2015年4月3日金曜日

庵野と樋口と日本のゴジラ

2016年公開予定の「ゴジラ」は、脚本・総監督が庵野秀明、監督・特技監督が樋口真嗣だと言う。これに落胆する層もいるようだが、私としては期待大だ。

最初に断っておくと、私は歴代ゴジラ作品を10本も観ていない。幼少期は「ガメラ」を観て育ち、大人になるまで怪獣映画から離れ、「平成ガメラ」で衝撃を受けた。故にゴジラよりガメラ。そして、その傑作を作り出した樋口真嗣である。なのでゴジラを語るには値しないだろうが、そこは言論の自由である。

2004年の「ゴジラ FINAL WARS」。監督は北村龍平、そして最終作という事で、大いに期待して劇場へ行った。そして寝た。人間のアクションなんて求めていなかったからだ。
それから10年。その技術と迫力がCMから大いに伝わってきたハリウッド版「GODZILLA」。それはそれは期待して劇場へ行ったものだがクソだった。CGを綺麗に見せる為か、けっこう多い夜のシーン。ゴジラの全身像を拝めるのも、かなり後。そして何より、正義のゴジラに興醒め。名作「パシフィック・リム」の後だけに、落胆しまくりである。

やはり「ゴジラ」は日本が作るべきだ。しかし「パシフィック・リム」に勝る怪獣映画など作れる訳がない。あるとすれば...
と私が一縷の望みを託していたのが樋口真嗣である。さらにそこに庵野秀明が加わってきたのだ。なんとも嬉しい話ではないか。
理解不能なストーリー、ウジウジしたゴジラ、そもそも「エヴァ」の続きを作れ。そんな懸念もあるようだが、そういう負の庵野秀明ではなく、「トップ」や「破」で見せた陽の庵野秀明に私は期待しているのだ。
「エヴァ」の続きは...もう適当で良い。既に待つ気は失せているので。忘れた頃に続きをやって、後10年以内に完結してくれれば良い方だ。

個人的には期待している新作「ゴジラ」。2016年夏、この映画を観るまでは死ぬ事のないように注意して生活しよう。

0 件のコメント:

コメントを投稿