2025年5月2日金曜日

四国ドライブ~2025GW

大型連休に入った直後に旅行に出ると連休後半を持て余す為、今回は3日目に出発。一気に四国四県の温泉地を巡るスタンプラリー的な旅行です。

4/28(月)、5:45の国府津発に乗り小田原6:17発のひかり533号で岡山へ。9:13岡山に到着し、9:25発の特急しおかぜ5号に乗車。松山まで行くはずの特急は予讃(よさん)線の設備点検のため観音寺止まり。私は丸亀下車なので影響はありませんでしたが、先行きの見えぬ方々は混乱していました。

車窓から瀬戸内海を眺めていると、見ているだけで目を惹く島々と独特な山々。

10:09丸亀に到着し11時から車を借りました。残念ながら雨天の為、高屋神社は断念。駅で地図を見ていたら緑に染まった箇所が気になったので行ってきました中津万象円。

丸亀城と並ぶ名勝との事で、実に立派な庭園でした。
12:17雨の降る父母ヶ浜(ちちぶがはま)に到着。条件が揃うと美しい父母ヶ浜。写真を撮ってもらうわけでもないし、夕陽を拝む余裕も無いので、私は雨天でも構いません。

この味気ない砂浜が化けるのですから、寂れた地にも探せば名所となる可能性があるのかもしれません。
吉野川沿いの国道32号から県道32号へと入り祖谷渓を目指しました。ルートの大半が車1台分の車幅しか無いため県道45号から来る事をお勧めします。祖谷渓展望台を過ぎて間もなく、カーブに1台の車が止まっていました。こんな所で車を停めるなと思う一方、そここそ小便小僧のある場所と気付けました。なんと隠れキャラ的な場所。

とにかくこんな幅しか無い道なので、停車するのはよろしくありません。14:20ホテル祖谷温泉の前に車を停め、徒歩5分ほどで小便小僧に到着です。

絶景。湯気出し過ぎだぜ、Peeing Boy!

祖谷のかずら橋にも寄りましたが橋は渡らず。15:16祖谷渓温泉でチェックイン。夕方に雨は止みましたが、部屋でゴロゴロしてました。

4/29(火)4時半頃、吾橋(あわし)雲海展望台へ行こうとしたところ自動ドアが閉まっていて外出出来ず。何時に開くか分からないので断念しました。風呂に入り朝食を食べて8時にチェックアウト。

美しき祖谷渓、また訪れたい場所です。

大豊ICから高知自動車道に乗り、8:55南国SAで休憩。9:25に高知県立牧野植物園に着きました。

広大で美しい植物園。時期も良いせいかとても気持ちの良い場所でした。が、のんびりしている余裕はないのでグルリと周って高知城へ移動。

天守の目の前まで行って退散。11時に駐車場を発ちました。高知ICから高知自動車道で終点・四万十中央ICまで行き、12:03道の駅あぐり窪川で休憩。カツ丼を食べて12:38に出発。

想像以上に辺鄙な場所にある海洋堂かっぱ館。残念ながら休館でした。

海洋堂ホビー館四万十は通常営業。

カッパがお出迎えしてました。

ジオラマ・ミニチュア作家展をやっていたのですが、これがまた凄い。完成度もさることながら奥行きの見せ方が物凄い。

もちろん海洋堂の歴代フィギュアも大量です。ここ目当てで四国旅行を計画する価値ありですが、車で行く場合は黒潮町からの県道55号を使ってはいけません。距離的には最短ですが約20km続く狭い道です。私は3台とすれ違いましたが、いずれも退避場の近い場所で幸いでした。

場所が場所なら脱輪〜滑落してもおかしくありませんので、県道55号は避けましょう。私は復路で使ったからまだしも、往路で使ったら海洋堂に辿り着くか不安になること間違いなし。

14:52道の駅ビオスおおがたに到着。ここの砂浜がとても美しかったです。靴に砂が入るのが嫌なので波打ち際まで行きませんでしたが、こんな場所で海水浴を楽しめる人々が羨ましいです。
ガソリンに余裕はあるものの、明日松山まで移動するのにどこまで持つか不安なので、今日の内に満タンにしておきたいところ。しかしド田舎、やってるのかやってないのか分からない場所が二軒。三軒目でようやく従業員がいて給油できました。

16:24足摺岬に到着。展望台から天狗の鼻まで散策し、17時前には足摺温泉でチェックイン。入浴して休憩。19時からの夕食は刺身が容赦なく厚いです。他も盛り沢山で大満足。海辺の宿ならではです。
天気も良いので星を見ようと足摺岬に向けて歩き出したものの、とにかく道が暗い。歩道にある灯りではつまづく恐れがあったので、引き返して街中を散歩しました。

