっとと退散。私は毎年同じ内容で申請するだけなので楽なのだが、人によってはさぞかし大変な事であろう。
原付を出したついでに辻村植物公園に来た。一斉に咲いたら迫力があるのだろうが、今日時点では物足りなかった。わんぱくらんどに隣接しているので、車で子連れで来るには良い場所である。
少し離れて小田原フラワーガーデン。
多くの品種の梅が生えていて、鑑賞に注力した場所である。
園内には小川が流れていて、これがまた良い味を出している。
疲れず多くを楽しめる、とても良い場所なのだが、車がないとアクセスしづらいのが難点である。
隣接する諏訪の原公園は、長いローラー滑り台がある程度の場所だが、なにせ景色が良い。大山の姿がなんとも凛々しい。休日にのんびりするには良い場所である。

ちなみに、西湘地区は桜の見所も多い。

2019年2月17日日曜日

新宿へ行った。そして帰った。

久しぶりに都内へ行った。都内へライブを観に行った。昨年8月の下北沢、「石川浩司/水中、それは苦しい」以来だ。

15:18 新宿に到着。新宿で何をしたいわけでも無いけれど、来れば何かあるかと思って早めに来た。でも無かった。Apple Store新宿に寄った以外、どこにも用は無かった。某電器屋に寄ってみたが、店員が声を掛けてくるので早々に退散した。
蠢く人の群れ、陽の当たらぬ通り、乾燥した空気。私にとって何一つ快適な空間ではない。

どこかで時間を潰そうと、休める場所をブラブラ探す。ファストフード店は遊びに来た若者が占め、小規模なカフェは買い物に来た若者が占め、大規模なカフェは意識高そうな人が意識高そうに集まり、意識高そうな話をしている。その中の一部が搾取する側であり、その他はされる側。みんなで成功しようだなんて、甘い幻想だ。
そうして私はルノアールに落ち着いた。煙草の吸えるルノアール。温かいおしぼり、そしてお茶。今も昔も変わらず落ち着ける店。

17時前、新宿BLAZEへと向かう。17:15から「HEADBANG HELL ON EARTH」の開演だ。が、表の看板には違う内容が。START 18:15? X-HIROSHIMAがいない!?本日最も観たかったX-HIROSHIMA。事情があってのキャンセルだろうて、いないものは仕方がない。
そのぶん開演時刻が後ろ倒され18:15START。それから興味のないベッド・インを観て、THE冠を堪能し、21時頃に新宿を去る。家に着くのは23時前後か。とてもそんな気分ではない。
このまま帰れば、チケット代4,800円と本日の出費2,500円、そして本日費やした7時間がただ無駄になる。一方、日曜の夜を自宅でのんびり過ごせる。
1時間どこかで時間を潰せば、ベッド・インのライブを初めて味わえ、THE 冠のライブも楽しめる。一方、酒の飲まぬ私には無駄でしかないドリンク代、そして遅い帰宅。
真っ先に頭をよぎったのは即帰宅だった。それから2つの選択肢を天秤に掛けてみて、やはり帰る事にした。チケットの払い戻しが出来たなら、VR ZONE新宿に寄るという選択肢も生まれたのだが。

安上がりな小田急を使い、藤沢で乗り換え。19時過ぎには自宅に到着。今日一日で本が一冊読み終わったので、良い読書タイムだったと思おう。
そして、ルノアールの喫煙席で染み付いた煙草の臭いに帰宅後に気づいた事。電車で近くに座った方々、大変申し訳ない。私はgloだが、臭いを持ち込んだ罪がある。私でさえ嫌なのだから、非喫煙者には迷惑以外の何物でもないだろう。

次は3/21のDOWNLOAD JAPAN 2019。AMARANTHEとHALESTORM。最低でもこの2バンドさえ出れば私は満足できるので、どちらも欠けない事を祈る。これに加え、ANTHRAX、SUM41、ARCH ENEMYも欠けなければ期待通りだ。

2019年2月16日土曜日

魚眼を持って曽我梅林

この時期の週末は、自宅から国府津山へと登り、曽我梅林を経由してダイナシティで食材を買い、帰宅する。そんな散歩をしています。歩く度に花の数が増えてきた曽我梅林。先週から観光客が増えてきましたが、全体的にはもう一声欲しい開花状況です。
一方で、ミカンの収穫は終わりを告げる勢いでした。よく見える場所だけかしら。このシーズンは国府津山を歩く人が多いので、ミカンを勝手に捥いで食べてしまう人もいる事でしょう。私はしませんけどね。ちゃんと無人販売でお金払って持ち帰ってますよ。

