2016年1月1日金曜日

大山からの初日の出'16

5年ぶりに大山からの初日の出を拝もうと、1:20に家を出発。大晦日の夜は小田急が臨時列車を出してくれているので、実に助かる。富水駅発は2:11。1:45に駅に着いてしまったが、1月にしては寒くない夜だった。

伊勢原に2:38に到着し、バスの出発は2:50。5年前の記憶と比べると乗客は少なかった。
ケーブルカーも24時間運行しており、3:40に乗車。一度目で乗れたので、やはり人は少なく感じる。
ケーブルカーの勾配が急な事に気付いてはいたが、先頭で目の当たりにしてみると何気に怖かった。何かの拍子で車両が自由になってしまった途端、ケーブルカーは一瞬にして巨大な棺桶と化してしまう。そのネガティブな発想故にジェットコースターも苦手だ。でも飛行機は平気。
 日の出が7時前だとして、汗をかかないペースで登って5時半に山頂に着けば丁度良いだろう。そんな計画で4時に下社を出発。
いるわいるわ、登り方を知らない若者たちが。急いで登って疲れたところで休憩入れて、なんてやっていたら体を冷やすだけだ。ペースと衣服で適度な体温調整、これこそが賢い大人の登り方。
そう言いつつも、5:10には山頂に着いた。かなり遅く登ったつもりなのに、普段と10分しか変わらないってどういう事か。
山頂だけで無く見晴台にも意外と人がいて、取れた場所はけっこう東側になってしまった。
真横には寒そうに丸まっている若者がいた。こんなのを気にしていたらキリがない。温かいココアを飲み、湯を沸かして蕎麦と汁粉を食べる。老若男女問わず、山を知らない人は全てにおいて装備が甘い。この優越感を味わうための、元旦の大山なのだ。
初日の出は無事に拝めた。陽が登ってしまえば皆退散。私もノンビリ片付けをし、2組ほど写真を撮ってあげた。無知を嘲笑う嫌な独身男性ではあるが、写真を撮ってあげるのは好きだ。ファインダー越しに人々の笑顔を覗くのが好きなのだ。なんてわけはなく、自分が必要とされているのが嬉しいだけだ。

7:13に山頂を発ち、様子を見ながら追い越しまくって8:06に下社に到着。しかしケーブルカーが混んでおり、歩いて下山したいところだが往復きっぷを買っていたので、延々と待った。
8:50にケーブルカーに乗車。何処に寄るわけでもなく真っ直ぐ帰ったら、11時前には帰宅できた。

初日の出だけに目的を絞り、本坂ピストンに絞った大山登山。ネクタイ尾根を下りて広沢寺温泉に寄るコースも考えたが、それはまた荷物の軽い時にした。

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