かなりお腹が空いていたのも理由の一つかもしれない。サルボ展望台とか、もうどうでも良く、空腹を満たすため釧路市街へと戻り和商市場へと向かった。
新鮮な魚介類が集まる和商市場。ここでは朝8時から勝手丼という物が食べられる。惣菜屋で御飯(酢飯)を買い、あとは市場で好きな具を買って乗せて行くだけ。普通なら複数の店を渡り歩くのかもしれないが、私は面倒なので一つの店で留めた。ウニ、イクラ、大トロ、ホタテ、サーモン、イカ、これだけ乗せて2,070円(御飯、味噌汁含む)。一切れ380円の大トロを2切れ乗せたのが効いている。
先月の秋田に続き今月も新鮮な魚介類を食べてしまい、流石に両親に申し訳ないので、ウニを一箱送ってやった。私の旅は私自身の為にあるので、基本的に土産という発想は持ち合わせていないのだが、この北海道の空気が私の心を広くしているのかもしれない。
根室までの道のりは遠く、運転も退屈になってきたので、道の駅"厚岸グルメパーク"で一休みした。厚岸大橋を挟んで厚岸湖と厚岸湾が見える。素敵な景色だ。
ここの名物は炙り焼きらしいが、流石に食後間もないので何も口にせず退散した。
根室までの道中、何度か睡魔に襲われた。休もうと決めると駐車場が見当たらないのは哀しい事だが、根室市に突入して間もなく駐車場を発見したので、10分ほど目を休めた。
根室市街から20kmの場所にある納沙布(ノサップ)岬。そんな最果ての地でも人々は生活している。北方領土を取り戻そうと戦う人々。尊敬に値する逞しさである。
12時10分、空が曇っているせいで、最果て感がさらに際立っていた。哀愁の漂う土地、ここに来る観光客は、何を背負って帰るのだろう。
オホーツク・ラーメンとやらを食べて帰ろうと思ったが、道の駅"スワン44ねむろ"のエスカロップが気になっていたので食べずに退散。
トドワラ、そして開陽台へ行くことを考えると、時間的にも心配だったので、結局"スワン44ねむろ"にも寄らずに先へと急いだ。
野付半島が見えてくるにつれ、空が明るくなってきた。"木の墓場"トドワラに行こうというのに、曇天では雰囲気が増してしまうではないか。
野付半島に入ってから15km程でトドワラに着く。14時40分、そこで見た光景は私の予想を大きく覆した。そこに待っていたのは、綺麗な建物の野付半島ネイチャーセンター。「オホーツクに消ゆ」で見た光景とは大きく違う。それもそのはず、ここから原生花の咲く遊歩道を30分ほど歩かなければ、"木の墓場"と例えられた場所には辿り着けないのだ。
咲くものは咲き、枯れるものは枯れる。誰が手を出すわけでもなく、自然と種族が移り変わる世界。そんな世界を素晴らしく感じたいところだが、開陽台の事を考えるとそうもいかず、片方壊れたサンダルで来たことを後悔しながら、急ぎ足で歩く。
ようやく着いたそこには、枯れ果てた木々が立っていた。まさに"木の墓場"。こんなところで自殺しようとした野村真紀子は、なんとも迷惑な女である。せめて車でアクセスできるところにすれば良かったものの。
新鮮な魚介類が集まる和商市場。ここでは朝8時から勝手丼という物が食べられる。惣菜屋で御飯(酢飯)を買い、あとは市場で好きな具を買って乗せて行くだけ。普通なら複数の店を渡り歩くのかもしれないが、私は面倒なので一つの店で留めた。ウニ、イクラ、大トロ、ホタテ、サーモン、イカ、これだけ乗せて2,070円(御飯、味噌汁含む)。一切れ380円の大トロを2切れ乗せたのが効いている。
先月の秋田に続き今月も新鮮な魚介類を食べてしまい、流石に両親に申し訳ないので、ウニを一箱送ってやった。私の旅は私自身の為にあるので、基本的に土産という発想は持ち合わせていないのだが、この北海道の空気が私の心を広くしているのかもしれない。
