2018年7月3日火曜日

平日の奥多摩・川苔山

W杯 日本vsベルギー戦が佳境を迎えた頃、私はそれと全く関係なく4:37 国府津発の始発電車に乗り込んだ。週末は雨が降るそうなので、いざ奥多摩!である。社畜どもが東へ南へと通勤する中、私が進むのは逆方向。しかも余裕で座れる。平日の登山は優越感のオマケ付きである。
工事の遅れにより藤沢駅で予想外の停車。運転再開は5時半の予定と言うが、それでは奥多摩のバスに間に合わない。これは中止にする口実が出来たぞ、と思ったものの、結局は10分ほどの遅れで済んだため、青海駅でキャッチアップできた。
8:03、奥多摩駅に到着。そして8:10発 鍾乳洞行きのバスに乗り込む。
8:24、川乗橋BSに到着し、一服して出発。平日にも関わらず意外と人がいるものである。
ゲートをくぐると、早くも別世界。素晴らしい渓流だ。
林道をひたすら歩いて、9:03に細倉橋に到着。トイレが使えなかったので、休まず先へ。
細倉橋から始まる登山道は、渓流沿いのとても気持ちが良い道だった。この季節も良い雰囲気だが、秋は尚素晴らしいことだろう。
9:44、百尋の滝に到着。グレートな滝である。見とれに見とれて9:58に出発。
既に400mぐらい登っているのだろうが、さらに500m登らないといけない。心が折れそうだったが、標高と距離を稼ぐ箇所がハッキリ分かれていて辛くはなかった。
沢を越えて間も無く、分岐に着いた。遠回りではあるが、足毛岩の肩へと向かう。
10:41、足毛岩の肩を通過。ここから傾斜がキツくなる。さらには急登が待っている。二度目の急登を登れば山頂かと思い、11時着を目指すも残念。山頂はもう一息先だった。
11:03、川苔山山頂に到着。
見えるのは山だけ。一服して11:11に出発。
帰りは歩き易い道が続く。「岩場」の表記に釣られて大ダワを目指すが、多分これは失敗。岩場ではあるが、砂で滑り易いだけの急勾配なので、ストレスが溜まるだけだった。
目の前には瘤高山と本仁田山が見える。あれらを越えれば奥多摩駅に戻れるが、水平距離こそ短いものの標高差が辛そうだ。
11:54、大ダワを通過。鳩ノ巣駅まで4.4km。傾斜が緩いので、どんどん距離を稼げる。
12:26、大根ノ山ノ神で12:33まで休憩。この調子なら13時には鳩ノ巣駅に着くだろうと思ったが、ここからは傾斜のあるゴツゴツした普通の山道。スピードを出すことも出来ず淡々と下り、熊野神社に出た。
12:54、鳩ノ巣駅に到着。休憩して13:05、鳩ノ巣渓谷を歩きに出発。
鳩ノ巣小橋を渡って川沿いを歩くのだが、草がボーボー。
河原に出てテンションが少し上がったが、この後に登り階段が待っていた。
階段を上がると休憩所。でも通過。
白丸ダムの巡視道を歩く。螺旋階段が特徴的な白丸ダム。だけど今日は寄らず。
最後に少し階段を登って、数馬峡橋を渡って終了。案内板の示すがままに白丸駅を進むと、本当に合っているのか不安になる。
13:42、民家の脇から白丸駅のホームに到着。鳩ノ巣渓谷...百尋の滝へと続く渓谷を見た後だと、何の見応えも感じない遊歩道だった。
14:05の電車に乗って、青海、拝島、八王子、町田で乗り換える。藤沢駅で乗り換える頃には学生たちの帰宅時間に重なったようだった。
17時、国府津に到着。とにかく遠い奥多摩だが、座席の心配をしなくて済む分、平日に来るのが良いと感じた。

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