2017年9月24日日曜日

消えゆく山々

2011年1月、相州アルプスを縦走した時の事、南端の(荻野)鷹取山から、削られた山の姿を目の当たりにしました。
下山すると、山の形が変わってしまった事を訴える張り紙があり、ハイカーとしては同じ気持ちになるものの、この近代文明の中で生きている以上、採掘を否定はできないもどかしさがありました。

同じ神奈川県内でも県央なら他人事。しかし、同じ県西地区の中井町にもある事を知った時は、恐ろしさすら感じました。
とはいえ無力な事に変わりなし。何も出来ないならば理屈ではなく感情に従います。

採掘場ってカッコいい!

そう思ったら今にも生で見に行きたいところです。もっと身近に無いのか?合法的に見れる場所は無いのか?
秦野市南部で一箇所発見。
ここなら歩いてアクセス出来そうです。
横須賀市にも似た様な場所を発見しましたが、
これは多分違うもの。山頂部を思いっきり削っています。一体何が出来るのでしょうか。
身近なところで南足柄市、矢倉岳の裏手にありました。ゴルフ場のさらに奥という立地。何か後ろめたい事があるのではないかと勘ぐってしまう程、奥ばっています。
これは流石に生で見れそうにありません。この時点で採掘場ツアーは断念しました。Google Earth様様です。
南足柄の採掘場より少し南下したところ。箱根から御殿場へ下りてくる道沿いにもありました。
ここはとてもアクセスし易そう。

伊豆半島となると山だらけ。
通りがけに見かけた事があるだけに、中伊豆、西伊豆にはチラホラあります。
どっこい東伊豆には無いのが不思議な感じ。早川から下田まで東側の山々を南下してみましたが、それっぽい場所は見当たりませんでした。
伊豆の国市で見つけた採掘場。掘るだけ掘ったらソーラーパネルを敷き詰めるのがトレンドっぽいです。
こちらは房総半島、君津市の巨大採石場。池があると別世界感が一層増します。
ザッと見たところ関東圏ではここが最大かと思いましたが、
栃木県の佐野市はさらにデカイ!
奥の部分に絞ってみました。
この辺なんて、ここまでやったら真ん中の山も削っちまえよ!と言いたくなります。
そうですね。栃木県と言えば栃木市に岩舟山「いつもの採石場」があるではないですか。採石場の聖地みたいなもんです。

感情に任せて書いてきましたが、山が削られるというのはやはり微妙な気持ちです。
秩父の武甲山を初めて見た時、その異質さに魅力を感じました。一方、近代文明の対価を実感したのも事実です。
仕方がない、でもこのままでは良くない。私に言えるのはその程度。

0 件のコメント:

コメントを投稿