根室までの道のりは遠く、運転も退屈になってきたので、道の駅"厚岸グルメパーク"で一休みした。厚岸大橋を挟んで厚岸湖と厚岸湾が見える。素敵な景色だ。
ここの名物は炙り焼きらしいが、流石に食後間もないので何も口にせず退散した。
根室までの道中、何度か睡魔に襲われた。休もうと決めると駐車場が見当たらないのは哀しい事だが、根室市に突入して間もなく駐車場を発見したので、10分ほど目を休めた。
根室市街から20kmの場所にある納沙布(ノサップ)岬。そんな最果ての地でも人々は生活している。北方領土を取り戻そうと戦う人々。尊敬に値する逞しさである。
12時10分、空が曇っているせいで、最果て感がさらに際立っていた。哀愁の漂う土地、ここに来る観光客は、何を背負って帰るのだろう。
オホーツク・ラーメンとやらを食べて帰ろうと思ったが、道の駅"スワン44ねむろ"のエスカロップが気になっていたので食べずに退散。
トドワラ、そして開陽台へ行くことを考えると、時間的にも心配だったので、結局"スワン44ねむろ"にも寄らずに先へと急いだ。
野付半島が見えてくるにつれ、空が明るくなってきた。"木の墓場"トドワラに行こうというのに、曇天では雰囲気が増してしまうではないか。
野付半島に入ってから15km程でトドワラに着く。14時40分、そこで見た光景は私の予想を大きく覆した。そこに待っていたのは、綺麗な建物の野付半島ネイチャーセンター。「オホーツクに消ゆ」で見た光景とは大きく違う。それもそのはず、ここから原生花の咲く遊歩道を30分ほど歩かなければ、"木の墓場"と例えられた場所には辿り着けないのだ。
咲くものは咲き、枯れるものは枯れる。誰が手を出すわけでもなく、自然と種族が移り変わる世界。そんな世界を素晴らしく感じたいところだが、開陽台の事を考えるとそうもいかず、片方壊れたサンダルで来たことを後悔しながら、急ぎ足で歩く。
ようやく着いたそこには、枯れ果てた木々が立っていた。まさに"木の墓場"。こんなところで自殺しようとした野村真紀子は、なんとも迷惑な女である。せめて車でアクセスできるところにすれば良かったものの。
海へ向かって木の橋が掛けられている中、途中に一箇所だけ"トド橋"という石橋があった。何故そこだけ石なのかは分からなかったが、とりあえず渡り、オホーツク海の水に触れ、そそくさと駐車場へと戻った。
野付半島ネイチャーセンターへと戻る途中、中学生くらいの娘と両親らしき人たちが歩いてきた。娘のスカートは膝丈ぐらい。それでも、トドワラ先端の風力にかかれば怪しいものである。そんな期待を胸に引き返そうか、開陽台へと急ぐべきか悩んだが、そこで引き返せる程の勇気(?)はなく、15時40分、トドワラを後にした。
ナラワラに立ち寄った後、野付半島をさらに北上していると、雲の合間から光が差し込んでいた。私が何よりも好きな光景。今回お世話になっているマーチをセットに写真を撮り、開陽台へと向かった。
開陽台へと向かう途中で見かけた中標津にあるファミリーレストラン「ビッグパパ」で夕食を摂った。牛乳ラーメンを食べたかったのだが、この食事は本日最後の食事。今日の疲れを癒すため、明日の朝まで保たすため、結局ハンバーグを選んでしまった。味に五月蝿い人間ではないので良く分からないけど、まぁ普通かと。
マクドで無線LANが使えないかと、東武サウスヒルズへと向かった。会員登録が必要だった事を知らなかった私は当然無線LANを使えず、モールの中だけに煙草も吸えない。しかし、ウォッシュレット付きの綺麗なトイレ、明るい場所でコーヒーを飲みながらPCの使用。昨日の釧路グランドホテルより快適である。