何がある訳でもありませんが星は結構見えました。

4/30(水)、4:50に足摺岬へ向けて散歩。道の先に朝焼けの空が見えました。この日の日の出は5:21。

出ました!
宿に戻って風呂に入って朝食食べて7:30にはチェックアウト。北上するついでに近くの唐人駄場遺跡へ寄りました。

とにかく巨石がたくさんある場所。一周すると結構時間がかかりそうです。

千畳敷まで行って引き返しました。久々に山梨県の金峰山に登りたくなりました。

9:07佐田沈下橋に到着。そして四万十川沿いの国道441号を北上。出た、所々で狭い道。Yahoo!マップでルート検索すると海沿いを薦めてきたのはこういう理由か。
10:05道の駅よって西土佐で休憩。国道381号も狭い箇所はありますが、441号に比べれば断然気が楽です。宇和島に着いたら三浦半島へ。11:32遊子水荷浦の段畑(ゆすみずがうらのだんばた)に着きました。

段々畑なのですが急斜面に小刻みに作られています。

絶景です、なんて言ってる時点で他人事です。生きる為の知恵...私の知恵では何一つ自給自足できないので、尊敬します。
宇和島南ICから松山自動車道に乗って北上。一旦降りて12:33道の駅みまで宇和島鯛めしを食べました。走り疲れたのと、中途半端に頑張ると昼食のタイミングを逃しそうだったので。
13:46内子PAで10分の休憩。松山城に寄るつもりだったのですが、駐車場が分からず道後温泉に向かって15時少し前にチェックイン。部屋で休まず即外出。道後温泉駅前からバスで西一万BSまで行き、松山城へ。リフトで上がり山頂に行くと、

カッコいいです、松山城。滅多に天守に入らぬ私が入城するほど惚れました。16:28警察署前発の伊予鉄に乗り、道後公園で下車。西口から展望台へと登り北口から退散。

高いところにある駐車場を通過して17時前には宿へと戻りました。入浴して夕食を食べ、20時過ぎに外出。

道後温泉本館に立ち寄る訳でもなく、ただ周りを歩いただけです。

5/1(木)、5時から散歩。

伊佐爾波神社へ行き、駅を挟んで反対側の

道後ヘルスビルを眺めて帰還。入浴、朝食、そして8時にチェックアウト。8:55桜三里PAで一服して新居浜ICで降りて

9:42マイントピア別子に到着。足尾、日立と並ぶ日本三大銅山の一つ別子銅山。1930年から1973年に採鉱本部のあったエリアが道の駅のある端出場(はでば)。1916年から1930年に採鉱本部のあったエリアが東平(とうなる)。自家用車でも行けますが対向車が来たらおしまいなので、ツアー(1,800円/約2時間)を利用しました。

11時からバスで東平へ向かいます。社宅のあった土地の凄いこと。昨日行った遊子水荷浦の段畑を超える無茶っぷり。

東平エリアはかなり高地かつ奥地です。それでもそこに5,000人規模の人が暮らしていたというのですから、過疎地が問題とされる昨今、町とは何かの答えを感じられます。私の中で銅山と鉱山の区別が付いていないのですが、洞窟を掘るという事は分かりました。

ただこれほどの規模を誰が想像できるでしょうか。私が思うに、これかなり死んでいますよね。オフィスワークの人間には全く想像できない所業です。
端出場に戻って今日の予定は早くも終了。

昼食はその場で別子ししカツカレーを食べました。
13:22に出発し、新居浜ICからさぬき豊中ICへ。天空の鳥居と呼ばれる高屋(たかや)神社に向かいましたが、カーナビに意味不明な場所へ導かれました。加麻良神社のあたり?畑の間の細い道に導かれて困ったものです。
今度こそはと観音寺市高屋町2800の高屋神社を目指すと、海沿いの県道21号から東側の細い道へと導かれます。これもハズレ(本宮)。正解は観音寺市高屋町2730の高屋神社(下宮)だそうです。本宮へは下宮から40分ほどかけて歩くのだとか。下宮の駐車場が満車で、下手に待つと出るのも入るのも困難になりそうだったので、すぐに退散しました。父母ヶ浜と言い高屋神社と言い、満喫するには計画的に来ないといけないようです。
15:30、こんぴら温泉でチェックイン。早速外出。

琴電琴平駅と琴平駅を見て、金刀比羅宮を目指します。

駅前は何もありませんが参道はとても賑やか。黙々と785段の階段を登り16:17御本宮に到着。奥社まではこの倍あるようです。

参拝する習慣はないので下山。休まず歩き続け16:42宿に戻ってきました。

19時から夕飯を食べて外出。特に賑わう場所もなく、軽く周って帰還しました。

5/2(金)、4時に起きると外は雨。朝の散歩は出来ないものの入浴するには良い気温でした。
8時にチェックアウトして丸亀城に向かうも駐車場が分からず8:50に車を返却。徒歩で丸亀城へ向かいました。

