2017年5月3日水曜日

湘南ってどこさ?

神奈川県という土地は、33の市町村、市区町村で言えば58の地域から成り立っています。そんな中で「湘南」って地域はどこなのさ?というのが始まりです。
神奈川県としての地域割りは上図の6地区になります。
自動車のナンバーだと上図の4地区に分かれます。さすがにこの「湘南」は無理があります。県西地区の人間にとって湘南ナンバーを使えるのは嬉しい事ですが、かといって湘南住まいだと言ってしまうのは恥ずべき行為です。埼玉や千葉の人間が都民を名乗るようなものです。
ゴチャゴチャしているので、川崎市・横浜市・相模原市の各区は纏めました。
それでは湘南ですが、茅ヶ崎市と藤沢市は確実に入ります。ここを漏らすと五月蝿いです。中には相模川から西を湘南と認識しない方もいるようですので、この2つの市は忘れずに湘南としましょう。
歴史的に「湘南発祥の地」は大磯町らしいです。なので相模川で切ってしまう方々は無知で傲慢な人間にすぎません。
大磯町が入るなら、その間の平塚市も入ります。
秦野市と伊勢原市には海がありませんので、湘南のイメージには相応しくありません。同じく海のない寒川町ですが、あそこは茅ヶ崎市みたいなもんですから入れておきましょう。
そして最後に残った二宮町。大磯町よりも西の二宮町。
ひじょうに悩むところですが、町の公式HPで「湘南 二宮町」と謳っていやがるので入れるしかありません。海に面してさえ入れば、あとは言ったもの勝ちです。
過去に案があった湘南市の構想でも二宮町は含まれていたようですので、「湘南」とはこの3市3町を指すのでしょう。
行き場を失った秦野市と伊勢原市はどうすれば良いでしょうか?
とりあえず中井町を仲間に入れてあげましょう。2005年に撤廃された神奈川県立高等学校の学区で言えば、中井町は平塚や秦野と一緒でしたので。
それでもまだ狭いので、丹沢地区という見方で山北町と松田町を差し上げましょう。何?要らない?ごもっともです。
贅沢を言うならば、厚木市の属国になってもらいましょう。相模川を挟む厚木市と海老名市の間に確執があるかは知りませんが、ここは厚木市にリーダーになってもらわないと成り立ちません。
良い感じに地域分けが出来ました。折角なので、何の捻りも無い地域名も付けときます。人口の振り分けもそれなりに出来ていると思います。
ぶふぉっ!
西湘地区ってこんなに少ないの?厚木エリアから厚木市を引いてもトントンぐらいなんですけど。県西地区の2市8町で合併案を纏めようとしているのも頷けます。これで私が引っ越してしまったら、さらに一世帯が減ってしまうわけです。一世帯と言っても一人ですが...。

こうして纏めてみると自分の知らない神奈川県が見えました。神奈川県の中でさえ、これだけの偏りが生じているのです。範囲を広げて首都圏でやったら、自分の住んでいる地域がどの程度か見れて楽しそうです。でもそれは手間がかかりすぎてやりませんけど。

ついでに、神奈川県の各市町村章を纏めてみました。なかなかカッコいいのが揃っています。
悔しいけど、藤沢市、茅ヶ崎市、寒川市はカッコいい形をしています。海老名市なんて秘密結社みたいです。大和市、箱根町、小田原市、山北町も、パッと見でイメージが湧くのは良いですね。あるべき形です。そんな秀作揃いの中に厚木市みたいのがいると、これはこれで斬新で嫌いではないです。
興味が湧いて全国を見渡してみようと思いましたが、北海道が多すぎて早くもお腹いっぱいです。

「図典 日本の市町村章」でも買ってノンビリ眺めたいところですが、8,000円出すほど興味は湧いてません。

ちなみに、上図を作るにあたり手間がかかったのが各章のベクタ画像を集める事です。ほとんどはWikipediaにsvg形式のファイルが置いてあるので困らないのですが、Wikipediaに無いのが4町。真鶴町、大井町、二宮町、葉山町の4町です。
真鶴町は広報のPDFから拾うことができますが、他の3町はそうもいきません。市クラスでも広報や議会だよりに市町村章が載っている事だってマチマチなのですから、町クラスでは「ベクタ形式」の存在すら把握している方がいるかも怪しいです。知識のある若者が入ってきたとしても、「画像あるよ。」と自信満々でラスタ形式の画像を渡されて終わってしまう事でしょう。しかも低画質の。
ですので今回は自分でトレースしました。大井町と二宮町はコツコツとトレース、葉山町はメンドイのでライブトレース。他に誰が使う訳でもないので、多少の誤差は目を瞑ります。

以上。我ながら暇なGWを過ごしているものだと呆れます。

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