2015年11月21日土曜日

明神ヶ岳とパンのみみ

箱根の堂ヶ島渓谷遊歩道へ紅葉を見に行きたくて、明神ヶ岳を越えることにした。道了尊から明神ヶ岳を越え、宮城野の「ぱんのみみ」でパングラタンを食べるところまでは2014年1月と同じコース。昨年はそこから彫刻の森へ行ったのだが、今回は堂ヶ島渓谷遊歩道へ行くわけだ。

小田原7時発の大雄山線に乗り大雄山駅へ。道了尊行きのバスは7:48が始発なので、小田原7:24発でもギリギリ間に合う。これは昨年実証済み。
のんびり朝食を食べながらバスを待つ。大雄山駅の金太郎の髪型がオカッパじゃない事に今更気付いた。だがどうでも良い事だ。
 道了尊に着き紅葉を堪能しようとするも、この時間では陽が差してないのは知っていた。8:06には登山道に突入である。
 山登りらしい山登りは7月以来。だのに早めのペースで登る私。8:38には見晴し小屋に着き一服。願わくば10時半には「ぱんのみみ」に着きたいのだが、運動をサボっていた私が昨年のタイムを塗り替えられる理由がない。
 道中の見晴らしが良いうえに、金時山ほど混んでいないので、私の好きなコース。
 他の登山客を追い越しまくる私のペースに、道了尊から追いついてきている単独登山女子がいた。言い改めると、可愛い単独登山女子がいた。
内気なうえに変態の私は知らない異性には極力接しないように心掛けているのだが、さすがに素っ気ないと思い話しかけてみた。ある意味、これが本日のピークとも言える。しかし折角の単独山行。その気楽さを邪魔しすぎるのも難なので、話し掛けるのも程々にし、途中から再び自分の単独山行に集中した。Twitterで「明神ヶ岳 くさい」や「明神ヶ岳 キモい」と検索した時、私の後ろ姿が出てきたらショックではないか。
 9:50頃には山頂に到着。富士山が見えて絶景である。
 山頂には子猫がいた。どこから来た、子猫。何をして生きる、子猫。ニャーニャー鳴いてエサを欲しているようで、私の手持ちはチョコしかない。しかもこいつ、他の登山客からエサをもらっている筈だ。こんな不便なところで可哀想...と同情したが、意外と良い場所なのかもしれない。子猫のクセにずる賢い!
あぁ...でも食料ばかりで水分を貰えていないのかも...。お茶を分けてやるべきだった...。
 10:00に山頂を出発し、平坦な場所は軽く走るも、下りは普通に歩いた。雨の後で緩んでいたので、いつ転んでもおかしくない。
 11時に「ぱんのみみ」に到着。11時開店なのに店内は満員。外にも待機客が多数。店内の帳簿に名前を書いて待つしかない。前回は40分ほど待った。客の回転するタイミングが大きく変わることはないので、気長に待っていたら11:47に入店できた。
 これこれ。明神ヶ岳の後にはこのパングラタンである。この炭水化物の塊を一皿食べればたらふくである。
 歩道のない国道138号を1kmほど下る。
 「木賀温泉入り口」のバス停付近から堂ヶ島渓谷遊歩道へと入る。別名、チェンバレンの散歩道と言うらしい。
 いきなり廃屋が出迎えてくれた!紅葉と廃屋、素敵な組み合わせ。
 下りきると吊り橋があった。なかなか良い雰囲気である。
しかし、ここから先が退屈。遊歩道と言うより普通の山道。ハイキング慣れしている人には何の新鮮さも無い光景。
 1.5kmの遊歩道。もう一度早川を渡って、後は国道1号へ向けて登るのみ。紅葉は残っていたものの、1週遅かったかも。
13:23、宮ノ下駅に到着。駅前には足湯付のカフェがあり、多くの客が利用していた。富士屋ホテルもある宮ノ下。私には地元感の強い箱根だが、まだまだ未知の楽しみ方があるのだろう。

小田原について寂れたデパート巡りをした。まずはナック。店舗エリアは2Fまでに縮小してしまったものの、1階のカフェは悪くない雰囲気である。2階は「小田原プレミアムアウトレット」などと名乗っていたので上ってみたら、期待をしていなかった筈なのにガックリした。アウトレット品には間違いなさそうだが、プレミアムかは疑問である。
続いての残念デパートはEPO。ナック同様、入った瞬間不安になる暗さ。かの無印良品ですら、この店舗は情緒不安定にさせてくれる。
生まれ変わった小田原地下街HaRuNeは、成功と呼べる雰囲気を維持していた。しかし喫煙所は違う。2つの灰皿がポツンと照らされた空間は、喫煙者を見世物のごとく演出してくれた。

以上。明神ヶ岳〜ぱんのみみ〜堂ヶ島渓谷遊歩道。女性受けしそうなコースだと私は思う。

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