天守は小さいものの城としては超素敵。

見渡す風景の中、存在感の出しているのは飯野山。
9:25丸亀駅に到着し、9:57発JR快速サンポート南風リレー号で高松へ向かいました。慣れないドライブから解放されて幸せです。10:32高松駅改札を出て荷物をコインロッカーへ。10:42発JR高徳線で栗林公園北口へ。

栗林公園、素晴らしすぎます。山を借景に、それは見事な景色だらけです。
11:50、栗林公園駅で高松琴平電気鉄道琴平線(ことでん)に乗車。高松築港で下車して昼食は岡じまでうどんを食べました。食後は史跡高松城跡玉藻公園へ。

天守台には日本唯一であろう鉄骨天守がありました。再建するのでしょうか。立派な披雲閣(ひうんかく)は工事の為か公開されておらず。

月見櫓は綺麗に残っていました。この先がもう瀬戸内海。ここまで海に面した城というのも珍しい。
高松駅に戻り、13:10発快速マリンライナー34号に乗車。14:02岡山に着き新幹線まで約2時間。疲れているので改札内で読書してました。喫煙所は上りも下りもホーム東側(新大阪側)。案内が皆無に等しいです。
15:52発ののぞみ170号に乗り、名古屋でひかり658号に乗り換え。各地に大雨をもたらしている雨雲を追いかけるように新幹線が東へ向かいます。藤枝の辺りで雨雲に追いついた筈が、雨の気配は無し。西から陽が差すも目の前の雲に遮られて空の色が分かれていました。富士の辺りでは分厚い雲に覆われながらも富士山は山頂近くまで見えていました。
18:38小田原に到着。ほとんどの人が下車し、県西民はこんなに出かけるものかと思いましたが、次が新横浜ですから県央民が大半でしょう。
そんな小田原駅は多くの人が立ち往生。道路が冠水するほどの大雨で東海道線のダイヤは大幅に乱れています。小田原-熱海間の運行再開は見通し立たず。とりあえず停車していた電車に乗ったら18:50に出発。個人的には予定通りの発車でしたが、徐行運転により3分遅れて19:00国府津に到着。雨雲は東に流れていますので前の方も詰まっているのでしょう。国府津に着いた頃には雨も止んでおり私は幸運に恵まれました。

こうして終わりを告げた4泊5日の四国旅行。四国4県ですから4泊したのですが私は長くて3泊4日が限界です。誰も待ってはいなくても我が家が恋しくなってしまいます。

2025年3月16日日曜日

雪舞う河口湖

わしの若い頃、ドライブするなら富士五湖か伊豆半島ってなもんで都内より身近に感じる河口湖。じゃが身近に感じているのはわしだけで、それは遠い存在だったのじゃ。

12:50国府津発の御殿場線に乗り、14:15御殿場駅発の富士急モビリティに乗り換え。天気予報通り山中湖が近づくにつれ雪が降ってきました。雪のせいか週末のせいかバスは10分ほど遅延。

15:45頃、河口湖駅の一つ手前赤坂BSで下車。観光目的ではないのですぐさまチェックインしました。この頃の私は「明日には雪積もるかな?」と純でした。

3/16(日)、5時前に目覚めたので近所のコンビニまで散歩。想像以上の積雪。

車で来た人達は帰れるのでしょうか?私は公共交通機関ですから他人事です。
朝食を食べて8時前にチェックアウト。雪の忍野八海でも見ようと早めに発ちました。

8:03赤坂BS発の富士急モビリティに乗ろうとしたところ、山中湖までしか行かない事を告げられました。篭坂峠は越えられないと。忍野八海は行けますが、通りすがりではなくなったので中止。そうなると帰る手段は鉄道しかありません。南下すれば遠くないのに、グルリと回る億劫さ。今回の旅程、それを楽しむ案も一時は考えたので、面倒だけど受け入れられました。午後まで待てば状況も変わったかもしれませんが、早く帰りたいですし。

8:28富士急ハイランド発の富士急行線に乗車。寒い!高いくせに寒い!ローカル線の辛いとこかと思っていたら、私の乗っていた車両だけ暖房が効いていないと東桂でアナウンス。隣の車両は程良く暖かかったです。

JR中央本線が遅延していたので大月で一服したものの、前の電車も遅延していてむしろ丁度良い。急いで駅に戻りトイレも済ませ、9:38発の電車に乗車。読書をしていて高尾の手前で顔を上げると雪景色なんて欠片もない。どこから雨になっていたのやら。旅行気分もスッカリ消え失せ、ただ家を目指すのみ。10:21高尾発、八王子、横浜で乗り換え12:05平塚で下車。買い物をして13時前には帰宅できました。
だいぶ遠回りになりましたが、無事に帰ってこれた事に満足です。