羅臼へと向かう途中、いくつかの町を通った。まだ20時前後にも関わらず、街は眠りに就こうとしていた。北海道に限った事ではなく田舎なら普通なのだが、「夜になれば街も人も寝る」という当たり前の事に感動できる。人が眠らないから街が眠らない。ならば、街を眠らせる事で人も眠らせて頂きたいものである。
20時50分、道の駅"知床・らうす"に到着。知床半島で車中泊など、実は不安でいっぱいだったが、そこは観光地にしてこの時期。駐車場には多くの車が停まり、車中泊と思われる方々がゴロゴロ居た。トイレで歯を磨けば他に出来る事はない。明日に備えてただ寝るだけだ。
そう思ったが、一向に寝付けない。知らない土地で初めての車中泊、それだけ緊張しているということか。体の力を抜き心を無にして寝ようと試みるが、雑念が邪魔をする。この自慰を出来ない環境なだけに、余計に興奮する。iPhoneでダラダラと遊び、多分0時過ぎぐらいに寝たのだろう。
この日の走行距離は476km。累計で846kmである。
野付半島ネイチャーセンターへと戻る途中、中学生くらいの娘と両親らしき人たちが歩いてきた。娘のスカートは膝丈ぐらい。それでも、トドワラ先端の風力にかかれば怪しいものである。そんな期待を胸に引き返そうか、開陽台へと急ぐべきか悩んだが、そこで引き返せる程の勇気(?)はなく、15時40分、トドワラを後にした。
ナラワラに立ち寄った後、野付半島をさらに北上していると、雲の合間から光が差し込んでいた。私が何よりも好きな光景。今回お世話になっているマーチをセットに写真を撮り、開陽台へと向かった。
地球の丸さが視認できるという360度パノラマ展望台を持つ開陽台。言うだけあって素晴らしい光景だ。ただ残念なのは、野付半島ではあんなに良い天気だったのに、内陸へ進むにつれて雲に覆われてしまって事だ。それでも充分な展望は得られる。しかし、これが晴れなら時刻的に日没も拝めただろう。暗くなるのを待って星を眺めるのも良い。それらが約束されるなら、是非とも再び訪れたい場所だった。
開陽台へと向かう途中で見かけた中標津にあるファミリーレストラン「ビッグパパ」で夕食を摂った。牛乳ラーメンを食べたかったのだが、この食事は本日最後の食事。今日の疲れを癒すため、明日の朝まで保たすため、結局ハンバーグを選んでしまった。味に五月蝿い人間ではないので良く分からないけど、まぁ普通かと。
マクドで無線LANが使えないかと、東武サウスヒルズへと向かった。会員登録が必要だった事を知らなかった私は当然無線LANを使えず、モールの中だけに煙草も吸えない。しかし、ウォッシュレット付きの綺麗なトイレ、明るい場所でコーヒーを飲みながらPCの使用。昨日の釧路グランドホテルより快適である。
羅臼へと向かう途中、いくつかの町を通った。まだ20時前後にも関わらず、街は眠りに就こうとしていた。北海道に限った事ではなく田舎なら普通なのだが、「夜になれば街も人も寝る」という当たり前の事に感動できる。人が眠らないから街が眠らない。ならば、街を眠らせる事で人も眠らせて頂きたいものである。
20時50分、道の駅"知床・らうす"に到着。知床半島で車中泊など、実は不安でいっぱいだったが、そこは観光地にしてこの時期。駐車場には多くの車が停まり、車中泊と思われる方々がゴロゴロ居た。トイレで歯を磨けば他に出来る事はない。明日に備えてただ寝るだけだ。
そう思ったが、一向に寝付けない。知らない土地で初めての車中泊、それだけ緊張しているということか。体の力を抜き心を無にして寝ようと試みるが、雑念が邪魔をする。この自慰を出来ない環境なだけに、余計に興奮する。iPhoneでダラダラと遊び、多分0時過ぎぐらいに寝たのだろう。
この日の走行距離は476km。累計で846kmである。
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