自宅から国府津駅裏側へと進み、広い車道を登っていきます。ハイキングコースも良いのですが、そこは先週歩いたので。
まだ咲かぬソメイヨシノの下を抜けると、右手に鉄塔があります。どうでも良いものですが、後で景色を振り返った際に目に付くので、位置を知っておいて損はありません。
15分ほど登ったでしょうか。中央にあるのが先ほどの鉄塔です。国府津山は大した山ではないのですが、こうして見ると結構町から離れたところまで歩いています。
なんだかんだと歩き続けて、私のコースでの最高点に到達。
そこからの景色がとても好きです。高い場所に来たことを実感できます。
展望台からの景色。
もう少し下から。梅林を上から一望できる良スポットです。
曽我梅林に来たものの、魚眼をどう使ったものやら。紅白入り混じって咲き乱れてくれると撮り甲斐もあるのですが。
梅林で何をするでもなく、ダイナシティまで歩き、食材を調達して帰宅しました。

2019年2月2日土曜日

雪が降ったらやっぱり明神

1/31(木)は雪が降りました。翌朝、箱根も丹沢も白く染まっており、地団駄を踏みながら出勤したものです。しかも天気が良いもんだから、雪がどこまで溶けるか心配でなりませんでした。
なので本日は明神ヶ岳へ山登り。ちなみに、昨年も木曜に雪が降ってます。しかも2/1(木)という同じ週に。

7:55 国府津発に乗り、小田原で大雄山線に乗り換え。8:34 大雄山駅に到着し、8:38発 道了尊行きの伊豆箱根バスに乗車。
大雄山線の中には20名ほどの年配ハイカーが乗車してました。行き先は同じだろうと思っていたら、やはり同じ。バスの中は大賑わい。これはたまらんと、8:46 道了尊に着いてすぐに歩き始める事にしました。
とりあえず大雄山道了尊に寄ります。何をするわけでもないけど寄ります。積雪はしていませんでした。山の東側だしな、と思って山登り開始。
2本目の林道の辺りまで登ると、ようやく雪山らしくなってきました。
9:32、見晴小屋で6分の休憩。木陰は積雪していなかったので、岩に腰掛ける事ができました。
少し登れば、このコースの魅力であるススキの道に出ます。嬉しいほどの積雪です!
でも実際はこんなもの。所々で地表が見えていますが、登り易くて良いです。
空気が澄んでいて見晴らしも良かったです。
9:55、神明水を通過。ここまで来れば完全に雪山。来て良かったです。
山頂直前の急坂は、普段なら土で滑って登りづらいのですが、積雪のお陰で多少は登り易くなっていました。
10:53、明神ヶ岳山頂に到着。
富士山の向こうには白く染まった南アの稜線も見えました。
ベンチの端は雪が溶けていたので、半ケツ気味に座って12:01まで休憩。
これから宮城野へと下るのですが、軽アイゼンの着用を怠ってトロトロ歩き。着けると脱ぐタイミングが難しいので着けなかったのですが、やはり歩きづらかったです。

ただ、昨日が晴天だったお陰か、木々から垂れてくる水が少なめでした。昨年は下る時間帯にボタボタ垂れてきたもんだから、かなり濡れましたので。

12:30、宮城野、国道138号に出ました。パンのみみをチラっと見たら、やはり待ち客がいたので寄らず。彫刻の森駅へと歩を進めました。
12:48、彫刻の森駅と彫刻の森の中間にある麦とろ専門店「たむや」に到着。麦とろ御前1,500円を食べて大満足。この辺のとろろ飯屋だと「山薬」が有名ですが、私には味が濃すぎなのです。並ぶし、高いし。
13:55発の箱根登山鉄道に乗車し、15時過ぎに国府津へ戻ってきました。温泉には寄らなかったけど、楽しい山登りでした。

温泉も考慮するなら、パンのみみでパングラタンを食べ、勘太郎の湯か宮城野温泉会館で風呂に浸かって、バスで小田原まで帰還。もしくは、山薬で自然薯料理食べて、宮ノ下駅前で茶をしながら足湯ってところでしょうか。

明神ヶ岳の魅力は、その景色だけではなく、山登りの後の楽しみ方が豊富な事です。